聖岳 南アルプス77キロ縦走��

2019年09月12日(木) [日帰り]

• GPS: 176:32
• 距離: 77.7km
• 登り: 7,385m
• 下り: 7,581m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:44
• 休憩: 0:10
• 合計: 6:54

8:56 椹島ロッジ
9:06 9:07 滝見橋
11:12 11:15 小石下
13:45 13:46 蕨段
14:03 14:03 見晴岩
15:06 15:10 駒鳥池
15:20 15:21 駒鳥池駐車場
15:50 千枚小屋

日帰り

• 山行: 1:38
• 休憩: 0:01
• 合計: 1:39

5:51 千枚小屋
6:48 6:49 千枚岳
7:30 千枚小屋

日帰り

• 山行: 4:42
• 休憩: 0:41
• 合計: 5:23

5:29 千枚小屋
6:19 6:27 千枚岳
7:17 7:18 丸山
7:55 8:16 悪沢岳
9:24 9:29 荒川中岳避難小屋
9:35 9:35 中岳
10:00 10:06 お花畑（荒川前岳南東斜面）
10:52 荒川小屋

日帰り

• 山行: 2:36
• 休憩: 0:06
• 合計: 2:42

5:51 荒川小屋
6:27 6:27 大聖寺平
7:24 7:25 小赤石岳の肩
7:42 7:44 小赤石岳
7:53 7:55 赤石岳・小赤石岳間分岐
8:26 8:27 赤石岳
8:33 赤石岳避難小屋

日帰り

• 山行: 5:05
• 休憩: 1:02
• 合計: 6:07

5:56 赤石岳避難小屋
7:11 7:12 百間平
7:55 8:25 百間洞山の家
9:34 9:38 中盛丸山・大沢岳間分岐(百間洞山の家方面)
9:58 10:06 中盛丸山
10:52 10:53 小兎岳
11:36 11:54 兎岳
12:03 兎岳・避難小屋

日帰り

• 山行: 5:06
• 休憩: 0:31
• 合計: 5:37

6:43 兎岳・避難小屋
9:07 9:14 聖岳
9:31 9:35 奥聖岳
9:53 10:13 聖岳
10:57 10:57 小聖岳
11:54 11:54 薊畑分岐
12:13 12:13 聖平小屋分岐
12:20 聖平小屋

日帰り

• 山行: 9:07
• 休憩: 0:54
• 合計: 10:01

5:26 宿泊地
6:50 6:51 南岳
7:32 7:43 上河内岳
9:05 9:06 茶臼岳
9:54 9:57 希望峰
11:16 11:17 易老岳
12:17 12:17 三吉平
13:44 14:07 県営光岳小屋
14:26 14:29 光岳
14:46 14:47 光石
14:59 15:09 光岳
15:27 県営光岳小屋

日帰り

• 山行: 10:43
• 休憩: 0:55
• 合計: 11:38

5:37 県営光岳小屋
5:52 5:52 イザルヶ岳
6:43 6:43 三吉平
7:45 7:46 易老岳
9:11 9:37 希望峰
10:21 10:27 茶臼岳
10:58 11:01 茶臼小屋
12:41 12:46 横窪沢小屋
13:59 14:00 ウソッコ沢避難小屋
15:10 15:11 ヤレヤレ峠
15:36 15:36 畑薙大吊橋
16:18 16:20 畑薙ダムゲート前
16:43 16:46 畑薙第１ダム
17:07 17:14 臨時駐車
17:15 ゴール地点

　南アルプスを77キロ余り縦走していくつかの山を登ってきました。
8月26日から9月03日までの記録を分割してアップします。
　暴風の吹き荒れる嵐の中を、時には遭難直前の極限の状態で、
日本100名山4峰、200名山、300名山各1峰の6峰を制覇できました。
　登山の詳細は下記の通りです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　記

　　　　　　　　●南アルプス77キロ縦走R1,8,26-9,03


8月26日　未明に愛媛県の松山を出発して一路静岡に。
　　　　　途中で仮眠などもしながらの走行は705キロ、料金で
　　　　　16150円、10時間29分。寸又峡の手前からさらに、畑
　　　　　薙第一ダム登山者用駐車場にはさらに95キロ、4時間
　　　　　の移動があった。

8月27日　椹島（さわらじま）登山口までフォレストのバスで行
　　　　　き、今夜の宿泊予定の千枚小屋に向けてスタートを
　　　　　した。
　　　　　お天気は曇りで暑くもなく快適であった。ただ、大
　　　　　変距離があった。9.8キロの登りの果てにやっと静岡
　　　　　県営の千枚小屋に着いた。

8月28日　朝、激しい嵐だった。とにかくスタートしたものの、
1キロ先の千枚岳頂上の手前で激しい風雨に阻まれて、
引き返えした。連泊してお天気の様子を見る事にした。

8月29日　風雨は昨日と変わらない激しい。千枚岳2880mの頂上
　　　　　に向けて飛ばされないように姿勢を低くして進んだ。
　　　　　風速40mだ。窪地や岩陰で風に耐えながら頂上にきた。
　　　　　悪沢岳3141m（百名山）ではこれ以上ないような強風
　　　　 が吹き荒れた。
　　　　　本来ならば富士山を始め南アルプスの山々が見える
　　　　　らしいがガスで何も見えない。見る気にもなれない。

8月30日　風雨は変わらず激しい。赤石岳3120m（百名山）頂上
　　　　　に何とか達した。ただここで遭難しかけた。低体温
　　　　　症になり、100m先に避難小屋がなかったら、生きて
　　　　　帰ってくる事はなかったかも。

8月31日　暴風雨の中、兎岳2,818mの頂上に12時に着いた。
　　　　　兎岳のすぐ下にある無人の兎避難小屋に泊まった。
　　　　　隙間からの雨しぶきや露で寝袋がビショ濡れだった。

9月01日　風は強いが雨は止んだ。聖岳3013m（百名山）では雷
　　　　　鳥の親子を見る事が出来た。

9月02日　風は強いが雨はなくなった。
　　　　　上河内岳2803m（200名山）、茶臼岳2604m（300名山）
　　　　　光岳2591m（百名山）に登った。

9月03日　光岳から下山して、翌日の正午に自宅に帰着しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

天候

暴風雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

兎小屋の外庭に出てみると、兎岳などが良く見えた。

兎岳

聖岳が良く見えた。

聖岳

聖岳3013m

奥聖岳

雷鳥の親子が3羽いた。

雷鳥の親子が3羽いた。

瞬間だが富士山が見えた。

聖平小屋

聖平小屋

聖平小屋

聖平小屋

感想

ken-san

9月01日（日）ツアー第7日目
　　　　　朝5：15に外が明るくなっているのに気付いて、
　　　　　兎避難小屋で起床した。
　　　　　　マイナス9度まで使えるシュラフを使っていた
　　　　　ので寒くはなかったが、シュラフは夜露でグッ
　　　　　ショリ濡れていた。

　　　　　夜通し嵐が吹き荒れていたが、朝になってみる
　　　　　と、すっかり晴れ渡っていた。兎小屋の外庭に
　　　　　出てみると、兎岳、赤石岳、聖岳が良く見えた。

　　　　　簡単な朝の食事をした。
　　　　　カロリーメイト、どら焼きをペットのお茶で食
　　　　　べた。

　　　　　小屋を出るときに扉が風で開かないようにと、
　　　　　登山靴程度の大きさの石を4個積み上げておいた。
　　　　　この小屋にはブルーシートや掃除道具くらいは
　　　　　設置しておいてほしいと思った。

　　　　　　聖岳3013mに向けての登山の再開は岩稜が続き
　　　　　険しい道のりだった。聖岳の頂上では雨はない
　　　　　ものの風は強い。
　　　　　男性が一人反対の聖平小屋方向から登って来ていた。

　　　　　さらに、リュックを置いて、奥聖岳に向かった。
　　　　　風とガスで長くいることはできなかった。
　　　　　40分ほどで聖岳に戻って来ることができた。

　　　　　さあ聖平小屋方向に下山をしようとリュックを
　　　　　背負ったら、聖岳頂上のガスが途切れて瞬間だ
　　　　　が富士山、正面に上河内岳2803m、右奥に茶臼岳
　　　　　2604m、さらに右奥に光岳2891mなどが見えた。

　　　　　下山途中に雷鳥の親子が3羽いた。10mの近くま
　　　　　で接近して見る事が出来た。
　　　　　聖岳に登ってきた道よりも、この下山の道の方
　　　　　がなだらかで登山者には優しいと思った。

　　　　　　聖平小屋には12時過ぎに着いた。ここに泊ま
　　　　　る。夕べ兎小屋でびしょ濡れになったシュラフ
　　　　　などを干した。今夜もこのシュラフにくるまって
　　　　　眠るのだ。