行くぞ大キレット(槍ヶ岳〜北穂高〜パノラマコース)
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- GPS
- 57:28
- 距離
- 43.4km
- 登り
- 2,820m
- 下り
- 2,808m
コースタイム
上高地 6:08
明神橋 6:52
パノラマコース分岐 7:53
横尾 8:25-8:40 小休止
槍沢ロッジ 9:53
ババ平 10:48
大曲 11:47
坊主岩小屋 13:35
槍ヶ岳山荘 14:48
槍ヶ岳頂上往復 50分
9月1日
槍ヶ岳 5:40
大噛岳 6:06
中岳 6:41
南岳 7:54
Hピーク 10:19
A沢のコル 10:47
北穂高岳 12:39-13:14
北穂高岳テント場 14:16
9月2日
北穂高岳テント場 5:33
涸沢フュッテ 7:17
屏風のコル 9:36
分岐点 12:05
徳沢ロッジ 12:30
嘉門次小屋 13:46-14:30
上高地 15:36
天候 | 8/31 曇り→晴れ→雨&雷雨 9/1 ガス→晴れ→雨 9/2 霧雨→曇り→晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バス(沢渡-上高地)往復 ¥2.000 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地〜横尾 平坦な遊歩道、しかし長い。 横尾〜槍ヶ岳山荘 徐々に登山道らしくなり、大曲を過ぎた辺りから本格的な登り道。 坊主小屋過ぎからは、根性で登る。 槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳山頂 天候に注意。雨のときは滑りやすいし、雷の発生時は登坂を慎む。 三点支持を忠実に行えば問題は無い。 槍ヶ岳山荘〜南岳 なだらかな稜線歩き 南岳〜大キレット〜北穂高岳 南岳からは急な下り。三点支持を原則。雨天時は通行は控えるべき。大キレットはここで書くまでも無く十分に注意のこと。 北穂高岳への上り返しも気を抜かず細心の注意を。 北穂高岳〜涸沢(南稜) 雨天時は岩が滑りやすいので注意。 クサリ場で滑落事故があった模様、献花が供えられてありました。 パノラマルート 一部ルートが崩壊。ロープは頼りないのであまり使わないほうが賢明。 ルーと自体はしっかりと整備されている。 |
写真
感想
念願の大キレットに行ってきた。
段々と悪くなる天気予報に一抹の不安。しかし友達と2泊3日で行くとなると、安易に予定を変えるわけにも行かず、いくつかのエスケープルートを想定しての出発となった。
1日目
昨日の長野は、大雨警報&雷。雷三日の言葉もあるので、とにかく早くの山頂到着を目指した。上高地から横尾までは作業用道路ダッシュ! いや疲れた疲れた(^^; 大曲通過辺りから徐々に天候も回復、坊主小屋辺りまで来るとお槍様の姿が雲の隙間から!神様ありがとう!!しかし槍が見えてからが長かった。槍のテン場は1/3程度。最終的にも7割位だったようです。
念願の槍登頂、残念ながらガスの為に眺望は無くガックシ。ただ無事に登頂を果たせたことに大いに満足。噂の槍山頂への梯子は結構楽しかった。夕暮れになると小雨もパラツキ、次第に物凄い雷が!相当近くに落ちたようで空気の震える音がした。コワイコワイ・・・
2日目
朝起きるとガス・・
今日は大キレット通過の日。大キレット通過を想定してサイドポケットは使用せずにスリムにパッキングしてみる。昨日の雨で岩は濡れ濡れ、南岳に着く頃に岩が乾いている事を願いながらの出発。快適な稜線歩きのはずがガスで何も見えない(>_<) 黙々と南岳を目指していると高度も下がっている為か徐々に視界が開け岩も乾いて来た。南岳からのエスケープも視野に入れていたので少しづつ気持ちも軽くなる。
南岳に到着。岩も乾いている。北穂高岳まで視界を確保。
条件は揃った、意を決して大キレットへGO!
想定外の南岳からの下りに苦労した。
噂のHピーク、本当に怖かった。。
友達と一緒に笑うしかなかった。。。
ただ徐々に高度に慣れると要所には人工の足場があり、落ち着いて手足を伸ばせば確保は大丈夫。
しかし鼓動が収まる暇はあまり無かった(^^;
無事にキレットを超えると、目の前に北穂高への壮大な壁が聳え立ち、疲れた体にはきつかったが、黙々と手足を動かし高度を上げて行く感覚は心地よい。ふと顧みる眼下には何も無い、凄い高度感、徐々に北穂の小屋の姿が見えてくる。山頂を踏み、今辿ってきた大キレット振り返ると何ともいえない充実感が体を包んだ。神様のご褒美か、突然に展望が開け槍ヶ岳までの素晴らしい眺望が。辿ってきた大キレットの曲線が美しく、ビールが喉から手が出るほど欲しかった。一休みの後、涸沢岳経由で奥穂高に向けて出発すると、急に雲が広がり小雨が振り出した、あたかも僕らにそれ以上行くなと言うように。軟弱な僕ら一行は北穂高での幕営を即決。残念だけど涸沢岳の岩稜歩きはリスキーだと思った。案の定、テントを張っていると急激に気温も下がり、視界も悪くなり、僕らの選択は間違ってなかったと確信した。
3日目
朝起きて星空なら奥穂高へ向かおうと思ったが、残念ながらガス&霧雨。涸沢への下山を選択した。涸沢へ降りると徐々にお日様が顔を出し、屏風岩が見えてきた。意気消沈の僕らだったが、ピークが見えるとエネルギーは即座に復活。横尾を経由して早く上高地に下るつもりが、パノラマコースに進路を取った。今回は屏風の耳はスルーしたが、屏風のコルからの下山道は一面お花畑で楽しいルートでした。「ナイロンザイル事件のケルン」、小説「氷壁」を読んでいたので感慨も深く、故人のご冥福を祈ってしばし合掌。念願の徳沢でソフトクリームにありつく為に新村橋を渡り、遠回りをして徳沢へ向かった。その後、相方の友人の居る「嘉門次小屋」にて岩魚定食を所望。ビールと充実感が心地良く喉を潤してくれました。
雨・雷・ルート変更等、今回は数々の選択を迫られる場面に遭遇しました。出発前の天候判断は勿論重要だが、
事前のルート調査とその時々の判断もとても大切。いろんな意味で、実りの多い山行でした。
何より、楽しかった(^^v
黒戸尾根日帰りすごいなぁ・・・なんて思ってたら、
いつの間にかすごいレコがUPされててさらにビックリ
黒戸尾根のレコに、次は大キレット!?なんて書き込もうと思ってたのに(笑)
僕は写真見るだけでお腹いっぱいです
縦走し終えた時の達成感は格別なんでしょうねぇ
岩魚がめっちゃ美味しそうです
nobさん、ありがとうです。
いやいや、笠新道をテント装備で登ってるnobさんなら問題ないはずです。ぜひぜひ行ってみてください。有名なだけあって、やっぱり素晴らしかったです。これぞ北アルプスって感じで本当に感激しました
徳沢のソフトクリームと、嘉門次小屋の岩魚は外せません
umasouさん、コンバンワです。
いつの間にかに素晴らしい山行をされていましたね。しかも奥穂と吊尾根飛ばしてパノラマコースとは何とも贅沢な!しかし画像がまた素晴らしい、槍での相棒とのツーショット、サングラスなしでのショット、やはり一番はアイスクリームを持ってのショットかな
今年の山行内容はピカイチですね。
ありがとうございます!!
今年は、猿のようにガッツいて山に向かっています
やっぱりアイスクリームでしたかw
この時が、実は一番幸せを感じていました
槍で、虹を見ながらアルペン踊り、、、じゃなくって
たたずむ2人の写真、とっても絵になります。
雑誌の表紙みたいです。
あ、私怖がりなので、槍の穂先には登ってないのです。
槍ヶ岳山荘で頂上アタック組をお見送り
そして両手にソフトクリーム、最高
この穂先は私大好きです
いつも、何処からでも見ることができる槍の穂先。
念願の槍、足跡を残すことが出来てし感激でした!
ベテランさんのsakusakuさんが、穂先まで行かれてないのはちょっと以外でしたが、最後の梯子はアトラクションのような物ですもんね
恐らく、徳沢の穂先は天下無敵です
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