行者小屋〜硫黄・赤岳・阿弥陀〜
- GPS
- 12:48
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,393m
- 下り
- 2,401m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:18
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 6:25
天候 | 1日目 曇り時々雨 2日目 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
赤岳山荘 駐車場(1日1000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢 危険箇所なし 地蔵尾根 急登、落石注意、鎖あり 地蔵の頭〜硫黄 危険箇所なし 硫黄〜赤岳鉱泉 危険箇所なし 赤岳鉱泉〜行者小屋 危険箇所なし 地蔵の頭〜赤岳 落石注意、鎖あり 赤岳〜西岳 落石注意、鎖あり、ザレ 西岳〜阿弥陀 阿弥陀の登りで落石に注意を 御小屋尾根 阿弥陀のピーク近くは、岩場。高度感あり。ガレてて急。樹林帯に入れば特に危険なし。 |
その他周辺情報 | J&N |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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感想
朝の目覚めは良好!
9月28日(ソロの日)
予定通り、家を出発。
横岳から硫黄の稜線を歩けること、硫黄からの赤岳・阿弥陀が見られるのかと思うと寝てはいられなかった。
美濃戸口に駐車し、林道を歩き始める。
すると早速、赤岳山荘に向かう車に抜かされた。
waniko『女の子一人の林道歩きは危ないから赤岳山荘まで乗りなさい』なんて声をかけてくれないかな〜と考えながら歩く。
もちろん、誰も声なんんかかけてくれない(笑)
いつもは、赤岳山荘まで車で乗り入れるwaniko。
だが、今回は御小屋尾根から下山する計画のため、赤岳山荘まで歩くことにした。
車がボコボコ道をどのラインを使って通るか観察しながら、歩く。
そして、歩き始めて50分が経過したころ赤岳山荘に着いた。
林道歩きは、wanikoにとって苦ではなかった。
南沢に入り、後ろには男性二人。
すぐに抜かされるだろうと思ったら、姿が見えなくなった。
あれ?休憩でもしたか?と思い、wanikoはwanikoのペースで歩く。
すると前に日帰り装備の若い男性5人組。
早いペースの5人組。
waniko、トレーニングのつもりで、5人組を追う。
呼吸を乱さないように、気持ち早いペースを意識して(とはいえ、必死のwaniko)。
すると、最後尾のお兄さんが、「先に行きますか?」とwanikoの方を振り返り、声をかけてくださった。
waniko「え!?お兄さんたちの方が早いので、抜かさないでおきます」と答えたのだが、道を譲られてしまった。
そこからは、お兄さんたちの邪魔にならぬよう、今まで以上に足を速めますよ…
一所懸命に歩き、後ろを振り返るとお兄さんたちの姿は消えていた。
行者小屋まであと15分の所まで来ていた。
奥の院の稜線が目の前に堂々と広がり、その威圧感が何とも言えない。
行者に着き、テント場の受付をするため、小屋へ。
すると、おでんを持った叔母様方。
「すみませ〜ん…すみませ〜ん…」と通らない声で小屋の人を呼ぶ。
何度も呼ぶが、全然聞こえないらしく、小屋の人は誰も出てきてくれない。
おでんのお会計ができず、おでんは、冷える一方。
おせっかいwaniko、「呼びましょうか」と申し出る。
「すみませーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」と呼ぶ。
すると、奥から小屋の人が「はーい」と。
叔母様方は、口をそろえ「若いってすごいわね❤」とほめてくださる。
照れ笑いをするwaniko。
だが、心の中では「お腹から声を出す方法を知っているだけだ」と突っ込みを入れた。
叔母様方のおでんのお会計に続き、wanikoはテント場の受付を済ませた。
テントを張り、地蔵尾根から稜線に出る。
が、当初のwanikoの計画は、「地蔵尾根を使いテント場に戻る」だ。
なぜか、直登してしまい気づいたときには、引き返すのが面倒に思われ、そのまま登り切ってしまった。
地蔵の頭から横岳までは梯子があったりとアスレチック。
横岳に着くと杣添尾根を眺め、「またこの尾根を使いたい」という気持ちがわいてきた。
この尾根はwanikoにとって、苦い思い出も、楽しい思い出も詰まっている。
けれどもそんな思い出には浸らずにスルー。
硫黄岳まで続く稜線を眺めると、登山者が少ない。
静かな八ヶ岳の稜線歩きにwanikoは、満足。
足取りは、軽いが雲いきが怪しい。
時折、霧雨のようなものが当たる。
硫黄岳山荘に着く。
硫黄岳山荘にくるとwanikoは、必ずトイレに入る。
なぜか?硫黄岳山荘のトイレが大好きだから!!!!
何故好きか?
山小屋のトイレではありませんもの。
素晴らしく綺麗なトイレだから、いつも念のためといって寄ってしまう。
硫黄岳山荘のトイレを堪能し、山荘をでる。
すると、彼方後方を歩いていたはずのトレラン風の方が目の前に現れた。
こんにちは〜とだけ挨拶を済ませ、wanikoが先を行く。
が、硫黄岳山頂に着くころには、その方がすぐ後ろに。
waniko、気になって「どこから来たんですか?」と聞いてしまった。
すると、阿弥陀からきました!と。
歩くのがとても速い方だった。
その方のように速く歩けるようになりたいな〜と思うwaniko。
不思議なことに話が弾み、硫黄岳から一緒に赤岳鉱泉へ向かうことになった。
その方も話始めたら止まらない!!
下りながら、ずっと話している。野口五郎で出会った誰かさんみたいに。
お住まいも野口五郎で出会った誰かさんの近くだという。
その近辺、いや、その県に住んでいる人は、みなおしゃべりなのか?と思えてしまった。
話が弾みすぎたため、赤岳鉱泉にすぐについてしまった。
そこからは別々の道。さようなら〜!と笑顔で解散。
(今度は、テント泊しましょ〜ね!!)
wanikoは行者に着くと、すぐにお酒に手を伸ばした。
そうよ。暇だもの。
15時に行者に着くはずが14時前についてしまった。
一人の時間を楽しむも、空が曇っているせいか少しだけ孤独感に襲われる。
広場で1時間ほどぼんやりしてテントに戻る。
そうだ、本を持ってきていた。
『高熱隧道』
テントの中で寝転がって1ページ目から読み進める。
すると…滑落した人の遺体の描写が出てきた。
『眉毛と歯列が密着して、足はお腹から突き出てる』といったような文だった気がする。
その描写に驚き、読み返し、想像するwaniko。
本当は、そのあたりをサラッと読み流した方がよいのだろう。
だけれども、想像せずにはいられないwaniko。
そして、テントの中でその遺体に一人でビビる。
夢に出てきたらどうしよう(;´∀`)と戸惑いつつ1日目終了。
9月29日
「wawnikoちゃーん!」とテント場に響き渡るにこやかな声。
Sさん登場。
waniko少し恥ずかしながらも、「おはよう!!早いね!!」と笑顔で返す。
テント場にいた多くの人は、『あの人がwanikoちゃんか!』と思ったことだろう。
今日は、Sさんと一緒に赤岳と阿弥陀を歩く約束。
wanikoのテントを撤収させ、Sさんの元へ行く。
Sさんは、wanikoが撤収作業をしている間、広場でお湯を沸かし、梨を切ってくれていた。
それらを頬張り、コーヒーで一息つく。
すると、Sさん「荷物はどれを持てばいい?」と。
そう、Sさんは、優しく、wanikoのテント装備の一部を持って歩いてくれるというのだ。
waniko、初めは遠慮してポールとペグだけを差し出した。
Sさん「ほかには?」と。
ほかには?と聞かれたら、、、ザックの中身をじゃんじゃん出すしかない!!!
wanikoの遠慮はどこへやら。
「これもこれも!」と差し出したのは、ブランデー梅酒やコッヘル、バーナー、ソフトシェル、グラウンドシート。
かなり持ってもらった。
wanikoのザックは、とても軽い〜❤
沢山の荷物を渡してしまったのに嬉しそうに、Sさんはザックにwanikoの荷物を詰め込んだ。
パッキング完了。
さぁ!地蔵から登ります!
前日も登った地蔵尾根。
すぐに地蔵の頭についた。
とは言え、Sさんが完璧wanikoのペースに合わせて登ってくれたお陰だ。
ステップの高いところでは、「ゆっくりでいいからね」と声をかけてくれ、階段で上がってしまった息を整える余裕をくれる。
本当にありがたい。
赤岳のピークを無事に踏み、中岳に向かうも、そこはザレ場。
waniko、数回ズルっと足を取られる。
するとSさん、後ろから転ばない様にザックをチョンと押し返てくれる。
反射神経良すぎ。
そんなザレ場をおりゃー!っと下り、中岳へ。
阿弥陀の登りに差し掛かるとSさんとの会話は『女性のどこの部位に惚れるか』という話。
wanikoは、話に夢中になり、上から下りてくるおじ様に気が付かなかった。
かなり近づいてから、わぁ!と気が付くwaniko。
もしかして、今の話全部聞こえていました?とおじ様に聞く。
すると「聞こえてたよ〜♪」と。
恥ずかしい!!と思うも、この際、おじ様にも『女性の好きな部位』を聞いてしまえ!と初対面にもかかわらず「女性のどこの部位に惚れますか?」と聞いた。
すると、おじ様、ノリノリで本気の回答を下さった。
おじ様が女性の好きな部位は、ウエストから太ももにかけて(側面)だそう。
waniko続けざまに「そこが華奢なのが好き?それとも弛んでる系?」と聞いた。
すると、おじ様「引き締まったのが好き!」と即答。
waniko、「お山には、ウエストから太ももにかけて引き締まった人が多いからいいですね!」と話は大盛り上がり。
あと、おじ様は、女性の笑顔も好きらしい❤
なお、Sさんは、鎖骨が好きらしい❤
急な阿弥陀の登りもそんな楽しい話で軽快に登ることができた。
阿弥陀のピークにつくと再びSさんが果物を剥いてくれた。
コーヒーを入れるためにお湯を沸かす。
wanikoは、手持無沙汰なので火の番を買って出た。
が、wanikoすぐにフラフラと歩きまわる。
Sさんに火の番になってないと指摘を受けた。
頃合いを見計らって火の具合を見れば良いと思っていたが、火の番はそうではないらしい。
火を注視するのが火の番!
waniko反省(笑)。
きちんとバーナーの前に座り、番をこなした。
阿弥陀のピークでは45分程過ごし、いざ御小屋尾根!
上からみる尾根の長さに心を躍らせ下る。
樹林帯に出るまではガレてて歩きにくいものの、樹林帯に入るとかなり歩きやすい!
Sさんとの下りはいつも走るように下る(wanikoにとって)。
下り始めて2時間ほどで別荘地に到着。
そこからは、コンクリート歩き。
コンクリートの硬さが身に応える!
各十字路に美濃戸口あっち!という看板がある。
これ、夜なら美濃戸口の案内表示に気が付かず、道に迷ってるよねとSさん。
wanikoは、その言葉に深く頷いた。
コンクリート道を歩くこと20分。
美濃戸口に無事到着♪
今回も沢山の方に話しかけてもらえ、楽しい山行になりました♡
ありがとうございました。
そして、荷物を沢山持ってくれたSさん、ありがとう(´▽`*)
栗きんとんもきんつばも美味しかった❤
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