新穂高から槍ヶ岳〜大キレット、北穂高岳〜奥穂高岳〜ジャンダルム〜西穂高岳縦走
- GPS
- 19:00
- 距離
- 41.0km
- 登り
- 5,923m
- 下り
- 5,027m
コースタイム
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 11:01
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
長かった梅雨のおかげで計画していながら中々実行できなかった『大キレット縦走』
満を持して実行することが出来ました。
バディである兄の都合で土曜日の夜9時半に兄宅に迎えに、日中は忙しく農作業をこなして昼寝もせずに出発、鍋平の駐車場に着いたのは深夜12時頃か、早速車中泊といった処だが、疲れているはずなのに明日からの事を思うと緊張と興奮で殆ど眠ることが出来ずに朝を迎えた。
鍋平から登山センターへは今までの登山道で一番の激下りかと思うほどの急斜面を下る、登山の最後にここは絶対に登りたくはないと思いながら下った。
登山センター前には数人の登山者がいるのみで閑散としていた、林道を登る途中数人の登山者を抜かしながら、エスケープコースに、過去ログには通行できないと記してあったが通れるようだ、程なく穂高平小屋に到着、2回目のルートなので記憶が残っているためか思ったよりも早く感じる。
白出沢出会いには直ぐに着いたが槍平小屋には遠く感じた、水場では腹いっぱい冷水をがぶ飲みし喉の麗しいよいよ飛騨沢に向け行きます。
一山超えて飛騨沢に出ると背面に笠ヶ岳の雄姿が迫ってきます、まだ槍の穂先は見えてきません、しばらく進むと穂先は見えないが山荘が見えてきたここからが踏ん張り処だ。西鎌尾根にはちらほら登山者が見える、やはりこの好天で登山客が多いのだろう、途中すれ違った登山者には穂先の登頂は大渋滞で1時間かかったとの情報をもらったがこれは想定内ではあるが今後の予定を考えると穂先の登頂は断念せざるを得ないなとか考えながら無心に山荘を目指す、幸いにも山頂にいる登山者は少なく登頂アタックをしている人も少ないのでチャンスとばかり槍ヶ岳2回目の登頂を果たす。
しばし山頂の絶景を堪能しすぐに下山、次は大喰岳だが体調に異変が!全然体が動かないが何とか登頂、行動食を食べしばらくはなだらかな稜線を行くうちに体も元気回復、次のチェックポイントは南岳だ約1時間で南岳に登頂、時すでに13時を過ぎ次に目指す北穂高岳は遥か彼方。南岳小屋でしばし休憩をしていると14時過ぎてからは北穂高岳に目指して出発はしないようにと注意書きが目に入る、大キレット超しに見える北穂高小屋はまるで天空の要塞を思わせる佇まい、あの標高差を到底登れる気がしない、だが今回の目標である北穂高岳には是非とも登頂を果たしたい。
まだ14時前なので身支度(ヘルメット着用、ストック収納)をして意を決して大キレットに向かうのでした。
途中の長谷川ピークは何処にあったのかも分からないまま夢中で通り過ぎ、途中の鞍部では雪解け水をがぶ飲みし、今までで最もきつい激登りを制しやっとの思いで北穂高岳小屋に登頂することが出来ました。
さて初めての小屋泊いささか雰囲気に慣れるまでしばらくは様子見、しばらくはテラスで回りの景色を眺めながら疲れを癒す、彼方に見える槍ヶ岳から歩いてきた道のりを見ながらも感無量、幸い日曜日の宿泊だったので3人スペースに兄と2人きりのゆったりしたスペースを確保でき快適な夜を過ごしことが出来た、一緒に夕食を食べた3人組は古希だそう、大キレットで確か抜かした人達だったが果たして自分はあの年になってこのコースを歩けるのだろうか?
翌朝は一番の朝食に在りつけ、予定の5時過ぎには出発することが出来た、本日のメインは何と言っても馬の背だ、前回の苦い思い出があって二度と行きたくないと思っていたのだ、だが克服しなければ人生は切り開くことが出来ないんだと自分に言い聞かせ(ちょっとオーバー?)、先ずは涸沢岳に向かうがここも結構きつい道のりでやっとの思いで登頂、山頂では台湾からの団体と交流し奥穂に向かう、先のルートを思うとゆっくりもしていられないので鬼門である馬の背に恐る恐る進む、今までの行程からか以外にも恐怖心はそれ程感じず、無事にジャンダルムに登頂を果たした、ジャンダルムから飛騨よりの小高い岩稜には数人のクライマーが、よくあそこまで下ったと感心する。
その後何度も岩稜を登り降りし西穂高岳に到着、ここは今までと全く雰囲気が異なり観光地に来たようです、渋滞に巻き込まれながらも無事?西穂高岳山荘に到着、途中ピラミッドピーク辺りでカメラを落として来てしまい、探しに戻るという大失態を犯してしまったのですが、拾ってくれた人、また託されて持って来てくれた人に感謝です、おかげで写真付きの記録がアップ出来ました、苦しかったが目標が達成できまた好天でとても気持ちの良い山行きとなりました。
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