笠ヶ岳 笠新道〜小池新道 真夏のオリオンを見に

2021年08月03日(火) [日帰り]

• GPS: 15:36
• 距離: 31.7km
• 登り: 2,534m
• 下り: 2,516m

コースタイム

日帰り

• 山行: 14:07
• 休憩: 1:11
• 合計: 15:18

23:37 新穂高温泉無料駐車場
23:44 23:48 新穂高温泉バス停
23:48 新穂高登山指導センター
23:53 新穂高温泉駅
23:58 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
0:15 お助け風穴
0:27 中崎橋
0:36 0:40 笠新道登山口
3:57 4:00 杓子平
5:24 笠新道分岐
5:26 5:27 分岐指導標（仮称）
6:01 6:02 抜戸岩
6:32 6:34 笠ヶ岳山荘
6:49 6:54 笠ヶ岳
7:01 7:13 笠ヶ岳山荘
7:31 抜戸岩
8:08 8:09 笠新道分岐
8:18 8:21 抜戸岳
8:24 抜戸岳分岐
9:16 秩父平
10:01 10:03 大ノマ岳
10:27 10:33 大ノマ乗越
10:52 弓折岳(分岐)
10:52 弓折岳（三角点）
10:56 10:57 弓折岳
11:01 11:03 弓折乗越
11:30 11:43 鏡平山荘
11:45 11:46 鏡池
12:16 シシウドヶ原
12:33 イタドリが原
12:44 12:45 チボ岩
12:55 秩父沢出合
13:27 小池新道入口
13:48 13:50 わさび平小屋
14:02 笠新道登山口
14:13 中崎橋
14:30 14:31 お助け風穴
14:48 14:52 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
14:57 新穂高温泉駅
15:02 15:04 新穂高温泉バス停
15:12 新穂高温泉無料駐車場

天候

晴れ時々曇り、午後は曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高登山者用無料駐車場　
23時頃に到着、ほぼ満車状態でしたが上から二段目に駐車できました。
満車なら中尾高原口に駐車して昨年同様クリヤ谷から登るつもりでした。
※クリヤ谷コースは通行止めとの事。下りだけかな？

コース状況／危険箇所等

◼️笠新道
・急登ですが特に危険と感じる箇所はありません。
　倒木で崩れた箇所もありますが慎重に進めば問題ありません。
・通行時間帯により一部登山道上に張り出した笹の葉の水滴で濡れます。
・杓子平上部はガレザレ多く落石、スリップに注意。
◼️笠ヶ岳〜弓折岳
・槍穂高を眺めながら歩くことができる至福の稜線。
・ガレザレ場が多いので下降時は慎重に。特に秩父平への下降時。
・秩父平から大ノマ岳、大ノマ乗越から弓折岳への登り返しの樹林帯は
　枝葉が登山道に張り出しており歩き辛い。
◼️小池新道
・弓折岳から弓折乗越までは刈払いされています。
・弓折乗越から下部は一部ザレていますが、よく整備されていて歩きやすい。

写真

8/3 0:36

笠新道登山口　
ここからのナイトハイクは2年ぶり2回目。水は出ています。

8/3 1:48

オオバギボウシ

8/3 1:49

シモツケソウ　
赤い線香花火

8/3 1:49

クガイソウ　
薄紫色のススキ花火

8/3 2:11

ササユリ　　
たとえ姿は見えなくても香りで存在が分かります。

8/3 2:55

ベニバナイチゴの実

8/3 3:16

クルマユリ　
漆黒に浮かぶ花は…
美しくも妖しい

8/3 3:35

槍穂高のシルエット　
標高2380m付近の岩場から　
槍ヶ岳山荘と穂高岳山荘の明かりも見えます。
そして今回一番見たかったのは…

8/3 3:36

真夏のオリオン　
南岳上部にはベテルギウス、北穂高岳の上部には三つ星とオリオン大星雲、涸沢岳の上部にはリゲル

8/3 3:39

写真では丸ですが月齢24.1の三日月。8日は新月も雨予報。常念山脈側からだとオリオン座全体が見えますが槍穂高のシルエットと一緒に見られるのはこちら側。

8/3 3:45

コバイケイソウ　
白いドラゴン花火

8/3 3:48

ウサギギク　
黄色い回転花火

8/3 3:55

エゾシオガマ　
形状はネズミ花火っぽい

8/3 3:58

杓子平に到着　
初めて笠新道を登った時にはここで息絶え絶えでした。今は慣れてヘーキです(^_^)

8/3 4:00

笠ヶ岳(左側)
山荘の明かりが見えます。稜線右側には弓折岳方面に向かう登山者のライトが見えます。

8/3 4:02

チングルマの果穂

8/3 4:04

槍〜奥穂

8/3 4:05

槍のシルエット

8/3 4:11

チングルマ

8/3 4:15

ハクサンイチゲ

8/3 4:27

ミヤマダイコンソウ

8/3 4:27

笠ヶ岳から南側の稜線

8/3 4:48

杓子平と西穂高〜乗鞍　
杓子平では雄雷鳥の鳴き声が3回聞こえましたが暗くて姿は確認できませんでした。　

8/3 4:52

笠ヶ岳南側の稜線の先には赤く染まった雲

8/3 5:01

ミヤマダイモンジソウ

8/3 5:03

日の出は北鎌尾根あたりからかな？

8/3 5:04

チングルマ
奥にはハクサンイチゲ

8/3 5:07

笠ヶ岳に日の光が

8/3 5:09

日の出は北鎌尾根から

8/3 5:15

朝日に照らされたチングルマの果穂

8/3 5:24

尾根上に出ました。風が強く半袖では少し肌寒いくらいですが暑がりの私にはちょうどよいくらいです。

8/3 5:27

笠新道分岐

8/3 5:27

分岐から笠ヶ岳

8/3 5:27

山頂

8/3 5:43

笠ヶ岳山荘　
今年は営業しています。

8/3 5:45

至福の稜線

8/3 5:57

私の撮影ベスポジは抜戸岩越しの笠ヶ岳

8/3 5:59

抜戸岩にはチシマギキョウ

8/3 5:59

抜戸岩から笠と小笠

8/3 6:05

笠ヶ岳と播隆平

8/3 6:07

緑ノ笠

8/3 6:06

池塘には青空が映っています。

8/3 6:19

ガンバ

8/3 6:21

テント場　
この時間はもうほとんど撤収済み。

8/3 6:22

初めて登ったときにはスグソコ？めっちゃ遠いやんと思いました。

8/3 6:23

アオノツガザクラ

8/3 6:23

あちこちに

8/3 6:25

溢れるエールが

8/3 6:27

今回唯一の雪上歩行　
ちょっと嬉しい

8/3 6:29

笠ヶ岳山荘

8/3 6:32

公式サイトではクリヤ谷の通行は控えるようにとの自粛要請ですが玄関には通行止めの表示が。まぁ自己責任ということで。

8/3 6:35

山荘前から槍穂高と歩いてきた道

8/3 6:35

山頂へ

8/3 6:47

祠に一礼

8/3 6:48

山頂に到着した途端にガスガス強風の登山あるある炸裂(´Д` )

8/3 6:49

到着　
ガスの切れ間を狙って

8/3 6:50

これもまた良し

8/3 6:51

クリヤ谷方面　
上りでは使う気満々ですが下りでは二度と使わないと心に決めています(笑)

8/3 6:53

ガスが抜けるにはまだ時間がかかりそうなので下ります。下った途端にガスが抜けるというあるあるは喰らいたくない(-_-;)

8/3 7:17

サヨナラ　
再び至福の稜線へ

8/3 7:25

槍と小槍

8/3 7:33

黒部五郎岳と薬師岳

8/3 7:34

剱立山

8/3 7:34

抜戸岩と笠ヶ岳　
まだガスが掛かっています。

8/3 7:56

杓子平

8/3 7:56

イワギキョウ

8/3 7:59

ミヤマリンドウ

8/3 8:16

ヤマハハコ　
ネバリノギランの撮影し忘れた( ; ゜Д゜)

8/3 8:18

抜戸岳　
巻道から適当にガレ場を登り到着。みなさんは横着せずに巻き道にある抜戸岳分岐からどうぞ。

8/3 8:18

槍ヶ岳〜南岳　
西鎌尾根と中崎尾根　
今度はバッチリ。登山あるある負のスパイラルに嵌まらなくて良かった(^_^;)

8/3 8:19

槍ヶ岳　
今回の第1候補地。南岳新道〜飛騨沢の日帰り縦走を目論んでいました。

8/3 8:19

乗鞍岳　
今回の第3候補地。行くならほうのき平からご来光バスで。
千町尾根も気になっています。

8/3 8:19

御嶽山　
今回の第4候補地。7月最初の休日に行く予定でしたがf(^_^)

8/3 8:19

笠ヶ岳　
第2候補地でしたが今回はここ！
時々ガスが抜けていましたがまだまだ。

8/3 8:19

これから向かう稜線　
抜戸岳からガレ場を適当に下ったらハイマツ帯をかき分けるハメに。枝こそ折りませんでしたが今回の反省点。

8/3 8:26

ザレ場は多いですが痩せ尾根がないので安心

8/3 8:27

槍穂高を眺めながら

8/3 8:34

抜戸岳〜笠ヶ岳　
ガスは抜けたようです。

8/3 8:51

黒部五郎岳〜双六岳

8/3 8:56

ザレ場が続きます。

8/3 8:59

秩父平へ

8/3 9:04

秩父平

8/3 9:04

秩父尾根

8/3 9:10

コンパクトなカール地形

8/3 9:13

秩父沢最上部

8/3 9:13

この先大ノマ岳への登り返し

8/3 9:22

オトギリソウ

8/3 9:51

大ノマ岳展望台から

8/3 9:52

槍ヶ岳〜大喰岳

8/3 9:52

南岳と南岳小屋　
南岳新道の雪はほぼ無くなりましたね。

8/3 9:53

大ノマ岳の奥には天空滑走路 双六岳

8/3 9:53

双六小屋と野口五郎岳

8/3 10:00

タカネヤハズハハコ

8/3 10:15

ミヤマゼンコとハクサンフウロ

8/3 10:17

石の庭園　
借景は双六岳と樅沢岳

8/3 10:17

大きい岩の下にはキヌガサソウ

8/3 10:18

弓折岳への登り返しが待ち構えています。

8/3 10:20

クロユリ

8/3 10:27

大ノマ乗越から槍穂高　
ここから弓折岳へ最後の登り返し

8/3 10:32

オンタデ

8/3 10:33

トリカブト

8/3 10:53

弓折岳

8/3 10:53

弓折岳から槍穂高

8/3 11:01

弓折乗越

8/3 11:02

鏡池と鏡平山荘

8/3 11:36

今年初のかき氷はブルーハワイのバニラアイス添え

8/3 11:46

鏡池　
波紋で逆さ槍はきれいに映りませんでした。

8/3 11:56

オオレイジンソウ　
今回たくさんの花を撮影しましたがかなり割愛しています。稜線上は風が強くピンぼけになっているものが多いこともありますが(-_-;)

8/3 13:26

小池新道終了、左俣林道へ
この先 膝の痛みで急激にペースダウン

8/3 13:46

わさび平小屋　
今回そうめんはパス　
飲料は3L持参していましたが小池新道で全て飲み切りここでドリンク購入、さらに笠新道入口の水場で500ml補給し到着までに全て飲み切りました。

8/3 15:26

ひがくの湯で汗を流して帰路につきました。
膝が痛くて泣きそう(>_<)

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

感想

よりみち

槍穂高を望む至福の稜線　もう一つのパノラマ銀座へ　

笠ヶ岳〜弓折岳の稜線　私は“裏”パノラマ銀座（裏銀座起点の場合）、
シン・パノラマ銀座（新穂高起点の場合）と個人的に呼んでおります(笑)

7月中旬から職場は超繁忙期に突入。連休はおろか休日もままなりません。
ちなみに先々週は半休2回、先週の休日は雨で山に行けず。
今週の休日は日帰りで槍、笠、乗鞍、御嶽が候補でしたが第一候補の
槍ヶ岳は山頂の渋滞が気になり、気軽に登れる乗鞍、御嶽も人が多そう。
ということで人が少なそうな笠ヶ岳、ついでに弓折岳も。

前回のパノラマ銀座では槍穂高を見ながら歩いたのは3日間のうち数時間。
今回 槍穂高が見えなかったのは数分のみ。前回の鬱憤を晴らす事ができました。
最大の目的であった真夏のオリオン座と一緒に槍穂高のシルエットも
見ることができ大満足の山行でしたが、やはり雷鳥との相性は悪く7戦全敗に
なってしまいました。ただ杓子平で雄雷鳥の鳴き声を聞けたことが救いです。