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Yamareco

記録ID: 2905970
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山滑走
谷川・武尊

谷川岳&万太郎山(厳冬期の赤谷川源流ルートはいろいろと過酷でした)

2021年02月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
18:31
距離
23.1km
登り
2,043m
下り
2,172m

コースタイム

日帰り
山行
10:10
休憩
0:42
合計
10:52
8:07
8:07
42
8:49
8:50
18
9:26
9:32
22
9:54
9:54
17
10:11
10:12
11
10:23
10:23
3
10:26
10:48
1
10:49
10:50
146
13:16
13:16
115
15:11
15:20
70
16:30
16:30
72
17:42
17:43
30
18:13
18:13
22
毛渡橋登山口
18:35
土樽駅
予定より大幅に遅れてしまった。
天候 快晴のち夕方近くになって少しガス
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
コース状況/
危険箇所等
主脈稜線上は雪が落ち着いてなくて、踏み抜き多発。クラックも多くてその上に雪が被さってて見えないので危険。
たじりざわこーすをのぼる。白毛門が綺麗だ。
2021年02月06日 08:03撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
2/6 8:03
たじりざわこーすをのぼる。白毛門が綺麗だ。
ロープウェイが動き始めた。
2021年02月06日 08:20撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
2/6 8:20
ロープウェイが動き始めた。
気持ちよさそう♪
2021年02月06日 08:33撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2/6 8:33
気持ちよさそう♪
凍ってはいないので件の岩場はスキーのまま通過可能。
2021年02月06日 09:02撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2/6 9:02
凍ってはいないので件の岩場はスキーのまま通過可能。
この日出会った唯一の登山者。熊穴沢を下りた模様。
2021年02月06日 09:12撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 9:12
この日出会った唯一の登山者。熊穴沢を下りた模様。
先行者のトレースのおかげで快適に登れる。ありがたや。
2021年02月06日 09:21撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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先行者のトレースのおかげで快適に登れる。ありがたや。
肩の小屋と上越国境稜線。
2021年02月06日 10:07撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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肩の小屋と上越国境稜線。
谷川岳登頂!
2021年02月06日 10:18撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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谷川岳登頂!
これから進む万太郎山方面。
2021年02月06日 10:27撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 10:27
これから進む万太郎山方面。
肩の小屋直下はガリガリだが滑れないこともない。
2021年02月06日 10:36撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 10:36
肩の小屋直下はガリガリだが滑れないこともない。
腰まで埋まったクラック。スキー履いてなかったらもっと深くまで落ちてたかも。パッと見ただけでは分からないのが怖い。
2021年02月06日 10:39撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 10:39
腰まで埋まったクラック。スキー履いてなかったらもっと深くまで落ちてたかも。パッと見ただけでは分からないのが怖い。
中ゴー尾根分岐。エビの尻尾というかとんかつの衣。
2021年02月06日 10:49撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 10:49
中ゴー尾根分岐。エビの尻尾というかとんかつの衣。
雪煙たなびくオジカ沢ノ頭。かなり風が強そうだ。
2021年02月06日 11:09撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 11:09
雪煙たなびくオジカ沢ノ頭。かなり風が強そうだ。
意外にもピーク直前の鎖(が埋まっているであろう)箇所は大したことなかった。
2021年02月06日 11:37撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 11:37
意外にもピーク直前の鎖(が埋まっているであろう)箇所は大したことなかった。
クリーミーな茂倉岳〜谷川岳
2021年02月06日 11:37撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 11:37
クリーミーな茂倉岳〜谷川岳
見ろ、人間どもが???(byムスカ)
2021年02月06日 12:38撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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見ろ、人間どもが???(byムスカ)
オジカ沢の避難小屋は埋もれていた。
2021年02月06日 13:03撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2/6 13:03
オジカ沢の避難小屋は埋もれていた。
裏から見る俎?。大迫力。
2021年02月06日 13:17撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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裏から見る俎?。大迫力。
赤谷川源流。
2021年02月06日 13:18撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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赤谷川源流。
美味しくいただきました。
2021年02月06日 13:20撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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美味しくいただきました。
独特な風景。
2021年02月06日 13:24撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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独特な風景。
川が左に曲がった所。
2021年02月06日 13:36撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 13:36
川が左に曲がった所。
この尾根の選択が命取りに(^_^;)
2021年02月06日 13:36撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 13:36
この尾根の選択が命取りに(^_^;)
かなり登ってきたぞ。
2021年02月06日 14:20撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 14:20
かなり登ってきたぞ。
かなり登ってきたぞ(その2)
2021年02月06日 14:23撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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かなり登ってきたぞ(その2)
手強すぎた大障子ノ頭。
2021年02月06日 15:17撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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手強すぎた大障子ノ頭。
仙ノ倉山に日が沈む。
2021年02月06日 16:29撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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仙ノ倉山に日が沈む。
このコース、景色は赤谷川源流なら滑りは滑りは万太郎山西面!
2021年02月06日 16:31撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 16:31
このコース、景色は赤谷川源流なら滑りは滑りは万太郎山西面!
大変美味しゅうございました。
2021年02月06日 16:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 16:32
大変美味しゅうございました。
この後のブナ林も楽しい♪
2021年02月06日 16:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2/6 16:32
この後のブナ林も楽しい♪
オキイノマチ沢下降中にて。もう万太郎山があんな遠くに。
2021年02月06日 16:48撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2/6 16:48
オキイノマチ沢下降中にて。もう万太郎山があんな遠くに。
ようやく毛渡沢に合流。仙ノ倉山からのトレースを見つけた時は泣きそうになりました。
2021年02月06日 16:50撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 16:50
ようやく毛渡沢に合流。仙ノ倉山からのトレースを見つけた時は泣きそうになりました。
トレースのおかげでスイスイ&安心。
2021年02月06日 17:01撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2/6 17:01
トレースのおかげでスイスイ&安心。
これが問題の落差2mジャンプスポット。結構怖かった。
2021年02月06日 17:08撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 17:08
これが問題の落差2mジャンプスポット。結構怖かった。
水没地点。
2021年02月06日 17:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2/6 17:10
水没地点。
ナイタースキー始めました。
2021年02月06日 17:46撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 17:46
ナイタースキー始めました。
マジでビビった!
2021年02月06日 18:37撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 18:37
マジでビビった!
ご褒美のロイヤルミルクティー。冷え切った体に染み渡る美味しさでした。
2021年02月06日 18:49撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2/6 18:49
ご褒美のロイヤルミルクティー。冷え切った体に染み渡る美味しさでした。
誰もいない土樽駅。
2021年02月06日 19:18撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/6 19:18
誰もいない土樽駅。
疲労困憊。でも土合駅からロープウェイ駐車場までまだ歩かなくちゃいけないんだな。
2021年02月07日 20:54撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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2/7 20:54
疲労困憊。でも土合駅からロープウェイ駐車場までまだ歩かなくちゃいけないんだな。

装備

個人装備
長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 バラクラバ 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

ようやく週末に晴れマークが出たので谷川へ。せっかく行くからにはガッツリ楽しめるロングルートってことで赤谷川源流をチョイス。最後の最後(大穴交差点)まで朝日岳にしようか迷った。

ロープウェイの運行開始が9時とのことなので田尻沢コースを登っていく。40分ちょいでゲレンデ着。谷川岳や白毛門が真っ白に輝いて綺麗♪そのまま天神尾根を登る。ロープウェイ始発組より20分ばかり早くスタートを切れた。先行者はちらほらいる模様で大斜面〜西黒沢にシュプールが数本見える。雪質は登りやすくシールのまま山頂まで行けた。山頂からの眺めは抜群。ここまでは気分ルンルン。

シールを外して中ゴー尾根分岐まで無理矢理スキーで降りる。ガリガリなので楽しくはない。ここからが地獄の始まりでした。分岐から先は尾根が細かったりプチ岩場があったりでスキーでは危険。実際に前回歩いた時もシートラでした。でも稜線上は雪が落ち着いてなくて、踏み抜き多発。一歩一歩が太腿まで埋まるので体力は消耗するし時間がかかる。稜線の南側は雪の被さったクラックがそこかしこにあって危険過ぎ。実際に1回落ちてしまい腰まで埋まってしまった。深さ数メートルあり、ほんとヤバい。そんなわけで仕方なく踏み抜きの方を選んだ。肩の小屋から2時間半かけてようやくオジカ沢ノ頭。

お待ちかねの赤谷川源頭部を滑る!斜度は緩やかなスロープで滑っていく程に俎山稜が近づいてきてそのスケールの大きさに圧倒される。最高なパウダーで浮遊感抜群。滑りが楽しいのはほんの一瞬で終わり、後は万太郎山取り付きまでトラバース気味に赤谷川をダラダラ滑走。ここの景色はお気に入り。

川が左に曲がり始めたところでそれらしい尾根を見つけたので取り付く。ここから標高差500mの登り返しだ。しばらくして登っている方角が変わっていることに気が付いた。なんか真北に進んでるんですけど(・_・;)ってよく見たらもう一本先に正規の尾根があるじゃないですか!上部に笹付きの斜面もあって前回登った記憶がある。厳冬期は笹も隠れちゃうのかなーなんて思ったのが間違いでした。もう既に結構登っちゃってるし地図を見る限り稜線まで崖とかはなさそうなので続行する。登り続けていくと尾根は消えて急斜面になった。ジグを切って稜線に上がることを目指すが、ここもクラックが口を開けて待っていて「ここで落ちたら絶対に助からないな」とか考えると急に怖くなったり。うっすら新雪の下はガリガリ君になっていたのでスキーで上がれずキックステップでなんとか通過した。期せずして大障子ノ頭。

そこからの稜線もまだ踏み抜き地獄が続いていた。そろそろ時間が差し迫ってきていて不安になる。果たして今日中に下山できるのか?泣きたい状況だが、「なんとしても下山しなくちゃ行けないんだ!」と奮い立たせて進み続ける。万太郎山まで標高差あと100m程。急にガスが湧いてきた。この状況でホワイトアウトは嫌だなーとますます不安になる。幸い少ししたらまた視界は回復した。16時半、万太郎山登頂。仙ノ倉山はすっかり影で黒い山塊となっていた。

急いで準備して1400m台地目指して滑走開始。上部はガリガリだが、それをやり過ごすとふわふわパウダーでめっちゃ気持ちいい♪そこからのブナ林ツリーランもパウダー祭り。ゆっくりないのが残念だ。オキイノマチ沢は割れているところも多く、急ぎつつも慎重にルートを見極める。大岩で塞がれているところがあり、対岸へ渡る。スノーブリッジ通過中はヒヤヒヤ。もう辺りはすっかり薄暗くなっていて雪面の起伏が分かりにくく、対岸に渡った直後に転倒してしまった。幸い沢には落ちなかったが、マジでヒヤヒヤ。毛渡沢に合流してスキーのトレースを見つけた時はホント救われた。シッケイ沢からのトレースだろうか。どれくらい前に通過したんだろうか。毛渡沢も割れ気味で何回か渡渉。そのうち1回はどう頑張っても無理でやむなく水没。キンキンに冷えた水が染みてくる。少ししたら体温で温まったので大事には至らず。日が沈んで気温が下がったのとトレースのおかげでスイスイ進める。途中落差2mくらいの段差があって雪が切れていた。少し戻っても行けそうなポイントがない。トレースはその先に続いていたので先行者は飛び降りたのだろうか。結構怖い高さだが、意を決して飛び降りた。なんとか着地成功。群大ヒュッテからヘッドランプ投入。普段山スキーでは持たないが、今回はロングルートなので念のために持ってきていたのが功を奏した。今日は予定通り下山できてれば奥利根スノーパークでナイターのつもりだったが、これもある意味ナイタースキーか(笑)真っ暗な中を進んでいくがもう不安はない。ここまでくれば怪我や遭難等の危険はないから。関越道のナトリウムランプが見えてようやく安堵。18:35、予定より大幅に遅れて無事下山。

土樽駅に着いて時刻表を確認すると最終が18:07と書かれていた。頭の中が真っ白に。事前の調べで19時台があるのは確認していたが、現地の時刻表では書かれていない。一瞬パニックになったが、JR東日本の相談センターに問い合わせたところ19:35の便があるのを確認できてひと安心。駐車場に戻ったのは20時を過ぎていた。

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体力レベル
4/5

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