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Yamareco

記録ID: 213293
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

花の至仏山・おまけで小笠〈鳩待峠からの周回〉

2012年08月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:28
距離
14.6km
登り
1,033m
下り
1,017m

コースタイム

鳩待峠5:25…6:10山の鼻6:27…8:33至仏山9:03…小至仏山9:36…笠ヶ岳との分岐10:03…悪沢岳10:11…10:45小笠10:52…11:51オヤマ沢田代…12:53鳩待峠
※休憩54分
天候 晴天。
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
東京駅よりフジメイトトラベル( http://www.f-m-t.co.jp/oze-hiking/ )さんの夜行バスツアー利用。
〈8/4〉東京22:00/新宿22:50発 →〈8/5〉鳩待峠5:15頃着(予定では5:30頃)
※鳩待峠直行、不要荷物車内置きOK、下山後の入浴付でおすすめです。
コース状況/
危険箇所等
【コース状況】
〈至仏山エリア〉
・登山口までは遊歩道といった感じですが登山口からは一気に上り坂になります。
・山の鼻〜至仏山は植生保護と登山者の安全のために上り専用となっています。
・岩は乾いていても滑りやすいです。
・3ヶ所ほど鎖場ありましたがそんなに難しくはありません。
〈笠ヶ岳方面、小笠まで〉
・至仏山メインコースと雰囲気が全く変わり、木道はありません。人気も少なくかなり静かなコースです。
・あちこちに大きなぬかるみがありました。
・1ヶ所岩場にロープがかかっているところがあります。
・小笠山頂は人が一人立てるくらいです。山頂までの道はしっかりありますがロープ外でした。
 (行ってはいけなかったのかもしれません)

【トイレ】
・鳩待峠
・山の鼻
※ともにチップ制100円

【下山後のお楽しみ】
・鳩待峠でのお食事、お土産
※限定の「花豆ソフトクリーム」が人気のようです。

【便利サイト】
・(財)尾瀬保護財団 www.oze-fnd.or.jp
鳩待峠から出発。山の鼻経由で至仏山を目指します。種子取りマットで靴底をスリスリ。尾瀬の自然を守ろオゼ(^-^)ゝ
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鳩待峠から出発。山の鼻経由で至仏山を目指します。種子取りマットで靴底をスリスリ。尾瀬の自然を守ろオゼ(^-^)ゝ
熊避けの鐘を発見。鈴付けているけど鳴らしたいので鳴らします。先に進むと左側にも同じ物がありました。植物がなぎ倒されている場所もあったので、この一帯は本当に熊の通り道なのかも。
熊避けの鐘を発見。鈴付けているけど鳴らしたいので鳴らします。先に進むと左側にも同じ物がありました。植物がなぎ倒されている場所もあったので、この一帯は本当に熊の通り道なのかも。
コバギボウシ。
たぶん、コオニユリ。
たぶん、コオニユリ。
マルバダケブキ。
マルバダケブキ。
ミヤマシシウド。背丈以上に高い物もありました。
ミヤマシシウド。背丈以上に高い物もありました。
ソバナ、かな。
カラフルなテントたちが見えました。山の鼻に到着です。右の階段はビジターセンターの入口です。10円でハイキングガイド等が手に入ります。
カラフルなテントたちが見えました。山の鼻に到着です。右の階段はビジターセンターの入口です。10円でハイキングガイド等が手に入ります。
最後のトイレタイムも済ませて山の鼻を出発。左奥に見えるのが至仏山の登山道入口です。
最後のトイレタイムも済ませて山の鼻を出発。左奥に見えるのが至仏山の登山道入口です。
おー、解放感があっていいですねー。正面にはこれからお邪魔する至仏山。
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おー、解放感があっていいですねー。正面にはこれからお邪魔する至仏山。
思わずパノラマ〜。
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思わずパノラマ〜。
サワギキョウ。
オゼミズギク。
至仏山の登山口まで来ました。登山ポストあります。最初の上りは木の階段。
至仏山の登山口まで来ました。登山ポストあります。最初の上りは木の階段。
この石たちがつるつるもの。
この石たちがつるつるもの。
森林限界を越えると、抜けるような青空が待っていました。
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森林限界を越えると、抜けるような青空が待っていました。
ニッコウキスゲ。
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ニッコウキスゲ。
イワオトギリ。
振り返ると湿原の奥に燧ヶ岳。いつか行きたいな。
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振り返ると湿原の奥に燧ヶ岳。いつか行きたいな。
キンコウカ。
ミネウスユキソウ。
ミネウスユキソウ。
ミヤマホツツジ。
ミヤマホツツジ。
鎖場です。そんなに難しくはないですが、石がつるつるものなので慎重に。
鎖場です。そんなに難しくはないですが、石がつるつるものなので慎重に。
ノアザミ。
コメツツジ。
イワシモツケ。
ホソバコゴメグサ。
ホソバコゴメグサ。
ツリガネニンジン。
ツリガネニンジン。
ミヤマウイキョウ。
ミヤマウイキョウ。
ウメバチソウ。
タカネナデシコ。
タカネナデシコ。
両側はお花畑です。
両側はお花畑です。
頂上らしきものが見えてきました。もう少し。
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頂上らしきものが見えてきました。もう少し。
タテヤマリンドウ。
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タテヤマリンドウ。
ウラベニダイモンジソウ。
ウラベニダイモンジソウ。
山頂に到着。まだ早いので空いています。
山頂に到着。まだ早いので空いています。
二等三角点。
至仏山、いっただきー。欲求不満で紫多め。
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至仏山、いっただきー。欲求不満で紫多め。
イブキジャコウソウ。
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イブキジャコウソウ。
タカネトウウチソウ。
タカネトウウチソウ。
小至仏山への稜線。
小至仏山への稜線。
小至仏山。鳩待峠からピストンの人たちも続々と上がってきているので激混みです。
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小至仏山。鳩待峠からピストンの人たちも続々と上がってきているので激混みです。
ハクサンチドリ。
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ハクサンチドリ。
ハクサンイチゲ。
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ハクサンイチゲ。
ミヤマキンポウゲ。
ミヤマキンポウゲ。
チングルマの果穂。
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チングルマの果穂。
小至仏山を振り返る。
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小至仏山を振り返る。
アカモノ。
ゴゼンタチバナ。
ゴゼンタチバナ。
笠ヶ岳との分岐。時間があるので笠ヶ岳手前の小笠まで往復してみます。
笠ヶ岳との分岐。時間があるので笠ヶ岳手前の小笠まで往復してみます。
至仏山メインコースを逸れると、あれあれ一気に尾瀬らしさが消えちゃいました。前方のピークは…。
至仏山メインコースを逸れると、あれあれ一気に尾瀬らしさが消えちゃいました。前方のピークは…。
悪沢岳です。
ロープで下ります(上る時の方が大変でした)。
ロープで下ります(上る時の方が大変でした)。
泥濘がそこかしこに。埋め込まれている木の枝で上手く渡ります。
泥濘がそこかしこに。埋め込まれている木の枝で上手く渡ります。
小笠の山頂に到着。頂上は今まで登った山の中で1番の狭さ。
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小笠の山頂に到着。頂上は今まで登った山の中で1番の狭さ。
笠ヶ岳までは目と鼻の先。行こうか迷ってちょっと進む。でも…何かあると嫌なので引き返します。
笠ヶ岳までは目と鼻の先。行こうか迷ってちょっと進む。でも…何かあると嫌なので引き返します。
小笠と小笠前の標識。山頂に行く道はロープの外なのでわざわざ登る人はいないのでは。そんな感じの小笠でした。
小笠と小笠前の標識。山頂に行く道はロープの外なのでわざわざ登る人はいないのでは。そんな感じの小笠でした。
後ろ髪を魅かれて振り返る。さよなら笠ヶ岳。
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後ろ髪を魅かれて振り返る。さよなら笠ヶ岳。
至仏山メインコースに戻ってきました。分岐の先に広がる湿原。
至仏山メインコースに戻ってきました。分岐の先に広がる湿原。
ワタスゲ。
オヤマ沢。
鳩待峠まであと2km。
鳩待峠まであと2km。
ハリブキ。
無事鳩待峠に戻ってきました。下山口を振り返る。どなたかのビショビショシャツで標識が隠れていて残念。本日もお疲れやまでした。
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無事鳩待峠に戻ってきました。下山口を振り返る。どなたかのビショビショシャツで標識が隠れていて残念。本日もお疲れやまでした。

感想

旦那さんが貧乏暇無して全く構ってくれず、楽しみにしていた夏山行が消滅しました。
他の人を誘う気力もなく、お声すらもかからないので、今回は「お金の力」で遠出してみることに。
利用したのは仕事上がりでも間に合う『夜発 尾瀬日帰りハイキングツアー』。
お値段はお金の力が弱くても安心プライス、5900円!
しかも下山後には入浴付!
鳩待峠まで連れて行ってくれるのでそこからはフリープランです。

初めての尾瀬なのでいろいろ目移りしましたがここは日本百名山の至仏山へ。
予定時間より早めに鳩待峠に到着したので、5:30前にスタートすることが出来ました。
お花に足を止めながら尾瀬らしい木道や湿原を抜け、いよいよ登山口。
急坂や岩のつるつる加減が心配だったので、お花全種類に足を止めたり、時折尾瀬ヶ原を振り返りながら、ゆっくり慎重に上がっていきました。
そしたら上がりきったところにいきなり至仏の山頂が出てきてびっくり。
なんだ、一人でも無事に登頂できるじゃん、私!
なんか想像より全然登りやすい山でした。
山の鼻から3時間見ていましたが研究見本園を飛ばしたので2時間程で着いてしまったようです。
当初バスの到着遅れを頭に入れて鳩待峠6:30スタートで計画を立てていたこともあり、合わせて2時間ほど余裕も出きました。
このまま鳩待峠に下りるにはもったいない。
ならば至仏山と迷っていた笠ヶ岳?
でも笠ヶ岳までは+3時間なのでいろいろと厳しいかも知れない。
手前の小笠までなら+2時間なので、とりあえず小笠まで行ってみよう!
と、急遽時間潰しのおまけコースを追加することにしました。
ちょうど次の小至仏山が休憩も出来ないほど激混みだったのでそのまま歩き、分岐から笠ヶ岳方面へ。

本線と離れると何だか一気に尾瀬の雰囲気と人気が無くなり普通の山道になりました。
危うく尾瀬に来ていたことを忘れてしまうくらい普通でした。
目的の小笠に行って見ると登山道がロープの外になっていました。
登っていいのかわからないけど小笠の為にここまで来たのだから上ります。
一人立てるかくらいのちいちゃな山頂でした。
そして目の前には尖った笠ヶ岳。
ここまで来て小笠だけって…引き返すのが惜しいくらい近いっ!
でも、結構な傾斜が本当に小笠から往復1時間なのか怪しかったのと、諸事情も考え、悔しいけれど引き返します。

あとはひたすら鳩待峠まで。
13時くらいに到着し、かき氷となめこ汁(変な組み合わせ)を食べてバスを待ちました。
ゴールしてみたらまだまだ集合時間には余裕があり笠ヶ岳まで行けたなぁーと思いつつ、寝不足の疲れがどっと出てきたのでやっぱり無理して行かなくて良かったーと…、ん゛〜、う゛〜、思います…。

そんなこんなで当初の目的である至仏山は、無事に頂きましたー!
夜行バス、全然寝れないけれど今回のツアー利用はすっごく良かったです。
また尾瀬に行くときに使いたいと思いました。

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コメント

お疲れさまでした
tomonkeyさん、こんばんわ
尾瀬もサワギキョウやミズギクが咲き始め、秋が近づきつつあります。至仏山は珍しく魅力的な花が多く、再訪したくなるのではないですか?。
笠ヶ岳までもう少しでしたね。
笠ヶ岳も蛇紋岩で生成された山なので、至仏山と同じ珍しい花に会えますよ~(展望も良いです)
笠ヶ岳のルートは土日でも入山者は少なく、静かな山旅を
味わえますね。機会がありましたらまたお出かけください。
2012/8/6 20:48
ozesaiさんへ。
コメントありがとうございます!
サワギキョウやミズギクはもう秋が近いのですね。
昨日は初めての花とたくさん出会えたので1つ1つ調べ、だいぶ勉強になりました。
(合っているかはわかりませんが
笠ヶ岳は惜しかったです。
もうひと頑張りしていたらまた別の新しい花に出会えたかもしれませんね
初めての尾瀬だったのでまた時期をずらしてぜひ訪れてみたいと思いました。
2012/8/6 23:18
綺麗な花がいっぱいですね
tomokeyさん こんにちは。

初めての尾瀬、おつかれやまでした。天気も快晴で空が青くて気持ち良さそう。

我が隊はまだ尾瀬に行った事がありませんがこんなにたくさんの綺麗な花があるんですね。至仏山と花のセットでお気に入りにさせてください。今年は無理でも来年の参考にさせていただきます。

バスツアーも内容を拝見すると中々いいですね。運転しないのでビールも飲めるし?今度、大宮発のバスツアーを探してみます。

下界はまだ猛暑なのにもう秋の気配ですか…。この暑さから逃れたい!
2012/8/7 12:42
yuzupapaさんへ。
おかげさまで晴天に恵まれました!
気温も下界と違って涼しかったですよ
尾瀬は水芭蕉やニッコウキスゲのイメージでしたが山に登ったらまた違った珍しい花に出会えて感動しました。
花だけでなく山頂からの眺めも素晴らしくて最高でした。

バスツアー、実は別会社でお願いしようとしていたのですが満員だったため急遽探したものでした。
でもこちらの方が好条件だったのでかえって良かったです
色々な会社があるので利用される場合はyuzupapaさんの条件に合うツアーが見つかるといいですね
2012/8/7 23:48
プロフィール画像
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