鹿島槍ヶ岳 紅葉の柏原新道と立山・剱を見ながらのんびり2泊3日
- GPS
- 19:39
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,604m
- 下り
- 2,622m
コースタイム
9:03柏原新道登山口 -10:21ケルン -11:46石畳 -13:15種池山荘
8日 所要時間 9時間22分 (大休止48分含む)
6:36種池山荘 -7:31爺ヶ岳南峰 -8:12爺ヶ岳中峰 -9:21赤岩尾根分岐 -9:37冷池山荘(大休止)9:59 -11:19布引山 -12:23鹿島槍ヶ岳南峰(大休止)12:49 -13:33鹿島槍ヶ岳北峰 -14:16鹿島槍ヶ岳南峰 -布引山 -15:58冷池山荘
9日 所要時間 5時間42分 (大休止20分含む)
6:38冷池山荘 -6:55赤岩尾根分岐 -8:27爺ヶ岳南峰(小休止)8:35 -9:19種池山荘(大休止)9:39 -12:20柏原新道登山口
天候 | 7日 曇り 8日 快晴 9日 晴れ(〜8時)のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレなし (トイレは登山口にもなく、扇沢駅が最寄り) <コンビニ> 国道経由でもバイパス経由でも大町市街までにあるコンビニを利用したほうがいい その先はルートによってはコンビニがない |
コース状況/ 危険箇所等 |
<危険個所> ・柏原新道ではケルン前後とガレ場のあたり きちんと黄色の看板で注意喚起されている ・鹿島槍ヶ岳の南峰から北峰に向かう最初の岩場の下り。そして、その先の片側が切れ落ちているところ <登山ポスト> 柏原新道登山口にポストあり 今回は3連休ということもあり、柏原新道登山口で登山届をチェックする担当の方がいらっしゃいました ありがたい <温泉> 山小屋で割引券をいただいた 通常 600円→500円/大人 大町温泉郷 湯けむり屋敷 薬師の湯 〒398-0001長野県大町市大町温泉郷 tel: 0261-23-2834 http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/ 登山口から約10-15分程度 温泉郷入口を左に入ってすぐ左にある 源泉が36度とほてった体を冷ますのにちょうど心地よい |
写真
感想
いつも他の山頂や、他の山へのアクセスの途中の麓などいろんなところから眺めていて、そのダイナミックな双耳峰に憧れていた鹿島槍ヶ岳
昨年の最後のアルプスとなった五竜から目前に見えながら、その厳しい尾根歩きを断念した鹿島槍ヶ岳
そして先日、剱岳から立山三山を歩いた際にも、ずっと見えていた鹿島槍ヶ岳
その山に今回 初めて行ってきました
<紅葉>
皆さんのレコやニュースでもちょうど紅葉がきれいなシーズンで、この山域の山小屋のHPでも「柏原新道のどこかで、素敵な紅葉に出会えるはずです」の言葉にもひかれていた
が、登り、下りともに残念ながら晴天の紅葉とはいかず、霧中での紅葉見物となった
黄色が多かったのだが、ところどころ赤・黄色・緑の美しい風景に絶句する場面に遭遇
ただ、写真にうまくとれなかったのが残念。。
<日程変更>
当初の予定では初日に登山口から種池山荘、爺ヶ岳を経由して冷池山荘まで
翌日に鹿島槍ヶ岳を往復して下山(もしくは時間によっては下山途中の種池山荘に宿泊)の予定だった
しかし、登山途中から霧に包まれ、展望が期待できなかったのと、柏原新道の後半でポツポツと雨も降りだしたため、初日は早々に切り上げて種池山荘にチェックイン
霧に包まれており、すぐ近くにあるはずの爺ヶ岳もそのほか周りの山々も一切見ることができなかった
<二日目>
翌朝の天気は快晴!
天気予報でもこの日は長野市、大町市、新潟。すべてが「晴れ」
さすがにこれだけ揃うと安心感がある
さっそく朝から周囲の山々の展望に感動して、爺ヶ岳を目指す
ずっと見える立山・剱をはじめ、だんだんと南方に見えてくる槍ヶ岳・穂高連峰。
尾根に上がると妙高方面もきれい
浅間山も八ヶ岳もくっきりと
最高の稜線歩き
気分はいやがおうにも盛り上がる
そして、爺ヶ岳を南峰から中峰、北峰に向かうと。正面に今回のターゲット「鹿島槍ヶ岳」の優美でダイナミックな双耳峰
あまりの展望にコースタイムを大幅にオーバーして冷池山荘に到着
冷池山荘に不要な荷物を預け、ちょっと身軽になって山頂を目指す
この角度からは手前の布引山を加えて三つのピークがあるようにも見える
布引山を過ぎ、しばらくすると急なガレ場の登りに苦労する
ただ、そんな苦労も頂上について北側の山々を見た瞬間に吹っ飛んでいく!
目の前に五竜
五竜の右手前には鹿島槍の北峰が連なりそのキレットを雲が流れていく
そして奥に向かって唐松や杓子、そして一番奥に白馬
立山側からはずっと連なって見えていた山々だが、ここまでじらされてからドーンと見えると感慨もひとしお
時間的にはそのまま宿に戻ってもいい時間ではあったが、どうしてもあこがれの双耳峰の吊尾根を歩きたかったので、コースタイム50分(実際には1時間半)をかけて往復
ただ、南峰からすぐ岩場を降下するところは険しく時間がかかった
また、その先の吊尾根では片側が切れ落ちている個所があり、ここも慎重に歩いた
さて、苦労して約100mの下りと登りを経て到着した北峰は最高!
山頂はせまく、標識も壊れかけており、英語表記しか残っていない
あまり多くの人が来ないのかもしれない
でも、爺ヶ岳から鹿島槍の東側に連なる荒々しい面が望め、優美な双耳峰とはまた違った側面に気付かされた
悩んだが北峰まで行ってよかった!
夕方までほとんど雲ひとつない、最高の尾根歩きができた感動の一日でした!!
<三日目>
最終日は来た道を戻ることになる
爺ヶ岳経由種池山荘までの尾根歩き、そして紅葉の柏原新道を下山
朝は晴れていたが、遠くには雲が出ておりご来光は見れず
歩き始めてしばらくすると8時台には雲がモクモクと現れ、周りの山々を隠し始める
これまた「いつまでどの山が見えるかなぁ。。」なんて考えながら楽しく歩いていましたが、爺ヶ岳に着くころには自分もその霧の中に。。。。
結局、柏原新道の紅葉は行きも帰りも霧の中でした
日程が一日ずれただけでこんなにも展望が変わるとは。。。
今回は偶然だったが二日目に最高の景色が見れたので、あとは駄目でも満足。。な山行でした!
<まとめ>
最近は山に登って、その山頂から見た山に登る。。のがマイブーム
今回登った山から見て、浅間山も妙高も。まだまだいっぱい登りたい山が増えてしまったのでした
ただ、最終日の朝7時の気温は2度
寒さが苦手な私には厳しい時期になってきました
だんだんと標高を下げていかなくては。。
か!雪山にチャレンジか?!
悩む今日この頃です
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