記録ID: 2369320
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積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
赤石岳〜聖岳〜上河内岳【過去レコ】
2006年05月01日(月) ~
2006年05月05日(金)
- GPS
- 128:00
- 距離
- 35.4km
- 登り
- 4,130m
- 下り
- 4,345m
コースタイム
2日目
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
6:00
富士見平
3日目
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 7:43
4日目
- 山行
- 11:34
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 11:55
5日目
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 11:08
夏道を通っていないところあり
ルートは手入力、時刻はデジカメの時刻から判断した。
ルートは手入力、時刻はデジカメの時刻から判断した。
天候 | 4/30:曇(椹島ロッジ泊) 5/1:晴れ、靄は若干あり(5/2以外はほぼ同様) 5/2:雨(雷雨)後晴れ 5/3:晴れ 5/4:晴れ 5/5:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
椹島までは東海フォレストのバスを利用したが、帰りのことを考えて沼平まで移動して畑薙ダム駐車場まで戻ってきてバスに乗った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
4/30:椹島ロッジ泊 5/1:椹島から富士見平 6:10椹島ロッジ出発、赤石岳登山口から登山道へ、標高2000m付近からは雪がでてきた。赤石小屋付近は雪が多く、小屋の中に入れない状態だった。小屋付近で前日から登っていた登山者に会ったが、赤石岳手前の岩場で引き返してきて下山するとのことであった。赤石小屋から少し上の富士見平付近まで行ってテントを張った。 5/2:富士見平停滞 早朝から天候が悪く雨が降っていたので出発を見合わせていたが、9時頃から雷雨になってきた。標高からして雷雲の中にいるような状態、テントの中で怯えていたが、テントが押されるので外を見ると雪になっており暴風雪状態になった。1時間程続いたが、人生で最も雷の恐怖に怯えた時間であった。雷がおさまり、雨は弱まったが、この日の行動は中止として停滞日とした。10cm位雪が積もっていた。 午後からは天候は回復して夕方は快晴になった。この日の夜はかなり冷え込み、翌朝にはポリタンの水が凍りついた。 5/3:富士見平から百間洞 朝から快晴、モルゲンロートに染まる赤石岳が美しかった。夏道と少し異なる稜線上のルートを進むが、赤石小屋で会った登山者の踏み跡は少し先までは見つけることができた。岩場はそれほど危険という感じではなかった。小さな雪庇を超えると小赤石岳頂上にたどり着いた。 小赤石岳から赤石岳へ、憧れていた積雪期の赤石岳頂上に到着した。誰もいない頂上は快晴で最高の展望、歓喜の時を迎えた。巡回のヘリコプターが頂上のすぐ上を通り、手を振った。 赤石岳からの下りは雪と岩場とで意外に注意しながら降りる必要がある。百間洞山の家までは夏道がよくわからず、雪の上を適当に下った。ここも小屋には入れなかったため、小屋の横にテントを張った。 5/4:百間洞から聖平 百間洞から中森丸山へは雪面を行けば簡単そうにみえたが、夏道と違うと思われるルートを微妙なトラバースで進んだ。 兎岳まで行くと聖岳が大きくみえた。聖兎のコルから聖岳への登りとなり、聖岳頂上にたどり着いた。標識はほとんど雪に埋まっていた。 聖岳で久しぶりに踏み跡を見つけて安心し、聖平小屋へ着いた頃には疲労困憊の状態であった。聖平小屋は聖岳登山者で結構人がいた。聖平はこの時期でも沢の水場が利用できるため水の確保が容易なため、水をがぶ飲みして食事後にはすぐに寝てしまった。この日は聖平小屋泊とした。 5/5:聖平から沼平 聖平から上河内岳へ、頂上へは稜線から少し登る。茶臼岳はパスして茶臼小屋から畑薙ダム方向に降りた。標高が低くなると雪がなくなり、下界は春になっていることを感じた。 最後の難関の畑薙大吊橋を渡って登山センターで下山報告をして長かった縦走を終えた。 この日の工程も結構長く、既に夕方になっていたが、井川の民宿に飛び込みで入り、長かった縦走の汗を流した。 |
その他周辺情報 | 5/5夕方下山し、飛び込みで井川の民宿ふるさとに宿泊、久々の風呂、冷たいビールは最高だった。鹿肉料理等もたいへんおいしく、「ふるさと」には感謝します。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
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感想
赤石のラクダの背は難所と言われていたが、それほど困難な箇所ではなかった。しかし、それ以外にも意外なところで難所があり、滑落しても気づいてくれる人も全くいない状況が続いていて、赤石小屋から聖平小屋まで登山者には全く会うことはなかった。また、体力的にもかなりきついものがあった。この山行の肉体的な疲労はこの後2週間位は残ってしまった。
もう14年前の記録であるが、この山行は自分にとって忘れられないものになった(2020/5/31)。
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