【不帰の嶮⚔から白馬岳🏔雪倉岳⛰朝日岳🗻蓮華温泉♨️下山】

2019年08月10日(土) ~ 2019年08月12日(月)

• GPS: 49:40
• 距離: 41.6km
• 登り: 3,505m
• 下り: 3,872m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:49
• 休憩: 0:47
• 合計: 6:36

距離 10.9km 登り 1,527m 下り 627m

7:09 八方池山荘
7:38 第2ケルン
7:44 八方ケルン
7:53 7:54 第三ケルン
7:56 8:09 八方池
8:45 8:48 扇雪渓
8:59 9:01 丸山
9:39 唐松岳頂上山荘
9:56 10:05 唐松岳
10:40 10:43 不帰嶮（不帰二峰南峰）
11:02 11:11 不帰嶮（不帰二峰北峰）
11:45 不帰嶮（不帰一峰）
12:02 12:09 不帰キレット
12:52 天狗ノ大下り
13:45 天狗山荘

2日目

• 山行: 8:35
• 休憩: 0:37
• 合計: 9:12

距離 18.2km 登り 1,264m 下り 1,856m

4:55 天狗山荘
5:16 鑓温泉分岐
5:39 5:43 鑓ヶ岳
6:32 6:38 杓子岳
7:29 7:30 丸山
7:50 8:03 白馬山荘
8:20 8:21 白馬岳
8:51 三国境
9:21 鉱山道分岐
10:05 雪倉岳避難小屋
10:35 10:47 雪倉岳
12:44 小桜ヶ原
12:58 水平道分岐
14:01 水谷のコル
14:07 朝日小屋

3日目

• 山行: 5:13
• 休憩: 0:15
• 合計: 5:28

距離 12.4km 登り 712m 下り 1,380m

3:18 朝日小屋
3:23 3:26 水谷のコル
3:59 4:00 朝日岳
4:28 4:30 吹上のコル
6:08 6:09 五輪高原
6:12 花園三角点
6:59 7:04 白高地沢橋
7:06 7:08 ヒョウタン池
7:41 7:42 瀬戸川橋
8:11 兵馬の平
8:30 蓮華の森分岐
8:37 蓮華温泉キャンプ場
8:43 蓮華温泉
8:46 ゴール地点

天候

基本的には3日間とも晴れ、気温も高く山も酷暑だった
【8/10】
　スタート地点の八方池山荘はガス
　登るにつれてガスは切れて青空
　日中は暑いくらいだったが天狗山荘テント場は朝晩涼し
【8/11】
　朝から快晴で北アルプス全部見渡せた
　お昼ぐらいから朝日岳周辺は曇り
　朝日小屋テント場は標高低く（2140m）暑い
　夜はシュラフカバーのみで十分
【8/12】
　朝から快晴
　昼前から積雲沸き立つ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

【往路】
八方第3駐車場に車をデポ
八方アルペンライン　6:30始発　JROで片道でも割引ok

【復路】
蓮華温泉発糸魚川バス　10:00　平岩駅着　11:00　1,520円
大糸線　平岩発　11:08　南小谷着　11:34
　　　　南小谷発　12:02　白馬着　12:20　500円

コース状況／危険箇所等

どの道もここしばらくの晴天で乾いていてコンディション良し

その他周辺情報

姫川温泉　瘡の湯　600円
源泉掛け流しの素朴な温泉、設備は決して新しいとは言えないがひなびた温泉が好きな人にはオススメ。風呂上がりにゆで卵のサービス付き。おばちゃんの人柄も素朴

写真

8/10 5:47

早朝の八方アルペンライン乗り場
混み合っているのは始発からの15分程度、始発のラッシュを過ぎれば平常に戻ります

8/10 7:10

終点の八方池山荘では完全に曇り

8/10 7:16

あたり一帯はシモツケソウが咲き乱れ

8/10 7:33

だんだん青空が広がってきて気分も上々

8/10 7:34

シモツケソウ祭り状態

8/10 7:35

木道はこの辺は心地よい
斜めってなくて安心して歩ける

8/10 7:47

八方ケルン
今日は早くから積雲が沸き立つ

8/10 7:55

八方池に到着
ガスに巻かれる前に定番の一枚

8/10 8:00

八方池周辺はクガイソウ祭り

8/10 8:04

あれれ、だんだんと山が見えなくなり

8/10 8:08

かろうじて水面に映る

8/10 8:21

下の樺
岳樺の巨樹

8/10 8:28

ニッコウキスゲもまだまだ健在

8/10 9:03

2年連続のコバイケイソウ当たり年

8/10 9:04

丸山ケルンに到着
これを過ぎれば山頂まで少しの距離

8/10 9:14

これから歩く不帰の嶮
3年ぶりくらいか

8/10 9:37

稜線直前でいつもの巻道は通行止め
代わりに稜線通しに道がつけられている

8/10 9:39

稜線近くはイワギキョウが満開

8/10 9:41

稜線到着、五竜が見えた

8/10 9:42

行く手に唐松岳山頂

8/10 9:43

小屋に寄りたい気持ちもあるが水もたっぷりあるので休憩はせずにそのまま唐松岳へ

8/10 9:58

唐松岳山頂
今日は通過点

8/10 10:28

不帰の嶮II峰から天狗の大下りまでの稜線

8/10 10:45

不帰の嶮II峰南峰

8/10 11:00

不帰の嶮II峰北峰から唐松岳を振り返る

8/10 11:01

II峰北峰からがいよいよ険しくなる

8/10 11:02

この岩、何年も前からハマったまま

8/10 11:05

久々の鎖場に緊張しつつ通過

8/10 11:11

トラバースルートに不帰の嶮のプレート
険しい中にあって少しだけ安心して歩ける区間

8/10 11:17

といってもまだまだ気は抜けないルートが続く

8/10 11:20

不帰の嶮II峰北峰を振り返って見上げる

8/10 11:20

ちょうど昨日白馬岳に宿泊された方達とすれ違う辺り

8/10 11:32

いやらしかった岩場をこなしてコルで一休み

8/10 11:46

不帰のI峰の頭
ここまでくれば一番険しいゾーンは終了

8/10 11:47

行く手には天狗の大下り
標高差300mを一気に登る

8/10 12:35

大下り名物のロング鎖

8/10 12:39

鎖場をこなしてもまだまだ登りは続く
暑くて正直しんどい

8/10 12:54

登りはじめてだいたい40分
やっと天狗の大下り終了

8/10 12:55

大下りを登り終えると稜線は一気に和みムード

8/10 13:25

礫地には綺麗なコマクサが群生

8/10 13:28

天狗の頭通過
はるか遠くに剱岳

8/10 13:35

イワツメクサ

8/10 13:47

天狗山荘到着
小屋は改築中で営業してません（自炊場もなし）
テント場、売店、水場はok

8/10 14:35

小屋前に咲いていたミヤマアワガエリ

8/10 15:47

天狗山荘周辺はまだ咲いていたウルップソウ

8/10 17:00

採石場のような白馬鑓ヶ岳
この日はテント満張り

8/10 20:28

月齢は11だったかな、明るくて星空撮影もこの通り

8/10 20:42

ISOを少し落として撮影
それでも明るすぎる

8/11 3:55

翌朝、4時ごろからテント場は早出の人たちでガヤガヤ

8/11 5:09

5時9分、夜明けです

8/11 5:25

朝日に照らされるゴタテ

8/11 5:42

白馬鑓ヶ岳山頂
ここも3年ぶりか

8/11 5:42

行く手に白馬岳
今日は朝日岳までロング縦走

8/11 5:42

昨日とは打って変わって剱岳もバッチリ

8/11 5:42

いやいや剱岳だけじゃなく北ア全部にかかる雲なし

8/11 6:23

振り返れば白馬鑓ヶ岳がデカイ

8/11 6:32

杓子岳山頂と白馬岳

8/11 6:34

杓子岳はおそらく8年ぶり？くらい

8/11 6:51

毛勝三山
釜谷山と毛勝山が未踏

8/11 6:56

杓子岳に続々と登ってきます

8/11 7:04

はるか遠くに戸隠連山と妙高火打

8/11 7:21

シシウド祭り

8/11 7:33

旭岳
こいつも百高山なので無理やり登った記憶が

8/11 7:39

白馬山荘まであと少し
あそこでなんか食べよう

8/11 7:51

おおっ！はるか遠くに白山が

8/11 7:54

白馬山荘でホットケーキを頂く
なんかこういうタイプではないのだが食べるものがこれしかないので仕方なし

8/11 8:06

白馬山荘前
富山と長野の県境です

8/11 8:23

白馬岳山頂
ここは2年ぶり

8/11 8:26

白馬山頂はスルーして先を急ぐ
雪倉岳と朝日岳

8/11 8:55

三国境に多数の人
雪倉岳方面はめっきり人は少なくなる

8/11 9:23

雪倉岳は存在感のある三角形

8/11 9:23

鉱山道分岐
ここは紅葉の時期がいいかも

8/11 9:24

鉢ヶ岳
正式な登山道はないが明瞭な踏み跡あり

8/11 9:27

この辺から圧巻のお花畑
タカネマツムシソウと旭岳

8/11 9:33

シナノキンバイ

8/11 9:35

コバイケイソウ

8/11 9:36

ここは終わったチングルマ

8/11 9:37

ハクサンイチゲ

8/11 9:50

ハクサンコザクラもここでは満開

8/11 9:56

咲いてるチングルマもいっぱい

8/11 9:57

雪渓が遅くまで残るせいですね
貴重な水場にもなってる

8/11 9:58

チングルマと白馬岳

8/11 10:08

雪倉岳避難小屋
ここで用足しておけばよかった
この後腹痛になってひどい目にあうことに

8/11 10:10

ミヤマムラサキ
勿忘草に似てますね

8/11 10:17

雪倉岳の登り
つづら折れの登りやすい道なのだがかなり苦しい

8/11 10:29

振り返れば白馬岳の後ろ姿

8/11 10:37

やっと到着雪倉岳
マイナーな山ですが意外なほどに登山者が多かった

8/11 11:38

シロウマアサツキに心和む

8/11 11:54

これがツバメ岩かな
この近くの水場はほぼ枯れてました

8/11 11:59

行く手に赤男山

8/11 12:44

小桜が原のハクサンコザクラはすでに終了
代わりにハクサンフウロ

8/11 12:50

オタカラコウ

8/11 13:01

所々では季節外れの花も
ミズバショウ

8/11 13:12

キヌガサソウも白が新鮮

8/11 13:13

水平道の危険木道は通行止めになり新しい木道が敷かれてました

8/11 14:07

水谷のコルに到着
やっと小屋が見えた

8/11 17:21

朝日小屋のテント場
40張りくらいでこちらも満張御礼

8/11 18:23

夕方ガスっていたのが切れて朝日岳が全貌現す

8/12 3:07

午前3時の朝日小屋テント場
栂海新道を目指す早出の人たちで賑やか

8/12 3:10

星空に朝日岳のシルエット

8/12 3:14

三角屋根の朝日小屋
小屋はまだまだ寝静まってます

8/12 4:01

10時の蓮華温泉発のバスに乗るため3時半に早立ちして4時に朝日岳山頂

8/12 4:31

夜も明け切らぬうちに吹上のコルに到着

8/12 4:45

夜明け間近の五輪山

8/12 4:48

ヒオウギアヤメが満開

8/12 5:00

凛としたブルー
あまりの美しさに足が止まって動かない

8/12 5:01

吹上のコルから五輪の森までアヤメロードでした

8/12 5:06

他にもニッコウキスゲや

8/12 5:10

貴重なシロウマアサツキも群生

8/12 5:11

こちらは綺麗なポンポン状態

8/12 5:14

木道脇に咲き乱れ
こんなの葱平でもないんじゃないだろか

8/12 6:02

行動食として買った朝日小屋のクルミ寿司
冷凍だけどまぁまぁ美味い、だけど250円は高い

8/12 6:11

五輪尾根
今度は紅葉の時期に訪れたいもの

8/12 6:12

雪倉岳の存在感がすごい

8/12 6:14

花園三角点
山と高原地図のコースタイムは吹上のコルからここまで90分
実際かかったのは1時間45分、厳しすぎじゃない？

8/12 6:55

白高地沢
ここが最低地点かな

8/12 7:03

白高地沢橋から見上げる朝日岳

8/12 7:27

まるで作り物のような杉の巨樹

8/12 8:11

姫負峠の急登を喘ぎながら登ると兵馬の平

8/12 8:45

蓮華温泉到着
急いで来たら10時のバスの1時間以上前に到着できました

8/12 9:32

バス停一番乗り
混むかな？と思ってましたが実際には7割程度の乗車率でした

8/12 9:38

こんなバスです
いたってシンプルな乗合バス

8/12 9:42

乗車券は荷物代込みで平岩駅まで1520円

8/12 10:58

平岩駅到着
ここで大糸線に乗り換え

8/12 11:13

大糸線
栂海新道をやり終えた人たちも車のピックアップに乗ってました

8/12 11:37

南小谷駅で左の松本行きに乗り換え

8/12 11:44

南小谷駅から北は電化されてません
ディーゼル機関車

8/12 12:24

ようやく白馬駅に到着
ここから八方第3駐車場まで歩いて車を取りに戻る

8/12 13:51

姫川温泉の日帰り温泉、瘡の湯
源泉掛け流しは看板に偽りなし

8/12 14:26

サービスのゆで卵は温泉で茹でたものらしい
美味かったです

撮影機器：

DSC-RX100M3 SONY

iPhone 7 Apple

感想

sakura

今年の夏山縦走、南アにしようか北のロングにしようか色々とプランを考えていたのですが、やはり気になったのは台風10号の進路
予報でも14日以降は影響を受けそうな感じだったのでなるべく天気の良いうちに縦走しようと考え、3日間で白馬から朝日岳まで縦走する計画を立てました

お目当ては朝日岳周辺のお花畑、小桜が原と名付けられているあたりのハクサンコザクラとかを狙っての山行だったのですが

実際には小桜が原あたりはキンコウカとかに主役が移っていました。代わりに雪が遅くまで残っている雪倉岳あたりではハクサンコザクラはもとよりチングルマも今が盛りで圧巻のお花畑を見せてくれました

そして何より凄かったのは吹上のコルから五輪の森までの間のヒオウギアヤメ、シロウマアサツキの群生
まるで人工的に植えたのか？と思えるほどの圧倒的な花のボリュームでした

花の時期に朝日岳周辺を歩いたのは初めてですが、さすが言うだけのことはありました。場所によって毎年雪解けの時期が微妙にずれるので盛期が短い種類の花の時期を狙って訪れるのはなかなか難しいものがありますが、年毎に時期を予想しながら訪れるのもまた楽しいものがあります
お盆休み後半は残念ながら台風直撃ですが、残り少ない夏山を楽しみたいと思います

コメント

くにやん

そちらこそ元気やんな。
僕も南ア縦走と迷ったんですが、
運良く台風が来てくれて後立1泊プランにしました(笑)
今の僕にはテン泊2泊以上は厳しかったかも？です。
サクラさんは、フットワークを含め元気だよ。
もう脚ば大丈夫なんだね👌
涼しくなったら何処でチンタラやろうよ♪

sakura

その気持ちよくわかる
kuniさん
どうもです

運良く台風来てくれてってのよくわかりますよ
山行きたいくせして直前になると天気悪くなってホッとするというか、、なんなんでしょうね、山アルアルだと思うんですよ
周りにも結構そういう人います 笑
涼しくなったらチンタラ行きましょう、久しぶりにご一緒したいです😄

kintakunte

天候宜し！！
sakuraさん、テン泊のロングランおつ化されさまでした。
後立山連邦の素晴らしいロケを堪能させて頂きました。この景色は天候が良くなければ見れませんが、白馬岳以北の山域、その縦走の醍醐味に興味が尽きません。いやぁ参った。

sakura

白馬以北
kintakunteさん どうもです

荷物を軽くできる夏しかできないテン泊縦走、雨降ると途端にモチベーション無くして下山というパターンが多いんですが、今回は天気に恵まれました
恵まれすぎて暑すぎ、熱中症🥵予防に塩飴ばかり舐めてました
白馬以北いいですね、人が少なくなるのもいいし反比例してお花が多くなるのが嬉しいです
最近ニホンジカが白山まで進出していて、高山植物の植生に影響が出るのではと心配されてます。北アルプスも時間の問題なのかと、対策が必要ですね