北股岳(梶川尾根in丸森尾根out)
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- GPS
- 14:37
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 2,090m
- 下り
- 2,102m
コースタイム
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:23
天候 | 2日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
新門司港から大阪南港までは名門大洋フェリーにて 大阪南港から飯豊山荘登山口まではマイカーにて(途中、車中泊あり) 下山後は、行きと逆パターンで帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
石転びの出合の雪渓はパスし、梶川尾根を登りましたが、超急登です。下りは、丸森尾根でしたが、こちらも急登があります。 標高1000メートルを超える急登、かつ、食料、寝具などの荷物も増えるため、尾根に至るまではかなり辛い登山道だと思いました。 小屋のトイレには、水道などはありませんので、昨今のご時世を踏まえ、小さいアルコールジェルなど持参することも、ありかと思います。 |
その他周辺情報 | 登山前日に、飯豊山荘の温泉にはいりました。 登山後は、梅花皮荘の温泉に入りました。 また、昼食をとっていなかったので、マタギの館で山菜そばを頂きました。 美味でした( ^ω^ ) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
フリース
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
三脚
体温計
アルコールジェル
マスク
ヘルメット
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感想
飯豊連峰、噂どおり、尾根道歩きに、雪渓と多種多様なお花、とても素晴らしい山であった。
しかし、残念ながら、最高峰の大日岳や、飯豊本山には登頂出来なかった。
登山口までのアプローチは難しいし、頂上までの道のりも遠い、飯豊連峰。
鉄道、バスを利用し、飯豊山荘から弥平四郎までの縦走を計画していた。
しかし、最近の状況を鑑み、今回は、飯豊山荘を拠点に、大日岳と飯豊本山を登頂することにした。
だが、登山口までの長距離運転の疲れか、山行前夜は体調が良くない。また、寝ようにも、車内入ってきた蚊がうるさくて寝付けない。
そんな翌日、コンディションは万全ではないが、行けるとこまで行ってみることに。
連泊自粛要請もあり、食料を1泊分程度に荷物を絞り登り始める。
石転びの出合の雪渓を登る技術力はないので、下調べどおり、梶川尾根を登るが、超急登でいきなりバテバテ。さらに暑い。
玉のような汗が滴り落ち、服は洗濯機で脱水を忘れたかのようにビショビショ。
事あるごとに座り込み、膝に手をつく場面も度々。下山しようか悩むが、とりあえず水を求め、五郎清水の水場まで行ってみる。悩むが、とりあえず、梶川峰までは行ってみることに。
梶川峰に着く頃は、急登も終わり、飯豊連峰が見渡せる尾根道となった。ここからは、いつもの調子に戻ったので、念願の一つであるイイデリンドウを見て、小屋に1泊して下山することにした。
正直、超急登かつ標高差約1500メートルを、今は日帰り出来る気がしない。
大日岳、飯豊本山には、行かないので、当初予定していたルートを外れ、地神山のイイデリンドウの群生地に向かう。
イイデリンドウは、飯豊連峰の固有種であり、ここでしか見れない。
群生地では、そこかしこに、イイデリンドウが咲いていた( ^ω^ )
後は、予定していた梅花皮小屋ではなく手前の門内小屋に泊まるだけ。
コンディションは戻り、大日岳、飯豊本山に行けそうだが、食料不足だし、ムリせず、明日の下山に備え、しっかり休養。
小屋は、ペア2組と私の計5名。適切な距離を確保でき、静かな環境であった。
翌日は、せっかくなので、テン泊の方に勧められた北股岳にアタックザックで登る(ザックは小屋にデポ)。
予報は晴れだが、残念ながら、早朝はガスで景観はない。
小屋へ戻る途中、テン泊の方と会い、しばし話し込む。
どうやら、毎年、飯豊連峰に登られているようだ。
天気の良い連休には、多くの登山者が訪れ、本山小屋では通路で寝ることもあるそうな。
小屋に戻り、下山開始。梶川尾根の分岐に着く頃には、山は晴れ渡り、飯豊連峰の山々が一望できた。登ってないので確証はないが、大日岳も見えていたと思う。
こんな絶好の天気なのに、大日岳、飯豊本山に登頂出来ず悔やまれるが、自らが判断し決めたことなので、仕方ない。
それに、まだ超急登の下りが残っている。
下りは、次回に備え、視察のため丸森尾根から下山することした。
帰りもイイデリンドウの群生地を通るが、前日見た、その先にもたくさん咲いていた。
丸森尾根は、梶川尾根と同様、急登であったが、急登と急登の間のインターバルがあり休憩スペースもある。こちらの方が楽かもと感じた(あくまで個人的な見解)。
登りと下りなので、単純比較できないが、少なくとも、次は、丸森尾根から登ろう。
時期も合えば、群生地でイイデリンドウも見れるし。
ただ、1000メートル以上の標高差の急登での下山は、足に堪えるし、下山道は暑い。
登り同様、玉のような汗が落ち、日差しも強く、日焼け止めを塗り忘れた首が焼け、痛い。
最後は、飯豊山荘が見えるも、足も踏ん張りが悪くなり、何度も座り込んで休みながら、慎重に下る。
どうやら、4日には、遭難が発生したようである。
登山届は、HPのコンパスで提出しているが、幸い、登山口で紙の届出に連絡先など書いて提出していた。おかげで、小国警察署から、安否確認の連絡があった。
駐車場では、小国警察署から、下山後に連絡するよう、ワイパーに紙が挟んである車もあった。
たださえ、険しい山なのに、新型コロナ感染も考慮しないと行けないので、救助はとても大変だろう。
しかし、こうして安否確認の連絡をしていただけるとは有難い。
やはり、今回はムリせず、大日岳や飯豊本山を諦め、遭難することなく他人に迷惑かけずに下山出来て良かった。
ただ今回、天気が相当良かっただけに、やや悔いが残り、達成感100%とはならなかった。だが、無事生還しているからこそ、そう思えるのかもしれない。
いずれ、飯豊山荘から弥平四郎まで縦走するつもりだったし、次回は、その縦走をチャレンジするか、今回のルートでリベンジしたい。
最後に、飯豊山荘に向かう車中からの山の景色、そして、梶川尾根から見た飯豊連峰の主峰が連なる山容、これらを見て、飯豊連峰はとても『山深い』、そう感じた。
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