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Yamareco

記録ID: 2917507
全員に公開
雪山ハイキング
北陸

小白山〜枇杷倉山〜野伏ヶ岳 周回

2021年02月11日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:57
距離
18.3km
登り
1,786m
下り
1,785m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:21
休憩
1:34
合計
11:55
3:55
83
5:18
5:20
152
7:52
8:05
24
8:29
8:44
56
9:40
10:08
13
10:21
10:30
11
枇杷倉山北峰
10:41
10:42
61
11:43
11:43
16
11:59
12:06
85
13:31
13:50
120
15:50
天候 雪→曇り→晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白山中居神社駐車場から野伏ヶ岳登山口方面へ下りると
大進橋の手前右側に3台分ほどの駐車スペースありそちらを利用。
https://goo.gl/maps/W64DEFkWGu9L9Wcs5
コース状況/
危険箇所等
■大進橋〜杉山
ルートミスしたせいもあるが取り付きがかなりの急登。
小白山へ最短ルートで行くと杉山は通らない。

■杉山〜小白山(北峰)
杉山からしばらくはアップダウンあり、尾根も広いのでルート分かりずらい。
1200m辺りからは登り一辺倒の尾根でルートも明瞭。
最後小白山山頂へは雪庇を越える必要あり。

■小白山(北峰)〜小白山山頂(南峰)
稜線歩きとなり石徹白側に雪庇が迫り出している。
尾根自体は広い。
隠れクラック多数あり、落ちる事避けるのは難しい。

■小白山(南峰)〜枇杷倉山
小白山からの直ぐ先にナイフリッジあり、下打波側は切れており巻けないので尾根を通るか石徹白側へ巻くかの2択。
枇杷倉山への登りも急で細い尾根だった。
この区間も隠れクラック多数あり。
枇杷倉山は南峰の方が広く北峰は狭い、南峰から北峰間に危険個所はない。

■小白山(北峰)〜野伏ヶ岳
300mほど下って330mほど登り返す。橋立峠手前にもコルが一つある。
野伏ヶ岳への登りは急登のカリカリ斜面だった。滑ると止まらなさそうな部分もある。

■野伏ヶ岳〜大進橋(ダイレクト尾根)
多くの方が通られているので割愛。


◆装備
当日は雪フカフカだったので二人とも終日スノーシュー。私は野伏ヶ岳への登りでウィペットのピック使用、nakkiさんは小白山〜枇杷倉山間でピッケル&ウィペット
   
大進橋前の駐車場1番乗り
私は3連チャン山行最終日、気合が入ります
(k)そのモチベだけは尊敬に値します
2
大進橋前の駐車場1番乗り
私は3連チャン山行最終日、気合が入ります
(k)そのモチベだけは尊敬に値します
取付きの崖みたいな急斜面、ログを後で確認したらみんなの軌跡とまったく違う所を登っていた
(k)私の手作りログ大活躍!
2
取付きの崖みたいな急斜面、ログを後で確認したらみんなの軌跡とまったく違う所を登っていた
(k)私の手作りログ大活躍!
杉山頂上
ここはスルーの予定だったのにルートミスして登頂、とりあえずお初で嬉しい
(k)真っ暗の中寄る意味ある?
2
杉山頂上
ここはスルーの予定だったのにルートミスして登頂、とりあえずお初で嬉しい
(k)真っ暗の中寄る意味ある?
ヒラタケびっしり
これもルートミスして発見、一応GPSにポイント登録(笑
(k)こっちはミスして大正解
今回はほぼ腐ってたけど来年に期待!
4
ヒラタケびっしり
これもルートミスして発見、一応GPSにポイント登録(笑
(k)こっちはミスして大正解
今回はほぼ腐ってたけど来年に期待!
夜明けが近い
ブルーアワーの森
7
ブルーアワーの森
展望が開けてきた、遠く毘沙門岳
(k)名前カッコ良すぎ
2
展望が開けてきた、遠く毘沙門岳
(k)名前カッコ良すぎ
朝日
早出のご褒美
5
朝日
早出のご褒美
淡い朝日を背にうける
7
淡い朝日を背にうける
朝焼けに染まるブナ林
6
朝焼けに染まるブナ林
オレンジ色から黄金食に
(k)日の出の写真多くね?
6
オレンジ色から黄金食に
(k)日の出の写真多くね?
ラッセル頑張る後輩K
青空まで登場・・・久しぶりな展開に涙が出そう
(k)私はラッセル疲れで涙出そう
4
ラッセル頑張る後輩K
青空まで登場・・・久しぶりな展開に涙が出そう
(k)私はラッセル疲れで涙出そう
雪原と霧氷
小白山頂上はもうすぐ
3
雪原と霧氷
小白山頂上はもうすぐ
最後はちょっとだけ雪庇崩し
(k)いつか巨大雪庇にトンネル掘りたい!
6
最後はちょっとだけ雪庇崩し
(k)いつか巨大雪庇にトンネル掘りたい!
小白山北峰頂上
周辺まだガスが多く展望は後のお楽しみ
(k)ここからはずーっと展望良いので天候回復待つ必要なし
7
小白山北峰頂上
周辺まだガスが多く展望は後のお楽しみ
(k)ここからはずーっと展望良いので天候回復待つ必要なし
小白山南峰へ
右奥に枇杷倉山
(k)恋焦がれた山が直ぐ近くに見えたけど
ココからが大変だった
5
小白山南峰へ
右奥に枇杷倉山
(k)恋焦がれた山が直ぐ近くに見えたけど
ココからが大変だった
石徹白側は雪庇とガス
(k)風もこの程度なら良い演出してくれる
9
石徹白側は雪庇とガス
(k)風もこの程度なら良い演出してくれる
急斜面は慎重に、右は経ヶ岳
5
急斜面は慎重に、右は経ヶ岳
小白山南峰頂上
野伏ヶ岳と小白山北峰をバックに記念撮影
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小白山南峰頂上
野伏ヶ岳と小白山北峰をバックに記念撮影
野伏ヶ岳
初めて見る姿に感動♪
(k) 台形のイメージある野伏ヶ岳だがこちらから見ると三角形
6
野伏ヶ岳
初めて見る姿に感動♪
(k) 台形のイメージある野伏ヶ岳だがこちらから見ると三角形
小白山北峰からの稜線
雪庇とガスのコラボがナイス
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小白山北峰からの稜線
雪庇とガスのコラボがナイス
そして本命の枇杷倉山
手前のナイフリッジ・・・やっばーい
(k)nakkiさんから笑顔が消えた瞬間(笑)
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そして本命の枇杷倉山
手前のナイフリッジ・・・やっばーい
(k)nakkiさんから笑顔が消えた瞬間(笑)
経ヶ岳と赤兎山
緊張からか正直この眺めはどうでも良かった(笑
(k)明らかに挙動不審で笑えたよ!
3
経ヶ岳と赤兎山
緊張からか正直この眺めはどうでも良かった(笑
(k)明らかに挙動不審で笑えたよ!
枇杷倉山へGO
ナイフリッジ区間は石徹白側へ巻く事に
(k)雪の多さに助けられました
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枇杷倉山へGO
ナイフリッジ区間は石徹白側へ巻く事に
(k)雪の多さに助けられました
巻き区間が終り一安心、ここからしばらく緩やかな尾根が続く、ガスが晴れ荒島岳の姿も
2
巻き区間が終り一安心、ここからしばらく緩やかな尾根が続く、ガスが晴れ荒島岳の姿も
でも油断は禁物、落とし穴にハマる後輩K
こんな時に掛ける言葉は「そのまま!そのままで!」
(k)それどころかnakkiさんハマった時は私に写真催促するよね
7
でも油断は禁物、落とし穴にハマる後輩K
こんな時に掛ける言葉は「そのまま!そのままで!」
(k)それどころかnakkiさんハマった時は私に写真催促するよね
シュカブラと樹氷林
近くまで下りて撮影しとけば良かったな
7
シュカブラと樹氷林
近くまで下りて撮影しとけば良かったな
大雪庇
なぜか内股な後輩K
(k)何かの作業途中です!
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大雪庇
なぜか内股な後輩K
(k)何かの作業途中です!
シュカブラ
枇杷倉山ロックオン
(k)手前の南峰より北峰の方が高いように思う
6
枇杷倉山ロックオン
(k)手前の南峰より北峰の方が高いように思う
枇杷倉山
雪庇クラックの大穴にハマる後輩k、役者ですね
(k)嬉しくて少し走ったらやらかしました(>_<)
8
雪庇クラックの大穴にハマる後輩k、役者ですね
(k)嬉しくて少し走ったらやらかしました(>_<)
気持ちの良い尾根です
5
気持ちの良い尾根です
青空とクリーミーな雪庇
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青空とクリーミーな雪庇
ここも雪庇を巻いたけど尾根伝いでもOKな感じ
4
ここも雪庇を巻いたけど尾根伝いでもOKな感じ
再び雪庇に乗り上げ
1
再び雪庇に乗り上げ
シリセード
止まりきれずオーバーラン
ピッケル&ウィペットのダブルで制動
(k)そのまま消えてくれても良かったんですが(笑
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止まりきれずオーバーラン
ピッケル&ウィペットのダブルで制動
(k)そのまま消えてくれても良かったんですが(笑
近づく枇杷倉山
(k)この山に登る人なんて年間でも1桁かも?
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近づく枇杷倉山
(k)この山に登る人なんて年間でも1桁かも?
振り返ると小白山と野伏ヶ岳
最後はちょっと細尾根
2
振り返ると小白山と野伏ヶ岳
最後はちょっと細尾根
枇杷倉山南峰頂上
小白山と野伏ヶ岳を背に記念撮影
(k)やっと登れた枇杷倉山、自然とガッツポーズ‼
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枇杷倉山南峰頂上
小白山と野伏ヶ岳を背に記念撮影
(k)やっと登れた枇杷倉山、自然とガッツポーズ‼
荒島岳と記念撮影
5
荒島岳と記念撮影
荒島岳
手前に木無山と仏原山、最近登ったばかりだし前日は荒島岳から枇杷倉山を眺めていたのでとても嬉しい♪
(k)ここから木無山へも縦走してみたい
2
荒島岳
手前に木無山と仏原山、最近登ったばかりだし前日は荒島岳から枇杷倉山を眺めていたのでとても嬉しい♪
(k)ここから木無山へも縦走してみたい
小白山ズーム
枇杷倉山北峰へ
木無山とダケカンバ
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木無山とダケカンバ
枇杷倉山北峰頂上
背後に経ヶ岳、はじける笑顔な後輩k
(k)冬山登頂でこの達成感は笈ヶ岳以来かな
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枇杷倉山北峰頂上
背後に経ヶ岳、はじける笑顔な後輩k
(k)冬山登頂でこの達成感は笈ヶ岳以来かな
二人で記念撮影
枇杷倉山は素晴らしいお山でした
(k)我が目に狂い無し!
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二人で記念撮影
枇杷倉山は素晴らしいお山でした
(k)我が目に狂い無し!
小白山と野伏ヶ岳
枇杷倉山北峰から
2
小白山と野伏ヶ岳
枇杷倉山北峰から
綺麗なシュカブラ
枇杷倉山南峰へ戻ります
7
綺麗なシュカブラ
枇杷倉山南峰へ戻ります
そして小白山へ
小白山南峰への登り返し
行きはラッセルでキツかったけどトレースがあるので比較的楽
(k)nakkiさんそんなにラッセルしてたっけ・・・
2
小白山南峰への登り返し
行きはラッセルでキツかったけどトレースがあるので比較的楽
(k)nakkiさんそんなにラッセルしてたっけ・・・
ナイフリッジ区間
ちょっとだけ歩いて行き同様巻いて通過
(k)撮影のためだけに歩かされる私
4
ナイフリッジ区間
ちょっとだけ歩いて行き同様巻いて通過
(k)撮影のためだけに歩かされる私
小白山南峰から北峰へ
3
小白山南峰から北峰へ
小白山北峰までの美しい雪稜
楽しい〜
(k)展望もずーっと良いしね
5
小白山北峰までの美しい雪稜
楽しい〜
(k)展望もずーっと良いしね
小白山北峰から野伏ヶ岳へ
2
小白山北峰から野伏ヶ岳へ
橋立峠から登り
枇杷倉山〜松鞍山を横目に
(k)枇杷倉山から結構離れました
4
橋立峠から登り
枇杷倉山〜松鞍山を横目に
(k)枇杷倉山から結構離れました
小白山を背後に
締まった雪面で登り易い
3
小白山を背後に
締まった雪面で登り易い
P1634までは急登2ヶ所
右に大日ヶ岳
5
P1634までは急登2ヶ所
右に大日ヶ岳
波打った雪庇
(k)この写真綺麗
8
波打った雪庇
(k)この写真綺麗
野伏ヶ岳山頂はもうすぐ
タイミングばっちりで白山にかかる雲が晴れてきた
(k)上手く行く時はこんなもん
4
野伏ヶ岳山頂はもうすぐ
タイミングばっちりで白山にかかる雲が晴れてきた
(k)上手く行く時はこんなもん
貸切の野伏ヶ岳山頂
白山と記念撮影、今日でガスヲ返上です♪
(k)訂正:今日だけガスヲ返上です♪
ですよね(^O^)
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貸切の野伏ヶ岳山頂
白山と記念撮影、今日でガスヲ返上です♪
(k)訂正:今日だけガスヲ返上です♪
ですよね(^O^)
白山連峰ズーム
後輩Kが以前歩いた薙刀山〜願教寺山〜銚子ヶ峰の周回もいつかやってみよう
(k)野伏〜願教寺方面は今日のルートより危険度低い気がします。ただ雪庇には注意してね(笑
5
白山連峰ズーム
後輩Kが以前歩いた薙刀山〜願教寺山〜銚子ヶ峰の周回もいつかやってみよう
(k)野伏〜願教寺方面は今日のルートより危険度低い気がします。ただ雪庇には注意してね(笑
左が丸山で右が芦倉山
神鳩ノ宮避難小屋から大日ヶ岳まで歩いてみたい。
2021年02月11日 12:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2/11 12:21
左が丸山で右が芦倉山
神鳩ノ宮避難小屋から大日ヶ岳まで歩いてみたい。
枇杷倉山と松鞍山
背後にぼんやりと荒島岳
3
枇杷倉山と松鞍山
背後にぼんやりと荒島岳
大日ヶ岳
経ヶ岳〜赤兎山〜大長山
1
経ヶ岳〜赤兎山〜大長山
経ヶ岳ズーム
赤兎山と大長山ズーム
赤兎山と大長山ズーム
大日ヶ岳と三流モデル
下山しましょう
(k)今回は私のこと悪く書かないって約束しませんでしたっけ?
5
大日ヶ岳と三流モデル
下山しましょう
(k)今回は私のこと悪く書かないって約束しませんでしたっけ?
小白山を横目に
ダイレクト尾根を下る
トレース跡だらけ
1
ダイレクト尾根を下る
トレース跡だらけ
今日は全てが初めての景色、新鮮な感動がずっと続く
4
今日は全てが初めての景色、新鮮な感動がずっと続く
ブナ林の影
ショートカット失敗したと思われるトレースを辿ってしまい沢から登り返す場面・・・見事なトレースホイホイ
(k)ゴキブリなら死んでた・・
4
ショートカット失敗したと思われるトレースを辿ってしまい沢から登り返す場面・・・見事なトレースホイホイ
(k)ゴキブリなら死んでた・・
無事林道に合流
後輩Kは最後にヤラかす癖がある・・・と全て責任転嫁(笑
(k)林道歩きくらいでGPS見るのめんどくさいだもん!
1
無事林道に合流
後輩Kは最後にヤラかす癖がある・・・と全て責任転嫁(笑
(k)林道歩きくらいでGPS見るのめんどくさいだもん!
ゴール
初物づくしで大満足な山行でした♪
(k)枇杷倉山最高‼
4
ゴール
初物づくしで大満足な山行でした♪
(k)枇杷倉山最高‼

感想

3連休最終日は小白山〜枇杷倉山〜野伏ヶ岳の周回へ。
当初はソロで行き慣れた山でロングルートの予定でしたが、県内雪山の新規開拓を進めたかったし危険箇所が多いよと後輩kの脅しもあったが怖さよりお初の山三座に登る好奇心が勝ってしまった・・・今回一番の危険箇所は小白山南峰から枇杷倉山までのナイフリッジ区間、ガスの晴れ間からキレキレな尾根が見えた瞬間、あ〜来るんじゃなかったと後悔・・・久しぶりに恐怖と緊張で下半身の一部が縮み上がる感覚(笑
しかし石徹白側へ巻けば雪質の助けもあって案外あっさりと通過、帰りの心配もなくなり一安心、緊張とラッセルの先に辿り着いた枇杷倉山頂上からの眺望は最高でした、この時間白山は雲で見えなかったが小白山と野伏ヶ岳のツインな眺めはもちろん、前日登った荒島岳、最近登った木無山も近くに見える、前日は向こうからこちらを眺めていたので一気に親近感が♪
後輩kと違い私は当初、人気の野伏ヶ岳の方を重視していたが終わってみれば強く印象に残ったのは枇杷倉山の方、ルート自体も小白山〜野伏ヶ岳よりも小白山〜枇杷倉山の方がドキドキ区間もあり雪稜がとても綺麗で楽しい、枇杷倉山はとても素晴らしいお山だった。
疲れが残っていた私の分までメインでラッセル頑張ってくれた後輩kには感謝!

やっと好天と休みが一致した!
雪は多いし行きたい所だらけだが結局選んだのはまたもや枇杷倉山、なんの代名詞も無い山だがどうしても登りたい。ここまで意固地になった山は久しぶりだ。

当初は福井側からに拘っていたが、それは一旦置いといて今回は最短である岐阜県の石徹白から小白山経由で目指してみることにした。県外移動はしにくいご時世だが、今回は行きたい気持ちが勝った。

当初ソロ予定もnakkiさんから「行先決まったら連絡して」と言ってきたので連絡したら来るとの事。
冬山のソロは危険だし私にとってnakkiさんは唯一無二のパートナーであるが今回はちと不安あった。と言うのも小白山辺りの稜線はナイフリッジ多いと知っていたからだ。
私はそういうルート好きだが、nakkiさんは苦手なはず。ヤマレコの記録で唯一枇杷倉山登られていたhillwandererさんのレコ見てもらい「こんなルートだよ」と促したが、それでも意思に変化なさそうだったので一緒に登る事となった。

当日は3時半過ぎ野伏ヶ岳登山者駐車場スタート!。私はここに来るの2度目だが前回は野伏だったので小白山方面は初めて。
手書きのログを頼りに橋渡って適当に取り付くもかなりな急登、雪多いので登れたが帰りに見たらほぼ崖。
その後もピーク行くつもりも無かった杉山も間違えて登頂してしまうほどルートミスしまくり。真っ暗&初めてのコースだったので酷いトレース作ってしまった(汗)、後続が居なかった事を願うばかり。

それでもなんとか小白山北峰に登頂、スタート時は雪降っていたがこの頃には青空も見え展望もあった。多少風はあったが居られないほどではなく、予定通り枇杷倉山へ向かう。ここから稜線歩きは全てボーナスステージと言って良いほど景色が良い。風あるお陰で雪庇から舞う雪煙が幻想的で最高♪

小白山(南峰)まではほぼ危険箇所無くこの感じなら枇杷倉山も楽勝?と思ったがそんなに甘くは無かった。
と言うのも南峰到着して初めて見えた先のナイフリッジがキレッキレ。nakkiさんは途端に黙りこくって大好きな写真を全く撮らない、ビビっているのハッキリ分かった。私も「撤退」の2文字が頭に浮かんだ。
それでもとりあえず行ける所までは行くつもりで枇杷倉山へGO。雪は多いし展望も良いので条件は最高なはず、今日通れなかったら永遠に通れない。念押ししたせいかnakkiさんも引き返そうとまでは言って来なかった、作戦成功♪

そして実際近づいてみると雪多いお陰か南側になんとか巻けて無事通過、もう枇杷倉山は目の前だ。
程なく南峰に登頂、行動起こしたのは今年に入ってからだが3年ほど前から恋焦がれていた山なので喜びも大きかった!しかもnakkiさんがココに来てくれるとは想像も出来なかった。今年はえらくマイナーな山に登り始めいるし、私の病気が移ったのだろうか?(笑)
ピークはこの南峰側とされているようだがもちろん北峰へも登頂、片道10分程度だしこの区間は危険箇所も無い。

両山頂で大展望を満喫して小白山へ戻る。帰りは余裕も生まれてナイフリッジの上歩いてみようかと思ったが、調子に乗るとヤラかす自分も知っているので辞めた。

ちょうど12時くらいに小白山南峰まで戻ってnakkiさんと協議。天気は少し悪くなっていたが野伏ヶ岳へ向かう事にした。
nakkiさんは野伏未登頂なので登りたいはずだし、例えガッスガスでもトレーニングにはなるだろう。
ラッキーな事に雪締まっている区間多く小白山から1時半くらいで野伏ヶ岳に登頂。足跡は沢山あったが私達が最後だったようで完全貸切。しかも最後の最後に天気が1番良くなり白山クッキリ見えるというおまけ付き!今日は怖いくらい全て上手くいった。

展望満喫したのちダイレクト尾根から下山。野伏ヶ岳登頂までは戻りに小白山南峰で見たスキートレースのみであったが、ダイレクト尾根は引くほどトレースがあった。野伏は大人気。
最後の林道歩きでお約束のトレースホイホイにハマったのち橋まで戻って周回完了。

体力的には少し余したけど、小白山〜枇杷倉山間の稜線がとても美しく今年のベスト5に入りそうなくらい大満足の山行であった。nakkiさんも下山中「kちゃんチョイス大当たりだね!」と何度も言ってくれ嬉しかった。

何故惹かれたのかもよく分からない枇杷倉山であったが私の目に狂いは無かった。マイナー12名山に加えてもよいくらい人気無い&難攻不落な山だと思う。
強いてケチを付けるなら枇杷倉山の「倉」の字は絶対「鞍」の方が山容と合うだろう。

次回こそ福井県側から!さすがに来年以降かな(^。^)

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コメント

最高!
こんばんは。
ルートも写真も最高です

単独より安心ですし、写真もモデルで映えるから両得

私は20年位前にGPSが無い頃に友人と2人で、野伏ヶ岳に登るのに間違えて小白山北峰に出て橋立峠〜野伏ヶ岳に登り、下山時に同じ様にショートカットで雪が無くなりうろうろしました(笑)

いつの間にかウイペットを使われているのですね
2021/2/14 21:44
Re: 最高!
ありがとうございます、hakusanさん好きそうなルートだと思います。

危険ルートは「一緒に行きましょう!」とは誘いにくいのでnakkiさん来てくれてホントに有り難かったです。
写真も確かに人居た方が映えますよね。

夏山ならともかく冬山でGPS無しは考えられません。地図とコンパスの登山自体やった事ありませんが、そのくらい間違える事もあるでしょうね。
ショートカットは素直に林道通り歩いてもさほど変わらないと分かってはいるのですが、少しでも得したい!と思い行っちゃいます。

ウィペットは最初に進めてくれたのhakusanさんだと思います。3年前に1本買って即気に入りもう一本買いました。
超便利な道具なのでもう冬山では手放せません(^.^)
2021/2/14 22:20
Re: 最高!
ありがとうございます^^
自撮りでは限界があるので三流モデルでも大助かり(笑
700枚以上撮った割りには満足できる写真が少なく個人的には少し凹んでいます。
序盤の行き当たりばったりなトレースや最後のショートカットミスは、きっとGPSを持っている安心感からくる手抜きや甘えなのかも。
私はウィペット昨年から使っていますがダブルだったり片方はピッケルにしたりとか歩くルートによって変えています。
確かに買って良かったと思える道具ですね!
2021/2/15 10:49
ありがとうございました
こんにちは。
超ストイックな山行とお二人のコミカルなやり取り。
めちゃくちゃ笑わせていただきました。
ありがとうございました。
お二人のレコは以前からちょくちょく拝見させていただいておりました。
イグルーなども始められたようで、ますます楽しくなってきましたので、今回フォローさせていただきます。
色々と勉強させていただこうと思いますので、宜しくお願いいたします。
追記:私も48歳です(笑)。
そして、ナイフリッジ・・・。自分だったら、とっても怖いので行きたくないですが、とっても楽しそうなので、行ってみたいです・・・。気持ちの整理がつかず、どうしたら良いのかよくわかりません・・・。
2021/4/29 12:08
Re: ありがとうございました
こんにちは、コメント頂きありがとうございます。

自分は一般的ハイカーの中で見れば危険ルートのマイナー山好きです、登頂したときの達成感が格別でやめられません。
でも二人の時は楽しく登りたいので、そこら辺の折り合いつけながら行先選んでいます。

ほぼ本音ベースで書いていてディスり合いが止まりません、笑ってもらえるよう少し盛ってるのもありますが(笑)

泊りの冬装備を軽くする理由でイグルー泊始めたのですが、やってみると造ること自体も楽い&テントより暖かい&山を満喫も出来るので良いことだらけです。是非おススメしたい!

話変わりますが、greenriver さんてどんな方なのかプロフィール拝見したら
私も最近レコ見てました。
安平路山〜奥念丈岳の記録で「凄い人も居るもんだ」と思いました。前回敗退から時期やコースを綿密に計画されたようですね。中央アルプス制覇おめでとうございました!
私も中央アルプス南北縦走は狙っていて、この区間はとても興味あります。昨年大平宿側から安平路山まで下見して来ました。敗退レコでの藪漕ぎの凄まじさを分かった上でも、やはり一度は無雪期に行ってみようと思っています。

と言うことでgreenriver さんならナイフリッジも問題ないと思いますよ(^.^)
2021/4/29 16:57
Re[2]: ありがとうございました
ご返答ありがとうございますm(__)m。
とても楽しいディスリあいで、ツボにはまり、とても好感度が上がりました(笑)。
イグルーは自分もこの冬にトライするつもりでしたが、機会を逃しました。
あれ、めちゃくちゃ楽しそうですし、行動範囲や楽しみ方自体が一変しそうなのでとても興味があります。来シーズンはトライします!!
実は、安平路〜奥念丈区間、自分も無雪期にもトライしようと思っています。
一度は敗退しましたが、積雪期では、やはりなんだかリべンジ感がありませんので。
この区間、ピストンされた方は見たことがないので、それも一興かと・・・。
それと、同列コースということで、シオジ平〜越百山も、興味があります。
今年、機会があればチャレンジしたいと思っているのですが、ソロだとちょっと・・・・。
ナイフリッジも、やはりソロだとちょっと・・・・。
とても興味はあるのですが、リスキーなことやるからには、やはり恨みっこ無しの仲間が必要ですね。
2021/4/29 17:44
Re[3]: ありがとうございました
仰る通りイグルー泊はめちゃくちゃ楽しいですよ。私はまだ初心者ですが上手く出来ると達成感ありますし、場所や雪質などの条件にも左右されるので奥が深いです。

安平路〜奥念丈区間、やっぱりそうでしたか。薮が酷い→藪の無い時期にと言うのは至極当然のお考えかと思いましたが、リベンジと言う意味では少し違うのかな?とも思いました。(まだ歩いた事すらない自分が偉そうにすいません)

ピストンは確かに見た事ないですね、藪漕ぎ区間で疲れ果て周辺の薮薙ぎ倒してテント泊したのは見た事ありますが。

中央アルプスはあまり詳しくないので、シオジ平〜越百山は全く分からないですが自分の思う同列コースは大笠〜笈ヶ岳区間です。
とりあえず残雪期に歩いてみたい!

私は危険ルートもソロで行く方です。やっぱ洒落にならない事態もありますし途中で揉めたくも無いですし。でも安全面で考えればダメなのも理解はしています。

危険ルートなほどパートナー探すのは難しいですね(^。^)
2021/4/30 13:57
Re: ありがとうございました
返信遅れて申し訳ありません!
怪我の治りが長引いてお山もヤマレコも中断状態なので気づくの遅れました(汗
私達のディスり合い山行楽しんで頂きありがとうございます。
後輩kは割と本音で書いていますが、分別があって猫かぶりな私はレコでは当たり障りのない感じです(笑 リアルでは私の方が毒舌なんですが・・・
お互い気を使わずストレスフリーな関係で楽なのですが行先選定やルートなどは揉める事多いです。
イグルー泊、童心に帰って雪遊びしている感じがとても高くて楽しいですよ!
greenriverさんもナイフリッジ苦手ですか、遠目に見た時はホントに怖かったです。
ガスで安全地帯の巻き道が見えなかった事もありビビりーな私は恐怖心MAXでした。
山行&ヤマレコ再開したらまたよろしくお願いします^^
2021/5/5 10:06
Re[2]: ありがとうございました
丁寧なご返答ありがとうございますm(_ _)m。
足の怪我、完治にお時間かかってますね。予想以上に深刻だったのでしょうか。
私も昨日下山しましたが、一昨日はガスでルーファイできず、ちょっと怖かったです。
ガスで見えないとリスクが判断できないのが怖いですね。ちなみに、雪のナイフリッジは、長めなやつは逃げてます。足が震えて、まともに歩けそうにないし、普段以上にパフォーマンスが発揮できないので(笑)。
私も来シーズン、イグルー挑戦してみようと思います。今後、不明点をお聞きするかもしれませんが、その時は宜しくお願い致します。
お早い足の完治と登山再開を願っています。
2021/5/5 10:43
Re[3]: ありがとうございました
お気遣いありがとうございます。
打撲と思っていたのですが痛みが引かず病院行ったらヒビが入っていた悲しいオチでした・・・お山は止められているのですがチャリはコッソリ乗っています。
でも出不精&オタクな所もありステイホーム満喫中です(笑
イグルー泊、来シーズン流行る予感が!
2021/5/5 18:15
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