5年ぶりの浅間山、初登頂の剣ヶ峰(天狗温泉-前掛山-剣ヶ峰)※浅間山噴火4日前でした
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- GPS
- 09:12
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,457m
- 下り
- 1,443m
コースタイム
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 9:05
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●駐車場料金は1日500円です。 (早朝出発の場合車に紙がはさんであるので天狗温泉まで支払いに行きます) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト:登山道入口脇の小屋に有(記入用紙なし) ●トイレ:登山道入口(天狗温泉駐車場奥)に有 ●前掛山の稜線は火口崖なので端に寄り過ぎると危険です。 ●剣ヶ峰は山と高原地図で案内がなくバリエーションルートとなります。 ほぼ人が入ることがない山で天狗ノ露地は熊の遭遇率が高いと言われています。 (今回も熊鈴や声を出して歩くなど熊と出合頭の遭遇をしないよう注意しました) ●天狗ノ露地から剣ヶ峰へのマーキングは不明瞭な部分が多々あります。 (周りをよく見ましょう。そしてGPS装備が望ましいです。) ●藪の多い草付きの急斜面で足元が分かりづらくスリップ注意です。 (下りで使う場合にはさらに難易度が上がりそうです。) ●ヒサシゴーロ尾根には赤テープやペンキマークがしっかりしています。 いずれにせよ、事前にしっかりとルート確認をし、安易な入山は控えた方が無難です。特に単独山行の場合、人がほとんど通行しないルートなので万が一の際のリスクが高まります。 ●天狗温泉 http://www.tenguspa.com/ ●火山館 https://www.city.komoro.lg.jp/official/kanko_sangyo/kanko/kankoannai_spot/4655.html |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉:布引温泉こもろ¥600 https://nunohikionsen.info/ 露天風呂からの眺めはなかなかのものでした ●下山後の食事&甘味:くるみソフト@道の駅雷電くるみの里 http://raidenkurumi.jp/ |
写真
感想
♪5年ぶりの浅間山、初登頂の剣ヶ峰♪
浅間山(前掛山)の登山規制が解除されて1年あまり、久しぶりにあの大好きな景色を見るために前掛山に登ろう。そして以前から気になっていた「剣ヶ峰」にも行ってみよう。
こんな計画を実行する予定だったのが、この周辺がレンゲツツジなどのお花で賑わう6月。ところが6月〜7月にかけて週末の天気が悪く実行できずにいた。
この週末、夕立はありそうだが天気は良い予報。特にどこへ行く予定もなかったので、この計画をもう一度実行に移すことにした。夏休み縦走を前に最後のトレーニングにもなるし。
今回は剣ヶ峰登頂を果たすため天狗温泉からスタート。ここから前掛山に登るのは2012年以来実に7年ぶり。今日も暑くなることが確実なため、4時に登山口をスタート。薄明が始まるまでの時間は暗い中を歩く。早朝はまだ涼しい風も吹くが、今後どこまで気温が上がるか?
火山館で少し休憩をし、前掛山に向け登って行く。マイヅルソウやゴゼンタチバナはもうすっかり終わってしまったようだが、代わりに咲き始めたばかりのマルバダケブキの鮮やかな黄色の花が森の中を彩っていた。
前掛山まで景色を楽しみながらゆっくり登り4回目の登頂!辺りにはツバメが飛び交い夏空が広がるものの、下からはガスがもう湧いてきている。ガスガスや夕立をさける為にも早く次の剣ヶ峰に向かわなければ。
さて、剣ヶ峰へは「山と高原地図」に正規の登山道は記入されていない。事前に入念な下調べとイメージはしているものの気を引き締めていかねば。
火山館の前から剣ヶ峰方面への踏み跡はついているが、しばらく進むと想定通り草むらが濃くなって木の枝を払いながら歩くことになる。剣ヶ峰への取付きまでは思ったより目印もありホッとしたものの、ここから先は踏み跡も薄くなり、目印も少ないので、周りをよく見てしっかりルートファインディングしていく。足元の見づらい急登を手足をフルにつかい登りつめていくと、山頂直下にはお花がいっぱい。これは想定外でラッキー。このお花をなるべく踏まないように注意して山頂へ。
前掛山には多くの登山者の姿が見られるが、剣ヶ峰山頂は誰もいない静かな空間。しばらくのんびりとくつろいだ後、今度はヒサシゴーロ尾根を下山だ。こちらも地図に登山道はないので注意しながら下り始めると、おや?こちらには赤テープやペンキマークがしっかりとつけられていて、一般登山道を何ら変わりない。足元はザレでいて歩きづらいが、これなら道迷いの可能性はかなり低くなる。開けた場所と樹林帯を繰り返しながら5合目を過ぎると、ここから先は樹林帯歩き。樹林帯歩きをしばらく続けたのち、前掛山への正規登山道と合流し天狗山荘まで戻った。
久しぶりに自分の五感と手足をフルに使っての登山は達成感満載。登山中は夕立にも見舞われず、
素晴らしい時間を過ごせたことに感謝です。
(2019.8.7追記)
本山行の四日後、2019年8月7日22時08分浅間山噴火がありました。
噴火警戒レベルが1から3に引き上がり立ち入り禁止となりました。
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