早くも南アルプスが呼んでいる! 黒石岳・炭焼山・御池山
- GPS
- 05:05
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 846m
- 下り
- 837m
コースタイム
08:50林道途中の駐車場所
09:45廃屋
10:45黒石岳山頂11:30
13:10駐車場所
【炭焼山】
14:15駐車場所
14:20炭焼山山頂
14:25駐車場所
【御池山】
14:45登山口
15:05御池山15:10
15:30登山口
天候 | 予報では下り坂でしたが、午後も高曇りで南アルプスの眺望を楽しめました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央自動車道「天竜峡IC」降車、国道151号線で阿南町を目指します 信号「早稲田」で県道244号線に入り、県道1号線を経て 「平岡」で左折し、国道418号線に入り、 「尾之島」集落で対岸に渡り、「かぐらの湯」を目指し 「山原」集落への細道に入ると、道なりで「底稲」登山口に着きます ただし、廃村地区に通じる林道ですので、荒廃しています(約7km) どこまで車で入れるかは直前にご確認くださるか、 自己判断で運転可能な場所まで車で行き、後は徒歩で登山口に向かう事になります 道の駅に車を置いて往復する場合は4時間プラスです 【炭焼山】 国道418号線に戻り、国道152号線で「和田宿」を抜け 上島トンネルを抜けて左折、聖岳登山口方面に向かいます 余談ですが、便ヶ島へは5月1日から通行止め解除です http://www.city.iida.lg.jp/iidasypher/www/info/detail.jsp?id=9097 「日本のチロル」集落内を観光気分でドライブしながら ハイランドしらびそ方面に向かいます(標識が要所にあります) 炭焼山への標識などは一切出ていませんので、 地図かナビで確認し、路肩に車を停めて山頂を往復します 【御池山】 炭焼山から更に同じ道を北へと走ります クレーターの案内板が道の左側に現れ始めると、登山口が近いです 登山口に駐車は余裕で、時間の読める標識もきちんと出ています |
コース状況/ 危険箇所等 |
【黒石岳】 この山は正直、登山よりもアクセスの大変な山です 登山口(最奥の廃屋)に着けば、後は普通の里山歩きです 人があまり歩かないので、しっかり踏まれていないからか 滑りやすく、急坂もありますが 特に危険はありません 下山時は周回としたので、戸倉山へ続く稜線を歩き、 途中の枝尾根(三つ目のピーク)から「底稲」に下りました 入口が分かりにくいので注意が必要です(途中から踏み跡があります) 急斜面で浮石あり、落石注意です 【炭焼山】 危険箇所はありません 【御池山】 登山道は良く整備されており、標識もしっかりしているので 子供からお年寄りまで、散歩気分で 南アルプスを眺めながら楽しく歩けるコースです 特に晴れた日には大展望間違いなし、お薦めです |
写真
感想
寸又峡温泉に泊まって「朝日岳」・「沢口山」を計画していただき
楽しみにしておりましたが、二日目の天気が良くないようなので延期になり、
休みが取れない私は憧れの寸又峡温泉に行けず、残念なのですけれど
以前から計画のあった「黒石岳」に行くことになりました。
「黒石岳」は、登山口へのアクセスが心配との話から
急遽「戸倉山」と「小城頭」へ計画を変更して以来、懸案となっていました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-281123.html
いつものことながらCLの即断即決に、敬意を表します。
とにかく林道を車が通行できるかどうかに登山の成否がかかっております。
入口から全く通行できない場合は往復四時間を加えなければならず
今日は「黒石岳」のみの極めてシンプルな山行計画。
予報は午後から下り坂とちょっと心配でしたが、
高曇りのままで推移し、十分南アルプスの大展望を楽しめました。
いよいよ「山原」集落に入ると、途端に擦れ違いのできない狭い道路になりました。
狭いだけならまだしも、
ヘアピンカーブ(ハンドルを数回切り返さないと曲がれない)
ガードレールなし(まじ、谷を見下ろすと怖いです)
未舗装で岩が露出したガタガタ道
落石、落枝多数、中には道の中央まで転がり出している大きな石もあり
と来ると、流石に運転技術プラス根性の座り具合が要求されるハイテクニックの道。
落石の片づけ一つとっても、やはり一人ではとても不可能な山です。
行ける場所まで車を運転して、路肩に駐車して歩き始める計画です。
ところが、どうも最近落石が片付けられ、道路がきれいになっている様子で
予定より随分奥まで車を進めることができました。
もっと先に行けそうな道路状況でしたが、
安全策を取って、ヘアピンカーブの余地に駐車して歩行開始。
林道を歩いていると上の方で道を整備しているブルドーザーの姿が見えました。
なるほど、最近道が整備された跡があった訳です。
もっと奥まで行けたかも、いや工事の邪魔にならなくて良かったかも…と気持ちは複雑。
何の役にも立っていないかもしれない登山者たちの為に
廃村になってしまった集落への道を整備して下さる役場に感謝申し上げます。
地形が扇型に広がった平地の入口から檜の薄暗い林が始まっていて
かつて、耕された畑が広がっていたとは想像もつきません。
鬱蒼とした植林帯を歩いて行くと右側に廃屋が一棟、
そこで真っ直ぐな林道も尽き、ジグザグの登山道が始まりました。
植林地を抜けると辺りは明るい雑木林で、
尾根に近づくと大きなブナの姿もあちこちに見え、楽しげな小鳥の囀りも聞こえ、
自然の豊かに残されている里山の雰囲気に嬉しくなります。
人の歩かない分踏み固められていないので、滑りやすく辛い急坂を
樹間に見える聖岳の眺望に慰められながら登ると、アンテナの立つ山頂でした。
今日はことのほかのんびり昼食休憩を取り、随分長居をしてしまいました。
木々に遮られて、眺望も殆どない山頂なのですが
気持ちの落ち着く静かな山頂です。
下山は周回コースとし、途中まで戸倉山への尾根を歩きます。
三つ目のピークで「底稲」目指して枝尾根を下り始めましたが
やはり、入口がちょっとわかりにくいです。
少し下ると明瞭な踏み跡に行き当たり、安心しました。
急な尾根を木や根に掴まりながら下ると左側に今朝辿った尾根が見えて来て
「黒石岳」が両腕を広げるようにして「底稲」集落を
抱いているイメージがはっきりします。
遠山川の流れる谷間からは遠かったけれど
暖かい日差しに包まれる集落だったのではないかと思いを馳せるのみです。
思いの外短時間で「黒石岳」に登れましたから、帰りに時間の余裕があり
「炭焼山」と「御池山」に寄って頂きました。
いずれの山頂も道路脇に駐車して、短時間で行って来られます。
ことに「御池山」山頂はちょっとした岩峰で、
南アルプス方面が笹原ですので、見晴らしが良く
晴れた日に南アルプス南部をワイドに眺められる絶好の展望台です。
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