飯豊大日岳〜御西岳〜飯豊本山、灼熱の雲上トレック
- GPS
- 41:21
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 2,463m
- 下り
- 2,484m
コースタイム
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 11:56
- 山行
- 17:04
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 18:06
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 12時間+18時間 標高範囲 700m〜2100m 気温 日中灼熱地獄 山で会った人 1日に100人 ハイマツ 1700mから切り合せの先 スマホカウント 15000歩11キロ + 50000歩37キロ 熊対策 います スプレーと笛 虫対策 蚊取り線香持参 雰囲気 登山道様子 OK トラブル 小屋のオヤジがこわ 満足度 80% |
写真
感想
グレートサミッツ国内編 NO273
飯豊連峰(飯豊山〜御西岳〜大日岳)灼熱の雲上トレック
何度も日帰り入山したが、未だ到達できない連峰の三山。梅雨明けだからテント持ってその気で行く。川入のショートカットから(地元の民宿に泊まると、登っていいよとか)、2時間で稜線、さらに2時間で三国小屋。でも下の林道で見かけたあの図太い大タヌキは、きっと熊でしたね。(帰りにも遭遇した人とすれ違い)。
早くも三国のオヤジに脅かされた。「CCレモンかな、コーラかな」と迷っていたら「遊んでいないでさっさと決めなよ」。そういう地域ですよ。飲み終えたボトル出すと「別途100円」。
さっさと出て頑張って切り合せへ。ここのただ水は6月に来た時も満水で、この無謀親切ぶりがいいです。ビールで乾杯。
ただ強烈に暑くなってきた。6月に来た時の草履塚が、最高到達だったから、せめてそこまではと思ったが、もうバテバテ。坂が上れなくて、止まって寝転ぶ。脱水ですかね、けっこう水飲んでるけれど。切り合わせで2リットルくみ上げたのも、また重くてね。
ヘトヘトで本山小屋のテント場へ。ここでもビールとか、1人千円支払ってツェルト張る。風でバタバタうるさかったけど。トイレまで10分も遠いけど。明日はどこへいくか。
隣のテントの明かりで、3時に起床。日の出は4時過ぎだけど、まあ飯でも食うか。しかし食欲ゼロで、優雅にコーヒー(ドリップ)とパン。お湯を入れるだけのカップ飯を昨夜食べたが、まずくて残した。
暗い中ライト付けて、薄手ダウン(こんなもん、持ってるよ)、水、間食他で、徒歩20分の本山頂上目指す。数人動き出したり、遠くから迫ってくるライトもあって、夜明け前って案外好きだ。頂上で開放して日の出撮ってるのがいて、その脇から「御西岳へいくか」と、急に本気を出す。
まだ涼しい。雲上トレックとはまさにこういうことか。北岳〜農鳥岳くらいの楽しみがある。ここから大日まで行くとして往復8時間。朝4時に出て、戻ってくるのが昼って、ホンマか。
しかし徐々に暑くなって、灼熱砂漠のような様相に。日陰がない。飴しゃぶりながらじゃないと、口が乾いてどうしようもない。その飴も甘ったるくて。水も案外がぶがぶ飲む。御西までの平原には、ニッコウキスゲが異常に咲き乱れていた。この辺りハイマツ上部(1700m〜)につき、鹿がいないから食い荒らされないか。6時過ぎで早くもトンボが相当数吹きあがってきて、ために虫がゼロとは大歓迎(トンボも虫の仲間か)。水のせいで、尾西の有料トイレで老廃物を撤去してから、一層快適になってきた。戻ってくる客人も多く(誰もが大日などは往復だ)。3時間半で往復できるよとか、楽しいこと言ってくれるわけで、しかも今日も快晴だから、もういくっきゃない。二度と来ないが。
朝っぱらから千鳥足で、向こうに北股岳、手前に烏帽子。大日が目の前に大きく。花見しながらテレテレ歩いていく。大日の直下まで来て、案外急だなあと。見かけは三山の中でも盆のように丸くて、それは三国辺りからもよく見えるわけだ。ガサゴソとようやく登り着いて、ああついに大日に。私オンベ松か牛首まで登ったこともあるんですけど(熱心だ)。すぐ向こうに低いけど西大日岳らしいが、どうやって行ったらいいんだ。後続に二人いたけど、その辺りから引き返したそうで、残念。少しいて下ろう。ここから2時間でまた御西。小屋の手前で雪渓への踏み跡があって、ああこちら側の水場。残雪豊富でその下のキンキン水が流れて、汲んだついでにがぶ飲み。これで一気にダウン。がぶ飲みはダメだと、高校時代の元兵隊の軍国教師に散々言われたの思い出して、やっぱり適度が大事か。
小屋前のベンチのおばちゃんは、その雪融け水場のキンキン水で、1時間も休憩して大満足とは、その余裕が大事なのだ。(真夏の水分は、やっぱりぬるま湯をちょっとずつ何度も飲むみたい)。またドリンクチューブでも使うか。
ダウンしながら、本山への少しの登り返しも相当にちんたらムードで、ようやく戻った。小屋でやっぱりビールにして、ほとんど少ないテント場で、潰したテント撤収しながら、青森もおばさん二人と雑談して、日帰りがすっ飛んで戻るところ、ちんたら下山開始。下りはそれでもいいのだが、草履塚程度の登り返しが全くダメで、ダウン長時間の休憩とか。切り合せで四川風のカップ麺食ったら、こんな辛いもん食べられるわけなくて大残しに大失敗。再度コーヒー飲み始めようだが、靴でこぼして、残りパンもまずい。仕方なく出る、15時。
この時間でも数人に抜かれるが、途中で昼寝するが、まだ暑い。三国には17時半で「宿泊施設には16時半までに到着するように」と書いてある小屋に「ジュースください」とは言い憎くて我慢して無視。テラスで客がビールのんで「今から下るの」の独り言。ええ19時まで明るいですからとは、思っただけ。田舎の山小屋は地獄並みに相変わらず怖いよ。
1時間で岩稜下って、分岐まで来た。遅いすれ違いに「地蔵の下りにクマがいた」とまた言われて、でも彼今から登って、どうするんだろう。大声と笛で、叫びながらようやく巻き道の水場に。ここで長居してやっぱり冷え水飲んでしまって、暗くなってライト。
少し先の小屋跡に19時。あと2時間で下れる安心感でショートへ。途中で何度も昼寝(夜寝)しながら、フラフラで確かに2時間後に下山してクルマへ。ああ大バテだったけど、御西、大日の夢にうなされる数日が続きそうだ。真夏の熱波では、水飲料には要注意。怖いオヤジも覚悟で。しかも坂下ICまで真っ暗な山都の町通過とか、ファミマもあるが、どうにも違和感で、コーラとアイスクリームで帰途へ。
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