シャクシコバの頭〜コヤマノ岳〜武奈ヶ岳〜釣瓶岳〜イワクタ峠〜地蔵山〜蛇谷ヶ峰
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- GPS
- 09:04
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 1,945m
- 下り
- 1,850m
コースタイム
- 山行
- 8:08
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 9:04
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■志賀駅〜荒川峠 志賀駅からスタートし、主に舗装路を歩いて行き、写真6の地点が登山口となっており、右折して入山。 しばらくはトラバース道が続き、水場を過ぎると植林帯となり、所々で踏み跡は分散しているけれど、どこを辿っても問題なさそうとの印象。 植林帯を抜けるとブナなどの落葉樹の樹林帯を歩くようになり、標識地点で方向転換。 尾根を越え、雰囲気の良いトラバース道を少し歩くと、荒川峠へ至ります。 ■荒川峠〜南比良峠〜大橋〜小川新道〜シャクシコバの頭 縦走路を少し進んで行くと下りになり、ここはザレていて進みにくいのだけど、すぐ横にバイパスがあります。 今回はコースタイム把握のため、南比良峠まで進んでから少し戻り、分岐から大橋へと至るルートに進んでいます。 『山と高原地図』では破線のルートとなっており、歩く人は多くなさそうで踏み跡が薄めの所もあるけれど、特に問題はないはず。 沢の合流地点に標識があり、ここが大橋となっています。 近くに橋が架けられており、右岸へ渡ると、大橋小屋があります。 植林帯を進んで行くと標識があり、それに従って右折。 ここからは小川新道と呼ばれているルートのようです。 踏み跡が不明瞭な斜面を登り、右折してトラバース道を少し進むと谷に出合います。 谷はそれなりの傾斜で、ロープが設置されている辺りに倒木があったり、花崗岩が露出して滑りやすかったりするので、一定の注意はしておきたいですね。 登り切ると尾根に出合い、ケルンがあります。 しばらくは特に問題はなく、斜度の増している辺りは倒木が目立ち、やや通行しにくくなっています。 傾斜が緩み、少し先からは尾根はブナ林となり、良い雰囲気です。 最後は方向転換を経て、シャクシコバの頭の山頂へ至ります。 ■シャクシコバの頭〜コヤマノ岳〜武奈ヶ岳 シャクシコバの頭から中峠を経て、コヤマノ岳へ。 ブナ林を歩いてイブルキノコバからのルートと合流し、少し先からはやや歩きにくくなるけど、登りだとあまり気にならない程度かな。 西南稜に乗ると、すぐに武奈ヶ岳山頂へ至ります。 ■武奈ヶ岳〜釣瓶岳〜イワクタ峠〜地蔵山〜蛇谷ヶ峰〜朽木学校前バス停 武奈ヶ岳の北稜は道幅が狭くなっている区間があり、路面が濡れていると滑りやすそう。 細川越を経て、その後は逆向きに進む時に比べると、進路は分かりやすいように感じられ、特に問題はなさそう。 林道と交差する辺りが微妙にややこしいかも? 蛇谷ヶ峰からの下りでは、標識が十分にあり、進路の把握をしやすいはず。 階段区間が長く、段差が大きめの所が少なくなく、足下に注意したいですね。 崩壊した木道区間は通行止めとなっており、新たに道が付け替えられています。 釜ノ谷の沢を経ると緩やかな道が続き、登山口へと至ります。 少し未舗装林道を歩くと、『グリーンパーク想い出の森』エリアへ入り、朽木学校前バス停までは長い舗装路歩きとなります。 『くつき温泉てんくう』があるので、そちらへ立ち寄り、シャトルバスで朽木学校前バス停まで向かうのも可能なようです。 |
写真
感想
早くも梅雨入りとなり、順調に山に出かけられなくなる可能性が高まりそう。
ただでさえ、早めに季節が進行しているとの印象で、花の見頃の時期が読みにくいのに、これではお手上げ状態に近い?
今年はまだ武奈ヶ岳に行っておらず、今回はそちらへ。
昨年の10月末に歩いたルートが良かったので、そのまま採用。
前回の山行で開花し始めていたシロヤシオを見て、ベニドウダンやサラサドウダンの開花の具合を探りつつ、咲き始めているのも見られればという感じ。
志賀駅からスタートし、舗装路を黙々と歩いて行きます。
荒川の集落に差し掛かると、地元の方が「気を付けて」と声をかけて下さり、お礼を述べる。
エゴノキやウツギなど、林道歩きの退屈さを紛らわせてくれる花の存在がありがたい。
橋を渡ると、その先では道の端に水流が形成されていて、山中では大雨の影響がどれぐらい残っているのか心配になる。
写真6の登山口し、少し進んだ辺りからイワカガミをたくさん見かけるようになるけど、当然ながら花期はもう終わり。
いつもよりも水量の多い水場を過ぎると、しばらくは植林帯が続く。
再び雑木となると、ブナなどの新緑が良い感じです。
シロヤシオはすでに花弁をたくさん落としているけど、それでも花はそれなりに残っており、ピークの時は見応えがあったはず。
ゆったりと歩いて行き、荒川峠に到着です。
ここからは縦走路を辿り、南比良峠方面へ。
2週間前の山行でシロヤシオのつぼみを確認していて、どれぐらい咲いているか気になっていたのだけど、こちらもピークは過ぎていて、花弁が地面を白く染めている。
でも、まだ見頃のも少なくなく、花付きは良好で、今年は当たり年との印象。
曇り空のため、あまり良い写真を撮影できず、残念。
ベニドウダンはしっかりと赤みを帯びつつあり、次の週末には見頃になっていそう?
南比良峠まで行き、少し引き返して、分岐から谷ルートへ。
しばし下って行くと、これまでよりも早めに水流が現れる。
その後の水量はやはり多めで、いつもよりも渡渉しにくいけど、きちんと対応して無事に大橋に到着。
奥の深谷の沢も水量が多く、丸太橋をかなり緊張しつつ渡る。
すぐ先の分岐にて右折し、小川新道へ。
小さな谷に出合い、それなりに急斜面の登りとなり、この日は部分的に水流があったのだけど、特に問題はなく、その後の進みにくい辺りもいつも通りに対処するのみ。
尾根に乗り、しばらく進むと、少し難易度が上がる区間となるけど、もう何回目かでもあり、ほぼ問題なし。
ブナ林は新緑の季節を迎えているけれど、曇り空なのが恨めしい。
わずかな晴れ間があり、さっと華やかさを増す木々が何とも美しい。
昨年の秋よりも時間がかかってしまったけれど、シャクシコバの頭山頂に到着です。
少し遅れて中峠方面から単独行の人が登って来られ、少しだけお話し。
中峠を経て、ワサビ平には下らず、そのまま尾根伝いで。
コヤマノ岳の標識の辺りでは、いつになく人が多めとなっていて、梅雨の合間の貴重な晴れの日を有効に使うべく、たくさんの人が訪れているのかも?
コヤマノ岳の山頂を経る辺りからだったか、青空が持続するようになり、この後は気分良く歩く事ができそう。
それなりの人の流れを見るようになり、ルートを辿って武奈ヶ岳の西南稜に合流。
展望を楽しみつつ歩を進め、武奈ヶ岳山頂に到着です。
まずまずの賑わいで落ち着かないけど、今回もここで昼食にします。
蛇谷ヶ峰方面へ向かうべく、武奈ヶ岳の北稜へ。
釣瓶岳から延びるナガオの稜線が色鮮やかに浮かび上がっていて、じっくりと見ていたいと思うのだけど、先は長く、ゆっくりはできない。
その後、サラサドウダンの木をいくつか見かけ、例年よりも開花が進んでいるとの印象を受ける。
レンゲツツジが群生している所があり、思わぬ拾い物という感じ。
新緑の中を気分良く歩き、釣瓶岳山頂に到着です。
ここからイワクタ峠の辺りまでが奥比良の稜線歩きの最も素晴らしい区間と言っても良さそうかなと思われ、期待感と共に歩を進めます。
開放感のある風景が広がっており、本当に気分が良い。
素晴らしい風景を堪能し、イワクタ峠に到着です。
ここから眺める蛇谷ヶ峰もとても良い感じ。
良好な雰囲気のルートがもう少し続き、笹峠に到着。
ここからは植林帯の割合が増し、地味な区間が長めとなる。
地蔵山山頂に着く頃には、少し疲労し始めているかなと感じるけど、まだ大丈夫。
滝谷ノ頭を過ぎ、緩やかな三ノ谷と並走して進むようになると、雑木の新緑がまぶじく、足元には所々にイワカガミの立派な群落が形成されていて、疲れを忘れさせてくれるかのよう。
急斜面の登りで大人数の若い団体さんとすれ違い、程なくして蛇谷ヶ峰山頂に到着です。
ここからの展望は抜群で、写真の撮影後、しばし見入ります。
15時50分のバスに間に合いそうなので、後ろ髪を引き抜かれるような思いを押さえつけ、下山の途に就きます。
ずっと順調に歩いて来たのだけど、左膝に違和感が生じ、すぐに痛みへ変移。
階段の段差が大きめなので、下りにくい。
幸い、痛みは程々のままで推移してくれて、何とか釜ノ谷に到着。
この後は緩やかな道を辿るだけとなり、10分ほどで登山口に到着し、下山完了。
長い舗装路歩きを経て、朽木学校前バス停に到着し、今回も無事にゴールです。
昨年の10月末に歩いたルートを辿り、今年初の武奈ヶ岳へ行って来ました。
シロヤシオはピークを過ぎていて、ベニドウダンやサラサドウダンはまだこれからという感じで、期待していたほどには花を見られなかったかな。
でも、至る所で新緑は美しく、素晴らしい展望を満喫させてもらい、良い山行になりました。
左膝に不安が発生してしまったので、今後は具合を確かめた上で、軽めの山行にするなどの対応が必要になりそう。
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