荒川岳・赤石岳 これは臨機応変と言うのだヨ!
- GPS
- 19:34
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 3,136m
- 下り
- 3,123m
コースタイム
07:25 畑薙夏期臨時駐車場 =(東海フォレストバス)= 08:25 椹島ロッヂ
08:37 椹島ロッヂ → 09:44 鉄塔横 → 10:34 小石下 → 11:34 清水平(昼) 12:05 →
12:50 見晴台 13:00 → 13:59 駒鳥池 14:14 → 14:47 千枚小屋(テン泊)
【2日目】
05:38 千枚小屋 → 06:20 千枚岳 06:30 → 07:13 丸山 07:20 →
07:47 荒川東岳 08:00 → 08:54 中岳避難小屋 09:00 → 09:07 中岳 09:11 → 09:18 前岳 09:30 →
10:15 荒川小屋(昼) 11:23 → 11:50 大聖寺平 11:55 → 13:00 小赤石岳 13:11 →
13:37 赤石岳 → 16:00 赤石小屋(素泊)
【3日目】
06:50 赤石小屋 → 08:30 樺段 08:37 → 09:52 椹島ロッヂ
10:30 椹島ロッヂ =(東海フォレストバス)= 11:30 畑薙夏期臨時駐車場
天候 | 8月16日(木):快晴 8月17日(金):晴れのち激しい雷雨 8月18日(土):快晴 下山後ゲリラ豪雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆千枚小屋:テント泊600円+トイレ代100円 水場 小屋付近(無料) ビール生800円、500ml 800円、350ml 600円 ◆赤石小屋:素泊まり4500円(寝具別)+トイレ代100円 水場 小屋前(無料) ビール500ml 800円 ◆下山後のお風呂:南アルプス赤石温泉 「白樺荘」 大人500円 |
写真
感想
椹島から荒川、赤石、聖。あわよくば茶臼までの3泊4日(のハズだった)。
何度も計画しては、雨で順延していた南アルプス南部。
お盆休みも当初は前半で予定していたが、雨が降りそうなので後半に変更しました。
畑薙ダムへは東名牧ノ原ICから接岨峡経由で向かったが、道も狭くて遠かった。
さて夏期臨時駐車場から東海フォレストのバスは何時に出てくれるかな?
夏休み期間だから臨時便が出るかな?と思ってたら、
まず6:45の定刻に井川観光協会のバスがやってきた。
東海フォレストのバスは7時頃に毎日アルペン号の団体さん用がやってきた。
座席が余ったので、列をつくっていた10数人がこれに乗り込んだ。
私たちは次に来た7:25の臨時バスへ乗ることができました。
8:37椹島スタート。天気が良くって汗だくだく。
でも今日は何だか調子がいい。テントはnzchchに持ってもらってるとはいえ、
いつもより重いはずのザックもなんのその。ひょいひょいと足が動く。
…と思ったら、nzchchさんは絶不調。私のペースがいい分、余計に負担になるようで…。
CTより早く歩いても、後半になるほど休憩が多くなり、結局ほどほどの14:47千枚小屋ゴール。
千枚小屋は今年新しくなったので、とてもきれい。小屋前から富士山が気持ちよく見えます。
テン場は小屋から5分ほど歩きます。林の中で展望はありませんが、静かで落ち着けるところです。
せっかくなので、夕食は小屋前のベンチで富士山を見ながら楽しみました。
2日目。2人して寝坊。こりゃ本気でテント泊の際の目覚ましを何とかしないといけないな…。
テン場のみなさんもどんどん出発する中、5時38分私たちも出発。
天気はよろし。ただ天気予報では午後から雨。さぁいつまで持つか?
nzchchさん今日も不調気味。寝坊した遅れを取り戻すためにも巻きで行きたいのだが、
場合によっては予定変更も視野に入れねば…。
焦る気持ちがますます私のペースを早め、逆に相方を苦しめる(笑)
ま、いっか!今のところ赤石岳もきれいに見えるし (^-^)
千枚岳を越えて丸山へ。お花がとてもきれい。
私はタカネマツムシソウがあんなに群生しているの、初めて見ました。
ハクサンフウロやタカネビランジ、ウサギギクも咲き誇っています。
行き先を共にする大きなデジイチを構えた方々と、
「こんなにお花がきれいだと、なかなか先へ進めないですねー」なんて言って
お花も景色も堪能しながらの稜線歩きです。
でもこの頃から赤石山頂には雲がかかるようになっていました。塩見方面は晴天なんですけどね。
7時47分、荒川東岳(悪沢岳)到着。中岳・前岳へ向かう道が気持ちよく続いている。
山頂は人でいっぱい。連泊登山ができる貴重なお盆休みですから、ねー。
分岐でザックをデポして前岳へ登ると、集音マイクを持ったスタッフさんが打合せ中。
聞けば富山湾・早月川河口から駿河湾・大浜海岸までを走破するトランスジャパンアルプスレースを開催中とのこと。
この大会のこと、初めて知りました。その距離を想像するだけで気が狂いそうです(笑)
10時15分、荒川小屋到着。水場があるのでここで早めの昼とする。
実は私の中ではこの時点で「今回は百間洞はないなー」と聖を諦める腹をくくった。
ここから赤石岳への登り、ますますペースが落ちるに違いない。
そうと決まれば早めの昼食にのんびり休憩だ。重い水を歩荷して苦労する必要もない。
しかしnzchchさんはまだまだ諦めきれない様子。取りあえず本日の宿泊地は赤石岳で決めることにする。
ほぼ水平のトラバース道を心地よく歩いて、大聖寺平で再びTJARのスタッフさんと遭遇。
ここから小赤石岳まで延々登り。天気も悪くなってきた。
日が射さなくなり、雷も聞こえる。え?後ろから??振り向けば塩見岳方面も雲に隠れてしまっている。
小赤石岳でついに雨に捕まってしまいました。nzchchさん、ここでギブアップ宣言。
本日は赤石小屋か避難小屋へ泊まることにする。
いずれにせよ雷もゴロゴロ鳴ってるから、百間平の稜線歩きは危険だろうし。
分岐で再びザックをデポして、取りあえず赤石岳ピークハント。
赤石岳避難小屋は本日混雑との案内板があったので、急いで赤石小屋へ向かう。
よくよく考えればCT2時間20分かかるこの下りの道が、精神的に今回一番キツかった。
大きな雷が落ちると地面が揺れるのも怖い。
そして最後の最後、小屋まであと10mのところでバケツの水を引っくり返したような本降りに。あー、参った。
「本館は一人スペース畳半分以下」というジェスチャー(笑)で、素泊まり小屋へ。
大雨だから外のトイレに行くのも、ビールの買い出しも、水の補給も大変でした。
私たちより後に到着したグループは、二度ほど自分たちのすぐ横に雷が落ちたと言っていました(怖)
夜中、よくわからないけど22時半ぐらいには雨は治まっていたようです。
小屋内で小動物がコトコト動く音がしたので、多分ネズミがいると思います。
いえ、いました。確かに!(笑)
翌朝は13時のバス狙いでのんびり下山することにする。
赤石小屋の前からは聖岳・兎岳が澄んだ空にくっきりと見えている。
小屋裏を登った先の三角点では富士山も見えた。
6時50分、赤石小屋スタート。あとは下るだけぇー。
小屋の人が「結構急です。雨で滑りやすいので注意してください」と言っていたが、昨日の下りに比べれば…。
9時52分、椹島ロッヂ到着ぅ〜。あれ?10時半のバスに間に合っちゃった。
バス待ちの貴重な30分で飲めた生ビールがサイコーに美味しかった (^-^)
畑薙の夏期臨時駐車場までクーラーの効きすぎるバスで1時間揺られ、
「寒くて死ぬかも…」と思っているうちにウトウト zzz…
沼平ゲートの手前で目が覚めると、外は雨。今日も天気は崩れるのか。無理して山行を続けなくて良かったのかも。
幸い臨時駐車場で降りる時は、雨は一時的に止んでいました。
ここで下山届を書く。おばちゃんがくれる暖かいお茶がおいしい。う〜んSHIZUOKA!
下山後の温泉は白樺荘。ぬるっとした柔らかいお湯は最高でした。
ここでTJARの選手を発見!すごい!本当にここまで富山から来たの!?
その後、選手を見かけたら声援を送るようにしました。
往路通った国道362号閑蔵線は時間帯通行規制に引っかかったため、復路は口坂本温泉経由の新静岡ICへ。
何を隠そう私は初☆新東名!…でも土砂降りの大雨…。SAにも一つも寄らずに帰宅。
結局最後まで雨に振り回された南アルプスでした。
また天気のいいときに登りにいこう!
今年の目標であった南アルプス縦走。
本来は7月に行く予定が天気に恵まれず、このまま先延ばしにしていると結局行けず終いになりそうと、不安な予報なるも半ば強制執行。
年1回しか実行していないテント重装備、月1回程度の山行で、計画通りの遂行が出来るのか体力的不安をかなり抱きながらの出発であったが不安は的中、2日目の小赤石岳付近で降雨と疲労困憊のため、百間洞・聖を断念し、赤石岳山頂だけ踏破した後、即刻赤石小屋へとルート変更。
結局3泊4日を諦め、2泊3日となった。
kiyokiyoさん、ごめんね〜
とても情けない山行でした。。。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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コースタイムを見ると僕とはあのお花畑の鹿よけゲートの辺りですれ違っていますね…なんとなく自分は覚えていますよ(^_^)vまたどこかのお山で出会えるのを楽しみにしています(`∇´ゞ
うわー、ホントですか?
teteteさんってザック大きいんでしょ?覚えてないな〜 6(´~`)
今度どこかの山でお会いするのを楽しみにしていまーす(^∇^)
同じ日に同じコースで周った方がいないかなぁ?とレコ検索していて、こちらの山行記録にたどり着きました。
お写真を拝見して、あ!知ってる!と(=^・^=)
いかにも山慣れた感じのお二人の姿、よく覚えています。
またどこかでお目にかかれれば嬉しいです♪
小赤石岳あたりからずっと一緒だったかな? (^o^)
私も覚えていますよ
山慣れた、、なんてとんでもない
ずぶの素人でございます。
ほんとは私たちも百間洞まで行く予定だったんです。
しかも翌日は聖平小屋でひとと待ち合わせまでしてたのに無念の下山です。
南ア南部はアクセスが不便ですから、諦めきれない気持ち、よくわかります。
また天気のいいときに再チャレンジしたいですねー
これからもよい山旅を〜
登りまくってますね!
boneさん、今年は少ないんですヨ、これ。
計画を立てた週に雨が降るパターンが多くて。
去年はこの倍登ってました
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