赤石岳・悪沢岳 〜お花畑と大展望／椹島からの周回路〜

2019年07月12日(金) ~ 2019年07月13日(土)

• GPS: 28:02
• 距離: 26.2km
• 登り: 2,998m
• 下り: 2,993m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:12
• 休憩: 0:10
• 合計: 7:22

距離 11.2km 登り 2,164m 下り 668m

8:38 椹島ロッジ
9:56 9:57 カンバ段
11:45 11:46 赤石小屋
12:24 富士見平
13:12 13:14 北沢源頭
14:02 赤石岳・小赤石岳間分岐
14:16 赤石岳
14:33 赤石岳・小赤石岳間分岐
14:44 小赤石岳
14:55 15:00 小赤石岳の肩
15:33 15:34 大聖寺平
16:00 荒川小屋

2日目

• 山行: 6:49
• 休憩: 0:13
• 合計: 7:02

距離 15.0km 登り 825m 下り 2,328m

5:37 荒川小屋
6:26 お花畑（荒川前岳南東斜面）
6:50 6:52 前岳
7:04 7:06 中岳
7:12 7:13 荒川中岳避難小屋
8:07 8:09 悪沢岳
8:28 8:29 丸山
9:01 9:02 千枚岳
9:24 9:25 千枚小屋
9:39 駒鳥池駐車場
9:45 9:46 駒鳥池
10:16 見晴岩
10:23 10:24 蕨段
11:25 11:26 小石下
12:30 滝見橋
12:38 椹島ロッジ
12:39 ゴール地点

天候

くもり時々ガス・強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

さいたま市の自宅を1:40発
入間IC〜新静岡IC間高速利用（清水PAで30分ほど休憩し、4:30OUT）
県道27号、189号、60号線を通って、井川経由で畑薙第1ダム6:30着
東海フォレスト送迎バス7:30発−椹島ロッジ8:30着
（'19シーズンは、7/12まではダムサイト発着（3往復/日)、7/13〜10/上は1.5kmほど下流の臨時駐車場発着(5往復/日)）

コース状況／危険箇所等

登山道は概ね明瞭で、要所にペンキなどの印あり。
赤石岳前後の北沢・ダマシ平周辺は不明瞭箇所もあるので、ガス発生時は要注意。
登山道に雪渓なし。
この区間の小屋（赤石、荒川、千枚）と清水平に水場あり。登山道から近く、この時期は水量豊富。
【椹島ロッジ〜富士見平】
急登ではないが標高差1500mを一気に登る。
標高2700mの富士見平までは樹林帯歩き。
途中の赤石小屋周辺で展望あり。
富士見平で森林限界を超え、一気に視界がひらける。
【富士見平〜北沢源頭】
北沢までのトラバース。
単管組の桟道をいくつか渡り、小さな沢を横断する。
危険個所はないが、雪渓が残っている時期は要注意。
【北沢源頭〜赤石小屋分岐】
沢沿いのガレ場を、細かい九十九折で直登する。
登りもきついが、下りで事故が多い（荒川小屋管理人情報）とのこと、要注意。
分岐手前のカール周辺はお花畑がきれい。
【赤石小屋分岐〜赤石岳】
風の通り道のため、稜線に出ると風が強い。
山道には雪渓なし。
ガスのため眺望不明。
【赤石岳〜大聖寺平】
小赤石岳を越え標高3000m付近までは稜線を緩やかに下る。
尾根から離れ大聖寺平方面に下る分岐点が不明瞭。稜線をそのまま進むと違う尾根に向かうので要注意。
大聖寺平まではガレた急坂。足元注意。
【大聖寺平〜荒川小屋】
ほとんど平坦なトラバース道。
荒川小屋正面に富士山臨む。
【荒川小屋〜中岳】
30分ほどのトラバース後、稜線まで標高差500mを急登。
【中岳〜悪沢岳〜丸山】
赤石岳、聖岳、中央アルプス、南アルプス、富士山を望む絶景の稜線歩き。
鞍部から悪沢岳山頂はガレ場の急登も、山道の周辺はお花畑で癒される。
【丸山〜千枚小屋〜椹島ロッジ】
千枚岳西側は岩場やハシゴあるも、手元足元注意して進めば危険個所なし。
椹島ロッジまでの山道は、勾配緩やかでダケカンバやシラビソ、ブナの林が気持ちいい。

その他周辺情報

山バッチは荒川小屋と椹島ロッジで購入。
椹島ロッジで13:00までシャワー利用可（500円）。

写真

7/12 7:32

今週は南アルプス南部の赤石岳、荒川岳にアタック。
静岡県の山深く、畑薙第1ダムのダムサイトに早朝着。
昨夜から降っていた雨はあがりました(^^)
駐車場のキャパは40台程度。

7/12 8:23

東海フォレストの送迎バスで1時間、椹島ロッジへ。
（フォレスト管理の山小屋利用者は往復送迎無料）
麓では太陽も顔を出しましたが、、

7/12 9:06

椹島ロッジ到着。
写真は発着場横のトイレ。

7/12 9:11

ロッジ内を通って林道へ戻る。
赤石・聖方面は左手すぐ。千枚岳方面は右に進んで10分ほどで大吊橋。

7/12 9:12

赤石岳の登山口は鉄の階段から

7/12 9:13

赤石小屋までは目安の標識あり

7/12 9:53

富士見平まで標高差1500m。
勾配はきつくないが、展望のない樹林帯のため精神力だけで登る。

7/12 10:27

赤石小屋までの中間地点。
薄日が差していますが、すっきりしない天気です

7/12 11:54

赤石岳の名前の由来、赤色の珪岩が目立つようになりました

7/12 11:39

歩荷返しと名の付く急坂区間を抜けると、もう少しで赤石小屋

7/12 12:16

黙々と登って3時間、赤石小屋に到着

7/12 12:28

ここからは聖岳方面が見えそうですが、本日は展望きかず

7/12 12:31

食事とトイレを済ませて赤石岳へ。
ここまで設定タイム通りですが、どこまで体力と精神力が続くでしょう、、

7/12 12:57

やっとお花が目立つようになってきました。
イワカガミ

7/12 12:57

アオノツガザクラ

7/12 12:58

標高2700m、森林限界超えました！
ハイマツ帯の先は、、雲

7/12 12:59

富士見平通過

7/12 13:16

富士見平から先は、北沢源頭までのトラバース。
桟道はしっかりしています。

7/12 13:34

いくつか沢の横断もありますが、雪渓がなく安心して通過できます

7/12 13:38

トラバースしてきた山の斜面を振り返る

7/12 13:41

北沢に取りつきました。
ここの左岸を直登します

7/12 13:43

ここの登りが全行程中で一番きつかったのですが、そこここに現れるお花畑に癒されました<(_ _)>

7/12 13:48

沢の下流側は笊ヶ岳方面でしょうか

7/12 14:14

延々と続くガレた山道。
この急登区間の通過に50分、後で写真を見ると40枚以上ありました。
1，2分登っては休み、の連続だったようです、、、

7/12 14:30

山頂よりうれしい稜線の分岐点に到着！！

7/12 14:31

体力使い果たしました。
ザックはデポして赤石岳へ

7/12 14:33

雪渓は稜線下に残っているだけ、山道にはありません

7/12 14:45

赤石岳到着！

7/12 14:47

晴れていれば360°の大展望。
本日は赤石避難小屋がやっと視認できました。
風も強く寒いので、すぐに下山します。

7/12 15:14

小赤石岳通過

7/12 15:17

振り返って赤石岳。
ガスの切れ間に少しだけ顔を出してくれました

7/12 15:18

小赤石岳から続く稜線ですが、そのまま進んではいけません。
私は、大聖寺平方面に降りる分岐点を見逃して戻る羽目に、、

7/12 16:02

なんとか登山道に戻り、大聖寺平。
ここから荒川小屋へはほぼ平坦。

7/12 16:06

斜面の中腹辺りをトラバースしていきます。

7/12 16:23

荒川小屋に無事到着

7/12 17:07

小屋の正面に富士山

7/12 17:41

荒川小屋と荒川岳方面

7/13 6:06

2日目。
ガスがかかってすっきりしません。

7/13 6:33

ガスの切れ間、朝焼けに浮かぶ富士山

7/13 7:16

標高差500mを登り切って稜線に出ました

7/13 7:20

5分ほどで前岳到着

7/13 7:34

分岐方面に戻って中岳。
前岳からは15分

7/13 7:38

中岳避難小屋。
この行程で初めて他の登山者と出会いました。
みなさんメジャーな千枚小屋経由で回られています

7/13 7:57

鞍部に下りきった辺りから、やっとガスが晴れてきました。
悪沢岳、立派な山容です！

7/13 8:01

南側の斜面

7/13 8:07

悪沢岳への登坂路周辺も、お花畑が広がっています

7/13 8:18

振り返って前岳、中岳方面。
きれいな稜線です

7/13 8:20

西側奥に中央アルプス

7/13 8:28

北側には塩見岳

7/13 8:31

その右側にはちょこんと尖がった甲斐駒、白峰三山がひろがる大絶景

7/13 8:31

昨日登った赤石岳

7/13 8:35

富士山

7/13 8:35

悪沢岳到着！

7/13 8:45

富士山を望みながら下山します

7/13 8:56

丸山周辺でライチョウ親子が食事していたとすれ違ったハイカーの方に情報頂きましたが、ガスが晴れたので？会うことは叶いませんでした

7/13 8:57

丸山通過

7/13 8:59

ここからは赤石岳、聖岳

7/13 9:00

双耳峰の笊ヶ岳の展望がいいです

7/13 9:12

その先の千枚岳

7/13 9:22

岩場が続きますが慎重に進めば危険個所はありません

7/13 9:28

千枚岳から振り返って荒川三山

7/13 9:29

千枚岳通過

7/13 9:36

来月は聖と光にアタック予定、楽しみです

7/13 9:44

千枚岳から千枚小屋へ。
ダケカンバのアーチ、秋にも訪れたいですね

7/13 9:53

千枚小屋通過

7/13 9:53

山道横に水場があります。
このルートの水場は、どこも山道から近く水量豊富です。

7/13 10:25

千枚小屋からは緩やかな勾配の道が続きます。
シラビソの林が気持ちいいです

7/13 11:15

清水平の水場
ここも山道のすぐ横

7/13 11:52

ブナの林

7/13 12:56

大吊橋を渡って椹島ロッジへ

7/13 13:09

椹島ロッジ到着。
こちらでシャワーを浴び、赤石岳の山バッチを購入しました

7/13 14:48

13:00発の送迎バスで畑薙第1ダムへ。
ダムサイトの駐車場は満杯。

天気も回復し、気持ちの良い山行を楽しむことができました。
縦走路も含め、他のルートも歩き尽くしたいです！

本日も無事の下山、ありがとうございました。

7/13 14:52

こちらが夏季臨時駐車場、キャパはかなりありそう

撮影機器：

NIKON D3100 NIKON CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 保険証 時計 サングラス タオル カメラ ツエルト アウター チェーンスパイク

感想

garikun

今週は南アルプスの赤石岳、悪沢岳へ。
かなり前から計画していた山行で、天候が悪化しない事だけを祈っておりました。
結果的には、雨にも降られず頂を踏み、展望も楽しむことができました。
（14日は塩見岳を計画していましたが、断念して帰宅）

南プスは、北アほど派手さはありませんが、歩きごたえがあり静かな山行が楽しめるので私好みの山域です。
重装備を担いで歩く気力や体力はないので、山小屋頼りでの縦走計画を立て、いろいろなルートを歩いてみたいですね。

コメント

minasuke375

素晴らしいです。
garikunさま
いつかは行ってみたい赤石岳、悪沢岳。
やはりステキな山、そして魅力あるルートですね。素晴らしいです。
いつもながら、細かいレポートは大変ありがたいです。いつか行く日のためにお気に入りとさせていただきます^_^

garikun

Re: 素晴らしいです。
minasuke375さま

コメントをいただき、ありがとうございます。
梅雨の合間の貴重な�狷泙雖燹�
赤石岳・悪沢岳ともに登るだけではなく、立派な山容を望むことができました。
アプローチが長く敬遠されがちですが、それだけの価値があるルートだと思います。
拙いレコですが、minasuke375さまの山行計画のお役に立てば幸いです。

garikun