ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3369486
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

オプタテシケ山〜美瑛岳〜十勝岳 十勝連峰北部縦走

2021年07月21日(水) ~ 2021年07月22日(木)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
16:31
距離
27.5km
登り
2,382m
下り
2,361m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:48
休憩
1:18
合計
10:06
3:31
31
4:02
4:03
20
4:23
4:28
116
6:24
6:27
59
7:26
7:30
38
8:08
8:24
28
8:52
8:54
33
9:27
47
10:33
11:17
15
12:40
12:41
32
13:13
13:14
23
2日目
山行
5:30
休憩
0:55
合計
6:25
4:36
41
5:17
5:26
9
5:35
5:39
11
5:50
5:52
28
6:20
6:21
5
7:11
7:12
13
7:25
17
7:42
8:04
52
8:56
8:57
33
9:30
9:44
8
9:52
14
10:06
10:07
23
10:30
天候 21日:晴れのち時々ガス
22日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車 飛行機
【往路】旭川−(レンタカー)→望岳台(前日車中泊)
【復路】望岳台−(レンタカー)→旭川15:00−(JR特急)→17:13新千歳空港19:10
    −(AIR)→20:50羽田空港
コース状況/
危険箇所等
【望岳台〜美瑛富士避難小屋】
 ・雲ノ平の先の函沢で雪渓を横断するが、ツボ足で問題なし
 ・函沢〜ポンピ沢間で短い雪渓が夏道を塞いでいる箇所あり
  雪渓の下側を巻いたが、足元不安定だった
 ・ポンピ沢で渡渉あり、難なく渡れた
 ・ポンピ沢の前後は背丈の高い笹が覆いかぶさり、朝露でびっしょりと濡れた
  (雨具着用の方が無難だが、暑いのですぐに乾いた)
 ・ポンピ沢から美瑛岳分岐に出るまでは岩場混じりの急登

【避難小屋〜オプタテシケ山】
 ・石垣山への登りは安定した岩場だが少々長い
 ・ベベツ岳から100m以上を一気に下り、オプタテシケ山へ約300mの登り返し
  は最後の難関(ピストンの場合、帰りもつらい)

【避難小屋〜十勝岳】
 ・美瑛富士分岐〜美瑛岳は約300mの急登、朝早く涼しい時間に登りたい
 ・美瑛岳付近は岩場だが、注意していけば問題なし
 ・美瑛岳十勝岳間のコルから十勝岳への登りは一部で火山礫が深く堆積し、
  登りはかなりしんどい(1歩進んで半歩ずり下がる感じ)

【十勝岳〜雲ノ平分岐】
 ・全体に火山特有のザレ場で、特に下りはすべらないように気を使うため疲れる
その他周辺情報 美瑛富士避難小屋
 収容人数は8〜9名くらいかな(泊まった日は7名だった)
 隣に携帯トイレブースが1つあり(回収ボックスは望岳台建物外の西側にあり)
 水場は避難小屋を10分あまり下った沢沿いの雪渓(結構遠いです)
 テント場は小屋周辺に点在し、合計で10張くらいかな(宿泊日はテント泊者なし) 
 周辺は花畑

吹上温泉白銀荘(下山時日帰り入浴)
 http://kamifurano-hokkaido.com/wp/?page_id=2
 入浴料 700円
 露天風呂、サウナあり(サウナもやってた)
 キャンプ場併設した登山基地
望岳台から1時間ほどで雲ノ平分岐
2
望岳台から1時間ほどで雲ノ平分岐
雲ノ平付近で美瑛岳の脇から日が差し込む
4
雲ノ平付近で美瑛岳の脇から日が差し込む
登り基調だったトラバース路が下り基調になってきた
2
登り基調だったトラバース路が下り基調になってきた
ポンピ沢からの急登区間はとてもきつかった
でも振り返ると、朝日の当たる十勝岳方面に癒やされる
3
ポンピ沢からの急登区間はとてもきつかった
でも振り返ると、朝日の当たる十勝岳方面に癒やされる
美瑛岳分岐
美瑛岳登頂は明日に回し、左のトラバース路を行く
3
美瑛岳分岐
美瑛岳登頂は明日に回し、左のトラバース路を行く
トラバース路から十勝岳を振り返る
4
トラバース路から十勝岳を振り返る
花畑と美瑛岳
チングルマ、エゾツガザクラ、アオノツガザクラ
3
花畑と美瑛岳
チングルマ、エゾツガザクラ、アオノツガザクラ
美瑛富士分岐
美瑛岳まではかなり登りごたえがありそう
2
美瑛富士分岐
美瑛岳まではかなり登りごたえがありそう
美瑛富士方向にも道はあるが・・・
今日はスルー
1
美瑛富士方向にも道はあるが・・・
今日はスルー
避難小屋へのルートから美瑛岳を振り返る
3
避難小屋へのルートから美瑛岳を振り返る
雪渓上から今日のラスボス、オプタテシケ山が見えた
この雪渓は美瑛富士避難小屋の水場の一つになってる
(もう一つの水場は避難小屋を10分ほど下った沢沿いの雪渓)
1
雪渓上から今日のラスボス、オプタテシケ山が見えた
この雪渓は美瑛富士避難小屋の水場の一つになってる
(もう一つの水場は避難小屋を10分ほど下った沢沿いの雪渓)
縦走路と避難小屋方向の分岐
石垣山がまず立ちはだかる
1
縦走路と避難小屋方向の分岐
石垣山がまず立ちはだかる
美瑛富士避難小屋
朝早いので一番乗り、荷物をデポしサブザックでオプタテへアタック
(最終的にこの日は7名宿泊)
3
美瑛富士避難小屋
朝早いので一番乗り、荷物をデポしサブザックでオプタテへアタック
(最終的にこの日は7名宿泊)
小屋の周囲は花畑
4
小屋の周囲は花畑
石垣山を越えると再び花畑
4
石垣山を越えると再び花畑
べべツ岳からオプタテへの道のり
この後、忠別岳で写真を撮って頂いた(富良野岳まで縦走される)方に再会した。三川台の様子を伺ったところ、ハイマツのヤブがひどく地獄のようだったとのこと。
1
べべツ岳からオプタテへの道のり
この後、忠別岳で写真を撮って頂いた(富良野岳まで縦走される)方に再会した。三川台の様子を伺ったところ、ハイマツのヤブがひどく地獄のようだったとのこと。
振り返ると、石垣山・美瑛岳・美瑛富士が揃い踏み
6
振り返ると、石垣山・美瑛岳・美瑛富士が揃い踏み
中央やや左のケルンの位置からコルまで一気に下り、オプタテへ登り返す
1
中央やや左のケルンの位置からコルまで一気に下り、オプタテへ登り返す
オプタテは外界から見るとピークが3つ見えるが、西側のピークを越え、中央ピーク(山頂)へ向かうあたりに来た
3
オプタテは外界から見るとピークが3つ見えるが、西側のピークを越え、中央ピーク(山頂)へ向かうあたりに来た
念願のオプタテシケ山登頂
晴れてはいるが、トムラはガスに隠れており少々残念。
大阪の池田から来られた同年代?の男性、新得に最近移住されたお嬢さんとしばらくお話させて頂いたが、お二人は先に下山された。時間があるのでのんびり過ごしたいが、虫が多くて長居できず、こちらも残念。
4
念願のオプタテシケ山登頂
晴れてはいるが、トムラはガスに隠れており少々残念。
大阪の池田から来られた同年代?の男性、新得に最近移住されたお嬢さんとしばらくお話させて頂いたが、お二人は先に下山された。時間があるのでのんびり過ごしたいが、虫が多くて長居できず、こちらも残念。
【2日目】朝イチできついバイトを終え、美瑛岳に登頂
2
【2日目】朝イチできついバイトを終え、美瑛岳に登頂
美瑛岳山頂は右側岩場の上
3
美瑛岳山頂は右側岩場の上
今朝はトムラが雲上に顔を出してくれた
3
今朝はトムラが雲上に顔を出してくれた
オプタテ、トムラ拡大
この2峰に登れて幸せ \(^o^)/
4
オプタテ、トムラ拡大
この2峰に登れて幸せ \(^o^)/
美瑛岳の裏(いや表かな?)は火山らしい荒々しい地形
ここらで、富良野を0時頃出発したという10人くらいのパーティーとすれ違った。トムラ方面まで行かれるらしい。
3
美瑛岳の裏(いや表かな?)は火山らしい荒々しい地形
ここらで、富良野を0時頃出発したという10人くらいのパーティーとすれ違った。トムラ方面まで行かれるらしい。
岩混じりの稜線をたどり、十勝岳へ向かう
4
岩混じりの稜線をたどり、十勝岳へ向かう
切り立った崖上の美瑛岳を振り返る
2
切り立った崖上の美瑛岳を振り返る
十勝岳への道のり
比較的ゆるやかに見えるが・・・
3
十勝岳への道のり
比較的ゆるやかに見えるが・・・
コルからの登り返し、鋸岳をトラバースする区間は火山礫が深く、勾配もきついので歩きづらい
(富士山の砂走りと同様に、下りはよさそうだが)
1
コルからの登り返し、鋸岳をトラバースする区間は火山礫が深く、勾配もきついので歩きづらい
(富士山の砂走りと同様に、下りはよさそうだが)
鋸岳トラバースを終え、稜線にとりつくと登りにくさはほっと一息
2
鋸岳トラバースを終え、稜線にとりつくと登りにくさはほっと一息
美瑛岳と鋸岳
ゴールの十勝岳山頂まであと少し
2
ゴールの十勝岳山頂まであと少し
十勝岳に登頂!
今日は4連休の始まりなので、登山者が多い
6
十勝岳に登頂!
今日は4連休の始まりなので、登山者が多い
上ホロ、富良野岳方面
機会があればいずれまた
1
上ホロ、富良野岳方面
機会があればいずれまた
美瑛岳方面
名残惜しいが下山する
3
名残惜しいが下山する
標高1821mの平坦地まで下りて振り返る
1
標高1821mの平坦地まで下りて振り返る
昭和火口付近から再び振り返る
2
昭和火口付近から再び振り返る
望岳台へ無事下山
5日間、お疲れさまでした
1
望岳台へ無事下山
5日間、お疲れさまでした

感想

 30年以上前に忠別ダム建設の関連事業に携わっていた頃、旭川から東川へ毎朝通勤する際に眺めていた大雪・十勝連峰の縦走がようやく実現した。

 一番の目的地は最も遠いトムラウシとオプタテシケ山。外界から眺めるとひときわ存在感の大きい2つの峰への登頂を最優先とし、半年前頃から計画を練っていた。当初は、旭岳温泉に前泊、白雲岳・トムラウシ・オプタテシケ山・十勝岳を縦走し、十勝岳温泉に後泊(前後泊+3泊4日)で一気に縦走するつもりだったが、三川台のハイマツのヤブがひどそうなこと、双子池キャンプ地が湿っていてテント泊適地が意外と少なく、北海道弁でいうところの「あずましくなさそうな」ことから、今回の二分割縦走計画に切り替えた。

 結果的には、食料などの荷揚げ量が減り、一度下山できるので精神的にもだいぶ楽になったと思う。

 とはいえ、2日後の今でも、膝から下のむくみで「ゾウの足」状態のままであり、足の小指の爪が長時間の圧迫のため、剥がれ落ちてしまった。

 年甲斐もなく、少し無理な行程を組んだかもしれないが、天候にも恵まれ、無事に縦走を終えられたことを天に感謝したい。また、トムラウシまで同行下さったAさんにも改めてお礼を申し上げたい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:691人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら