笠ヶ岳、双六岳 〜笠新道、小池新道周回〜
- GPS
- 55:42
- 距離
- 40.7km
- 登り
- 3,162m
- 下り
- 3,152m
コースタイム
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:16
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 3:36
- 合計
- 11:50
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:47
天候 | 22日 曇り 23日 快晴! 24日 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆笠新道〜杓子平〜笠ヶ岳 1800m過ぎから徐々に雪。 杓子平から笠ヶ岳までは完全な雪道、大体30〜50センチ。抜戸岳から笠ヶ岳までの稜線は細尾根、雪庇に注意。 ◆抜戸岳〜弓折分岐〜双六岳 秩父平降りるまでは稜線歩き、秩父平下りたあとはハイマツうるさかった。 双六小屋から双六台地までは急登、雪もカチカチだった。 ◆弓折分岐〜新穂高(小池新道) 鏡平へのトラバース道もまだ普通に歩けた。 鏡平小屋手前の橋は板踏撤去されているが迂回路あり。 笠ヶ岳山荘冬季避難小屋 トイレ無し、携帯電波は通じた(キャリアはdocomo) 双六山頂避難小屋 トイレあり、携帯電波は不明(少なくともテント場からは圏外) 1人1000円 室内に送金先住所の記載あり |
その他周辺情報 | ひがくの湯 750円 (登山者は700円) https://www.okuhida.or.jp/archives/1704 中崎山荘 900円 |
写真
装備
個人装備 |
スノーシュー スコップ GPS ウィペット アイゼン テント シュラフ 防寒着
|
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感想
笠ヶ岳へ行って来ました。
近年ずーっと行きたかった笠ヶ岳。
登頂自体は一回あるのだけれど、ヤマレコやる前でもうかれこれ7、8年くらい前。再訪の時は是非泊まりで行ってみたい山だった。北アルプスの中でも西の方にあり、夕陽や雲海が綺麗なのは有名だし。
前回は最短の笠新道ピストンだったので今度はクリヤ谷&秩父平を通り大回りしたいとも思っていた。
そんなことを思いながらもう11月。ハイ、また来年に繰り越しだな〜と思っていたら突然大チャンスが恵ってきた。
仕事で半年ほど続けた交代勤務から日勤に戻れとのお達し。その変わり目期間で4連休GET!先週降雪もあったようだし笠へ行けとの神のお告げとしか思えなかった(笑。
毎度のが如く数日前から天気に振り回されたが、決行を決断。理想的にはクリヤ谷から登りたかったが、未踏の不安&初日の天気が芳しく無かったので無難に笠新道からとした。
前日新穂高入りし当日4時半スタート、無料駐車場は自分の含め3台だった。
左俣を小一時間ほど進んで笠新道登山口へ。「さあここで水補給してから登ろう!」と思っていたら水出てなかった。いつもジャブジャブ出てる印象しか無いが枯れるんですね(汗)。500mのペットボトル1本では流石にヤバいのでわさび平小屋の沢まで汲みに行った。リサーチ不足で20分ロス(>_<)
登り始めると標高2000mくらいから徐々に雪出てきたが杓子平(約2400m)までツボ足で何とか行けた。前日入りの際、平湯から見た笠ヶ岳は思っていたほど白く無く不安あったが杓子平出るとそれなりに雪はあった♪
初日の予報は良くなかったのでホワイトアウトの心配しかして無かったが、杓子平から笠ヶ岳も見えたし少し歩くと槍穂の稜線もそれなりに見えた。ゴボる感じも心地よい、早速スノーシュー装着し抜戸岳方面へ。
稜線出るとガッスガスになったが危険なレベルでは無かった。時間に余裕もあり、ゆっくり慎重に細尾根歩いて13時頃小屋到着。
少しだけ冬季避難小屋の玄関前除雪して小屋の中へ。せいぜい3〜4名しか泊まれそうに無い狭い小屋だがもちろん貸切で快適そのもの♪。携帯電波まで通じた。
結局この日は天候回復すること無くトイレ以外そとに出る事は無かった。
翌日は5時頃起床、笠ヶ岳山荘から山頂は凄く近いのでコレでも充分なのだが少し寝坊。
昨晩は全く眠れずそれどころか少し頭痛もあった。途中薬を飲んでぐっすり寝れたのが3時頃だったように思う。大人になってから山の上で薬飲んだのは初めてだっだ。
6時前に小屋出てサクッと山頂へ。防寒対策バッチリで出たもののほぼ無風で全く寒く無かった。
天気は最高で山頂はもちろん貸切、雪もバッチリありもうコレ以上望むものなどない状況。久しぶりに見る朝日を浴びた雪面はやっぱり美しかった。
写真撮影しながら山頂標識ある場所と祠の場所とを行ったり来たり、5往復はしたと思う(笑)。
小屋へ戻ってから身支度整え出発、感謝の気持ちを込め「来た時よりも美しく」レベルで掃除させて頂いた。
2日目はとりあえず双六まで行って避難小屋orテント設営後三俣蓮華までを予定していた。抜戸岳までは昨日来た道戻るのだが天気違いすぎ!ヤリホを見ながらの真っ白な稜線歩きは筆舌に尽くしがたいほど楽しかった。
秩父平へ下りるとハイマツが顔を出す道が続く。稜線とは違い雪も緩いのでゴボり出す。
アイゼンからスノーシューにチェンジしようかなぁと考えながら歩いていたら今回初めて人に会った、しかも5名のパーティー。
全員が赤布ついた竹串を沢山持っていたので山の関係者だろう。こんなところに目印付けるって事はそれなりに人気ルートなのだろうか?鏡平から来たとの事でこの瞬間プチラッセルの不安は無くなった。
弓折分岐まで出ると双六方面にも1人分のトレースがあったし下の鏡平方面から上がってくるパーティーも見えた。分かってはいたが今日はさすがに貸切は無い。
14時頃双六小屋到着、まず冬季避難小屋覗いたら誰も居なかった。が、色々考慮した結果今日はテント泊にした。だってテント場は地面出てるし。
テント設営して再び水作り、昨日多目に作った水(約2.5リットル)は今日の暑さでほぼ消費していた。
そして夕陽見に双六山頂へ。ちなみに三俣蓮華岳は弓折分岐到着時点で諦めていた、当然だが夏のようには進まない。
双六台地への登りはカリカリの雪面だった。確か一昨年nakkiさんと来た時はラッセルしたような?冬山は状況次第でガラリと変わる。
急登クリアし双六台地へ乗り上げる、残念ながら雪が殆ど無い↘、今時期は降雪直後じゃ無いと融けてしまうみたい。
しかし夕陽に染まる槍〜穂高の稜線見れれば充分満足♪。貸切の山頂で記念撮影して急斜面をバックステップで慎重に下りテント場に戻った。避難小屋は10名近くの団体さんが入りテントは自分含め5張に増えていた、今日の双六小屋は大賑わいだ。(・・と言っても小屋は閉まってるが)
当然避難小屋に比べればテントは寒いが、天気も良かったし大したことは無かった。
翌日は夜明けと共に下山、もう御来光は笠ヶ岳で充分満足していた。
高速道路な小池新道をサクサク下りてお昼前に新穂高へ下山完了。日帰りくらいなら結構入浴せず帰る方だがさすがに3日間も入って無いと気持ち悪いので中崎旅館で入浴。前泊はひがくの湯入ったけどお湯だけなら中崎、施設&サービスならひがくかな。
3日間山行だと大事なのは間違い無く2日目の天気。最高な天気で見た笠山頂からの御来光と稜線歩きは素晴らしかった、笠最高!
今度は残雪期に穴毛大滝を見てみたい(^。^)
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