ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3164697
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

奥秩父完全縦走

2021年05月02日(日) ~ 2021年05月07日(金)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
132:54
距離
133km
登り
9,145m
下り
10,331m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:26
休憩
0:50
合計
8:16
距離 19.4km 登り 1,376m 下り 1,039m
5:47
29
6:16
6:20
35
6:55
6:57
13
7:10
7:12
32
7:44
38
8:22
12
9:12
20
9:32
22
9:54
9:58
36
10:34
10:40
22
11:02
34
11:36
11:47
49
12:36
12:42
61
13:43
20
14:03
2日目
山行
10:37
休憩
1:13
合計
11:50
距離 18.0km 登り 1,568m 下り 888m
4:13
60
5:13
60
6:13
6:20
85
7:45
7
7:52
8:02
31
休憩
8:33
8:49
16
9:05
48
10:38
10:48
29
休憩
11:17
71
12:28
8
12:36
12:43
54
13:37
14:00
61
15:01
29
15:30
33
16:03
3日目
山行
9:44
休憩
1:19
合計
11:03
距離 19.3km 登り 1,394m 下り 1,799m
4:27
35
5:02
10
5:12
5:17
13
5:30
85
6:55
7:13
37
7:50
43
8:33
31
9:04
9:13
37
9:50
40
10:30
10:50
10
11:00
11
11:11
11:17
7
休憩
11:24
50
12:14
12:24
45
13:09
13:18
24
13:42
63
14:45
28
15:13
15:15
15
15:30
4日目
山行
6:35
休憩
0:30
合計
7:05
距離 13.5km 登り 940m 下り 1,148m
4:50
18
5:08
5:10
38
5:48
27
6:15
39
6:54
29
7:23
14
7:37
7:41
25
8:06
8:10
8
8:18
98
9:56
10:16
37
10:53
37
11:30
7
11:37
13
11:50
5
11:55
5日目
山行
11:02
休憩
1:34
合計
12:36
距離 25.0km 登り 1,898m 下り 2,028m
4:27
7
4:34
51
5:25
5:38
52
6:30
37
7:07
64
8:11
8:19
24
8:43
61
9:44
32
10:16
10:43
31
11:14
11:20
18
11:38
16
11:54
45
12:39
12:50
41
13:55
42
14:37
14:52
45
15:37
33
16:10
16:24
23
16:47
13
17:00
3
6日目
山行
13:05
休憩
1:58
合計
15:03
距離 38.1km 登り 1,923m 下り 3,335m
3:42
30
4:12
4:16
30
4:46
4:49
27
5:16
5:17
31
5:48
5:56
67
7:03
18
7:21
7:27
35
9:35
9:49
28
10:17
19
10:36
27
11:03
11:06
80
12:26
12:42
22
13:04
5
13:09
48
13:57
29
14:26
14:45
33
15:18
31
15:49
49
16:38
16:52
50
17:42
17
17:59
18:29
13
大塚山公園
天候 2日 晴れのち雪
3日 晴れ
4日 晴れ
5日 晴れのち曇り一時雨
6日 曇りのち晴れ
7日 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
萱ダワ〜1915ピーク、大ダル〜飛龍山:踏み跡ほぼなし
信州峠〜小川山、西御殿岩稜線、竜喰山〜大ダル、長沢山以降の巻かなかったピーク:踏み跡あり
それ以外:一般登山道
登山前、食料9日分4.5kg、水5Lを含めて25.7kg。登山後は18.8kgでした。
1
登山前、食料9日分4.5kg、水5Lを含めて25.7kg。登山後は18.8kgでした。
鉄道最高地点。信濃川と富士川の分水嶺であり、今回ここを奥秩父の西端とした。
2021年05月02日 05:40撮影 by  iPhone 11, Apple
1
5/2 5:40
鉄道最高地点。信濃川と富士川の分水嶺であり、今回ここを奥秩父の西端とした。
飯盛山。奥秩父最西端の山とされることが多い。
2021年05月02日 07:19撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/2 7:19
飯盛山。奥秩父最西端の山とされることが多い。
横尾山カヤトの原から。瑞牆山の向こうに小川山から白く雪を纏った金峰山までの稜線が見える。まだまだ先は長い。
2021年05月02日 11:00撮影 by  iPhone 11, Apple
1
5/2 11:00
横尾山カヤトの原から。瑞牆山の向こうに小川山から白く雪を纏った金峰山までの稜線が見える。まだまだ先は長い。
信州峠。ここからやや踏み跡が薄くなる。
2021年05月02日 11:36撮影
5/2 11:36
信州峠。ここからやや踏み跡が薄くなる。
こんな感じ。シカ道を歩かせてもらう。
2021年05月02日 11:50撮影
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5/2 11:50
こんな感じ。シカ道を歩かせてもらう。
1日目キャンプ地の萱ダワ。平らで快適に見えるが、すぐ下が礫層でペグが刺さりづらい。
2021年05月02日 14:34撮影
5/2 14:34
1日目キャンプ地の萱ダワ。平らで快適に見えるが、すぐ下が礫層でペグが刺さりづらい。
夕方雪が降った。寒気が入っているとは聞いていたが……
2021年05月02日 17:50撮影
1
5/2 17:50
夕方雪が降った。寒気が入っているとは聞いていたが……
翌朝、1915ピークまでの薮をヘッドライト頼りに登る。この区間が小川山西尾根で最も苦労した。
2021年05月03日 04:27撮影
5/3 4:27
翌朝、1915ピークまでの薮をヘッドライト頼りに登る。この区間が小川山西尾根で最も苦労した。
1915ピークからは踏み跡があるので、それを辿る。雪が服や靴に入り込んで濡れるのがウザったい。
2021年05月03日 05:16撮影
5/3 5:16
1915ピークからは踏み跡があるので、それを辿る。雪が服や靴に入り込んで濡れるのがウザったい。
松ネッコ。コメツガがたくさん生えていた。
2021年05月03日 06:14撮影
5/3 6:14
松ネッコ。コメツガがたくさん生えていた。
小川山山頂までもうすぐのところに濃いシャクナゲの薮があった。短かったので気合いで通過した。
2021年05月03日 08:16撮影
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5/3 8:16
小川山山頂までもうすぐのところに濃いシャクナゲの薮があった。短かったので気合いで通過した。
第1関門クリア。思ったより時間がかからず安堵した。
2021年05月03日 08:35撮影
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5/3 8:35
第1関門クリア。思ったより時間がかからず安堵した。
大日岩からこれまで歩いてきた方角を振り返る。
2021年05月03日 11:11撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/3 11:11
大日岩からこれまで歩いてきた方角を振り返る。
金峰山への樹林帯はボブスレーコースのようにガッチガチに凍っている。
2021年05月03日 12:18撮影
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5/3 12:18
金峰山への樹林帯はボブスレーコースのようにガッチガチに凍っている。
森林限界を超えると根雪は無くなるが、代わりに昨夜の雪が積もっている。
2021年05月03日 12:48撮影 by  iPhone 11, Apple
1
5/3 12:48
森林限界を超えると根雪は無くなるが、代わりに昨夜の雪が積もっている。
風が強くて寒い。
2021年05月03日 13:43撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/3 13:43
風が強くて寒い。
東側の樹林帯にも雪がある。
2021年05月03日 14:15撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/3 14:15
東側の樹林帯にも雪がある。
2日目キャンプ地。下に昨晩の雪が残っており非常に寒かった。
2021年05月03日 16:55撮影
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5/3 16:55
2日目キャンプ地。下に昨晩の雪が残っており非常に寒かった。
前国師ヶ岳からの日の出。
2021年05月04日 05:02撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/4 5:02
前国師ヶ岳からの日の出。
奥秩父最高峰。
2021年05月04日 05:12撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/4 5:12
奥秩父最高峰。
アルペンチックな奥秩父はここで終わり。ここから奥秩父らしくなってくる。
2021年05月04日 05:29撮影 by  iPhone 11, Apple
5/4 5:29
アルペンチックな奥秩父はここで終わり。ここから奥秩父らしくなってくる。
国師ノタル。このあたりが一番奥秩父らしいと思う。
2021年05月04日 06:56撮影 by  iPhone 11, Apple
2
5/4 6:56
国師ノタル。このあたりが一番奥秩父らしいと思う。
甲武信の前後にも凍結箇所があった。この下りで外してからは軽アイゼンの出番はなかった。
ここから、北側は信濃川ではなく荒川の流域となる。
2021年05月04日 10:31撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/4 10:31
甲武信の前後にも凍結箇所があった。この下りで外してからは軽アイゼンの出番はなかった。
ここから、北側は信濃川ではなく荒川の流域となる。
破風山。かなり登ったが、これでも今朝のキャンプ地より低い。
2021年05月04日 13:09撮影
5/4 13:09
破風山。かなり登ったが、これでも今朝のキャンプ地より低い。
雁坂嶺。これ以降2300m級の山はなくなる。
2021年05月04日 14:44撮影
1
5/4 14:44
雁坂嶺。これ以降2300m級の山はなくなる。
雁坂峠から。富士山には笠雲がかかっている。明日は天気が崩れるらしい。
2021年05月04日 14:59撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/4 14:59
雁坂峠から。富士山には笠雲がかかっている。明日は天気が崩れるらしい。
雁坂小屋泊。テント越しに雪で濡れたシュラフを乾かす。
2021年05月04日 16:26撮影
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5/4 16:26
雁坂小屋泊。テント越しに雪で濡れたシュラフを乾かす。
小屋で日の出を見てから出発。
2021年05月05日 04:45撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/5 4:45
小屋で日の出を見てから出発。
奥秩父で水晶と言えば、小川山や水晶峠といった金峰山付近が思い出されるが、このあたりでも出たのだろうか?
2021年05月05日 05:48撮影
5/5 5:48
奥秩父で水晶と言えば、小川山や水晶峠といった金峰山付近が思い出されるが、このあたりでも出たのだろうか?
小さな分水嶺。ここまでは荒川と富士川の分水嶺を歩いてきた。
2021年05月05日 07:37撮影
5/5 7:37
小さな分水嶺。ここまでは荒川と富士川の分水嶺を歩いてきた。
これからは多摩川と荒川の分水嶺を、青梅まで辿る。
2021年05月05日 07:37撮影
5/5 7:37
これからは多摩川と荒川の分水嶺を、青梅まで辿る。
笠取山西斜面の急勾配はいつ来ても凄いなあ。
2021年05月05日 08:07撮影 by  iPhone 11, Apple
5/5 8:07
笠取山西斜面の急勾配はいつ来ても凄いなあ。
唐松尾山。最後の2100m峰。
2021年05月05日 09:58撮影
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5/5 9:58
唐松尾山。最後の2100m峰。
西御殿岩までも分水嶺を貫く。
2021年05月05日 10:27撮影
5/5 10:27
西御殿岩までも分水嶺を貫く。
こんな感じで踏み跡がある。
2021年05月05日 10:39撮影
1
5/5 10:39
こんな感じで踏み跡がある。
くっついた。
2021年05月05日 10:44撮影
5/5 10:44
くっついた。
このあたり随一の眺め。
2021年05月05日 10:53撮影
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5/5 10:53
このあたり随一の眺め。
そこから西はやや踏み跡が薄いが、下りる尾根だけ間違わないようにすれば良い。
2021年05月05日 11:07撮影
5/5 11:07
そこから西はやや踏み跡が薄いが、下りる尾根だけ間違わないようにすれば良い。
ここを下る。だんだん笹が深くなるが、シカ道があり歩きやすい。
2021年05月05日 11:11撮影
5/5 11:11
ここを下る。だんだん笹が深くなるが、シカ道があり歩きやすい。
ちょうど山の神土で登山道に復帰。
2021年05月05日 11:30撮影
5/5 11:30
ちょうど山の神土で登山道に復帰。
将監小屋泊。時間があったので手ぬぐいで全身を拭いたり、余りがちだった行動食を食べたりした。水が豊富でありがたい。夕方からは雨が降り始めた。
2021年05月05日 17:45撮影
1
5/5 17:45
将監小屋泊。時間があったので手ぬぐいで全身を拭いたり、余りがちだった行動食を食べたりした。水が豊富でありがたい。夕方からは雨が降り始めた。
雨は上がったが霧が出ている。濡れた笹の合間を縫って竜喰山へ登る。
2021年05月06日 04:37撮影 by  iPhone 11, Apple
5/6 4:37
雨は上がったが霧が出ている。濡れた笹の合間を縫って竜喰山へ登る。
1883ピークから。霧に浮かぶ牛王院平が幻想的だった。
2021年05月06日 04:49撮影 by  iPhone 11, Apple
3
5/6 4:49
1883ピークから。霧に浮かぶ牛王院平が幻想的だった。
1944m?峰によるブロッケン
2021年05月06日 05:11撮影 by  iPhone 11, Apple
2
5/6 5:11
1944m?峰によるブロッケン
竜喰山。りゅうばみって読むのがかっこいい。
2021年05月06日 05:26撮影 by  iPhone 11, Apple
2
5/6 5:26
竜喰山。りゅうばみって読むのがかっこいい。
踏み跡は明瞭だが倒木がうっとうしい。
2021年05月06日 05:43撮影
5/6 5:43
踏み跡は明瞭だが倒木がうっとうしい。
大常木山のKUMOさんの山名標。
2021年05月06日 06:30撮影
5/6 6:30
大常木山のKUMOさんの山名標。
大ダルで一瞬登山道に出るが、また飛龍山への薮に取り付く。
2021年05月06日 07:07撮影
5/6 7:07
大ダルで一瞬登山道に出るが、また飛龍山への薮に取り付く。
ここの薮も萱ダワ〜1915ピークと並ぶくらい酷かった。山梨側の方がやや薮が薄く、登れるところまでトラバースしながら登った。
2021年05月06日 07:47撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/6 7:47
ここの薮も萱ダワ〜1915ピークと並ぶくらい酷かった。山梨側の方がやや薮が薄く、登れるところまでトラバースしながら登った。
今回の薮区間に75Lのザックを背負って突入することを心配していたけど、どうにかなった。よかったですね。
2021年05月06日 08:13撮影
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5/6 8:13
今回の薮区間に75Lのザックを背負って突入することを心配していたけど、どうにかなった。よかったですね。
狼平にシカがいた(左上)。オオカミの居なくなった狼平はシカにとっては天国だろう。
2021年05月06日 09:43撮影 by  iPhone 11, Apple
5/6 9:43
狼平にシカがいた(左上)。オオカミの居なくなった狼平はシカにとっては天国だろう。
最後の2000m峰。自信を持って奥秩父と言えるのはここまでで、ここからは奥多摩や奥武蔵といった、より詳細な山域と重なる。
2021年05月06日 11:18撮影
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5/6 11:18
最後の2000m峰。自信を持って奥秩父と言えるのはここまでで、ここからは奥多摩や奥武蔵といった、より詳細な山域と重なる。
奥多摩や奥武蔵にはところどころ石灰岩が分布する。狭義奥秩父に典型的な花崗岩は見る影もない。
2021年05月06日 12:24撮影
5/6 12:24
奥多摩や奥武蔵にはところどころ石灰岩が分布する。狭義奥秩父に典型的な花崗岩は見る影もない。
芋ノ木ドッケ。立派なピークだが、それゆえ三峰からの登山道には巻かれてしまい、存在感は薄い。最後の1800m峰となる。
2021年05月06日 12:39撮影
5/6 12:39
芋ノ木ドッケ。立派なピークだが、それゆえ三峰からの登山道には巻かれてしまい、存在感は薄い。最後の1800m峰となる。
水松山付近からは登山道がピークを巻いてしまうが、分水嶺にこだわる。水松もあららぎもイチイのことを指すらしい。
2021年05月06日 14:36撮影
5/6 14:36
水松山付近からは登山道がピークを巻いてしまうが、分水嶺にこだわる。水松もあららぎもイチイのことを指すらしい。
滝谷の峰付近のみ薮がうるさかったが、小川山や飛龍山を超えてきたので気にならない。
2021年05月06日 15:23撮影
5/6 15:23
滝谷の峰付近のみ薮がうるさかったが、小川山や飛龍山を超えてきたので気にならない。
酉谷山から。関東平野が見えてきた。
2021年05月06日 16:47撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/6 16:47
酉谷山から。関東平野が見えてきた。
酉谷山避難小屋。噂に違わずとても綺麗な避難小屋だった。水は細かったが、時間をかければ十分採れて一安心。
2021年05月06日 17:07撮影
5/6 17:07
酉谷山避難小屋。噂に違わずとても綺麗な避難小屋だった。水は細かったが、時間をかければ十分採れて一安心。
酉谷山も三ツドッケも天目山と呼ばれるらしいが、一般にはこちらが天目山のようだ。細かいアップダウンが煩わしい。
2021年05月07日 05:49撮影
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5/7 5:49
酉谷山も三ツドッケも天目山と呼ばれるらしいが、一般にはこちらが天目山のようだ。細かいアップダウンが煩わしい。
ここから荒川本流域と入間川流域を隔つ大きな稜線が秩父に下りる。将監小屋で出会った彼はここから登って来たのだろう。
2021年05月07日 07:56撮影 by  iPhone 11, Apple
5/7 7:56
ここから荒川本流域と入間川流域を隔つ大きな稜線が秩父に下りる。将監小屋で出会った彼はここから登って来たのだろう。
ほぼ場所を同じくして川苔山への分岐がある。年によるらしいが、分水嶺トレイルは鳩ノ巣駅からここに合流する。
2021年05月07日 08:02撮影
5/7 8:02
ほぼ場所を同じくして川苔山への分岐がある。年によるらしいが、分水嶺トレイルは鳩ノ巣駅からここに合流する。
クロモ山。930とあるが、地形図を見ると1030mのように思える。ここから東の稜線が1000mを越すことはない。
2021年05月07日 09:00撮影
5/7 9:00
クロモ山。930とあるが、地形図を見ると1030mのように思える。ここから東の稜線が1000mを越すことはない。
棒ノ折。ここからコースタイム1時間半で下れるはずなのだが、今日はまだあと8時間近くある。
2021年05月07日 10:36撮影 by  iPhone 11, Apple
1
5/7 10:36
棒ノ折。ここからコースタイム1時間半で下れるはずなのだが、今日はまだあと8時間近くある。
黒山。ここまでは東京と埼玉の境を歩いてきたが、ここから両側とも東京都になる。
2021年05月07日 11:03撮影
5/7 11:03
黒山。ここまでは東京と埼玉の境を歩いてきたが、ここから両側とも東京都になる。
岩茸石山。やっと霧雲の下まで下りてきた。
2021年05月07日 12:26撮影 by  iPhone 11, Apple
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5/7 12:26
岩茸石山。やっと霧雲の下まで下りてきた。
榎峠へ下って青梅丘陵ハイキングコースに入る。青梅駅の表示が見えてきた。
2021年05月07日 14:08撮影
5/7 14:08
榎峠へ下って青梅丘陵ハイキングコースに入る。青梅駅の表示が見えてきた。
雷電山。雨が降ってきた。もう道は広いし人もいないので、暑さを嫌ってザックと背中の間に傘を差して歩く。
2021年05月07日 14:26撮影
5/7 14:26
雷電山。雨が降ってきた。もう道は広いし人もいないので、暑さを嫌ってザックと背中の間に傘を差して歩く。
巻道が通らない分水嶺に入るとまだこんなところもある。
2021年05月07日 17:27撮影
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5/7 17:27
巻道が通らない分水嶺に入るとまだこんなところもある。
永山公園から青梅駅に向かわず、分水嶺が平野に沈むまでもう少しだけ歩く。
2021年05月07日 17:42撮影
5/7 17:42
永山公園から青梅駅に向かわず、分水嶺が平野に沈むまでもう少しだけ歩く。
最後の山が見えてきた。
2021年05月07日 17:52撮影
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最後の山が見えてきた。
大塚山の山頂は水道局の土地になっており立ち入ることが出来なかった。立ち入ることが出来る最高地点に立つ。
2021年05月07日 18:01撮影
5/7 18:01
大塚山の山頂は水道局の土地になっており立ち入ることが出来なかった。立ち入ることが出来る最高地点に立つ。
奥秩父はここで終わる。南側は多摩川、北側は霞川、入間川を経て荒川となる。
2021年05月07日 18:02撮影
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奥秩父はここで終わる。南側は多摩川、北側は霞川、入間川を経て荒川となる。
駅までの道の中で分水嶺を探した。このあたりがそのはずである。もう完全に平野に溶けてしまった。
2021年05月07日 18:33撮影
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駅までの道の中で分水嶺を探した。このあたりがそのはずである。もう完全に平野に溶けてしまった。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え サンダル ザック ザックカバー 軽アイゼン 食料 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ダクトテープ 細引き ロールペーパー 保険証 携帯 モバイルバッテリー 充電器 時計 タオル ストック ポール テント シェラフ 携帯トイレ 熊スプレー

感想

4月のうちに仕事を片付けて6日と7日を休み、ゴールデンウィークを9連休にした。今年は奥秩父の積雪が少ないという。この機会にと思い奥秩父完全縦走を計画した。
奥秩父を縦走するルートとして最もメジャーなものは、奥秩父主脈縦走と呼ばれるものだろう。瑞牆山荘から入り、瑞牆山を往復した後、大日岩から主稜線に取り付いて、金峰山から雲取山までの稜線を歩き、石尾根を経て奥多摩駅に下りるルートだ。雲取山から東は奥多摩・奥武蔵と呼ばれることが多く、瑞牆山から西も日本百名山に数えられる山がなく、ルートも不明瞭なので、このコースがメジャーになるのも頷ける。
しかし、瑞牆山荘も奥多摩駅も既に奥秩父の山深くにある。完全縦走と言うならば、地形的に尾根が平野となって終わるところを端としたい。奥秩父というのだから秩父からだとか、地形的に最も長く歩けるので須玉から吉見までだとか、いくつかルートは考えられる。
調べていくと、分水嶺トレイルというものを発見した。年によってルートは異なるが、長いものでは青梅から野辺山まで歩いているようである。しかし、競技ということもあり、完全に分水嶺を歩いている訳ではなく、巻道があるところはそれを使ってしまっている。
今回はこれを元に、できるだけ分水嶺を歩くようにルートを設定した。具体的には、飯盛山から伸びる分水嶺の尾根が八ヶ岳に飲み込まれる野辺山の鉄道最高地点を始点に、分水嶺が多摩川の作る扇状地に消える大塚山公園を終点にした。小川山、西御殿岩〜飛龍山、水松山以降のいくつかのピークは、巻道を通らず分水嶺を歩き通した。これなら、自分の中で自信を持って、奥秩父完全縦走と言える。天気の良い3日4日を高標高な地域に当てられるよう、5月2日に野辺山に向かった。

【一日目】
前述の通り鉄道最高地点から歩き始める。信州峠までは一般登山道。景色が開けると雪化粧した八ヶ岳や金峰山、そこまで伸びる長大な尾根が目に入りうんざりする。信州峠からは笹薮の中のシカ道をGPSを確認しながら進む。15時前に萱ダワに着いた。
この先はテントを張れなさそうだと分かっていたのでここにテントを張った。明日大弛小屋まで行きたいと思い、電話をしてテン場を押さえた。程なくして雪が降り始め、夕方には1cm程度の積雪となった。大ザックでの雪薮の不安と氷点下で溶けない雪に、身も心も寒い夜を過ごした。

【二日目】
念の為日の出前から行動開始。萱ダワから1915mピークまでが一番難しかった。ルートを間違えると通行不能レベルのシャクナゲやコメツガの激破に襲われたり、倒木を匍匐前進でくぐったり、大岩を巻きすぎて登り返しに苦労したりと大変な目にあった。1915ピーク以降は踏み跡が分かるようになり、道は快適になるが、防水の甘い靴が中まで濡れ、そちらはかなり不快だ。標高2300mくらいで凍結箇所が現れ、アイゼンを履いた。小川山山頂直下まで踏み跡は続いていたが、10mくらいの薮が回避できず、短いことは分かっていたので無理矢理通過した。
小川山からは凍ってはいるものの、一般の登山道になる。大日岩からは一気に人が増えた。雪のない箇所も多く、軽アイゼンだと歩きづらい。森林限界を超えると景色は良くなるが、風も出てくる。10mを超える風邪の中、何とか金峰を超え、大弛小屋に駆け込んだ。遅かったため、テントの下が半分凍っているサイトしか空いておらず、また凍えながら眠る羽目になった。

【三日目】
昨日足が濡れてふやけたまま歩き続けたためか、かなりひどい靴擦れが出来ていた。とりあえず、テーピングテープでこれ以降擦れないようにして歩き始める。
今回の縦走の最高峰北奥千丈岳を踏む。標高を下げると雪は消え、奥秩父らしい苔むした森になる。甲武信ヶ岳付近になるとまた凍結箇所が出てくるが、気温が上がってきており、アイゼンを履かずともなんとか歩けた。雁坂峠が近づいてくると、開けた笹原が出てきて、標高が下がってきたのを感じる。雁坂小屋で泊。やや標高が下がったこともあり、前日までとは打って変わって暖かく眠れた。

【四日目】
朝歩き始めると、右足の筋が痛む。慣れない軽アイゼンで歩きすぎたために、痛めてしまったようだ。幸か不幸か、将監小屋から雲取小屋までは稜線上に正式なテン場がなく、雲取小屋は遠すぎるので、今日は確実に将監小屋泊まりとなる。今日は無理せずゆっくり歩くこととする。
時折20m近い風が吹く中を快調に歩く。名のあるピークは少ないが、意外とアップダウンがある。唐松尾山から少し進むと、西御殿岩への尾根伝いの道が分岐する。分岐にはテープもあり、踏み跡もしっかりしているため迷うことはない。西御殿岩から東は踏み跡が薄くなるが、2035mくらいの岩峰を巻いた後、下りる尾根だけ間違わないようにすれば良い。途中から笹薮が出てくるが、シカ道を辿れば難なく山ノ神土に出る。小雨のぱらつく中を将監小屋まであと少し歩いてそこで泊。
小屋は管理人不在で、宿泊カードと料金を箱に入れる仕組みだった。小屋には武甲山から入り、瑞牆か野辺山に抜けようという人がいた。似たような山行をしている人がいて嬉しい。歩行に支障が出てきたので、靴擦れの水脹れをいくつか潰した。青梅までどうにか持ってほしい。

【五日目】
夜には本降りとなっていた雨は止み、霧が出ていた。竜喰山、大常木山には踏み跡がある。大常木山山頂付近には複数の岩峰があり、山名標は西から3つ目のものに着いている。このあたりは岩峰を含め基本的に尾根を通すが、山梨側に巻道があるものもある。飛龍山への上りは踏み跡がなく、尾根を離れすぎないようにして適当に登りやすいところを登る。山梨側の方がシャクナゲの薮が薄いので、行き詰まったらそちらを見下ろすと歩けそうな道が見つかることが多い。難易度は小川山西尾根の萱ダワ〜1915ピークと同じくらいだ。斜度が緩くなると間もなく飛龍山山頂に着く。
それから先は大したピークではないので巻道を利用させてもらう。計画では雲取山荘で泊まる予定だったが、調子が良いので次の避難小屋まで行くこととする。大きな芋ノ木ドッケのピークを超えて、水松山、滝谷の峰は巻道ではなくピークを踏んだ。酉谷山避難小屋で泊。心配していた水場も問題なく水を採れた。マットと毛布で快適に寝られた。

【六日目】
テント撤収の必要がなかったので綺麗にパッキングができた。ここまで来ると今日中に下りることになるが、コースタイムは15時間近くにもなる。朝2時に起き、3時半に歩き始める。
霧と暗闇の中、巻道を歩かずに山頂を踏んでいく。日向沢ノ峰からは一気に標高を下げ、1000mを切る。大きなピークはないが、細かなアップダウンがここまで酷使してきた体に追い打ちをかける。15時頃からは雨も降り出した。分水嶺は青梅市街地のすぐ北を掠め、山を切り開いた住宅地に入る。最後のピーク大塚山公園に登って尾根を辿り、完全縦走達成とした。
ここから分水嶺は多摩川が作る扇状地上に走る。扇状地の北側に降った雨は霞川は入間川から荒川に流れ、扇状地の中央から南側は多摩川に注ぐ。
トイレで着替えさせてもらい、東青梅駅から帰路に着いた。乗り換えの階段の細かなアップダウンが辛かったことは言うまでもない。

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