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Yamareco

記録ID: 3389496
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

群馬県境稜線 野反湖〜白砂山〜ムジナ平〜稲包山〜三国山〜平標山〜二居

2021年07月22日(木) ~ 2021年07月25日(日)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
25:20
距離
38.9km
登り
2,831m
下り
3,528m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:32
休憩
0:24
合計
1:56
12:11
4
12:15
12:15
10
12:25
12:25
25
12:50
12:50
16
13:06
13:30
37
2日目
山行
5:07
休憩
1:27
合計
6:34
5:05
27
5:32
5:38
4
5:42
5:44
22
6:06
6:06
12
6:18
6:18
33
6:51
7:18
5
7:23
7:24
6
7:30
7:30
8
7:38
7:38
26
8:04
8:04
17
8:21
9:07
21
9:28
9:29
5
9:34
9:36
58
10:34
10:34
37
11:11
11:13
9
11:22
11:22
17
3日目
山行
8:34
休憩
1:40
合計
10:14
4:59
4:59
5
5:26
5:26
30
5:56
5:56
110
7:46
7:46
3
7:49
7:49
36
8:25
8:25
14
8:39
8:40
14
8:54
9:22
37
10:01
10:02
22
10:24
10:25
24
10:49
10:50
20
11:10
11:23
33
11:56
12:01
20
12:21
12:32
51
13:23
13:48
12
14:00
14:00
67
15:07
4日目
山行
5:48
休憩
0:37
合計
6:25
5:10
8
5:18
5:19
33
5:52
5:57
69
7:06
7:37
20
7:57
7:57
94
9:31
9:31
124
11:35
宿場の湯
天候 22日 晴れ午後雨
23日 晴れ午後雨
24日 曇り午後雨
25日 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
昼から出発。果たしてどこまで行けるか。。
本日の目標は白砂山だが、、
2021年07月22日 12:04撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/22 12:04
昼から出発。果たしてどこまで行けるか。。
本日の目標は白砂山だが、、
遠くで雷が鳴り始め、ポツポツ雨が当り始める。
水場の広場に到着、さっさとテントを出す。
本日の歩行時間は2時間弱(笑)
2021年07月22日 14:19撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/22 14:19
遠くで雷が鳴り始め、ポツポツ雨が当り始める。
水場の広場に到着、さっさとテントを出す。
本日の歩行時間は2時間弱(笑)
夕立ちが落ち着いたので水汲みに。
近くて水量豊富。
2021年07月22日 18:05撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/22 18:05
夕立ちが落ち着いたので水汲みに。
近くて水量豊富。
2日めの夜が明けた。天気良さそう。
野反湖が見える。
2021年07月23日 05:05撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/23 5:05
2日めの夜が明けた。天気良さそう。
野反湖が見える。
堂岩山
2021年07月23日 05:32撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/23 5:32
堂岩山
目指せ白砂山
2021年07月23日 05:40撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/23 5:40
目指せ白砂山
2021年07月23日 05:49撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/23 5:49
左手佐武流
2021年07月23日 05:55撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
3
7/23 5:55
左手佐武流
2021年07月23日 05:55撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/23 5:55
2021年07月23日 05:58撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/23 5:58
猟師の頭
2021年07月23日 06:06撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/23 6:06
猟師の頭
きれい。
2021年07月23日 06:28撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
4
7/23 6:28
きれい。
2021年07月23日 06:33撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
3
7/23 6:33
白砂山
前回はここで幕営
セリフが変わっている。
「立ち入ると遭難するおそれがあり、大変危険です。」だった。
2021年07月23日 06:53撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
5
7/23 6:53
白砂山
前回はここで幕営
セリフが変わっている。
「立ち入ると遭難するおそれがあり、大変危険です。」だった。
三国境
ここまで長野県
2021年07月23日 07:23撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/23 7:23
三国境
ここまで長野県
開拓されたルート。
2021年07月23日 07:32撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/23 7:32
開拓されたルート。
2021年07月23日 07:38撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/23 7:38
2021年07月23日 07:39撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/23 7:39
「白砂山は落雷の危険があるので、ここが良い」と警察の方に教えてもらった幕営適地
快適そう。
2021年07月23日 07:41撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
3
7/23 7:41
「白砂山は落雷の危険があるので、ここが良い」と警察の方に教えてもらった幕営適地
快適そう。
2021年07月23日 07:52撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
3
7/23 7:52
上ノ間山
2021年07月23日 08:21撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/23 8:21
上ノ間山
北北東に向きを変えて、正面は上ノ倉山か
右肩に塔が2本見える。どうも筍山の電波塔ようだ。
とおい。。
2021年07月23日 08:31撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/23 8:31
北北東に向きを変えて、正面は上ノ倉山か
右肩に塔が2本見える。どうも筍山の電波塔ようだ。
とおい。。
左手西側は白砂山から佐武流に至る道無き尾根。
(8時間かかった、笑)
佐武流、かっこいい!
2021年07月23日 08:33撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/23 8:33
左手西側は白砂山から佐武流に至る道無き尾根。
(8時間かかった、笑)
佐武流、かっこいい!
笹の保水力は強力。
あっという間にびしょ濡れ、しかも乾く間を与えない(笑)
2021年07月23日 09:54撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/23 9:54
笹の保水力は強力。
あっという間にびしょ濡れ、しかも乾く間を与えない(笑)
忠次郎山
2021年07月23日 10:34撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/23 10:34
忠次郎山
あと一登り
2021年07月23日 10:39撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/23 10:39
あと一登り
盆栽か?
2021年07月23日 11:01撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/23 11:01
盆栽か?
読めない
2021年07月23日 11:01撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/23 11:01
読めない
上の倉山
GWVのGはなに?
2021年07月23日 11:10撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/23 11:10
上の倉山
GWVのGはなに?
渋い
2021年07月23日 11:11撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/23 11:11
渋い
雲行きが怪しくなってきた
2021年07月23日 11:14撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/23 11:14
雲行きが怪しくなってきた
避難小屋が見える
左奥は平標か?
2021年07月23日 11:22撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/23 11:22
避難小屋が見える
左奥は平標か?
12時前、避難小屋到着。
→まず、靴を脱いで休憩。天日干し。
→でも、虫がいるのでテントのインナーを出す。
→すると、快適なので昼寝。
→しかも雨がぱらついてきたので、本日の宿決定(笑)
2021年07月23日 11:37撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/23 11:37
12時前、避難小屋到着。
→まず、靴を脱いで休憩。天日干し。
→でも、虫がいるのでテントのインナーを出す。
→すると、快適なので昼寝。
→しかも雨がぱらついてきたので、本日の宿決定(笑)
3日目の朝。
随分背が高いが小屋の中は一層。
2021年07月24日 04:52撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/24 4:52
3日目の朝。
随分背が高いが小屋の中は一層。
今日も良い天気。
2021年07月24日 04:53撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/24 4:53
今日も良い天気。
夏山に居る(笑)
2021年07月24日 04:54撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/24 4:54
夏山に居る(笑)
当時はどんな装備だったのか。
2021年07月24日 05:00撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 5:00
当時はどんな装備だったのか。
水量十分。(ぶれてしまった)
稜線から僅かな標高差で水が出ている。
びっくり。
2021年07月24日 05:11撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/24 5:11
水量十分。(ぶれてしまった)
稜線から僅かな標高差で水が出ている。
びっくり。
こんな分かりやすい水場の標識。
2021年07月24日 05:21撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/24 5:21
こんな分かりやすい水場の標識。
癒しの森
2021年07月24日 05:29撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/24 5:29
癒しの森
2021年07月24日 05:31撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
3
7/24 5:31
鉄塔群が見える。
今日の目標は電線を4本潜る事。
遠い。
2021年07月24日 05:43撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/24 5:43
鉄塔群が見える。
今日の目標は電線を4本潜る事。
遠い。
2021年07月24日 05:45撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/24 5:45
2021年07月24日 05:46撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
3
7/24 5:46
2021年07月24日 05:51撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/24 5:51
苔の森
2021年07月24日 06:11撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 6:11
苔の森
ぶな出現
2021年07月24日 06:28撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 6:28
ぶな出現
2021年07月24日 06:49撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/24 6:49
2021年07月24日 07:03撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/24 7:03
ここに泊まりたい(笑)
2021年07月24日 07:04撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 7:04
ここに泊まりたい(笑)
2021年07月24日 07:18撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 7:18
三坂峠分岐
突然刈り払いの幅が広くなる。
2021年07月24日 07:45撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 7:45
三坂峠分岐
突然刈り払いの幅が広くなる。
振り返る。
あの稜線から来た。
2021年07月24日 08:04撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
3
7/24 8:04
振り返る。
あの稜線から来た。
苗場スキー場か。
電波塔が随分大きくなった
2021年07月24日 08:38撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 8:38
苗場スキー場か。
電波塔が随分大きくなった
東側進行方向
三国山かな?
2021年07月24日 08:39撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 8:39
東側進行方向
三国山かな?
稲包山
2021年07月24日 08:39撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/24 8:39
稲包山
着いた
2021年07月24日 08:55撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/24 8:55
着いた
まだまだ遠い
2021年07月24日 09:21撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 9:21
まだまだ遠い
稲包山への分岐
戻ってきた
2021年07月24日 09:27撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 9:27
稲包山への分岐
戻ってきた
1本目電線
2021年07月24日 09:56撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 9:56
1本目電線
2本目
2021年07月24日 10:25撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 10:25
2本目
2021年07月24日 10:44撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 10:44
キワノ平ノ頭
2021年07月24日 10:49撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/24 10:49
キワノ平ノ頭
三国スキー場
規制線を越えて新雪滑降したら、上の方からパトロールが笛を鳴らして警戒したので、慌てて滑り下りた記憶がある(いけません)
2021年07月24日 11:26撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 11:26
三国スキー場
規制線を越えて新雪滑降したら、上の方からパトロールが笛を鳴らして警戒したので、慌てて滑り下りた記憶がある(いけません)
巨木
2021年07月24日 11:37撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/24 11:37
巨木
また電線
2021年07月24日 11:44撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 11:44
また電線
熊?
2021年07月24日 11:52撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 11:52
熊?
17号線群馬県側
2021年07月24日 12:05撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 12:05
17号線群馬県側
4本目。かなり年季が入っている。
2021年07月24日 12:19撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 12:19
4本目。かなり年季が入っている。
本日の目標、三国峠まで来れた。
突然賑やかになる。結構順調、体調も良い。
2021年07月24日 12:34撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/24 12:34
本日の目標、三国峠まで来れた。
突然賑やかになる。結構順調、体調も良い。
最終日は猿ヶ京温泉方面を考えていたのだが、もしかしたら平標山の家まで届くかもしれない、と欲が出た。
300mの登り。
2021年07月24日 12:40撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 12:40
最終日は猿ヶ京温泉方面を考えていたのだが、もしかしたら平標山の家まで届くかもしれない、と欲が出た。
300mの登り。
辿った稜線が見える。
2021年07月24日 13:12撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/24 13:12
辿った稜線が見える。
三国山。
広い。
2021年07月24日 13:23撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/24 13:23
三国山。
広い。
北は降っているか。
2021年07月24日 14:00撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/24 14:00
北は降っているか。
三角山。
やっぱり疲れた。(少し後悔、笑)
雨が降ってきたのでテントを出す。
2021年07月24日 15:06撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/24 15:06
三角山。
やっぱり疲れた。(少し後悔、笑)
雨が降ってきたのでテントを出す。
最終日。今日は下山。
夜は雨が降り続いた。
朝もガスの中。
2021年07月25日 05:18撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/25 5:18
最終日。今日は下山。
夜は雨が降り続いた。
朝もガスの中。
2021年07月25日 05:28撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/25 5:28
2021年07月25日 05:36撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/25 5:36
平標山の家で水を頂く。
この水が無ければ縦走は続ける事が出来なかった。
ありがたい。
2021年07月25日 06:04撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/25 6:04
平標山の家で水を頂く。
この水が無ければ縦走は続ける事が出来なかった。
ありがたい。
花畑
2021年07月25日 06:05撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/25 6:05
花畑
振り返って
2021年07月25日 06:26撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/25 6:26
振り返って
快晴
2021年07月25日 06:26撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
3
7/25 6:26
快晴
千ノ倉
2021年07月25日 06:53撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/25 6:53
千ノ倉
静かな平標山
山の家のご主人が空身で写真を撮っていた。
2021年07月25日 07:06撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/25 7:06
静かな平標山
山の家のご主人が空身で写真を撮っていた。
千ノ倉
進みたくなる(笑)
2021年07月25日 07:31撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
2
7/25 7:31
千ノ倉
進みたくなる(笑)
岩原スキー場が見える
2021年07月25日 07:31撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/25 7:31
岩原スキー場が見える
下山します
2021年07月25日 08:14撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/25 8:14
下山します
2021年07月25日 08:16撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/25 8:16
大黒山の稜線が見える。
左は白砂山か
2021年07月25日 09:31撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
7/25 9:31
大黒山の稜線が見える。
左は白砂山か
松手山を右に折れる。
高尾山かというぐらい、じゃんじゃん人が上がってきていたのに、この尾根は誰も居ない。
静かな森
2021年07月25日 09:33撮影 by  ASUS_X00TDB, asus
1
7/25 9:33
松手山を右に折れる。
高尾山かというぐらい、じゃんじゃん人が上がってきていたのに、この尾根は誰も居ない。
静かな森

感想

世の中4連休、今年はさっさと梅雨が明けて夏山到来。緯度の高い、涼しい所に行きたいが既にあずさは満席、中央道もきっと渋滞だろう。行きやすくて人があまり多くなさそうなところ、、、そうだ、野反湖なら行き易い。白砂山から先は歩いていない。折角なので行ってみよう。

1日め
前回行ったのは8年ぐらい前。晩秋の、バス運行最終日で向かった。当時は吾妻線は未だ旧線だった。115系のボックスシートから眺めた景色も過去のものになってしまった。
町営バスを乗り継いで野反湖に到着したら既に昼。歩き始めると警察の方に声を掛けられる。「今日はどちらまで?」と聞かれるので、「目標は白砂山です」、と答えると、「落雷の可能性があり危険なので、その先の猟師尾根の頭の先に適地がありますよ」、と教えてもらう。ただ、体力的時間的に白砂山でも届くか、という思いもあったので、「水場で泊まるかもしれません」と言った。実際、急ぐ旅ではないので、キャンプ場も検討したのだが、連休中は全て予約で埋まっていた。更に、「ムジナ平の先の水場もちゃんと水が出ていますよ」と教えてくれた。どちらもありがたい情報だった。おまけにハンドタオルまで貰ってしまった。
雲行きが怪しかった。バス乗車時に少し雨が当たっていたし、空は今にも降り出しそう。地蔵山を過ぎてとぼとぼ歩いていると微妙に当たってきた。これは水場決定である(笑)。さっさと荷を下ろして潜り込むと本格的に降ってきた。早速昼寝(笑)。
日暮れ前になると雨は上がった。ん、テント内に池が?年季が入って防水シールも剥がれてきたのでそこから漏れたのか?おもむろに外に出て水汲みに。2,3分か、というくらい簡単に沢に出る。便利な水場だ。

2日め
天気が良い。さて、今日はどこまで行けるか。
新潟群馬の稜線なので、笹が多い。きっと朝露に濡れるかも。と思いつつも暑いしどうせ日が昇れば乾くだろう、などと高を括っていた。
が、間違いだった。あっと言う間に全身びしょ濡れ。しかも靴の中は海だった。恐るべし笹の保水力。
とはいえ、やはり山は素晴らしい。広大な庭園の様だった。
楽しく歩けば白砂山。前回来た時は道はここまでだった。東は薄い踏み跡があった。しかし、今回はしっかり刈り払われている。いつかは挑戦しようと思っていたルートはもう無い。少し複雑な気持ちで踏み入れる。
すぐに佐武流への分岐。根曲り竹に阻まれて前に進めなかった事を思い出す(笑)。
さて、ここからは初めての道。左は森、右は笹の原、すばらしい。
暫く下りると幕営適地が。快適そう。雨が降らなければここまで粘りたかった。
上の間山から尾根は北に向かう。左に佐武流の尾根が見える。佐武流、かっこいい。
右の遠くに塔が2本見える。どうも筍山の電波塔のようだ。あそこが苗場か。遠いなぁ。
避難小屋も見えてきた。上の倉山を右に折れて下ると避難小屋に到着した。
未だ昼前、とりあえず休憩する事に。昨日の雨と今日の笹露で濡れていたので、大天日干し大会となった。
小屋内は少し暑いし暗いので外に。すると虫がやってくるのでテントのインナーを広げた。
ラーメン食べてのんびりすると自動的に昼寝となる(笑)
気が付くと一人到着していた。何と平標から来たそうだ!凄い体力。
空が怪しい。未だ15時前なので、進んで水を汲んで適当に行けるかもしれない、とも思ったが、面倒くさくなってしまった。実際雨が降り出した。
というわけで、今日の宿決定(笑)

3日め
気が付くと4時ぐらい。昨日は寝すぎた割には良く寝た(笑)
平標から来た方はさっさと荷を纏めて発って行った。
今日は少なくとも稲包山まで、できれば三国峠までは行きたい。そうすれば明日は法師温泉か猿ヶ京温泉に下りれるだろう。
先ずは水場へ。立派な標識がある。涸れ沢を辿ると着いた。多くはないがちゃんと出ている。ポリタンクを置いて給水。驚く事は付近に高い山がある訳でもなく尾根からも殆ど下りていない。なのに水が出ている!恐るべし上越の山。
昨日とは景色が変わって森の中が多くなる。これが素晴らしい。厳しい分水嶺の季節風を耐えてきているので皆個性的なのだ。次に来る時はここでゆっくりしたいものだ(笑)
遠くに見える目標の山も、てくてく歩けば少しずつ近づいてくる。
突然、三坂峠の標識。あ、出たんだ。これで遭難する確率は大分小さくなった(笑)。
道が広くなる。笹の露に当たらなくて済む(笑)。昨日のずぶ濡れを反省して今日は朝から下は雨具を履いていた。
のだが、既に防水性能は皆無で何の役にも立っていなかった(笑)。ついでにザックもガタガタ。あちらこちら生地が裂けて、今にも分解しそうだった。糸と針で2回補修した雨蓋も怪しい(笑)。テントの雨漏りといい人間の老化に追い打ちをかけるように道具も老化している。。(笑)
広い道を進むと稲包山。本日の第一目標に来れた。大分調子が良い。昨日良く寝たせいか。
電線が沢山見える。地形図で確認すると三国峠までは4本潜るはずだ。また、地味に進む。オートバイの音が聞こえる。17号線が近い事がわかる。電線を1本ずつ潜ってゆく。17号線が直ぐ下に見える。4本目を過ぎて、小屋みたいな建物に出た。これが神社?ハイカーが休憩していた。今日初めて人に会う。目標の三国峠に到着できた。
さて、どうするか?12時過ぎ。地図を広げる。平標山の家まではコースタイム3時間強。少し強引だが届くかもしれない、などと欲が出る。思い切っていってみよう!
300mを登り始める。やっぱり疲れが。。少し後悔する(笑)。
折角なので三国山のピークを踏む。広場になっていて、ここでも大丈夫そう。
北に向かう。大源太山が遠い。スライドした方に「これから何処まで行くの?」と不思議がられる。
空模様も怪しい。北は既に降っていそう。
三角山に到着。と、降ってきた。迷わずテントを出す(笑)。丁度1張分ぐらいのスペースがあって、張っても道を塞ぐ事は無かった。(と言っても誰も通過しなかったが)水は十分ではなかったが、ラーメンは食べれた。

4日め最終日
下山の日。何処に下りるか、=どの温泉に行くかだった。午前中に下りて混雑前に帰京しようと考えた。辛うじて電波が入ったので調べると、二居の宿場の湯しかない、と結論付けた。
今日は早く出発しようと早起きするも時々雨音。ぐだぐだしてると結局いつもの5時ぐらいになってしまった。
歩き始めてから大源太山は巻いている事に気付く。昨日は進行方向を眺めて精神的に圧倒されていた。こんな事なら、少し無理をすれば行けたかもしれない、などと進むと霧の中から山の家が出現した。
ザックを降ろして水を頂く。本当にありがたい。この水が無かったら、三角山から右に下山するしかなかった。
最後の300mをゆっくり上る。だんだん晴れてきて、千ノ倉の稜線が見える。向こうに行きたくなる(笑)。
長靴空身で三脚を手に持った人がビューンって上がっていった。とぼとぼ登って平標山へ。静かな時間を過ごす。さっきの人は千ノ倉を眺めていた。「小屋番さんですか?」と尋ねると、「おじいちゃんの代からね」と。代々の方だった。90を過ぎても日帰りで登ってくるお客さんとか、群馬県境稜線が開通した時、午前1時に小屋を出て野反湖に向かった人の話とか。世の中凄い人が居るものだ、と感心する。
1人、また1人と早い人が上がってきた。「さて、仕事しなきゃ」ってご主人下りて行った。私も歩き始める。
2日前に東に見えた筍山の電波塔は西に見える。その向こうには大黒山から上ノ間山の稜線。小さく白砂山まで。よく歩いたなぁ。
それにしても、ここは高尾山か、というぐらい、続々と上がってくる。流石人気の山。それでも、松手山を右に折れると一転静かな森、誰も居ない(笑)。檜の巨木も素晴らしかった。

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コメント

kihaさん

こんにちは〜
白砂山も平標山も登った事はありますが、まさかこの間の山々が歩けるとは!
思ってもいませんでした

雨が降ったらテントを張ったり、避難小屋で昼寝sleepy
で、そのままお泊り とか
ゆるっとした感じがkihaさんぽくってすごく素敵だと思いました。
2021/7/29 13:07
長い休っていいですよね。
限られた日数の中で、安全に下りて家に帰れば、あとは自由ですからね。
山に浸っていたいんでしょうね。歩いてもいいし、歩かなくてもいいんです。

天候は真夏後半の見本のような、日中快晴午後は雷雨のパターンでした。
警察の方も、「朝歩くのがいいですよ〜」って言ってました。
でも、ムジナ平はやっぱり進んどけば良かったと思いました(笑)
降りそうだったけど結局少しぱらついただけでたいして降らないし、水も贅沢に使えただろうし、更に素晴らしい場所がありました。

もしkaoriさんだったら「昼前なんて、未だ歩きたりな〜いっ!」って言って、さっさと発つのかな(笑)
2021/7/29 15:17
kiha58様
はじめまして!
スゴイ山行記録
ありがとうございます!

私、ぐんま県境稜線トレイルを、少しずつ歩いておりまして、次に、歩く予定の区間の記録がなかなか見つからずで、心配を、していました!

次は、旧三国スキー場〜三坂峠分岐〜白砂山の区間を、ムジナ平避難小屋に泊まり、1泊2日で歩くことを、考えております!
先日、稲包山を経て三坂峠分岐までいくと、その先が笹に覆われており、熊対策も、含めて、色々と心配があります!
もし、参考までに、アドバイス
を、よろしくお願いします!
kyabe
2021/9/5 11:57
kyabe さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

三坂峠〜野反湖区間についてですが、基本的には一般道です。案内は多数あり、刈り払われています。
危険個所は特に無いと思います。
一部、背丈ぐらいの笹薮があったり、踏み跡が薄かったり、歩きにくい所はあります。
電波はほぼ入りません。エスケープルートはありません。避難小屋は板の間で、装備は何もありあせん。人はほぼ通りません。熊の痕跡はあります。

これからの季節と想定すると、可能性の高い危険としては、低体温と道迷いでしょうか。
天候が悪くて体を濡らしてしまうと乾かす事が難しくなります。
道迷いしそうな所は少ないと思いますが、現在位置と進行方向は常に意識するのが良いと思います。
通常1泊2日の行程で、シュラフ、マット、食料、1.5日分ぐらいの水、など、それなりの重量になるかと思います。

荒れていない素晴らしい稜線だと思います。天候を選んで、好天の日に歩けるといいですね。
2021/9/5 21:58
kiha58さんへ
色々と丁寧にアドバイスを
いただきまして、ありがとう
ございます!
笹は、それなりに伸びていても、一応、一般道ということですね!
水場も、それなりに湧いているようで、幌尻岳で、非常に苦戦したので、着替えは、多めに持ち、低体温には、気をつけます!道は、外さないように、ヤマップで確認をしていきたいと思います。よほどのことがないと、人にはあわないですよね。
大変、スペシャリストの方の、
ご助言に感謝します。かみさんを連れての山行ですので、無理のない動きを考えて詣ります。
ありがとうございます!
2021/9/7 2:57
記録には上げていませんがこのルートとても気に入って、再び野反湖から四万温泉を歩きました。
稲包山から南の尾根もなかなか素晴らしい森でした。ただ、赤沢山の東屋から登山口にかけてはヒルの生息地らしく、下山後靴の中からたくさん出てきたのでびっくりしました。気温も下がったのでもう大丈夫とは思いますが。
四万温泉は旧三国スキー場よりは遠くなりますが、路線バスの便も多く便利ですし、何より源泉かけ流しの温泉が素晴らしいです。

秋晴れの青空の元、色付いた稜線を歩けたら楽しそうですね。
2021/9/7 8:34
色々と、貴重な記録やご意見、
ありがとうございます!
9月のムジナ平避難小屋でも、
天候にもよりますが、
シュラフは、モンベル♯3は、
必要ですかね!
2021/9/12 20:39
色々とアドバイスをいただき、どうにか行って来ることができました!
2021/9/24 21:59
遅ればせながらレコ拝見しました。
いい所ですね。
写真もいい。
連休が取りづらいのでなかなか行けないでしょうが、いつか歩いてみたいです^^
2021/9/25 14:33
kyabeさん、行ってきたのですね。
稜線歩き楽しめたでしょうか。お疲れ様でした。

はなたれさん、こんにちは。
写真いいですか⁉ ありがとうございます(笑)。
人が多いメジャーな山だと、例えばテント場もきちんと指定されている事が多いと思いますが、ここは人も少なく施設も無いので事実上入山者の判断任せな、ありがたい貴重な山域だと思います。
野営で鍛えられたはなたれさんならテント担いで余裕で歩き回れると思いますよ。(笑)
いつもの山パートナーさんもすぐ大人になっちゃうから楽しみですね。
2021/9/27 8:24
kiha58様
本当にkiha58さんの記録が参考になりました!本当に感謝です。フォロー等させてください!今後もよろしくお願いします!きゃべ
2021/9/27 19:11
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