飯豊山【御沢キャンプ場からピストン】
- GPS
- 27:38
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,096m
- 下り
- 2,091m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 6:24
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
装備
個人装備 |
AKUクレスタ
|
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感想
山の日の連休を利用して、飯豊山を計画していましたが、天候の関係で、一日、ずらして決行です。
御沢キャンプ場から整備された歩きやすい林道を少し歩くと、登山口に到着して、そこからいきなりの急登のスタートです。
この長坂は、急登で長いのですが、ある程度の間隔で、下十五里、中十五里、上十五里、笹平と、平たん地があり、ペースをつかみやすく、意外と登りやすいルートです。
ただ、登山口の標高が低いので、夏の湿気を多く含んだ空気がまとわりついて、汗だくになりました。
横峰まで登ると、勾配は緩まり、地蔵山を巻いて進みますが、途中で、峰秀水という湧き水があります。冷たくて、そしてとてもおいしい湧き水です。
地蔵山からは稜線歩きになり、コルから登り返すと早々に岩場が現れ、両手も使っての登山となります。
剣ヶ峰の標注を通過しても、まだまだ岩場が続き、ナイフブリッジのような部分も所々にあり、スリル満点です。
三国岳は、剣ヶ峰を登りきったところにある小さなピークで、その小さな頂上に避難小屋もあり、剣ヶ峰を登りきった多くの登山客で賑わっていました。
三国岳からは、飯豊山に向けて、アップダウンを繰り返しながら高度を上げていきます。
また、三国岳からの稜線上には、高山植物が多く咲いていて、長坂、剣ヶ峰といったルートとは、また違った楽しみを提供してくれました。
高山植物を楽しみながら歩いて、切合小屋に到着し、そこで大休止をしました。
長坂からの暑さにまいっていたので、念願のコーラをここでグイっと(笑)。
切合小屋を過ぎて、さらにピークをいくつか越えると、頂上に石垣を備えるピークが目の前に現れ、それが本山小屋手前のピークです。
そこまで登ると、目のまえに本山小屋のテント場が広がり、そこからもうちょっと登ると本山小屋があります。
本山小屋で宿泊の手続きを済ませ、軽装で飯豊山のピークに向かいました。
飯豊山頂上からは、飯豊連峰が一望できました。残念ながら大日岳は雲の中でしたが、たおやかな飯豊連峰を見ることができたのは、とてもよかったです。
また、本山小屋から飯豊山までの登山道のわきに、イイデリンドウが咲いているのを見つけました。ここまでで全く見ることができなかったので、ラッキーでした。
雲は所々ありましたが、北方の朝日連峰がしっかり見えていて、朝日連峰のさらに北にある月山や、鳥海山も見ることができました。東方には、磐梯山や吾妻山などの会津の山や安達太良山も雲の上に姿を出していました。西方には、日本海に浮かぶ佐渡島、粟島も見えました。
本山小屋では、ほかの登山客の方々と夕食をとり、日本海に向けて沈む日の入りも楽しむことができました。
陽が沈むと下界の街の光が灯りだし、遠くは日本海の漁火もいくつも確認できました。
ちなみに、本山小屋に限らず、稜線上にトンボがたくさん飛んでいて、トンボに捕食されるアブやハエ類の数がとても少なく、とても快適に過ごすことができました。
翌日は、小屋泊の方々が活動を開始するのを横目に、ゆっくり過ごし、5時過ぎに小屋を出て、下山を開始しました。
この日は雲ひとつなく、何度も振り返っては飯豊山の稜線を眺め、また歩き出すという、ゆっくりしたペースで歩を進めました。
地蔵山からは、蒸し暑い長坂を淡々と下り、無事に御沢キャンプ場に到着しました。
奥深く、なかなか訪れることができなかった飯豊連峰に、わずかですが足を踏み入れることができ、とてもよかったです。
本当は、あのたおやかな山脈を縦走することが、飯豊連峰を楽しむ、本当にカタチだと思いますが、時間に限りのある身にとっては、今回の山行で、まずは満足です。
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