信州ヒルクライム祭り!【百名山5つをチャリ登山350km】
- GPS
- 44:31
- 距離
- 342km
- 登り
- 9,966m
- 下り
- 10,323m
コースタイム
- 山行
- 20:51
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 22:02
- 山行
- 16:17
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 17:30
天候 | 乗鞍岳 晴〜高曇り→ガス 美ヶ原 ガスガス 霧ヶ峰 ガスガスガス 蓼科山 快晴 瑞牆山 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【乗鞍岳】 整備されているが、岩がゴロゴロしているため、きちんと登山用の靴で登ろう。登山者が多すぎて渋滞。 【美ヶ原、車山】 クロックスサンダルでも可能。砂利道のためハイヒール不可 【蓼科山】 山頂部はだだっ広いため、濃霧・夜間・強風時は非常に危険!岩は濡れると滑りやすそう。 【瑞牆山】 コースアウトすると滑落の危険があり、ナイトハイク不向き。上部は大きな岩が多く、全身を使った運動が必要。屈伸運動が苦手な人は要注意。 |
その他周辺情報 | トイレは飲用不可との表記が多い。水場はきちんと抑えておこう。 |
写真
装備
備考 | 山頂で日の出を見る場合、ダウンジャケットはあった方が良い |
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感想
【概要】
信州の百名山5つの山頂をチャリ登山で48時間以内に巡るという意欲的な企画。
せっかくの休み。普段と同じ日常を送るのはもったいない!完全燃焼しよう!
天気をチェックすると西日本〜日本海側は快晴続き。東日本〜太平洋は雨天続き。なんですかこれは?東北方面を開拓したかったが、輪行で信州に行くことにした。
連休明け水曜早朝も大弛峠ヒルクライムしてそのまま大学に向かう予定だったが、急遽、出張が入ってしまい、終電リミットに追われることに...。
【アプローチ】
終電で塩尻駅まで輪行。寝過ごした保険用に終点の松本までを購入(←これ、めちゃ大事!)。学割3600円。安いね。列車はガラガラ。肩身の狭い思いをすることなく意気揚々と信州に進入。塩尻駅近くの西友で菓子パンを大量に買い込みチャリに積載。24時間営業&安いスーパーは重宝する。そのまま30kmほど走って道の駅風穴の里へ。気温は10°C以下まで冷え込んで寒すぎるため売店の軒下にシュラフカバーを敷いて仮眠。シュラフもマットもないので寒い...。トイレは2つ建物があって、どちらも広い。コンセントも剥き出しの状態だった。
<以下、適宜追記していきます>
【乗鞍岳】
乗鞍は冬山と夏山で2回登山している。今回はチャリ登山だ。
寒い。2時間ほどの仮眠だったが寒くて消耗したかも。さっそく菓子パンを放り込んで身体を暖める。乗鞍エコーラインのゲートが6時に開くため、それに合わせて行こう。安房峠周辺のトンネル群は危険で怖いと評判だが、その通りである。クルマがビュンビュン追い抜いていき、その度に「自力で乗鞍山頂に到達」することの意義について肯定的に考察した。すぐそばを高速で移動する金属の塊も、恐怖耐性トレーニングだと思えば悪くない。本線から外れて乗鞍への道に入ると、車はめっきり少なくなり単独のナイトライドを十二分に満喫した。途中でゲートの位置を勘違いしていることに気付き、最後の3kmは必死でダンシングして三本滝ゲートに到着。6時に間に合わず、わずか3分遅れだった。あぁ...。ゲートは簡素で赤いコーンと係員が存在するのみだった。薄皮粒あんぱんでエネルギーチャージしていると、下から走って来られた方ですよねと二人から声をかけられた。みんな見てたんだ。係のおっちゃんに「いってらっしゃい」と挨拶されたので元気に「いってきます!」と返事して出発!
乗鞍エコーラインは斜度もキツくなく、高度をあげるごとに植生の遷移が見られて極めて好印象な道だった。何よりもクルマがほとんど通らないのがいい。6:50頃にバス8台に抜かされた。連休中日ということもあって、始発便台数が多い。そのほかタクシー数台が通って行った。どれもアグレッシブな運転をしていた。ヤバイ、この調子だと登山道はハイカーでごった返してしまうぞ。
再びペースを上げてクランクを回すが、幾度も広がる絶景に何度も足を止めた。乗鞍は道中の絶景も楽しむべきである。バスよりも自転車で上った方が百倍楽しい。
【美ヶ原・霧ヶ峰】
おそらく5回目くらい?信州の山にクルマでアプローチした際、ついつい美ヶ原経由で帰京する。でもチャリ登山は初めて。
松本城の西友でしっかりエネルギー補給したが、少し時間を使いすぎたようだ。急いで準備を済ませてヒルクライム開始。ルートは(おそらく)最難のツール・ド・美ヶ原と同じコースを採用。でも、進んでいくと「工事中」だと?迂回路はあまりに遠回りなため、自己責任でそのまま前進。いきなり激坂が始まり、早くも心を折られた。そのあとも手を緩めることなく激坂の連続でクルマでもシンドイほどの斜度。こんな道で大会を開くなんて大丈夫なのか??2kmほど進むと法面崩壊して、巨木が道を塞いで、こりゃ車両は通れませんわ。チャリをかついでトラバース。
美鈴と言う可愛い名前の湖から先は穏やかなヒルクライム。やっぱりこうでなきゃ。でも、肝心の私は初っ端の激坂で消耗してチンタラ走る。クルマ・バイクにビュンビュン抜かされ、上からは気持ちよさそうに降りてくるロードバイクとすれ違い...、おまけに雲行きはどんどん怪しくなり、積雲はどんどん膨らんでいく。毎度思うが、快晴の美ヶ原は見たことがない。気力との闘いだ。
脚に力が入らず、ちょっとした坂でもサドルから降りてしまった。空腹感が襲ってくるが、この先食糧調達が不可能なため、食べ過ぎはいけない。できるだけハッカ飴や塩分タブレットで気を紛らわせる。もたもたしているうちに太陽は完全に雲に隠されてゾクゾクするような寒さが舞い込んでくる。
車山山頂へのショートカットルートを探すが濃霧と暗闇のせいで見つからない。国土地理院地図にはあるが、ヤマップのルートを見ると消去されている。実際にロープが張り巡らされて笹藪には入れなさそうだ。幅広の遊歩道を歩くと上りだけでコースタイム50分。これは間に合わない。山頂は諦めてコンビニ到達を目標とした。
再び駐車場に戻ったが、濃霧のせいで駐車場出口すらわからない。冗談抜きで一寸先が見えないぞ。駐車場からコンビニのある白樺湖までは延々とダウンヒルだった。途中で、だだっ広く開けた雰囲気のところもあり、ここは夜ではなく昼間にくるべきだと何度も思った。
【蓼科山】
八ヶ岳の一部だと思っていたが、それとは区別して百名山の称号が与えられている。山容は堂々としており、以前から気になっていた。
深夜2時、警報機サウンドが鳴り響き、びっくり仰天で跳ね起きた。公衆トイレで寝ているのがまずかったのか?ぼうっとした頭を整理して、スマホのアラームだと気づいた。逆に言えば、それだけぐっすりと眠っていたということ。
冷え切ったカップ麺(大盛りペヤング焼きそば)で1000kcal以上の熱量を体内に注ぎ込む。全身をサイクルウェアに着替えてパッキングして出発だ。例によって真っ暗闇の中を登山口までヒルクライム。鹿がたくさんいた。クルマは走っておらず、静かな静かな森林ナイトライドだった。
4時前に登山口到着。路面が良かったのと、獲得標高の割に緩傾斜だったのが幸いして、汗もかかず万全のコンディションで走れた。駐車場にはすでに30台程度のクルマが止まっている。多い。上を見上げれば満点の星空である。やる気十分。山頂で日の出を見よう。鳥居をくぐって進んだ先に自転車をとめた。チャリ盗難を防ぐため、駐車場にはとめずに、藪に隠すようにしている。
【瑞牆山】
川上村のスーパーのイートインスペースで予定以上に時間を費やしてしまい、慌てて出発。この調子だと山頂到着が日没ギリギリになりそうだ。
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