記録ID: 2037125
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白山
秋の白山~いつもの「砂防新道」~
2019年09月26日(木) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:34
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,566m
- 下り
- 1,562m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 8:35
距離 14.7km
登り 1,566m
下り 1,571m
7:23
7:24
36分
別当出合登山センター
10:33
10:43
19分
弥陀ヶ原
11:56
12:14
29分
御前峰(白山山頂)
13:14
13:18
1分
弥陀ヶ原
15:42
15:45
7分
別当出合登山センター
15:52
別当出合駐車場
___【 今回のコース 】___
別当出合駐車場でマイカーを降ります。マイカーのドアをロックして早速、別当出合登山センターまで山道を歩くことになります。距離約300m(標高差約45m)あり、上りは5分以上かかります。
別当出合登山センターから山頂(御前峰)までは、距離約7km(標高差約1440m)になります。今回のようなマイカーの場合は、駐車場から登山センターの距離300mがルートに追加されることになります。
ちなみに今回の山行では、上りに約4時間半/下りに3時間半ほどかかりましたが、標準的なタイムだろうと思います。
【開始】: 別当出合駐車場(標高1215m)-別当出合登山センター(標高1260m)-[砂防新道に入る]-中飯場(1490m)-別当覗(1750m)-甚之助避難小屋(1960m)-南竜分岐(2090m)-黒ボコ岩(2320m:観光新道が合流)-弥陀ヶ原(エコーラインが合流)-室堂(2450m)-御前峰(2702m:白山山頂)-室堂-弥陀ヶ原-黒ボコ岩-[砂防新道を下る]-南竜分岐-甚之助避難小屋-別当覗-中飯場-別当出合登山センター-別当出合駐車場 :【帰投】
別当出合駐車場でマイカーを降ります。マイカーのドアをロックして早速、別当出合登山センターまで山道を歩くことになります。距離約300m(標高差約45m)あり、上りは5分以上かかります。
別当出合登山センターから山頂(御前峰)までは、距離約7km(標高差約1440m)になります。今回のようなマイカーの場合は、駐車場から登山センターの距離300mがルートに追加されることになります。
ちなみに今回の山行では、上りに約4時間半/下りに3時間半ほどかかりましたが、標準的なタイムだろうと思います。
【開始】: 別当出合駐車場(標高1215m)-別当出合登山センター(標高1260m)-[砂防新道に入る]-中飯場(1490m)-別当覗(1750m)-甚之助避難小屋(1960m)-南竜分岐(2090m)-黒ボコ岩(2320m:観光新道が合流)-弥陀ヶ原(エコーラインが合流)-室堂(2450m)-御前峰(2702m:白山山頂)-室堂-弥陀ヶ原-黒ボコ岩-[砂防新道を下る]-南竜分岐-甚之助避難小屋-別当覗-中飯場-別当出合登山センター-別当出合駐車場 :【帰投】
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
秋の白山~いつもの「砂防新道」~ 今年も、いつものルート=[砂防新道]を通り、別当出合(登山口)から御前峰(白山山頂)までの往復登山をしました。[砂防新道]は、白山登山で最も利用されているルートです。 別当出合(登山口)の5.8km手前には、[市ノ瀬]=ビジターセンターなどのある登山基地~があります。[市ノ瀬-別当出合]間の道路は、夏から秋にかけての登山シーズン(週末のみ)には、マイカー規制が行われています。今回、規制が解除されている平日を選んで登山しました。 ※:2019年の場合は、7月6日(土)から10月14日(体育の日)までの土・日・祝日が、マイカー規制となっています。規制日は、市ノ瀬でマイカーを駐車して、シャトルバスを利用して別当出合に移動することになります。 ___【 白山登山の主な情報 】___ ① 別当出合へのアクセス:市ノ瀬からのシャトルバス、金沢駅発の「白山登山急行バス」 ② 主な登山ルート:砂防新道、観光新道、平瀬道、エコーライン、とんび岩コースなど ③ 山小屋・避難小屋情報:室堂ビジターセンター、南竜山荘・南竜ビジターセンターなど ①~③について、昨年の記録にまとめてありますので、参照して下さい。 ● 平日の『白山』~規制なく別当出合まで車で入れます~ 2018年9月20日(日帰り) https://yamare.co/1587855 ___【 白山山頂(御前峰)ある三角点 】___ ● 一等三角点「白山」=標高2702.1m |
コース状況/ 危険箇所等 |
___【 コースの状況等 】___ 私の知る限りでは、ここ数年間で、登山道や施設が格段に良くなっています。これはもしかして、北陸新幹線の金沢駅開業が福を呼んだのかも? 室堂センター横にある「くみ取り式のトイレ」も、もうじきお別れです。新しい公衆トイレが隣りに建設中で、来月から水洗トイレが使えるかもしれません。 |
その他周辺情報 | ___【 白山の近場の温泉 】___ 市ノ瀬-白峰-一里野にある温泉施設をあげました(名称のみ)。 ● 白峰温泉・白山温泉『永井旅館』 ● 白峰温泉「白山天望の湯」 ● 白峰温泉「総湯」 ● 白山一里野温泉・温泉センター『天領』 |
写真
< 白峰百万貫の岩 >
県道157号線の交差点「白峰」から県道33号白山公園線が分岐しています。白峰交差点から県道33号線を(手取川の上流方向に)7.7km進んだ所の河床にあるのが、この「百万貫の岩」です。5台駐車可能でバイオトイレを備えた「寄り道パーキング百万貫の岩」が、視点場の向に併設されています。1934 年(昭和9年)7月に起きた手取川大洪水の際に、こちらの巨石が、手取川支流の宮谷川より流れ落ちてきたとのこと。
県道157号線の交差点「白峰」から県道33号白山公園線が分岐しています。白峰交差点から県道33号線を(手取川の上流方向に)7.7km進んだ所の河床にあるのが、この「百万貫の岩」です。5台駐車可能でバイオトイレを備えた「寄り道パーキング百万貫の岩」が、視点場の向に併設されています。1934 年(昭和9年)7月に起きた手取川大洪水の際に、こちらの巨石が、手取川支流の宮谷川より流れ落ちてきたとのこと。
< 別当出合登山センター(標高1260m) >
交差点「白峰」から県道33号線を約13km進むと、「市ノ瀬」、さらに約5.7km進むと、ここ「別当出合」に到着します。「白峰」から19km弱の距離ですが、やや危険な箇所があり、車で30分以上かかります。私見ですが、県道33号線はここ数年でかなり道路の状態が改善されています。
交差点「白峰」から県道33号線を約13km進むと、「市ノ瀬」、さらに約5.7km進むと、ここ「別当出合」に到着します。「白峰」から19km弱の距離ですが、やや危険な箇所があり、車で30分以上かかります。私見ですが、県道33号線はここ数年でかなり道路の状態が改善されています。
< 吊り橋から約200mの地点 >
ここから約150mの区間が急階段になっています。下りは危険なため、左手(北側)に迂回路が設けられています。上の写真が[下り専用ルート]の合流点で、下の写真が[下り専用ルート]の分岐点です。
ここから約150mの区間が急階段になっています。下りは危険なため、左手(北側)に迂回路が設けられています。上の写真が[下り専用ルート]の合流点で、下の写真が[下り専用ルート]の分岐点です。
< トチバニンジン(栃葉人参) >
ウコギ科トチバニンジン属。トチバニンジンの花はあまり目立ちませんが、見事に紅い果実をつけています。ちなみに、古来から薬草として有名な『朝鮮人蔘(オタネニンジン)』もトチバニンジン属です。
ウコギ科トチバニンジン属。トチバニンジンの花はあまり目立ちませんが、見事に紅い果実をつけています。ちなみに、古来から薬草として有名な『朝鮮人蔘(オタネニンジン)』もトチバニンジン属です。
< 中飯場から500m >
~ほど進んだ所(標高約1620m)から南西方向を眺めました。石川県白山市白峰と福井県勝山市との境界に位置する「大長山」と「赤兎山」が綺麗に見えています。
~ほど進んだ所(標高約1620m)から南西方向を眺めました。石川県白山市白峰と福井県勝山市との境界に位置する「大長山」と「赤兎山」が綺麗に見えています。
< オオカメノキ(大亀の木) >
レンプクソウ科ガマズミ属の実。こういった果実は小鳥たちの食糧になっていますが、まだ実が堅いです。彼らは、実が軟らかくなるのを待ち、冬の食糧にするはずです?
レンプクソウ科ガマズミ属の実。こういった果実は小鳥たちの食糧になっていますが、まだ実が堅いです。彼らは、実が軟らかくなるのを待ち、冬の食糧にするはずです?
< 西から南 >
~を眺めました。南竜から油坂ノ頭に上がると、別山に繋がる登山道があります。別山を経由して岐阜県郡上市旧石徹白村(いとしろむら)の登山口までが、南縦走路(石徹白道)になります。
※:今シーズンは、熊の目撃情報が多発していて、南竜のケビンとキャンプ場は使用禁止になっています。
~を眺めました。南竜から油坂ノ頭に上がると、別山に繋がる登山道があります。別山を経由して岐阜県郡上市旧石徹白村(いとしろむら)の登山口までが、南縦走路(石徹白道)になります。
※:今シーズンは、熊の目撃情報が多発していて、南竜のケビンとキャンプ場は使用禁止になっています。
< 南竜分岐(2090m) >
ここまで登ってくると安心してしまい、『勝ったな』と思ってしまいますが、油断は禁物です。登山口(別当出合)からこの分岐まで約4km進みました。ここから室堂まではあと2kmになりました。
ここまで登ってくると安心してしまい、『勝ったな』と思ってしまいますが、油断は禁物です。登山口(別当出合)からこの分岐まで約4km進みました。ここから室堂まではあと2kmになりました。
< 南竜の方向 >
~に水平道が伸びています。南側の峰々には、別山(べっさん)の北に位置する御舎利山(おしゃりやま)がよく見えています。今朝から、ヘリコプターが麓から何度も往復しています。現在、室堂で公衆トイレが新築されていて工事の資材を運搬しているのだと思います。
~に水平道が伸びています。南側の峰々には、別山(べっさん)の北に位置する御舎利山(おしゃりやま)がよく見えています。今朝から、ヘリコプターが麓から何度も往復しています。現在、室堂で公衆トイレが新築されていて工事の資材を運搬しているのだと思います。
< 南竜分岐から700m >
~ほど進みました。立ち止まっている場所は、別当谷の上流域で、黒ボコ岩の直下付近になります。別山+御舎利山のツートップが綺麗です。遠くに、福井の百名山「荒島岳」が見えています。
~ほど進みました。立ち止まっている場所は、別当谷の上流域で、黒ボコ岩の直下付近になります。別山+御舎利山のツートップが綺麗です。遠くに、福井の百名山「荒島岳」が見えています。
< 手前から >
~七竈-奥宮祈願殿-白山奥宮(山頂)~が入るような撮影をしてみました。ちなみに本宮(里宮)は、白山市三宮町に所在する「白山比咩神社(加賀一の宮)」になります。
~七竈-奥宮祈願殿-白山奥宮(山頂)~が入るような撮影をしてみました。ちなみに本宮(里宮)は、白山市三宮町に所在する「白山比咩神社(加賀一の宮)」になります。
< 白山奥宮祈願殿 >
~の鳥居をくぐり、御前峰(山頂)に上がります(登拝します)。室堂から山頂(奥宮)までは、約1km(標高差250m)になります。上り50分/下り30分~と言うところでしょうか。
~の鳥居をくぐり、御前峰(山頂)に上がります(登拝します)。室堂から山頂(奥宮)までは、約1km(標高差250m)になります。上り50分/下り30分~と言うところでしょうか。
< イワギキョウ(岩桔梗) >
キキョウ科ホタルブクロ属。よく似た種に「チシマギキョウ」があります。チシマギキョウの花には繊毛が生えているますが、イワギキョウには生えていないので見分けられます。面白い事に、寒いところを好む「チシマギキョウ」は白山には自生していませんので間違えることがありません。ところが、お隣の『立山』には、「イワギキョウ」と「チシマギキョウ」が混在していて同じ場所で見られることもあります。
キキョウ科ホタルブクロ属。よく似た種に「チシマギキョウ」があります。チシマギキョウの花には繊毛が生えているますが、イワギキョウには生えていないので見分けられます。面白い事に、寒いところを好む「チシマギキョウ」は白山には自生していませんので間違えることがありません。ところが、お隣の『立山』には、「イワギキョウ」と「チシマギキョウ」が混在していて同じ場所で見られることもあります。
< イワツメクサ(岩爪草) >
ナデシコ科ハコベ属。、花びら(花弁)が10枚あるように見えますが実は、5弁花です。1枚の花びらの真ん中に切れ込みが入っていて5枚が10枚の様に見えているだけです。
ナデシコ科ハコベ属。、花びら(花弁)が10枚あるように見えますが実は、5弁花です。1枚の花びらの真ん中に切れ込みが入っていて5枚が10枚の様に見えているだけです。
< ガスが立ちこめた黒ボコ岩 >
~に出ました。このまま真っ直ぐ砂防新道に下ります。1年前、私はここの分岐で観光新道を下り別当出合」に戻りました。
● 平日の『白山』~規制なく別当出合まで車で入れます~ 2018年9月20日(日帰り)
https://yamare.co/1587855
~に出ました。このまま真っ直ぐ砂防新道に下ります。1年前、私はここの分岐で観光新道を下り別当出合」に戻りました。
● 平日の『白山』~規制なく別当出合まで車で入れます~ 2018年9月20日(日帰り)
https://yamare.co/1587855
< ヘリコプター >
~が谷(不動滝のあたり)を行ったり来たりしていました。甚之助避難小屋-別当覗を通過し、中飯場の400mほど手前まで下った所で撮影しました。ひょっとしたら、回転翼機(ヘリコプター)による航空レーザ測量をしていたのかも?
~が谷(不動滝のあたり)を行ったり来たりしていました。甚之助避難小屋-別当覗を通過し、中飯場の400mほど手前まで下った所で撮影しました。ひょっとしたら、回転翼機(ヘリコプター)による航空レーザ測量をしていたのかも?
< 中飯場まであと100m >
~ほどの所に水場があります。この後、県道120号白山別当出合線のトンネルの上を通過して、中飯場に下ります。ちなみに、県道120号線は、起点が白山山頂で終点が別当出合になっていますが、上の方は別当谷の途中で行き止まりになっています(一般車通行禁止)。
~ほどの所に水場があります。この後、県道120号白山別当出合線のトンネルの上を通過して、中飯場に下ります。ちなみに、県道120号線は、起点が白山山頂で終点が別当出合になっていますが、上の方は別当谷の途中で行き止まりになっています(一般車通行禁止)。
< 下り専用ルート >
~の分岐点に出ました。右手の別当谷側に進みます。迂回せずに真っ直ぐ下ると合流点まで約150mですが、下り専用ルートを通ると約350mになり200mほど多く歩くことになります。もちろん危険なので直進禁止=右折して下り専用ルートを利用します。こちらの迂回路に以前あった危険箇所はかなり改善されていました。
~の分岐点に出ました。右手の別当谷側に進みます。迂回せずに真っ直ぐ下ると合流点まで約150mですが、下り専用ルートを通ると約350mになり200mほど多く歩くことになります。もちろん危険なので直進禁止=右折して下り専用ルートを利用します。こちらの迂回路に以前あった危険箇所はかなり改善されていました。
< キンミズヒキ(金水引) >
バラ科キンミズヒキ属。谷から風に飛ばされてきた綿毛の塊が茎に引っかかっています。この綿毛は「ドロノキ(泥の木)ヤナギ科ヤマナラシ属」の種子です。
バラ科キンミズヒキ属。谷から風に飛ばされてきた綿毛の塊が茎に引っかかっています。この綿毛は「ドロノキ(泥の木)ヤナギ科ヤマナラシ属」の種子です。
装備
個人装備 |
小型ザック
キャップ
軍手
コンパクトデジカメ
スマートホン
GPS
予備電池
ガベッジバッグ(携帯トイレ)
レインウエア(上)
タオル2本
おにぎり
水1L
|
---|
感想
___【 良かったこと 】___
● 1年ぶりの白山登山でしたが、なんとか独り立ちできました(他人さまに迷惑をかけずに済みました)。
● 弥陀ヶ原は紅葉のシーズン(9月下旬から10月上旬が見頃?)まっただ中だった。カメラはコンデジだったが、そこそこ良い写真が撮れた。これからが(10月上旬)、南竜ケ馬場あたりの紅葉が期待できるのだが、熊の目撃情報が毎日のようにあるらしい。今年の南竜の紅葉は熊さんに譲ってあげましょう?
___【 悪かったこと 】___
● 久しぶりの高山だったので体力に自信がなく、重い一眼レフ(重さ1.5kg位)の装備を諦めた。
● 昼時に室堂センターにお邪魔したが、ビールとうどんの誘惑に負けそうになった(膝が笑い始めていたのでアルコールは厳禁だった)。
___【 最後に 】___
私は事情あって、昨年暮れからはあまり登山の機会を得ることが出来ませんでした。ようやく9月に入り時間的な余裕が生まれるようになったので、これからは山に出かけることが増やせるかな~と希望を持っています。冬が来る前に、リハビリも兼ねて、手近な富山・石川の山を狙っていこうかと思っています。
___【 近隣の山行記録のリンク 】___
一年前の白山登山です。白山登山の情報を詳しくまとめて見ました。
● 平日の『白山』~規制なく別当出合まで車で入れます~
2018年9月20日(日帰り)
https://yamare.co/1587855
コメント
この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走
白山 [2日]
白山 (砂防新道)~南竜ヶ馬場(テント設営)~室堂(展望歩道)~お池巡り~(エコーラインで下山)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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