今度こそタワ尾根 (小川谷橋〜ウトウノ頭〜天祖山周回)
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- GPS
- 10:56
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,772m
- 下り
- 1,762m
コースタイム
9:00人形山 - 金袋山 - 9:45篶坂ノ丸 - 10:26ウトウノ頭10:51 - ルートを外す - 13:03モノレール終点 -
13:08タワ尾根ノ頭 - 13:24ヘリポート - 13:48長沢背稜分岐 - 14:21梯子坂ノクビレ - 15:01天祖山山頂 -
16:17大日神社 - ロボット雨量計 - 17:11八丁橋 - 17:35日原渓流釣場 - 17:38小川谷橋 - 18:02駐車場
天候 | 曇のち霰のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■駐車場 東日原バス停の手前の日原鍾乳洞臨時駐車場(無料)を利用。 23台ほど停められます。7時の時点で駐車台数は11台でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■タワ尾根は破線ルートです。 一石山神社からの始めは急傾斜の九十九折、下りは滑りそう。 以降は緩やかな道と急登を繰り返してウトウノ頭に着きます。 今は落葉しているので、踏み跡が薄いところも。地図とコンパスは必携です。 基本は尾根伝いですが、大岩は直登しないで巻きます。 モノレールの軌道が見えてきたら後は歩きやすい道。軌道の終点からすぐに長沢背稜と合流します。 ■タワ尾根に比べると長沢背稜は歩きやすい道。途中にはヘリポートがあり、秩父、西上州側を望めます。 ■天祖山直下は急登が続きます。山頂を越えると長い尾根伝いの下り。 落ち葉で踏み跡が薄いですが、赤テープが所々にあるのでそれを目印に。細い幹に貼ってあることが多いです。 水場から八丁橋の下りは水が滲みだしているのか、道が濡れていました。落ち葉の下の石が滑りやすいので注意です。 ■水場 「山と高原地図」を見ると、大日神社〜八丁橋の間に水場があるようですが、未確認です。 ■売店 駐車場付近にも山中にもお店はありません。青梅IC下りて国道411号線沿いにはコンビニが何軒かありました。 ■トイレ 東日原バス停、小川谷橋手前にも観光用トイレがあります。 ![]() ルートやタイムなどは全くアテになりません。 もしこのコースを歩かれる方は、他のユーザーさんのレコを参考にしてください。 |
写真
感想
今回は念願のタワ尾根を歩いてきました。
今年の5月末、ウトウノ頭から先で進むべき方角を間違えてしまい、タワ尾根を歩きとおすことが出来ませんでした。
再訪するなら秋に!とチャンスを伺っていたのですが、なかなか都合や天候などのタイミングが合わず…
もう日が短いからやめようかな…と考えたりもしましたが、やっぱり今シーズンの奥多摩第一弾はタワ尾根から!と
決行するに至りました。
春や夏場なら、いくらか時間的に余裕があるけど、今回は計画の段階から要ヘッデン。
ヘッデン下山は、いつか経験しておかないとと思っていたので、旦那さんにその旨を話しておきました。
駐車場には6時過ぎに到着しましたが、少し仮眠をとって7時過ぎに出発!
前回は新緑が眩しい季節だったな…と半年前の記憶と重ねながらの山歩き。
樹林帯の中を歩くので、展望は開けていませんが、落ち葉の乾いた音を聞きながらのラッセルが楽しかったです(^^)♪
ウトウノ頭に着いて、看板を再び目にした時は懐かしい友人に会った気持ちになりました(少しオーバー??)
そして心待ちにしていたその先へ尾根伝いに歩いていると、この日初めての人、単独男性とすれ違いました。
本当に人が少ないです…
大京谷ノクビレを通過し、もうすぐで大京谷ノ峰へ…という時に弱々しく降っていた霰が急にバラバラバラと激しくなり、
粒が大きくなってきました。
どんどん霰が積もって、あっという間に踏み跡が消えてしまいました。
どうもここがルートではないか…というところは手がかりが少なくて、滑落の危険が…。
なので少々危険ではあったけど、一旦ルートを外れ、急斜面を木に捕まりながら、下って、また登り返すことにしました。
この辺りの枝、根はなかなか信用出来ないものが多く、掴むとバキッと折れたり、根本から抜けてしまったり…。
木の1本1本、足の置場の確認に時間をかけながら、なんとか一息つける所まで移動。
そして尾根に乗れそうな急斜面をヨイショヨイショと登って行くと、モノレールの軌道に出ました。
「もう大丈夫だ〜!」緊張感から解放されて、やっと笑うことが出来ました。
長沢背稜に出ると空が青い(^^)
先程の緊張感は何だったのだろうと思わせるほど、平和な時間。
ヘリポートでは両神山や雲取山を眺めて景色を堪能しました。
梯子坂のクビレ付近では、また別の単独男性とすれ違いました。
大きなザックを背負っていたので、雲取山か酉谷山に向かわれたのでしょうか??
天祖山直下は急登。降り積もった霰に足をとられながらもなんとか登りました。
ここは巻道がないので、急ぎたい人にはちょっと歯がゆいかも…。
天祖山からは、ずっと下りです。
木々の陰が長くなって、だいぶ日が傾いてきたので、少し急いだのですが、やっぱり途中でヘッデン下山となりました。
16:11ヘッデン装着。ロボット雨量計を通過後、16:43点灯。
水場を過ぎた急坂の下りでは、完全に闇夜でヘッデンの明かりだけが頼りでした。
道が付いている下は真っ暗で、光を当てても反射するものは無し。底も見えません。
「どんなに時間がかかっても、確実に下りましょう」ということで、足元にかなり神経を集中させて下りました。
暗かったので、高度感は分かりませんでしたが、ヤセた道の下からザーザーと水の流れる音が聞こえてきて
水根沢林道の下りを思い出し、恐怖でした(^^;)
やっと八丁橋に着いた時は「ヤッター」\(^^)/思わず万歳。
そこからの舗装路も真っ暗で長いのですが、熊鈴を鳴らしながら、ホイッスルを吹いたり、歌ったりしながら帰りました。
今回は、慣れない破線ルートの山行に霰が沢山ふって踏み跡が消えたこと、想定内ではあったけど、ヘッデンで
急坂を下ったことなど、緊張する時間が長かったです。
いろいろと反省点はありますが、とても勉強になることが多かった(^^)
今年の中での山行回数は41回目となりますが、間違いなく「心に残る2012年の10大山行」の上位にランクインです。
毎度、すんなりとは行かせてはくれないタワ尾根ですが、どうも嫌いになれず…むしろ「また歩いてみたい!」です。
ルートファインディングする力をしっかり身に付けて、次回こそは楽しんで歩けたらいいなぁ〜と思いました(^^)
ヤマレコユーザー chiroro_さんのブログ
http://yamatabi-hanatabi.com/index.html
タワ尾根の情報など参考にさせて頂きました。
この山行記録を拝見して、タワ尾根の良さに気づきました。
この場をお借りしまして、お礼を申し上げます。
** 追記12/8 **
なんと、ウトウノ頭から先でお会いした単独男性はchiroro_さんだということが分かりました!
山でのご挨拶の後、1言、2言だけお話をさせて頂きました。
う〜ん、何とも勿体ない…タワ尾根の良さを教えてくださった方なのに…
またお会い出来ることがあるかと思うので、その時はゆっくりお話出来ればと思います(^^)
◇確認出来た鳥たち◇
ガビチョウ、ヒヨドリ、カラ類、コゲラ、カケス、ケラ類
鹿も見かけました
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