雲取山(奥多摩駅発石尾根縦走路)・飛龍山
- GPS
- 30:47
- 距離
- 33.6km
- 登り
- 2,828m
- 下り
- 2,550m
コースタイム
06:00 奥多摩駅
07:50 三ノ木戸山
08:30 六ツ石山
09:39 水根山
10:00 鷹ノ巣山
10:23 鷹ノ巣山避難小屋
11:43 七ツ石山
12:31 ブナ坂
12:50 奥多摩小屋
13:28 小雲取山
13:40 雲取山(2017m)
雲取山避難小屋泊
3/24
06:40 雲取山避難小屋発
07:00 三条ダルミ
08:32 北天のタル
09:05 飛龍山
10:13 前飛龍
10:58 熊倉山
11:22 サオラ峠
12:47 道の駅たばやま
天候 | 3/23 晴れ 14時:5℃ 17時:‐1℃・小屋内8℃ 3/24 曇りのち晴れ 06時:‐2℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
電車 06:00 奥多摩駅 【復路】 バス 14:17 丹波山温泉 電車 15:26 奥多摩駅発(ホリデー快速) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【奥多摩駅→六ツ石山】 駅から国道411号線を右折します。 右折してすぐ左手に東京都天然記念物氷川の三本杉(樹齢700年高さ50m)を経て右手のtime'sというコンビニの脇を登っていきます。 舗装路から羽黒三田神社表参道の指導標に従い一旦登山道を登り出します。 神社を経由して再び舗装路に出て再度登山道入り口に至ります。 九十九折りに登り坂を進み、尾根に出ると正面に長沢背稜が現れます。 祠や木橋を通り、杉の植林帯を進みます。 六ツ石山・鷹ノ巣山の指導標が十分整備されているので迷う心配はありません。 石尾根縦走路との分岐で進路を左にとると六ツ石山山頂に至ります。 六ツ石山山頂は広く、南面が開けています。 西側の樹林の間から鷹ノ巣山が望めます。 【六ツ石山→鷹ノ巣山】 六ツ石山山頂から一旦戻り、石尾根縦走路に進路をとります。 始めは日当たりのいいなだらかな登山道が続きます。 水根山山頂直下は、勾配が急な広い登山道が伸びています。 水根山山頂を過ぎると倉戸山・水根との分岐を経て、鷹ノ巣山が見え始め、徐々にこう配がきつくなり山頂に至ります。 振り返ると防火帯の登山道の先に、水根山、六ツ石山が望めます。 鷹ノ巣山山頂も広く、南から東に渡って開けています。 【鷹ノ巣山→雲取山】 鷹ノ巣山山頂から西に延びる勾配が急な登山道を下ると鷹ノ巣山避難小屋に至ります。 避難小屋からしばらく進むと日陰名栗山を通る登山道と山頂を経由しない巻き道に分岐します。 巻き道は南に面し、傾斜はほとんどありません。 七ツ石小屋との分岐、傷みの激しい七ツ石神社を経て七ツ石山山頂に至ります。 七ツ石山山頂からブナ坂やその先に延びるヨモギノ頭、雲取山が望めます。 七ツ石山からブナ坂を経由してヨモギノ頭まで広い防火帯が登山道になっています。 小雲取山手前の急登を過ぎると雲取山避難小屋が見えだし、ケルンを登山道右側に見て、最後の登り、避難小屋を右に50mほど進むと雲取山山頂に至ります。 【雲取山→飛龍山】 雲取山避難小屋から九十九折りの細い急勾配の下り坂が始まります。 道がなだらかになり、三条ダルミ、ぽっかり開けた狼平、北天のタルを経て飛龍山への分岐に至ります。 この区間は日陰は雪が残っており、雪渓というのは大げさですが、左側が切れ落ちた細い登山道を進まなければなりませんでした。 凍結した箇所もありますが、アイゼンがあれば安全に進むことができます。 飛龍山への分岐は、道標の文字がかすれて読めなくなっていて、林班界標31|32が目印になります。 飛龍山山頂に延びる登山道は、道が細く、ツルツルに凍結しており、立木につかまりながら登らなければなりませんでした。 飛龍山山頂は展望がなく、山頂表示の南上空だけ樹木の葉がないので光が差し込んでいます。 【飛龍山→丹波山温泉】 飛龍山山頂から下り、飛龍権現が分岐になっています。 サヲウラ峠・丹波方面に進路をとり、日当たりのいい大きな岩が前飛龍です。 勾配が急な下り坂を九十九折りに進むと熊倉山に至りますが、三等三角点に以前あった「熊倉山 火打岩 1624m」と彫られた木板はありません。 中川神社のあるサオラ(サヲウラ)峠で丹波方面に分岐し、再び勾配の急な登山道に差し掛かると眼下に丹波山村の街並みを見下ろせます。 ネギ畑を抜けると舗装路に出て国道411号線に合流し、東進すると道の駅たばやまを抜けて丹波川に架かる吊り橋の先が丹波山温泉・のめこい湯です。 |
写真
感想
【計画】
今回の目的は
� 奥多摩駅から雲取山を目指す
� 雲取山避難小屋泊
です。
雲取山から奥多摩駅に向かって下ったことはあったのですが、駅から山頂を目指したことはありません。
ここ半年、体力も付き自信を裏付けるためにがんばって登ってみることにしました。
と言っても、コースタイムで15時に山頂に到着するので、日帰りするのはもったいないので、山頂避難小屋で泊る計画を立てました。
【山の天候】
天気予報では23日の気温は高いものの、翌24日は荒れ模様で冷え込むとのことでした。
奥多摩駅を出発した時は長袖速乾シャツ、フリース、サーマシェルジャケットの重装備でしたが、羽黒三田神社に着く前にシャツ1枚になっていました。
梅や桜が満開で、道端には小さな花が幾種類も咲き誇り、すっかり春の陽気です。
駅から抜きつ抜かれつ歩いていらっしゃった方とのご挨拶は「暑いですねぇ」でした。
初日のザックは衣類でかさみ、何とも不格好でしたが、夜には氷点下まで冷え込み、二日目の朝は全て着こんでもあまり登らないので汗一つかかない状態でした。
【雲取山避難小屋にて】
がんばって歩いたので、予定より早く雲取山避難小屋に到着することができました。
それでも、どなたかいらっしゃるかと思い、恐る恐る少し重たい2枚の扉をガラガラと開くと一番乗りでした。
床に上がるとご飯粒やラーメンの切れっぱしがあちこちに。。。
柱には、「一番乗りなんだから掃き掃除位しろよ」と言わんばかりにホウキがぶら下がっています。
ふだん家ではしないことを山ではする性分なので、窓を開けて慣れない手つきでホウキで掃きます。
ホコリや羽毛が舞い上がり、だんだんきれいになっていきます。
大したことをしていないくせに、自身はすごくいいことをした気になり、清々しい気分になりました。
慣れない掃除をしたせいか、16時ころ、ものすごい睡魔に襲われ、シュラフに潜ってウトウト・・・ZZZzzz・・・
目を覚ましたのは17時でした。
食事の支度を始めた同宿のハイカーさん達の気配で、慌てて自分も夕食の支度にとりかかりました。
この日は7、8人の方がお泊まりになったようでした。
食事を終えて、18:30頃には寝始めてしまったので正確な人数はわかりません。
ただ、ぎゅうぎゅう詰めといった窮屈さはなく、私としては快適に過ごせました。
・・・深夜1:00頃、豪快な寝息で目を覚ますまでは。。。
【山めし】
今回は3食作りました。
と言うにはお恥ずかしい、いつものレパートリーです。
おにぎり鶏雑炊、ベーコン増量カルボナーラ、焼きベーコン&コーヒーです。
だいぶマンネリなのですが、基本的にグルメではないので満足です。
【山でお会いした方々】
たくさんのハイカーさん達にお会いし、先を急ぐ方の足を止めてお話をさせていただきました。
特に印象に残る方々との会話は忘れられません。
七ツ石山でお会いしたのは、埼玉からお越しの女性ハイカーでした。
オスプレーの50リットルはあろうかという赤いザックがカッコよかったので、ご挨拶すると、雲取山避難小屋にお泊りになるとおっしゃっる。
この方は先行して出発したのですが、抜きつ抜かれつ小屋で再会しました。
後で聞くと、お水を3.5リットルも!ザックに入っているとのこと、それはさぞ重たかったでしょう。
歩くのがゆっくりだったのはお荷物のせいと納得しました。
鷹ノ巣山でお会いしたのは、白い賢そうなラブラドールを連れた方でした。
犬好きの私が写真撮影をお願いすると、愛らしいポーズをとるように、優しいまなざしでワンちゃんに話しかけていました。
千本ツツジでは、見覚えのある色のザック(ドイターFutura 32)を背負った女性に遭遇しました。
ご挨拶を交わし、すれ違いざまに「同じザックですね」とお声がけすると、鴨沢から登り、七ツ石山から日陰名栗や高丸山を経由して奥多摩駅まで行かれるとのこと。
どちらも眺望が利きませんし、高丸山はアップダウンが厳しいですよ、と言ったのですが、お仲間の方が歩きやすそうだから行ってみますと、元気に歩いて行かれました。
山でお会いするどの方も魅力的で素敵な方ばかりでした。
またどこかでお会いしたいなと思います。
今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。
LArc さん、こんにちは!
雲取避難小屋にいらっしゃったとは、びっくりです!
石尾根を背景にお茶でも飲みながら少し話でもしかった
ですね!
翌日は寒くて大変そうでしたね、禿岩は行にはいかれた
んでしょうか午前中、天気が悪そうだったから行かなか
ったのかな?(写真50が禿岩からでしょうか?)
でも奥秩父縦走路の深山さ加減は長沢背稜と同じくクセ
になりそうですよね!
今度はどこかで「お昼!」にお会いできたらいいなと思
っています!
コメントありがとうございます。
禿岩、表示がなかったので確信がないのですが、たぶん行っています。
飛龍権現から短い岩場を下り登山道右脇に現れた岩に「あれかな」と強引によじ登りました。
そこから撮ったのが写真50です。
この調子で行けばまたお会いできそうですね。
その日を楽しみにしています。
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