奥秩父主脈縦走 みずがき山荘〜金峰山〜甲武信ヶ岳〜笠取小屋

2020年08月07日(金) ~ 2020年08月10日(月)

• GPS: 25:56
• 距離: 34.7km
• 登り: 2,948m
• 下り: 2,731m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:28
• 休憩: 0:39
• 合計: 5:07

10:24 瑞牆山荘
10:53 10:54 富士見平林道交差
11:14 11:14 富士見平林道終点
11:18 11:20 富士見平湧水
11:31 11:31 富士見平小屋
12:17 12:17 鷹見岩分岐
12:28 12:40 大日小屋
13:13 13:15 大日岩
14:28 14:41 砂払いノ頭
14:59 15:07 千代の吹上
15:15 15:16 金峰山小屋分岐
15:31 15:31 金峰山小屋
15:31 宿泊地

2日目

• 山行: 10:01
• 休憩: 0:43
• 合計: 10:44

6:31 金峰山
7:57 7:57 朝日岳
8:08 8:08 朝日岳前の展望岩場
8:30 8:31 朝日峠
9:09 9:37 大弛峠
9:47 9:53 夢の庭園
10:21 10:21 前国師ヶ岳
10:27 10:27 三繋平
10:49 10:50 国師ヶ岳
12:37 12:37 国師ノタル
13:26 13:27 東梓
14:31 14:36 両門ノ頭
15:17 15:18 富士見
16:02 16:02 水師
16:19 16:19 2353m地点
16:59 16:59 甲武信ヶ岳
17:15 甲武信小屋

3日目

• 山行: 8:24
• 休憩: 1:00
• 合計: 9:24

6:04 甲武信小屋
6:24 6:24 木賊山まき道分岐
7:20 7:29 破風山避難小屋
8:31 8:33 破風山
9:05 9:11 東破風山
10:22 10:33 雁坂嶺
11:04 11:17 雁坂峠
12:19 12:23 水晶山
12:53 12:54 古礼山
13:52 14:02 燕山
14:41 14:41 雁峠
15:13 15:17 小さな分水嶺
15:19 15:19 雁峠分岐
15:28 笠取小屋

4日目

• 山行: 1:17
• 休憩: 0:03
• 合計: 1:20

7:07 笠取小屋
8:02 8:04 一休坂分岐
8:26 8:27 作場平橋駐車場
8:27 ゴール地点

4日目はログが続かず、新たに計測されていたので別途編集した。

天候

曇り〜晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

往路
電車 特急あずさ1号 韮崎駅8:36着
バス 8:50韮崎駅発〜10:02みずがき山荘着 2060円

復路
笠取小屋から下山して作場平から塩山駅までタクシー 約1時間 約1万円
タクシーは笠取小屋のご主人に頼むと呼んでくれます。笠取小屋、作場平はスマホ通じません。
もしくは、作場平からさらに3時間ほど舗装路を歩いてバス停へ。10:00の次はたしか17:00だったかな。

コース状況／危険箇所等

国師ヶ岳から甲武信ヶ岳までエスケープルートなし。まるで破線ルートのように倒木多く、跨いだり、くぐったり、迂回したりで思った以上に時間がかかり、体力使います。そしてほとんど人に会いません。他の山で少なくともコースタイム通りに歩けない人にはお薦めしません。

危険な箇所はほぼないが、余裕のある計画を心がけて下さい。

写真

8/7 11:02

みずがき山荘からしばらく登って見えた瑞牆山

8/7 13:04

大日岩

8/7 14:46

金峰山に近づくと岩場

8/7 14:55

鎖場

8/7 15:29

この岩のそばに金峰山小屋が

8/7 15:32

小屋到着

8/7 15:36

始めて来たけれど清潔で居心地のいい小屋
3人で貸し切り

夕食はワンプレート
特にグリルドチキンが感動の美味しさ

朝食の小エビがたくさん入ったおかゆ
絶品、このためだけにまた泊まりたい。
ロングコースを歩くからと、少し味を濃いめにしてくれた。

8/8 6:14

金峰山
早朝、まだだれもいなと思ったら大きな荷物を背負った屈強そうなかっこいい女性が一人いた

8/8 6:23

五丈岩

8/8 9:20

大弛小屋
小屋奥の水場でおいしいお水を頂ける。100円

8/8 9:43

国師ヶ岳までこんな木道と木の階段が延々と続く登りでうんざり

8/8 10:37

国師ヶ岳
賑わってました

8/8 10:56

しゃくなげが多く春は美しいだろう
たまに数輪咲いていた

8/8 11:54

国師ヶ岳を過ぎると途端に人がいなくなり、道が荒れていた
まるで破線ルートのように倒木多い

8/8 12:37

とにかく距離が長い
静かでほとんど人に遭遇しない
大和高原地図に「平凡な尾根道」と書いてあるがその通り。
平凡な尾根道に倒木で時々アドベンチャー

8/8 13:10

不思議なコブのある木
いったい何があったの

8/8 13:25

東梓
ちょこちょこ細かいアップダウンを繰り返すので、ボディーブローのように効いてきて疲れる

8/8 13:44

まだまだ先が長い

8/8 14:32

両門ノ頭
開けた山頂から振り返ると、遥か遠くに金峰山の五丈岩が見える。見える山をすべて超えてきたと思うとしみじみ頑張った。が、この先まだまだあることに気が付き愕然とする。

8/8 15:17

疲れがたまった最後の最後に大きなピークがどーんと3つ
まずは富士見を攻略

8/8 16:03

富士見で稼いだ標高を吐き出してからの、水師への登りはガツンと効いた

8/8 16:19

コルに到着
千曲川源流への分岐。いつか源流を見たい

8/8 16:52

甲武信ヶ岳山頂
賑わってました
ザレた岩場だがそれほど長くない登り

8/8 17:16

山頂からしばらく下ると甲武信小屋
昔ながらの小屋な雰囲気

8/9 6:03

小屋前にテント場。朝の撤収後の写真なのでテントが少ないが隙間なくびっちり張られていた

夕食のカレー（辛い）
食堂は密を避けるためテーブル間隔が広く間が空いていた

朝食
茶碗蒸し付き
男女2人で営業していたので、手が足りなくてオカズがないのか、いつもそうなのか。コロナの時代に小屋を開けてくれて、お食事出していただけるだけで満足、感謝です。

8/9 6:47

甲武信小屋からのトレイルは前日の森の中と違って開放的な尾根歩き（日に焼けます）

8/9 7:09

立ち枯れた木々の中を歩く
気持ちいい

8/9 7:20

破風山避難小屋から見る破風山
見た目と違ってそれほどキツイ登りではない（前日の修行で耐性がついたか）

8/9 7:20

避難小屋

8/9 7:20

避難小屋の中は綺麗。冬は外にある薪でストーブ使えるそうです

8/9 7:23

避難小屋の外に薪がたっぷり

8/9 7:31

笹平小屋とも言うらしく、なる程の広々したコルにあるいいロケーションの小屋（トイレはありません、水場まで20分ほどらしい）

8/9 7:34

雲取山でよく見る植物。大きな葉っぱだけしか見たことなかったけれど、始めて花を見た。緑色の花

8/9 8:24

破風山（西破風山）
岩場で両手を使う登り。振り返ると遥か遠くまでよく見える登りを頑張ると山頂は眺望なしでがっかり。

8/9 8:40

よく晴れて暑い

8/9 9:05

東破風山

8/9 9:33

とにかく気持ちの良い尾根道が続く
振り返ると破風山

8/9 9:37

歩きやすいフラットなトレイル
すれ違う人、追い越す人、前日と違って度々。（3連休と考えれば少ないけれど）

8/9 10:22

雁坂嶺は埼玉県

8/9 10:22

こっちの雁坂嶺は山梨県

8/9 10:47

青い空と立ち枯れた木々と緑の笹原
この日はずーっと笹の多いトレイルだった
甲武信ヶ岳から先でガラリと変わるトレイルが面白い（分水嶺だから？）

8/9 11:01

雁坂峠
行く道が見える
こんなにいいトレイルなのにどうして人が少ないのだろう。

8/9 11:04

雁坂峠に到着
針ノ木峠、三伏峠と並び日本三大峠に数えられる（ウィキペディア）

8/9 11:28

峠から先に少し登ると案内板があるので振り返ると

8/9 11:28

雁坂峠の先に雁坂嶺が
いい山です

8/9 11:51

苔で360度、緑色
森の香りで癒される

8/9 12:05

雁坂峠から先は急に人に会わなくなりました
水晶山

8/9 12:05

こちらの水晶山は埼玉県

8/9 12:53

遠くに行く山が見えるけれど、前日の修行のお陰で近い、すぐだね~と思える

8/9 12:53

古礼山

8/9 12:56

広々とした笹原
ベンチがあるが特に景色がいいわけではない
とにかく暑く風がなく、標高が少しづつ下がっているので暑さが増してスピードが落ちます

8/9 13:02

前日の国師ヶ岳から甲武信ヶ岳まで全く見なかった標識が所々にある。同じ山域とは思えない。

8/9 13:54

暗いけれど、燕山

8/9 14:27

あの山辺りに本日のゴール

8/9 14:36

燕山からのちょっとした急下りからの雁峠と左に見える笠取山
最高にいい景色

8/9 14:41

雁峠

8/9 14:42

来た道を振り返る
こう見ると急に見えないけれど、急です

8/9 14:45

奥に廃業した雁峠小屋（廃墟に近い）
怖くて泊まれないな

8/9 15:06

振り返ると登った山山

8/9 15:09

小さな分水嶺（多摩川、荒川、富士川）
これは多摩川

8/9 15:09

荒川

8/9 15:09

富士川

8/9 15:09

分水嶺の説明看板
ベンチもあるのでゆっくりのんびり出来る（日影が無い）

8/9 15:10

笠取小屋までは木道がある（スニーカーの家族連れが歩いてこれる場所）

8/9 15:24

この木道が小屋まで続く

8/9 15:30

笠取小屋のバイオトイレ（和式）

8/9 15:30

貸し切りかと思いきや、テントはびっしり
テント場、ここは初心者向きだと思う

8/9 15:30

源流のみち
笠取山に登って、多摩川の最初の一滴を見てみたい

8/9 17:43

水場まで2分程度、沢まで下りる

8/10 7:08

水場
最高に冷たくて美味しい（これが多摩川になるのかと思う）
側に沢があって、足を浸したら冷たすぎて10秒で終了。だけど一気に足裏の疲れが取れた

8/9 17:44

小屋の前は広々として、テーブルと椅子があるのでゆっくり出来る

8/10 5:15

朝、小屋のご主人が犬の餌！を鹿に与えていた。（賛否両論ありそう）人間が近づいても逃げない。
小屋周辺に鹿が多い理由が分かった

8/10 5:53

朝は持参したフェアトレード、オーガニックのヒマラヤコーヒーを頂く。
お湯を貰いに行ったら、小屋のご主人が挽いたというコーヒーも無料でいただいた。

8/10 5:58

大菩薩嶺を見ながらゆっくり朝ごはん
暑くなりそうな空

8/10 7:04

3人で小屋は貸し切りだったけれど、本当はもう一人外国人の女性が予約していたそう。夜、寝ていたらガラっとドアが開いて人の気配がしたので遅くにようやく到着したのか、と時計を見たら21:59。そのまま寝て朝起きたら来たと思った女性はいない。他の2人に聞いたら誰も来なかった、と。様子見るために小屋番が夜来たかと思って聞いたら来ていないと。
怖い。。。
予約して無断キャンセルならいいけれど、と小屋番が気にしていて、将監峠から来る予定だったからと、その方面へいく登山者に行き倒れがいないか気にしてくれと言っていた。無断キャンセルはやめましょうね。

8/10 7:52

下山途中の一休坂分岐

8/10 8:09

下山の道は整備されて歩きやすい。初心者向きのテント場だとつくづく思う

8/10 8:11

沢沿いのトレイル
涼しい

8/10 8:11

もう沢とは言えない。川になった、多摩川
あちらこちらから水を集めて大きな多摩川になるのか

8/10 8:25

舗装路に到着
作場平駐車場
車で隙間なくいっぱいでした。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

AQUOS sense2 SH-M08 SIMフリー シャープ

感想

mimikarun

念願の奥秩父主脈縦走路
5日間のロングトレイルのツアーに参加
ガイド1名、参加者2名の合計3名

1日目 みずがき山荘〜金峰山小屋
人は多くすれ違いも多い。

2日目 金峰山小屋〜金峰山〜大弛峠〜国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳〜甲武信小屋
国師ヶ岳からは荒れたトレイルでほとんど人に会わず。

3日目 甲武信小屋〜雁坂峠〜笠取小屋
雁坂峠までは歩く人に時々会うが、そこから先はすれ違いで数人。

4日目 笠取小屋〜作場平
沢沿いのよく整備された気持ちの良い登山道。

当初の計画では、4日目は笠取小屋〜三条の湯、5日目に雲取山〜鴨沢下山の予定だったが、メンバーが暑さで体調を崩し、三条の湯までがロングルートでエスケープルートがないことから下山。

4日とも雨が1滴も降らず、1~2日目は曇りがちで気温がそれほど高くなく歩きやすくて助かった。

金峰山小屋は貸切り
食事が美味しく、小屋主が親切で居心地よい。トイレは洋式で綺麗。
水は天水のためペットボトル購入。大弛小屋の水場で汲めるので多く持つ必要なし。そこから甲武信ヶ岳まで水場なし。エスケープルートなし。

甲武信小屋
宿泊人数を少なくして営業しているがほぼ満室。水は1L50円。トイレは洋式で綺麗。テント場は賑わっていた。


笠取小屋は貸切り、食事提供ないが無料のお湯はたっぷり頂ける。水場は徒歩2分ほどの沢沿いで無料。トイレはバイオ式のボットン和式。
テント場は賑わっていた。