槍ヶ岳 北鎌尾根 上高地〜水俣乗越 周遊
- GPS
- 29:03
- 距離
- 45.2km
- 登り
- 2,952m
- 下り
- 2,945m
コースタイム
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 9:16
- 山行
- 8:59
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:39
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:09
天候 | 初日&2日目 快晴 3日目 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上高地往復バス利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
水俣乗越からの下りは落石注意、北鎌沢上部まで水場あり 独標、他ピークはほぼトラバース道を利用しロープ使用無し 悪天時はルートファインディング、スリップ注意など難易度が数段高いだろう |
その他周辺情報 | 松本市内 おきな堂にて夕食 雰囲気がよく美味しい洋食屋さん |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
ハイドレーション
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
ハーネス
確保器
ヌンチャク
カラビナ
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ガスカートリッジ
コンロ
テントマット
ロープ
|
備考 | 岩場以外の歩行時間が多く、ストック役立つ |
感想
2年前のGWに槍ヶ岳から北鎌尾根を眺めて、ここを登りたいと思いました。
パートナーを得られたので、天気の良い連休にいざ出発。
Dat1
沢渡駐車場に夜中に着いた時は半分以上空いていた駐車場は、夜明け前に続々と車がやってきて、5時にはほぼ満車。上高地行きのバスチケットを買う行列は30分待ちで第二便で上高地入り。タクシーも考えたが、台数が少ないようでバス待ちの間に来る気配なし。
上高地は早朝にもかかわらず登山者と観光客で結構な賑わい。荷物軽量化のおかげか、早足で明神、徳沢、横尾を過ぎて予定通りの時間配分で大曲着。水沢乗越しへの登りは標高差450mを1.5hはなかなかこたえる。天上沢の下りは、傾斜がきつい尾根側に踏み跡があり、尾根から沢筋に下りる地点はガレが激しく落石注意地点。
乗越しから2時間で北鎌沢出合に到着するが、平らな場所が少なくまじめに整地してツエルトを設営した。大小点在して20張り程度ありそうでちょっとしたテン場の様相。河原に水は無く、北鎌沢を5分程度登って水を確保し、明るいうちに早茹でパスタ、マッシュポテトなど簡単な夕食を摂りゆっくりする。ガスが下がって星空はのぞめなかったが、夜半に満月が浮かび明るい夜に熟睡した。
Day2
長い1日を想定して、3時起き。周囲のテントもチラホラ明かり点いている。ヘッデンで北鎌沢を登り始め、次第に空が明るく白み始める。北鎌のコルまで標高差600mを2時間半で登る。2級程度の水量が少ない沢登りの感じ。水量により変わるかもしれないのが、水は何度か枯れ、結局コルの直前まで摂れる様子。槍ヶ岳まで抜けない場合に備えて、4L/人以上担ぐことにする。
コルからは、大天井、常念側の山々がよく見えて十分展望を楽しんでから快晴で暑く、ノースリーブ、ズボン裾をまくし上げ、岩場以外はヘルメット解除で涼を取りながらヤセ尾根を進む。やがて正面に独標が見え出し、近ずくに従いその姿は大きくなる。直登ルートを単独で登る姿が見えるが、概ね皆トラバース道へ右折していく。トラバース道は明瞭な踏み跡で危なげなくトラバースすると3級程度の岩場を超えて独標に到着する。岩場に踏み跡らしきところはあるが、ルート判断を誤るとガレたり、切り立ったりしているので慎重にルートを読むのが安全につながる。
独標は360度の展望で非常に眺めが良い。槍、小槍、孫槍側もよく見えており、天気の良さに感謝しながら先に進む。そういえば、単独で歩いている方が何人もいる。今回の山行でピークを巻くトラバース道を的確に進んでいればロープを使うことがないことが分かったが、天候不良で視界が無いときはルートミスのリスクが高そうなので、懸垂用の補助ロープは持った方が良いだろう。
夕方前に北鎌平に到着。電波が入り、翌日の天気予報は好転して晴れ。水も十分にあるのでここでビバークとして、朝露で濡れたツエルトや荷物を乾かし、昼寝を楽しむ。日暮れ近くは雲海が広がり、独標が島のように見える。景色を堪能しながら昨日と同じ夕飯を摂りゆっくり過ごす。
Day3
ガスの中にいるようで、槍ヶ岳山頂は見えず、湿った岩場を登る。巨石の中を登りやすいところを見つけ縫うように進む。上部はスリングなど垂れていてルート判断の助けになる。1時間程度で祠裏から槍ヶ岳山頂に到着。山荘側から登ってきた登山者で賑わっており、山頂写真は順番待ち。ガスが穂高方面の稜線を超える眺めが幻想的。ガスの上がり下がりでブロッケン現象も見える。30分程度景色を眺めて、槍ヶ岳山荘に下る。ハーネス、ヘルメットをパックして下り始めると、程なくガスが晴れて快晴に。ババ平、横尾、徳沢と下るに従い人出が多くなり、曇り空の上高地に到着。待ち時間無くバスに乗り沢渡到着。
大満足の山行となりました。
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