長次郎谷より。3000m超え!?の剱岳+立山


- GPS
- 56:00
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 2,731m
- 下り
- 2,724m
コースタイム
※5月28日の内蔵助谷も小屋情報により回避し室堂に変更
■5月26日
7:00扇沢-アルペンルート-10:00室堂
別山乗越-剱沢幕営場(kotsさんはテント)
12:40雄山(お昼)-14:00大汝山-16:00別山-16:45剱御前小屋(他のメンバー)
■5月27日
3:00剱御前小屋-4:00剱沢幕営場-4:45長次郎谷出会-8:30長次郎のコル-9:20剱岳-11:10平蔵のコル(お昼)-14:00剱沢小屋
■5月28日
4:50剱沢小屋-6:20剱御前小屋-9:35室堂-アルペンルート-10:30扇沢
天候 | 1日目:晴れ、午後ガスる 2日目:晴れのち曇り、夜は雨 3日目:曇りのち雷・霰 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.alpen-route.com/access/fare/fare01.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
※天候によりコース状況(特に雪質)はかなり変わると思います。参考までに。 ■室堂〜立山三山、剱御前小舎 ・一ノ越までは、ツボ足だとザラメ雪に足がずぶずぶ埋もれて歩きにくい状態。スノーシューが快適。 ・一ノ越から雄山までは岩肌がでていました。アイゼン不要。 ・雄山から別山、剱御前小舎までは、道の状況に応じて適宜アイゼンつけ外し。凍結箇所もあるので要注意。 ・数か所、雪面に亀裂あり。普通に注意していれば問題ない程度。 ■剱御前小舎〜剱澤小屋〜長次郎谷出合 ・ずっと雪道。 ・雪が締まっていればアイゼンが効くが、溶けてザラメ状になった後であればスノーシューが良いです。 ■長次郎谷 ・雪崩れリスク回避のため、熊の岩は右から巻いて上にのぼってから左俣を進み長次郎のコルに出ました。 ・熊の岩(の上)からはアンザイレン。コンテで登りました。 ・雪質によってはかなり難儀することになると思います。 ■長次郎のコル〜剱岳〜平蔵のコル ・ここもコンテで進みました。 ・長次郎のコルからすぐの直登、雪はかなりついています。雪質によってはかなり難儀することになるのではと思います。亀裂箇所もあるので注意。 ・剱岳から(平蔵のコルへ)の下り、ナイフリッジのようになっていますが、道はしっかりしていました。 ・カニのヨコバイは岩、鎖ともにほとんど出ています。 ■平蔵谷 ・トレース多数。デプリも多数。歩行中に1回、表層雪崩に遭遇。 ・途中までコンテで進みました。 ・ザラメ状の雪で足がとられ、なかなか歩きづらい。 ■剱御前小舎〜雷鳥沢〜室堂 ・剱御前小舎から旗を目印に少々下ってから、ひたすら雪道をトラバース(ピッケル、アイゼン歩行)するルートをとったが、奥大日岳へ向かう尾根(夏道)を進み途中から旗を目印に雷鳥沢へ向かったほうが歩きやすいかと思います。 ・雷鳥坂は途中からシリセード。降りたあたりでスノーシューに切替。 ・雷鳥沢付近で霰が降り始め、さらに雷も鳴り始める。 ・みくりが池から室堂はどこでも歩けるような状態になっている。道迷いに注意。(3日目はホワイトアウト状態だったのでGPS使用) 剱沢テント場の状況 管理事務所、トイレ共に雪ノ下。剱沢小屋や登山研修所付近はテント場ではありません。下りすぎないように。剱御前小屋で携帯トイレを買うようになります(1ヶ400円)水は小屋でペットボトルを買えますが高価。テント場付近の雪はかなりヤバイ感じ。 剱沢小屋 5月中旬から6月初めまで営業(ゴールデンウィーク不可) 今回26日土曜日は満員で泊まれませんでした。小屋でも水は雪を融かせて作ってます。水洗トイレ等水不足の為宿泊者を制限しているようです。予約は早めに! 宿泊者にはお湯を無料で分けてもらえます。そんな訳で外来者のトイレ使用は不可です。 ■お風呂 「薬師の湯」 http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/ |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
感想
今回も色々ありました〜。
【初日】
みくりが池で雷鳥をすぐそばで見る!(○)
剣沢小屋のそばでいくつかテントが張られていたので、その周辺にテントを張ろうとしていたら、
「ここは研修登山のテント場だから、一般の方は上のテン場に行ってください」と言われる。
最初に挨拶したときは何も言われなかったのに〜!
かなり疲れていたのでちょっと食い下がりましたが、あまり揉めるのもなんなんで数十メートルを渋々登り返す。疲れた!(×)
(ちなみに水場・トイレは有りません。剣御前で携帯トイレの購入を勧めています。剣沢小屋でペットボトルの水は買えます(500ml-350円)
【2日目】
最高の天気に恵まれ、雪で覆われた剱の山頂に立つことができました!
最高地点は3,000m越えでしょう!(○)
テントに戻ってしばらくすると雨が降り始め、風も強くなる。
テント一張りで孤独なうえ、最近のテントがつぶれたり飛ばされたり事件を見聞きしていたので更に不安が募る
でも翌日の慎重な撤収につながったかな?(△)
【最終日】
朝はガス程度だったが、雷鳥平を超えた時点で霰(雹?)が降り始め、雷鳴が!!
みくりが池あたりではホワイトアウト状態で、道に迷う??(×)
山は恐いですね。
でも山頂は最高でした。みなさんありがとうございました!
長次郎谷最高!
源次郎尾根と八ッ峰に挟まれた谷の景観は素晴らしいものでした。
今回、天気にも恵まれ最高の登山ができました。
素晴らしい谷ですが安易な入山は控えてください。
長次郎谷、平蔵谷共に雪崩の跡がおびただしい。平蔵谷に至ってはほぼデブリで埋め尽くされている感がありました。少しの降雪でも雪崩れるようです。降雪中や直後の入山は危険です。
また、落石が音も無く雪渓を滑ってきます。ガスで見通しが利かない場合も危険です。小屋でもガスッたら別山尾根を下るようにきつく言われました。
剱御前小屋、剱沢小屋共に予約時、冬山の経験のほどを聞かれました。また室堂に常駐する山岳警備隊により登山届けを出すようにともいわれました。
去年は剱沢小屋、今年は御前小屋でロープの携行を念押しされました。等々、軽い気持ち入山する方が多いようで、小屋でもかなり神経質になっているようです。
現実に我々が長次郎谷から戻った夜、就寝後に小屋に戻ったパーティや単独者がおり小屋が遅くまで騒々しかったようです。私は熟睡して気になりませんでしたがね。
小屋から我々にお詫びの声がかかりましたが、一番大変なのは小屋の方達でしょう。
お疲れさまでした。
今回も辛い(重い)山行きでした。(毎回ですが)初日の室堂から一ノ越間重いザックのうえ足元が腐っていて私だけが壺足なので一人ラッセル状態が続きこれで初日の体力が消耗しきってしまいました
立山から別山間では初のライチョウとの出会い飛べない鳥と思っていたのですが感動でした
長次郎谷〜剱岳間は先行ステップがあり助かりました平蔵谷は腐っている所が多く悪戦苦闘の連続でした
2日間は天候に恵まれて頂上での絶景に恵まれ楽しい時を過ごしましたが目の前での表層雪崩・雷 等危険を感じた山行きでもありました。
kaiさん何時も適切な判断有難うございました。
「さすがに剱は行くことないだろうな。」と思ってましたが。。。立山・剱登れた〜!
立山ではトコトコあるく雷鳥に癒されました。
グエーグオーゴゴゴ・・・って。。。すごい鳴き声で、なんじゃそりゃって思っちゃいました。
そして剱岳では緊張感の続く中、長次郎のコルからみえた絶景の日本海ビュー…感無量でした。
険しく危険なイメージしかなくてビビってました。
あんな夢のような景色の場所だったなんて。登れてよかったです。
みなさんへの感謝の思いとともに、またパーティでの楽しい登山の思い出ができて嬉しく思います。
スノーシュー初めて使い、ライチョウさんに初遭遇♪ 山での雷・霰も初遭遇Σ(・口・)
もちろん剱も立山も初めてで、、、初めてづくしの山行でした。
また次の山も楽しみだなぁ〜♪♪♪
皆様、初めまして。
いつかは行きたい長次郎谷、天気もよくて素晴らしいですね!
しかし、やはり険しい。。。
私などはまだまだ行けるレベルではないですが、いつかはチャレンジ!を目標にしてます!
s3214さん&みなさま、素晴らしい景色を楽しませて頂きました!
劔岳の山頂やその前後で晴れたことのない私にとってはヨダレモノの写真ばかり・・・特に55枚目に10拍手!勇ましい後ろ姿!カッコイイ!
この頼もしいパーティからどんなレコが上がってくるのか、これからもとっても楽しみです!
ありがとうございましたー!
待っておりました。
千葉版 週刊ヤマレコ。 週刊?
今回もじつに楽しそうでしたね。
天候に恵まれて
雪崩とカミナリの事を除けば
混雑する夏前の静かな山
いいですね。
どうでもいいけど
54枚目の山頂で腕を組みながら
ハスに構える方 たまりません。
剱かぁああ。。。。
行ってみたいデス。
coral_reefさん、yokowvさん、コメントありがとうございます。
剱の山頂では最高の天気でした。雪も多くなかなか経験できない山だったと思います。
ip-isobeさん、雪崩と雷、怖かったです…。
しかしそれを上回る素晴らしい山頂の景色が最高でした。
ちなみに今週号の編集長は、s3214さんでした!
coral_reefさんの剱・立山レポも拝見させていただきました♪
剱御前、萌え萌えしてなかった(気が付かなかった)です(笑)
アタックの日は晴れ、そして次の日は・・・
今回、剱を登って改めて思いましたが、
経験や力量ももちろんのことながら、天気や道の状態などの条件がそろわないと・・・山ってほんと難しいですね
わたしも55枚目お気に入りです
見た目はナイフリッジ
登山研修所の人たちがたくさん歩いてたからかな。
危ないオジサンたちとか、懲りないオジサンたちとか・・・色々な呼び名を持つ謎の集まりです(笑)
次はどこに登れるのかなぁ!?お楽しみに〜
編集長・・・帰りの車の中で回ってきてしまいました
ガスのかかる立山には、ライチョウさんがたくさんいて写真もたくさんとっていたのですが、ブレブレでした
雄山をこえたらほとんど人もいなくなり、まさに静かな山行でした。
シーズンはカニのよこばい・たてばいで1時間待ちだそうで、いい時期にじっくり登ることができてよかったなぁと思いました。
西穂もいいですよ(笑)
ワクワクするような風景をありがと〜〜〜
皆さんのご活躍スゴイです!!
何がスゴイって
こんなハードな山行の中でも、
とってもウマげなものを食べてるところ〜〜
剱の景色がこんなに素晴らしいものだったとは
と感動にひたった山行でした〜
写真は撮り忘れましたが、みなさんほかにもウマイもの(飲み物含む)をがさごそ持ってきてました
ひつまぶしは剱御前でお湯買って調理でした。6人分のウナギ&お米は30kgカリマーくんにより荷揚げされたのでした
tekutekugoさんの谷川謎ルート、気になりますなぁ(笑)
危ないオジサン達に染まってすっかり危ない娘が出来上がった感がします。
素晴らしい剱岳と怖〜い雷さん、両方堪能されたようですね。
たまたま私はこの週末下界に居て山の天気予報に注意していたのですが、
きっと2日目の午後、3日目は怖い目に逢ってるだろうなぁ〜と思ってました。
とにかくご無事に帰還され、何よりでした。
kaitoさん、今回も神経が磨り減ったと思われます。
下山後のメール、ありがとうございました、出張と重なり返電出来ませんでしたが、お疲れ様でした。
kotsさん、テント泊お一人だったのですね、さぞ寂しい思いをされたのでは?
しかし、いつからオクトスのユーザーさんになられました?
suさん、小屋泊まりでなんでザックが30キロなるんでしょうか?
50mのダブルロープ、約2.5キロです、その他共同分の食料を差し引いても重すぎますね。
今後は酒を少し減らして軽量化に努める必要もありかと・・・。
s3214さん、雷鳥さんを筆頭に、初めて尽くしで良かったですね。
雷はおまけとして、剱岳、十二分に楽しめたのではないでしょうか?
事前に色々とご心配くださりありがとうございました。
天候の影響もありましたが、結果としてご心配のとおり内蔵助平を避けた山行になりました。
リーダーもまたの機会に余裕をもって臨みたいと言ってました。
それにしても雪の山頂は最高でした
オクトスはこっそりnoborundaさんのを見て昨年購入しました
安さが魅力ですね
映画の通りになりましたね。
雪山の経験はないし、やっぱり剱岳はとてつもない山ですね。
夏になると思いますが、いつか登りに行こうと思います。
今回はまさに山に向き合うという言葉がぴったりの山行でした。
ご心配頂きありがとうございます。
このパーティーではいつも「今日はnoborundaさんは○○に行ってるみたい。」と話題にでます
ステキな山仲間ですね
点の記ですね。
その映画を見たことがないのですが、調べてみました。
雪を背負って登り、雪を背負って降りるルートですね。
剱岳周辺の岩峰は見るからに登らせてもらえる雰囲気ではありませんでした…
機会があったら見てみます
kotsさん kaito さん , su_ さん
s3214さん その他メンバーお2人のみなさま こんにちわ
うらやましいかぎりです。
剱岳 あこがれのステージです。でも、記録を読めば読むほど容易でないことが伝わってきます(コメ変更)
天気は必要な時には晴れて本当によかったですね。
機会あれば、くわしく情報を教えてください。
おつかれさまでした。仕事忙しく亀コメでした。
kamigataさん、metabo_manさん、こんにちは。
剱岳は3回目ですが、山頂まで雪があったのは初めてです。
今年は雪が多かったのか、解けなかったのでしょう。
夏の別山尾根は、カニの縦ばい横ばいが大渋滞になりますね。
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