空中散歩?霧の笠ヶ岳〜鏡平〜双六岳へ
- GPS
- 22:20
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 3,070m
- 下り
- 3,060m
コースタイム
8/21 6:16鏡平山荘→6:47弓折乗越6:48→7:40双六小屋7:48→8:02中道分岐8:02→8:31双六岳8:46→9:21中道分岐9:21→9:37双六小屋9:41→10:29弓折乗越10:30→10:55鏡平小屋11:24→11:51シシウドヶ原11:51→12:34水場12:34→13:16小池新道・槍ヶ岳分岐13:16→13:32わさび平小屋13:32→13:59笠新道分岐13:59→14:10中崎橋14:10→14:51新穂高温泉14:51→15:00無料駐車場
コースタイム
8/20 実績:11時間23分 計画・標準:13時間20分(85%)
8/21 実績:8時間44分 計画・標準:9時間30分 (92%)
コースタイムですが、笠新道のコースタイムは、比較的緩い気がしますが
他の箇所のコースタイムについては、比較的厳し印象を受けました。
天候 | 8/20 晴れ ただし山は霧&雲 8/21 晴れ 14:00頃から雨(局所的な雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
8/20 15:30新穂高温泉→松本IC→一宮御坂IC→御殿場→三島→21:00自宅 駐車場は深山荘奥の無料駐車場を利用(洞門の新穂高側入り口まで歩道が伸びてます) ※有料でも良い場合は、新穂高ロープウェイのところに駐車場がありました。 6時間まで500円、以降6時間ごとに500円ずつかかります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所:前回の南アルプスに比べると、比較的安心して登れたと思います。 ただ、小池新道、笠新道ともに岩場の道がかなりあり、岩が滑りやすい 岩が多かった気がしました。溝があるから大丈夫とは行きませんでした のでその辺注意が必要かと思います。 ※尾根歩きのため、やせ尾根の箇所も何箇所かありました。 特に大ノマ岳〜弓折乗越あたりは、一部傾斜が急な場所もありますので 注意が必要かとも思います。 登山ポスト:新穂高ロープウェイを過ぎて、登山道に本格的に入っていく入口にあ りました。用紙もあるようです。(登山届・下山届) 温 泉:少し足を延ばして平湯温泉「ひらゆの森」を利用しました。 入館料500円。露天風呂が多くとてもよかったです。 売店で売ってるマンゴー50+オレンジ50のストレスケアというジュースが 美味しかったです。 |
写真
感想
以前から行きたかった鏡平に行ってきました。
行程を少し欲張ってしまった感が否めませんが、何とか無事に行って来てホッとしています。
さて、自宅を15時に出て車で6時間。21時過ぎに深山荘奥の新穂高の無料駐車場へ着きました。
駐車場で仮眠をとり3:30起床!ごそごそとパッキングをして、出発と思いきや、今回新しく購入したライトのバッテリーをザックに止めようがないことが判明。そういえば、意味不明なベルトがあと一本付いていた気が・・・・。(-_-;)。
仕方なく、ザックのショルダー部分に突っ込んで使用することに。ちょっと不思議な光景でしたが、まぁ、暗いから良いでしょう。
そんなで、駐車場を出発。10分ほどで新穂高ロープウェイへ。
ここから、橋を渡り、登山口へ。全く知らない場所なため、戸惑いましたが誘導標識がしっかりしていたので、間違えなく行くことができました。
ゲートをくぐり、いよいよ登山開始です。
登っている方、そんなに多くはありませんでしたが、多少いましたので、少し安心。ただ、みんな小池新道方向へ。笠新道を使ったのは、この時点では僕だけでした。笠新道への分岐には水場があります。とりあえず、この時点で、ポカリスウェット500と紅茶500があったので、いいかなと思いましたが、念のため、こちらの水場で、あと500水を入れて、登り始めました。それまでの林道が嘘のような急傾斜な歩道。噂には聞いていましたが、笑うしかありませんでした。
ときどき休憩をとりながらも一歩一歩前に進んでいきます。1700m〜、1900m〜と標高を伝える標識があり、少し頑張れました。登っていると、ときどき、他にも登られているみなさんに追いつくことがありました。正直、自分が4時に出たのに、あなたは何時〜と思いましたが、聞いてみると、わさび平小屋からのみなさんだったようです。というわけで、何グループか抜かして先に進みます。そろそろ杓子平〜?なんて思ったら、「ここは杓子平との中間地点」の看板が・・・・。「ゲッ遠い!!」とショックを途中受けることもありましたが、なんとか頑張って杓子平までつくことができました。杓子平が一気に開けた光景は、とても素敵でした〜と同時に。「えっまだあんなにあるの??????」みたいな突っ込みが自分の中にあったのが良い思い出ですかね。
休みもほどほどに、先を急ぎます。
ここからの道も結構きつかった。友人がこの間でシャリバテ気味になったので嫌いなチョコレートで力をつけた〜なんて言っていたので、僕もキットカットを3枚ほど。やっぱ、チョコは力がつきますね。頑張って登ることができました。
あとお水。結局、1L飲んでしまい、新道入口で調達したお水も飲むことに。汲んでおいてよかったです。ホッ。
まぁ、そんなで杓子平から1時間ほどで稜線へ。ここまで来れば尾根歩き〜シメシメと思っていましたが、さっきまであんなに天気が良かったのに、霧があちこちに〜。楽しい空中散歩が楽しめるかと思いきや、景色のない稜線歩きに。まぁ、天気にはかないません。とにかく、笠ヶ岳を目指して歩くことにしました。
1時間ほどで、笠ヶ岳山荘へ到着。ここで、ポカリスウェット400円を1本買って、山頂を目指します。ザックは、山荘の前に置かしてもらって、アタックザックでいざ山頂へ。やっぱ、楽だぁ〜と荷物の軽さに感激しながら、山頂を目指しました。
山頂は晴れていました。下の風景も見えました。池なども見えていました。
なのに!!槍、穂高などの峰々は雲の中〜〜〜〜〜。せっかくここまで来たのに〜と落胆しながらも、山頂にいらっしゃった方に雲の中で、写真を1枚撮っていただきました。この方と、少しお話をさせていただいて、そのあと、祠にお参りをしました。中心には、阿弥陀如来さまが鎮座していました。本地仏薬師如来さまと伺っていましたが中心は阿弥陀様でした。他にも何体か仏像が置かれていましたので、その中にいるんでしょうね。いずれにしても、お参りをして、山頂を後にいたしました。
山荘に戻り、再度パッキングをしなおして、出発。途中、山荘テント場の脇にある水場で水を今度は2Lゲットして、先に進むことにしました。相変わらず、槍、穂高は雲の中〜。まぁ、それでも先へ進みます。尾根道でしたが、かなりアップダウンがあって、行きと同じくらいの時間がかかってしまいました。そんなこんなしながら歩いていると、先ほど笠ヶ岳山頂でお会いした方が僕の後ろに。「あれ〜〜〜?どこかで抜かしました?」って伺ったところ、お昼を稜線沿いで食べていらっしゃったとのこと。その間に抜かしてしまったようです。
この方、実は、山頂で伺ったのですがここ数日このアルプスの山々を歩かれていて、現在の野営地は双六のテント場とか。小さめのザックで笠ヶ岳まで来て、双六へ戻るということでした。おまけに、その数日前には、北鎌尾根を歩かれたというすごい方で、山の経験もとても豊富な方でした。笠ヶ岳の山頂でお話をしたときから感じていたんですが、僕とほぼ行く方向も途中まで一緒。おまけに、この先、大ノマ乗越〜弓折乗越あたりの稜線がやせ尾根で、チョイ危険との話も、別の方からお話をうかがっていたので、「鏡平まで行きたいので、弓折乗越まで、ご一緒させてくださいませんか〜」とお願いをしたところ、快く、ご了承いただきました。ありがたい。
というわけで、弓折乗越まで楽しく山談義をしながら、この方のペースに頑張ってついていきました。途中、何箇所か、急なやせ尾根もありましたが、歩くことができないほどではありませんでした。結構急な登りもありましたが、何とか登ることもできました。ちなみに逆走も大変そうです。ただ、高山植物が多く、色々な植物にも目をやりながら歩くことができて、とても気持ちよく歩くことができました。これで無事不安だったこの間もクリアー。
弓折乗越で、この方にお礼を言って、自分は鏡平山荘へ。15:30鏡平山荘へ到着。無事に1日目の行程を終えることができました。
鏡平山荘ですが、とても素敵なところでした。あれほど、姿を隠していた槍、穂高の峰々も18:00を過ぎると見え出して、鏡池に映る金色に輝いた槍、穂高の峰々も見ることができました。
ただ、この時期の鏡平山荘、「蚊が多い」です。水があるんだから当たり前ですよね。虫よけなどの対策が必要だったと、反省しました。ただ、山荘の方も親切で、ベタ込み状態でもなく、ゆっくり休むことができました。かき氷もおいしかったです。
翌日。普通は、日の出のショーがあるのでバタバタするんですが、ここは、槍のあたりから一気に日差しが届くようになる感じのため、日の出といった感じではありませんでした。ただ、一番逆さ槍の写真が撮りやすい時間のため、写真を何枚かとってみました。
朝食は、フリータイム。7:00までにとってもらえればよいとのこと。自分の都合に合わせて、朝食を取ることもできました。(お味噌汁、かなり濃い目なんですが、塩分不足の身にはとても染み渡っておいしかったです)
朝食も終えて、さて、2日目の行程スタート。鏡平山荘の方にご許可をいただいて、ザックを談話室へ置かせてもらい、再度アタックザックで、今度は双六岳を目指します。身軽な状態で、歩くことができてとても助かりました。
また、昨日と打って変ってとてもよい天気!!殆どの山が見えています(^_^)v
とても気持ちの良い中、空中散歩を楽しむことができました。
双六岳へは、2時間チョイで到着。乗鞍、黒部五郎、薬師岳、立山の峰々、鷲羽岳、水晶岳など360度の眺望を満喫することができました。
ホントは、三俣蓮華岳へ行こうかな〜とも思ったんですが、欲張りは事故のもとと思い、やめておきました。またいつか行きたいと思います。今回は、双六で正解でした〜。この風景、とても良い思い出に残ると思います!!
鏡平山荘へ戻ると、この日もかき氷を。やっぱ、美味しかったです。さっぱりしたところでパッキングを済ませ、宿を後にしました。
ここからは、小池新道を下ります。結構この新道もきつそう。笠新道ほどではないですがね。おまけに岩場のところを歩くことが多く、その上岩が滑りやすく、ちょっと怖い感がありましたが、無事に下りることができました。
ただ、どうなんでしょう。笠ヶ岳に行くのであれば、やはりきついものの一気に笠新道を登られた方が良いのかなと感じました。この道は双六方向へ行く方の道かな〜といった気がしました。(弓折乗越〜秩父平あたりまで、かなりのアップダウンが続きますので:余計なお節介かもしれませんが・・・・。)
2時間ほどでわさび平小屋へ。ここでラーメンと冷やしたオレンジをいただきました。とてもおいしかったですよ〜。一度食べてみたかったんですよ。山小屋のラーメン。とりあえず目的は達しました!!
というわけで、今回も長くなってしまいましたが、15:00に無事に下山。わさび平小屋の先から、にわか雨にあってしまい、カッパも出動状態になってしまいましたが、無事に下山できたのでよかったと思います。
下山後は、平湯温泉へ。大ノマ〜弓折乗越間をご一緒していただいた方からの情報で、「ひらゆの森」という日帰り温泉へ。500円の割に6つの露天風呂もあってとても満足のいく温泉施設でした。
以上ですべての行程終了!!自宅へは21:00着。
無事に家についてホッとしました。
いろんな方にお世話になった、ハイキング。
お世話になった皆さん!!ありがとうございました〜。
こんばんわ!
無事に楽しく山行できた感がヒシヒシと伝わってきます。。
私も時間があればテント泊で同じルートを歩きたかったんですよ・・
鏡池、きれいですね〜!!
次回行くときは狙ってみます!
Mahitoさん、こんばんは。
おかげさまでとても楽しんで歩くことができました。
ありがとうございました。
それにしても、Mahitoさん、速いなぁ〜って感心しながら歩いていました。
このルート、会う人、人にずいぶん大変な行程を組んだね って言われました。途中同行してくださった方だけ、あたたかいお言葉をいただいたのが印象に残っています。
でも、晴れていれば、絶対素敵なルートだと思います。
Mahitoさんなら大丈夫だと思いますので、ぜひ行かれてみてください。
ただ、鏡平テント場がないので、双六小屋のテント場泊ですかね。お薦めです!!(@^^)/~~~
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する