【★丹沢横断★焼山登山口〜焼山〜黍殻山〜姫次〜蛭ヶ岳〜蛭ヶ岳山荘1泊〜臼ヶ岳〜臼ヶ岳南尾根(朝日向尾根)〜ユーシン〜雨山橋〜雨山峠〜稲郷〜寄★】


- GPS
- 30:40
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,178m
- 下り
- 2,172m
コースタイム
/斉狎邯相模原市緑区(旧津久井郡津久井町)
⊃斉狎邯足柄上郡山北町
神奈川県足柄上郡松田町
【▲今回のコース▲】
【★『11月24日(土)』★】
『焼山登山口(標高290m/7:54/登山開始)-焼山(標高1059m/10:09/16分休)-
鳥屋分岐(10:35)-平丸分岐(10:56)-黍殻山分岐(11:01)-
黍殻山(標高1272m/11:14)-大平分岐(11:27)-黍殻避難小屋分岐(11:30)-
青根分岐(11:35)-八丁坂ノ頭(11:54)-榛ノ木丸方面分岐(12:09)-
東姫次(12:14)-姫次(標高1433m/12:17/26分休)-原小屋平(12:57)-
地蔵平(13:06)-ポッチノ頭(13:25)-小御岳(14:06)-
蛭ヶ岳(標高1673m/15:25)-蛭ヶ岳山荘(標高1673m/15:28/初日登山終了)』
【★『11月25日(日)』★】
『蛭ヶ岳山荘(標高1673m/6:24/二日目登山開始)-
臼ヶ岳(標高1460m/7:56)-『臼ヶ岳南尾根(赤破線)突入<8:09>』-
水晶平(9:14)-コイタゾーリノ頭(標高1196m/9:37)-
ユーシンロッジ(標高700m/10:47/22分休)-雨山橋(11:25)-
雨山峠(標高950m/12:06)-釜場ノ平(12:52/15分休憩)-寄大橋(14:01)-
稲郷(14:15)-寄バス停(標高280m/14:34/全行程終了)』
天候 | 『11月10日(土)』:小雨⇒晴れ⇒曇り(濃霧) 『11月11日(日)』:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ゝ王線440円区間-橋本 ゞ極椡慄霧-三ヶ木(神奈中バス/420円) ∋哀木-焼山登山口(津久井神奈交バス/490円) 【★復路★】 ヾ-新松田駅(富士急湘南バス/510円) ⊃珪湘-新宿(小田急線/750円) ※(秦野〜新宿/特急ロマンスカー特急券600円) 【●往路詳細●】 京王線-5:57橋本6:20-6:53三ヶ木6:55-7:12焼山登山口 (京王線・神奈中バス・津久井神奈交バス) 【●復路詳細●】 寄14:40-15:10新松田15:22-15:32秦野15:40-16:39新宿 (富士急湘南バス・小田急線(秦野から指定特急)) 【★公共交通機関リンク★】 神奈中バス&津久井神奈交バス(時刻表) http://dia.kanachu.jp/bus/viewtop 富士急湘南バス(時刻表) http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosenbus.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【●登山道状況(赤線登山道&赤破線登山道)●】 ‐道嚇仍蓋〜黍殻山(赤線):危険箇所なし。黍殻山の下り注意 黍殻山〜姫次(赤線):危険箇所なし。 I閏 礎和∧(赤線):危険箇所なし。滑りやすいので転倒注意。 っ和∧拭蘇肇岳(赤線):危険箇所なし。下り利用時は転倒注意。 ド肇岳〜臼ヶ岳(赤線):蛭ヶ岳直下の鎖場に注意。やや危険。 Ρ吋岳〜ユーシン(赤破線):急峻・滑落・転倒・動物・道迷い注意。 ※Δ離襦璽箸脇桟蘇毀昔討覆里念貳姪仍骸圓脇らない方が良策です。 Д罅璽轡鵝善山峠:滑りやすいので滑落転倒注意。 ┗山峠〜釜場ノ平:細い谷を下るので滑りやすいので転倒注意。 釜場ノ平〜寄大橋:渡渉数箇所・道迷い・転倒注意。 寄大橋〜寄バス停:林道歩きなので危険箇所無し。 ※読み方:焼山(やけやま) ※読み方:黍殻山(きびがらやま) ※読み方:鳥屋(とや) ※読み方:姫次(ひめつぎ) ※読み方:原小屋平(はらこやだいら) ※読み方:寄(やどろぎ) 【●登山者数情報●】 ‐道嚇仍蓋〜黍殻山(赤線):16名 黍殻山〜姫次(赤線):7名 I閏 礎和∧(赤線):4名 っ和∧拭蘇肇岳(赤線):8名 ド肇岳〜臼ヶ岳(赤線):9名 Ρ吋岳〜ユーシン(赤破線):6名 Д罅璽轡鵝善山峠:0名 ┗山峠〜釜場ノ平:8名 釜場ノ平〜寄大橋:4名 寄大橋〜寄バス停:通行人数名 【▲山小屋リンク▲】 蛭ヶ岳山荘(素泊5000円) http://kitatan.com/hirutop.html 【▲周辺の山小屋▲】 青ヶ岳山荘(檜洞丸) http://www2.tbb.t-com.ne.jp/aogatake/ みやま山荘(丹沢山) http://miyamasansou.com/ 尊仏山荘(塔ノ岳) http://www.cnet-sb.ne.jp/sonbutu/ 鍋割山荘(鍋割山) http://nabewari.net/ 黍殻避難小屋(黍殻山直下) http://www.himaraya.com/yama/koya/kibi/kibi.htm |
写真
感想
【■■感想と解説■■】
今回は丹沢山塊を北から南へ横断する長丁場で、尾根から谷に下りて再び谷から峠に登り返して再び谷に下りるという繰り返しでしたので丹沢山塊横断というよりも丹沢水系横断と言ったほうがふさわしいと思いました。まず初めに北丹沢の入口である神奈川県相模原市緑区(旧津久井郡津久井町)の焼山登山口から登り始めました。登り始めの頃は小雨が降る中での登山でしたが、途中で雨脚が強くなったので焼山へ通じる尾根の途中にあるベンチ場(大岩・山ノ神)で雨脚が弱まるのを待ちました。15分程すると雨脚が弱まりましたので、再び焼山へ向けて登り始めました。焼山は何の変哲もない無展望のショボ山で頂上には展望台が建っておりまして、青根と青野原と鳥屋の各集落の昔の境界線を示す三つの祠がありました。ここから天候は雨から濃霧に変わって霧の中を黍殻山に向けて登りました。黍殻山の頂上は城山湖の雨量計が設置されているだけで眺望はありませんでした。ここから八丁坂ノ頭までは一度下って、再び登り返します。八丁坂ノ頭から東海自然歩道最高峰の姫次までは30分以内で着きます。
姫次からの富嶽の眺望は美しいですが、今回は天候が芳しくなかったので見えませんでした。ここから地蔵平まではクネクネした緩やかな場所を歩いて蛭ヶ岳へ向かいます。途中の原小屋平は1980年代の後半頃まで原小屋山荘を解体した木材などが置いてありました。地蔵平を過ぎるとポッチノ頭や小御岳という小さな峰を登り返してパンチが効いた木製階段を登って蛭ヶ岳頂上に着きます。この日の蛭ヶ岳は天候が悪かったので辺り一面が濃霧で真っ白でしたが、霧氷は非常に美しかったです。そして蛭ヶ岳山荘に素泊で1泊して18時頃に丹沢で初めての地震と布団1枚2人を経験し、午前3時頃に天気が回復して東京方面の夜景を堪能し、午前6時半頃の御来光を拝んで、早朝の美しい壮麗な富嶽の姿も堪能し、臼ヶ岳へ向けて下りと登りを繰り返しました。最初の蛭ヶ岳から西沢ブッコシ(蛭ヶ岳とミカゲ沢ノ頭の間のコル)まではクサリを慎重に下りて、西沢ブッコシからミカゲ沢ノ頭を経て臼ヶ岳までは危険箇所はありません。臼ヶ岳は無展望のショボ山で眺望はあまり良くありません。そして臼ヶ岳からは道標が一つも無い朝日向尾根(臼ヶ岳南尾根)の赤破線ルートに突入します。この尾根は10年ほど前にユーシンロッジに泊まって早朝に登りで使用した事がありますが、下りでの使用は今回が初めてです。だけど登ったという記憶も10年も前の事ですので、ほとんど初めてのような感覚でした。まずは臼ヶ岳から鹿柵の間を通って急峻で不明瞭な踏跡を下って行きます。
赤や黄色のテープや木や岩に付いている塗料の目印は少ないですが、今の時期は木の葉が全て落ちておりますので、尾根の形状や見通しが利きますのであまり問題はありませんが、道が不明瞭になったりわかりにくい場所もいくつかありましたが、目印になるのがコイタゾーリノ頭(1196m峰)だけですので、その山を目印にすれば良いだけです。あとはコイタゾーリノ頭の手前の水晶平という天平(でんでえろ)状のブナの林が美しかったです。コイタゾーリノ頭を降りると自然林から植林帯に変わってユーシンの竹林の中を通ってユーシンロッジの横に出てきます。下りるのに時間がかかりましたので道迷いは一切ありませんでした。ユーシンは観光系の登山者がたくさんいまして、彼らは玄倉とユーシンとのピストンとの事でした。そしてユーシンを後にして雨山橋から雨山峠の沢伝いの道を登って雨山峠(ミズコボレブッコシ)で臼ヶ岳からの長かったユーシン谷に別れを告げて前方に見える湘南を目指して谷沿いの細い道を下りました。途中の釜場ノ平では少し長く休息して再び寄沢に沿って下りて行きました。寄大橋が見えると稲郷集落と寄集落は目と鼻の先で、数十分歩くと寄(やどろぎ)バス停に到着します。今回の総括は津久井の青野原という神奈川県の山岳地帯から寄(やどろぎ)という同県の湘南エリアまで谷越えの縦走できた事に満足しております。津久井から湘南は長かったです。
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