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Yamareco

記録ID: 2441984
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

大天井岳〜常念岳 ◆コマクサとクマとライチョウと◆

2020年07月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
10:29
距離
23.1km
登り
2,398m
下り
2,409m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:36
休憩
0:54
合計
10:30
3:59
5
スタート地点
4:04
4:05
6
4:11
4:11
27
4:38
4:39
13
4:52
4:53
14
5:07
5:07
37
5:44
5:46
98
7:24
7:24
41
8:05
8:05
9
8:14
8:38
8
8:46
8:46
36
9:22
9:24
53
10:17
10:23
27
10:50
10:51
45
11:36
11:37
7
11:44
11:56
3
11:59
12:00
28
12:28
12:28
21
12:49
12:49
26
13:15
13:15
14
13:29
13:30
14
13:44
13:44
31
14:15
14:15
6
14:21
14:22
7
14:29
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一ノ沢登山者用駐車場(無料)
※トイレは登山口にあります。
コース状況/
危険箇所等
【登山道】
草刈り、橋やハシゴの整備が丁寧にされており、大変歩きやすいです。地元関係者や山小屋の方々に感謝です。

【クマ情報】
横通岳から東天井岳をトラバースする際、谷間(一ノ俣谷)に2頭のクマを見ました。今年は「自粛期間」で人間が山に入らなった時期が長かったため、例年より多くのクマが動いていると聞きました。登山口にも大きく注意が呼びかけられています。
(下山後撮影)
登山口に大きく「熊出没注意」が呼びかけられています。この後本当に見かけることになるとは思いませんでした。
2020年07月19日 14:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
7/19 14:18
(下山後撮影)
登山口に大きく「熊出没注意」が呼びかけられています。この後本当に見かけることになるとは思いませんでした。
歩いていく道自体が渓流のようなこのコースは、夏はとても気持ちいいです。
2020年07月19日 05:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/19 5:14
歩いていく道自体が渓流のようなこのコースは、夏はとても気持ちいいです。
ソバナ?雨の残った水滴がきれい。
2020年07月19日 05:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 5:07
ソバナ?雨の残った水滴がきれい。
イブキトラノオ
2020年07月19日 05:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/19 5:27
イブキトラノオ
登山道はきれいに草刈りされていました。
2020年07月19日 05:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 5:06
登山道はきれいに草刈りされていました。
橋も丁寧に補修されています。
2020年07月19日 05:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 5:27
橋も丁寧に補修されています。
今年新しく架けられたと思われるハシゴ。丁寧な整備、ありがとうございます。
2020年07月19日 05:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
7/19 5:29
今年新しく架けられたと思われるハシゴ。丁寧な整備、ありがとうございます。
ヤマハハコ
2020年07月19日 05:28撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 5:28
ヤマハハコ
ヨツバシオガマ
2020年07月19日 05:32撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 5:32
ヨツバシオガマ
カラマツソウ
2020年07月19日 05:32撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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カラマツソウ
ヤマブキショウマ
2020年07月19日 05:33撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ヤマブキショウマ
ハクサンチドリ
2020年07月19日 05:35撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 5:35
ハクサンチドリ
ミヤマセンキュウ
2020年07月19日 05:55撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 5:55
ミヤマセンキュウ
この後の稜線上に水場はありません。ここで冷たい水をたっぷり汲みました。
2020年07月19日 05:43撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
7/19 5:43
この後の稜線上に水場はありません。ここで冷たい水をたっぷり汲みました。
振り返ると雲海、その向こうに南アルプス。
2020年07月19日 06:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:06
振り返ると雲海、その向こうに南アルプス。
常念小屋に到着・・・しかし正面の槍穂は雲をかぶっていました。
2020年07月19日 06:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:07
常念小屋に到着・・・しかし正面の槍穂は雲をかぶっていました。
常念岳は戻ってきて、余力があったら登りましょう。
2020年07月19日 06:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:07
常念岳は戻ってきて、余力があったら登りましょう。
まずはこちらへ進みます。常念山脈でこれまで未踏だった稜線です。
2020年07月19日 06:08撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:08
まずはこちらへ進みます。常念山脈でこれまで未踏だった稜線です。
テント場を過ぎると間もなく森林帯に入ります。
2020年07月19日 06:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/19 6:13
テント場を過ぎると間もなく森林帯に入ります。
イワカガミ
2020年07月19日 06:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:14
イワカガミ
(緑色の)ゴゼンタチバナ
2020年07月19日 06:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/19 6:14
(緑色の)ゴゼンタチバナ
マイズルソウ(相変わらずピントが合わない・・・ぶつぶつ)
2020年07月19日 06:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/19 6:16
マイズルソウ(相変わらずピントが合わない・・・ぶつぶつ)
ハクサンシャクナゲがきれいに開いていました。
2020年07月19日 06:19撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:19
ハクサンシャクナゲがきれいに開いていました。
森林帯を抜けて砂地を登っていくと・・・コマクサが咲いていました。まったく考えていなかったので、会えたことに感激です!
2020年07月19日 06:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:26
森林帯を抜けて砂地を登っていくと・・・コマクサが咲いていました。まったく考えていなかったので、会えたことに感激です!
オオバキスミレ
2020年07月19日 06:35撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:35
オオバキスミレ
登山道は山肌をトラバースしていきます。
2020年07月19日 06:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:36
登山道は山肌をトラバースしていきます。
コケモモ
2020年07月19日 06:40撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:40
コケモモ
コマクサは終盤でしたが、まだきれいに咲いている株もありました。
2020年07月19日 06:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:41
コマクサは終盤でしたが、まだきれいに咲いている株もありました。
右手に進む歩道が見えています。当初は正面の尾根につながるかと思っていましたが、目指す大天井岳はこの時点では見えていません。
2020年07月19日 06:47撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:47
右手に進む歩道が見えています。当初は正面の尾根につながるかと思っていましたが、目指す大天井岳はこの時点では見えていません。
こんな岩場も越えていきます。
2020年07月19日 06:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 6:57
こんな岩場も越えていきます。
横通岳を下ったコルからは一部深いハイマツを漕いで登ります。
2020年07月19日 07:04撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:04
横通岳を下ったコルからは一部深いハイマツを漕いで登ります。
歩いてきた道を振り返って。
※ここで登山道が山肌側にトラバースしており、横通岳のピークは踏んでいないことに気付く(^^; 帰りに寄りましょう。
2020年07月19日 07:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:10
歩いてきた道を振り返って。
※ここで登山道が山肌側にトラバースしており、横通岳のピークは踏んでいないことに気付く(^^; 帰りに寄りましょう。
気持ちのいい稜線を進んでいくと・・・
2020年07月19日 07:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:12
気持ちのいい稜線を進んでいくと・・・
こんなお花畑が現れました!!
2020年07月19日 07:22撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:22
こんなお花畑が現れました!!
ハクサンイチゲと
2020年07月19日 07:22撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:22
ハクサンイチゲと
シナノキンバイでいっぱいです。
2020年07月19日 07:22撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:22
シナノキンバイでいっぱいです。
アオノツガザクラもいっぱい。
2020年07月19日 07:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:23
アオノツガザクラもいっぱい。
雪渓の脇を進んで、分岐を越えると・・・
2020年07月19日 07:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:25
雪渓の脇を進んで、分岐を越えると・・・
目指す大天井岳が見えました。
2020年07月19日 07:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:26
目指す大天井岳が見えました。
このあたりにもコマクはいっぱい。
2020年07月19日 07:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:27
このあたりにもコマクはいっぱい。
オヤマノエンドウ
2020年07月19日 08:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/19 8:53
オヤマノエンドウ
涸沢カール
2020年07月19日 07:38撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:38
涸沢カール
5月29日地震の直後に起きたという雪崩跡は今でもはっきりわかります。
2020年07月19日 07:39撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:39
5月29日地震の直後に起きたという雪崩跡は今でもはっきりわかります。
左手に槍穂を眺めながら進む、贅沢な稜線歩きです。
2020年07月19日 07:43撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:43
左手に槍穂を眺めながら進む、贅沢な稜線歩きです。
大天井岳が近づきました。
2020年07月19日 07:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 7:57
大天井岳が近づきました。
槍ヶ岳(東鎌尾根)への分岐。いつかこの道も歩いてみたいなぁ。
2020年07月19日 08:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:02
槍ヶ岳(東鎌尾根)への分岐。いつかこの道も歩いてみたいなぁ。
大天荘。窓を開けて換気をしながら営業されていました。
2020年07月19日 08:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:02
大天荘。窓を開けて換気をしながら営業されていました。
大天井岳(2,922m)登頂。このあと来られた東京のソロ男性さんとしばし楽しく山談義させていただきました。
2020年07月19日 08:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:10
大天井岳(2,922m)登頂。このあと来られた東京のソロ男性さんとしばし楽しく山談義させていただきました。
山頂の祠
2020年07月19日 08:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:11
山頂の祠
槍穂の雲もきれいに取れてくれました。
2020年07月19日 08:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:10
槍穂の雲もきれいに取れてくれました。
前穂〜奥穂〜北穂
2020年07月19日 08:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:10
前穂〜奥穂〜北穂
南岳〜中岳〜槍ヶ岳
2020年07月19日 08:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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南岳〜中岳〜槍ヶ岳
双六岳〜黒部五郎岳〜三俣蓮華岳
2020年07月19日 08:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:10
双六岳〜黒部五郎岳〜三俣蓮華岳
鷲羽岳〜ワリモ岳〜水晶岳〜赤牛岳
2020年07月19日 08:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:10
鷲羽岳〜ワリモ岳〜水晶岳〜赤牛岳
後立山方面。中央の針ノ木岳が存在感あります。
2020年07月19日 08:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:11
後立山方面。中央の針ノ木岳が存在感あります。
燕岳からつながる稜線。東京のソロ男性さんは中房温泉からここを辿ってこられたと言っていました。
2020年07月19日 08:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:12
燕岳からつながる稜線。東京のソロ男性さんは中房温泉からここを辿ってこられたと言っていました。
常念方面。この稜線を戻ります。
2020年07月19日 08:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 8:12
常念方面。この稜線を戻ります。
横通岳、東天井岳とも往きではピークを踏んでいなかったので、帰りに寄ることにします。まずは東天井岳。
2020年07月19日 09:15撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
7/19 9:15
横通岳、東天井岳とも往きではピークを踏んでいなかったので、帰りに寄ることにします。まずは東天井岳。
山頂標識も三角点も見当たりませんでしたが、東天井岳山頂(たぶん)。
2020年07月19日 09:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 9:18
山頂標識も三角点も見当たりませんでしたが、東天井岳山頂(たぶん)。
横通岳へと向かって歩いていると、すれ違った男性さんから「離れた沢にクマがいる」と教えていただきました。
2020年07月19日 09:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 9:25
横通岳へと向かって歩いていると、すれ違った男性さんから「離れた沢にクマがいる」と教えていただきました。
写真中央やや右上の黒いのがクマです。この時点では距離もあってわかりにくく、「そうなのかぁ」と思った程度でしたが・・・
2020年07月19日 09:28撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7
7/19 9:28
写真中央やや右上の黒いのがクマです。この時点では距離もあってわかりにくく、「そうなのかぁ」と思った程度でしたが・・・
その後別の1頭を見つけてしまいました。こちらは肉眼でもはっきり認識できるレベルでした。
2020年07月19日 09:44撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 9:44
その後別の1頭を見つけてしまいました。こちらは肉眼でもはっきり認識できるレベルでした。
横通岳のピークに向かって誰もいない道を登っていくと・・・
2020年07月19日 10:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
7/19 10:01
横通岳のピークに向かって誰もいない道を登っていくと・・・
ライチョウ(♀)です。メスということは、ひょっして近くに・・・
2020年07月19日 10:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 10:10
ライチョウ(♀)です。メスということは、ひょっして近くに・・・
わぁ、いました!
2020年07月19日 10:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
10
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わぁ、いました!
岩に登ったり・・・
2020年07月19日 10:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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岩に登ったり・・・
ハイマツに潜ったり・・・
2020年07月19日 10:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 10:13
ハイマツに潜ったり・・・
わんぱく(おてんば?)なヒナを、お母さんは静かに声をかけながら見守っています。
2020年07月19日 10:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7
7/19 10:14
わんぱく(おてんば?)なヒナを、お母さんは静かに声をかけながら見守っています。
横通岳(2,767m)登頂
2020年07月19日 10:20撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 10:20
横通岳(2,767m)登頂
小屋まで戻ってきました。時間に余裕があるので常念にも登りましょう。
2020年07月19日 10:43撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 10:43
小屋まで戻ってきました。時間に余裕があるので常念にも登りましょう。
常念小屋→常念岳は何回登ってもキツイ!
2020年07月19日 11:09撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 11:09
常念小屋→常念岳は何回登ってもキツイ!
あら、こちらでも会えました(^^)
2020年07月19日 11:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 11:25
あら、こちらでも会えました(^^)
フワフワのヒナも3羽いました。
2020年07月19日 11:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 11:26
フワフワのヒナも3羽いました。
常念岳登頂。シャッターありがとうございました。
2020年07月19日 11:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 11:42
常念岳登頂。シャッターありがとうございました。
歩いた稜線。安曇野市側はすっかりガスに覆われてしまいました。
2020年07月19日 12:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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7/19 12:10
歩いた稜線。安曇野市側はすっかりガスに覆われてしまいました。
帰りに見つけたギンリョウソウ
2020年07月19日 13:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
7/19 13:57
帰りに見つけたギンリョウソウ
撮影機器:

感想

長野県山岳情報において北アルプス南部が「入山をお控えください」から「入山注意」になりました(山小屋の営業再開等による)。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html
・常念山脈でまだ歩いていない大天井岳から常念小屋までの稜線を歩いてみたい。
・運がよければライチョウも(この時期生まれたヒナたちに会いたい)
と、一ノ沢登山口に向かいました。

久しぶりのヘッデンスタートにもワクワクします。昨年秋に奥さんと登った記憶を辿りながら1時間ほど歩いたところで夜が明けてきました。
登山道自体のところどころが渓流のような(ときにその流れを遡っていく)このコース、夏は特に気持ちがいいです。梅雨の合間なので沢の水量も多いですが、渡渉用の橋もしっかり備えられ、心配はありません。登山道は他にも草刈りやハシゴの新設など丁寧に整備がされていました。本当にありがたいです。
常念小屋へ着くと、これまで未踏だった北側の稜線へ向かいます。しばらく森林帯を歩き、抜けた砂地を登っていくと目の前にコマクサ。ここで見られるとは思っていなかったので感激です。花の盛りは過ぎていましたが、その後標高が上がるときれいに咲いている株もたくさん見られました。

横通岳から東天井岳への稜線にはきれいなお花畑もありました。ハクサンイチゲとシナノキンバイが山肌の一面を彩っています。雪渓の脇を抜けて分岐点を過ぎ、大天井岳に登頂。後から来られたソロ男性(東京から来られた)としばし山談義をさせていただきながら、梅雨の合間としては恵まれすぎな眺望を楽しみました。
常念小屋へ来た道を戻っていくと、途中で登って来られた方から「あそこにクマがいます」と教えていただきました。沢の奥(かなり遠く)に小さく動く黒い点・・・言われてみて「そうなのかぁ」という感じでしたが、その後気になって谷間を見ながら歩いていくと、もっとはっきりと識別できる1頭を見つけてしまいました。その後すれ違ったペアさんと話をすると、もともとこの辺りはクマの行動が盛ん(尾根を越えて一ノ沢側の谷と行き来する)のだが、今年は特に自粛期間に人間が山に入らなかった分、クマが多いと言っていました。

往きにピークを踏み忘れた東天井岳、そして横通岳の頂上へと登っていくと・・・ライチョウ(♀)が岩の上にいました。「メスということは、ひょっとして・・・」と待っていると、近くからヒナが現れました。生まれたばかりのフワフワのヒナは岩に登ったり、ハイマツに潜ったり。そんなヒナにお母さんは付かず離れず、一定間隔で静かに鳴き声を聞かせながら見守っています。ライチョウはその後に登った常念岳でも会えました。

梅雨の合間の北アルプス。
コマクサや一面のお花畑、(遭うべきでない)クマを初めて見たのも貴重な体験、そしてライチョウ親子にも会え、充実感いっぱいの山行でした。

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コメント

素晴らしい景色
yoisaさん、梅雨の晴れ間に素晴らしい眺めを堪能されましたねー!羨ましい限りです(^^)
横通岳、東天井岳の稜線、百高山をやり始めてすぐの頃に往復したのを思い出しました。明瞭で平らな巻道がずーっと見えているのにも関わらず、それを横目にピークに向かわなきゃ行けなかったのがキツかったなぁ〜、、と懐かしいです。
それにしても景色もさることながら、生まれたてのヒナとクマを目撃できた初夏のアルプスは本当に思い出深い山行になりましたね✨ この写真を見たら、また私も歩きたくなりました!ステキなレコをありがとうございました〜(^^)
2020/7/20 19:24
Re: 素晴らしい景色
harubo33さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
アルプスはやっぱりスケールが大きいですね!自分が歩く稜線も、そして見えてくる景色も。梅雨の晴れ間に恵まれた山行でした。
harubo33さんはワンちゃん&お子さんと志賀高原を歩かれていたのですね。昨日ライチョウ親子に会ってきたせいか、一層温かな気持ちでレコを読ませていただきました。「付かず離れず、でもちゃんと見ているよ」・・・お母さんはさすが!です(^^)
2020/7/20 20:47
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
常念岳(一ノ沢ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳ー常念岳 縦走
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
燕〜常念の縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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