白峰南嶺
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- GPS
- 49:57
- 距離
- 56.2km
- 登り
- 3,674m
- 下り
- 4,079m
コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 10:49
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 10:39
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 9:19
- 山行
- 10:26
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 11:38
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:27
2日目 2802m(5:00)-ボーコン沢ノ頭(5:15)-八本歯ノ頭(6:20-6:40)-八本歯ノコル(6:55-7:05)-山荘分岐(7:40-7:55)-北岳(8:40ー9:00)-山荘分岐(9:35ー9:55)-北岳山荘(10:40-11:15)-中白根山(12:25)-間ノ岳(14:10ー14:30)-農鳥小屋(16:00)
3日目 農鳥小屋(5:05)-西農鳥岳(6:20ー6:30)-農鳥岳(7:20-7:35)-大門沢下降点(8:15-8:30)-広河内岳(9:15)-大籠岳(11:55-12:10)-白河内岳(13:25-13:35)-幕営地(14:30)
4日目 幕営地(5:40)-黒河内岳(6:30-6:40)-笹山(6:55)-テント適地(7:35-7:50)-2535mで迷う(8:25-8:35)-白剥山(10:10-10:25)-奈良田越(11:20-11:50)-新林道入口(15:05-15:20)-伝付峠(16:00)-水場(16:15-16:40)-伝付峠(16:55)-幕営地(17:15)
5日目 幕営地(7:10)-二軒小屋(9:10-9:30)-椹島ロッヂ(12:50)
天候 | 全て晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
嶺朋尾根 目印多数で迷う箇所無し、一カ所ガレの横を通過するが危険は無い 奈良田越え〜伝付峠の林道 ガレの箇所は人一人くらいの幅で道がなんとか残っている 工事中箇所は去年から進展無しで中途半端なままだが通過は可能 |
写真
感想
今年も白峰南嶺に行ってきたが、またしても山伏に行くことは出来なかった。
来年からは入山地を考え直すか、もっと事前に山行を重ねてから行かないと山伏まではいけそうにない。
今回は北岳へのマイナールート嶺朋尾根から初めて入山した。
甲府からの始発バスで広河原へ向かう。広河原山荘からは次々と登山者が大樺沢への登山道へ向かっていた。嶺朋尾根へは大樺沢への登山道を行かず、遊歩道を進み、吊り橋を渡りしばらく行ったところに、標識は無いが遊歩道から見える所に急な尾根に道がついていて赤布がついた箇所が見えるここが尾根への取り付きだ。取り付きから急登が続き、重い荷物と寝不足でいっこうに前に進まない。ガレの縁あたりで下から声がしたような気がしたのでしばらく休憩していたが、いつまでたっても登ってくる人はいなかった。ボーコン沢ノ頭まで5時間位だろうと予定していたが、全然着くことが出来ずボーコン沢ノ頭の手前で時間れとしてテントを張ってしまった。お盆休みの土曜日だったが、嶺朋尾根は誰ひとり歩いている人はいなかった。
前日に北岳に登り、北岳山荘に泊まって2日目は笹山までの予定だったので、北岳をあきらめて、直接北岳山荘まで行けばなんとか笹山の手前の幕営地まではいけるかなとも思ったが、せっかく嶺朋尾根を登ってきたので北岳によってゆっくりして、農鳥小屋に泊まることにした。八本歯ノ頭からの下りは、池山吊り尾根から登ったときに通ったはずだが、下りはじめはどこを下るのかと思うほど怖かった。
去年はすぐに山荘へ向かってしまったトラバース道への分岐で荷物を置き、空身で北岳へ向かう。数年前の山渓に北岳の雷鳥はいなくなってしまった報告が有ったが、山頂の直下で雷鳥を見ることが出来て安心した。12回目?の北岳山頂には空身だったので楽に登ることが出来た。北岳山荘で水の補給とトイレを済ませて一息ついてから間ノ岳へ向かう。間ノ岳への登山道では、山荘からのピストンの登山者と沢山すれ違う、熊ノ平方面、農鳥小屋方面への登山者はごくわずかのようだった。もう少し早く農鳥小屋について休養するつもりだったが、すこしゆっくりしすぎてしまったが、おやじさんにはしかられることは無かった。明日の行き先をいったら、藪山の経験は有るのかと心配してくれた。笹山には3回行ったことが有ると言っても天候のいいときしか行っていないと天候が悪くなると全然違うので気をつけるようにアドバイスしてくれた。本当に登山者の心配をしてくれるいいおやじさんだと私は思いました。
もう少し早く立つ予定だったが、朝食に時間がかかり出発が遅れた。西農鳥岳への登りで途中2人に抜かれて、しばらくするとさらに数人が登ってくるので休憩を入れて抜いてもらう。西農鳥岳の山頂標柱は去年までは無かったが、今年は新しく立っていた。大門沢下降点より先から笹山手前までの間は、昨年までの3回の山行で3人しか会わなかったが、今年はお盆休みと重なり3人の方とすれ違った。大籠岳の手前で広河内岳を振り返ると、山頂で人が動く姿が見かけられたが空身でピストンをしているようでこちらにくることは無かった。今日は抜いていってもらった人を含めて全員大門沢下降点から奈良田へ降りて行ったようだ。なぜか北岳方面から伝付峠へ向かう人には今まで誰も会ったことが無い。白河内岳から下り、樹林帯を抜けた場所にある幕営適地に到着した時にはまだ2時半で、笹山までまだ行ける時間だったが、翌日伝付峠までならばいつものようにこの場所でテントを張れば問題ないので結局今年もここでテントを張ってゆっくりした。
幕営地から伝付峠の間は過去3回の山行で笹山の山頂で1人しか会ったことが無かったが、今回は笹山までの間に2人すれ違い、白剥山から先で1人すれ違った。
笹山からの下りは、幕営適地のある小ピークに出るまでが藪ぽっく尾根通しには進むことが出来ず、目印に沿って東俣側に巻いて藪を進む。幕営適地から先は樹林帯の中の道となり歩きやすくなる。緑の草の生えた気持ちの良い平坦地(2510m付近)で休憩を入れた後、道をはずして東俣への尾根に乗ってしまい少し迷うが、引き返して元の道に戻る。白剥山までは順調に進むが、昨年もそうだったがここから奈良田越までが長く感じる。奈良田越で靴を脱ぎゆっくりと休憩する。余裕が有れば別当代山によろうと計画していたが、昨年に続き炎天下の林道歩きで日陰が有るたびに休憩を入れながらゆっくり進んだので余裕が無くなり寄り道はせずにまっすぐ伝付峠へ向かった。昨年伝付峠近くの迂回林道が整備され工事が開始されていた一番崩れている箇所は工事が進んですんなり通れるようになっていると思ったが、去年と全く変わっていなく工事は中断してしまっているようだった。新倉への道は、昨年通行止めだった道が、今年道が付け替えられて(詳細は岳人9月号にでていた)昨年あった通行止めのお知らせは撤去されていた。新倉への登山道の途中にある水場は、晴天続きにもよらず豊富に水が出ていて助かった。
今年も事前の山行不足の中の炎天下の山行となり、ヘトヘトとなり、昨年は少し迷いが有ったが今年は迷わず一番楽なエスケープルートである二軒小屋へのルートをとることとする。朝、テントを撤収していると3組くらいの登山者が二軒小屋から上がってきた。さらに二軒小屋の近くになって、伝付峠までのピストンであろう軽装のご夫婦?とすれ違う。二軒小屋の自動販売機で炭酸ジュースを購入してゆっくり飲み終わるまで休憩をしてから椹島に向けて歩き出す。去年は椹島までの林道歩きの途中でロッジの車の運転手に声を掛けてもらったが、まだ歩いていない区間だったのでテント泊と言ってせっかくのお誘いを断ってしまったが、今年は声を掛けられれば迷わずロッジ泊ですと答えようと思っていたが、ロッジの車が通ることはなく、昨年に続いて椹島まで歩いてしまった。今年も時間が有ったので、白旗史郎の写真館を見学して研修室で誰もいなかったので、林業華やかなりしころの1時間弱のDVDを鑑賞させてもらった。川(かわ)狩(が)りでの木材運搬の大迫力の映像が有り興味深かった。
最終日は朝8時の東海ファレストの送迎バスで椹島から畑薙の臨時駐車場までいき、白樺荘まで少し歩く。到着したときは日帰り入浴開始時間の10時前だったが、この日は早めに入浴可能となっていて、白樺荘の方が声を掛けてくれたので、すぐに入浴することが出来た。
白樺荘からの井川自主運行バスは、お盆区間だったの休日ダイヤとなっていて
白樺荘(12:34) - 井川駅(13:31)
白樺荘(14:38) - 井川駅(15:39) - 上落合(16:48-16:55) - 静岡駅(18:10)
の2本があったが、大井川鐵道の井川線は時間がかかるので、バスで静岡まで出ても良かったが、井川駅から閑蔵駅まで井川線で向かいそこから千頭までバスで向かえば時短出来るはずで、閑蔵駅から千頭駅までは見所も多いが、もう何回も井川線は乗っていて景色は十分楽しんでいたので、今回は時短のため閑蔵駅からバスを利用することとして、12:34のバスに乗ることとした。
井川駅からの井川線は2年前と違ってバスの接続が良くなっていて15分の待ち時間で出発となる。閑蔵駅からのバスも井川線に接続していて、運賃も井川線の切符で乗れるので便利だ。バスの運転手が途中途中で景色の良いところでバスを停止して案内をしてくれ、井川線からの眺めとは違った眺めを見ることが出来て良かった。千頭の駅に着くとすぐにSL急行が接続されていて、今回もSLに乗ってしまった。前は金谷まで行ってくれていたSLだが、今は新金谷までしか行かないので、普通電車がくるまでここで待ち時間が少し出てしまうが、遅いバスで静岡に出るよりも早い時間で島田に到着することが出来た。島田でもう1泊して、翌日静岡で温泉に入って映画を見てからゆっくり東海道線で帰宅した。
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