薬師岳・黒部五郎岳・雲ノ平

2013年08月10日(土) ~ 2013年08月15日(木)

• GPS: 56:09
• 距離: 58.1km
• 登り: 4,649m
• 下り: 4,644m

コースタイム

■8/10（土）
15:30頃折立キャンプ場（前泊）
■8/11（日）
5:25折立ヒュッテ-11:07太郎平小屋（昼食）-12:10薬師峠キャンプ場（テント受付、設営）-13:00薬師峠キャンプ場-15:00薬師岳山荘-16:00薬師岳-17:22薬師岳山荘-18:30薬師峠キャンプ場
■8/12（月）
5:30薬師峠キャンプ場-6:30太郎平小屋-9:00北ノ俣岳-10:07赤木岳-13:35黒部五郎岳頂上、カール分岐-13:40黒部五郎岳頂上-14:30黒部五郎岳カール（雷岩あたり？）-17:40黒部五郎小屋/キャンプ場
■8/13（火）
8:30黒部五郎小屋/キャンプ場-10:15三俣蓮華岳方面（稜線・巻き道）分岐-11:00三俣蓮華岳頂上-12:00三俣蓮華岳キャンプ場（テント設営。昼食）-13:50三俣蓮華小屋-15:30鷲羽岳-17:11三俣蓮華小屋-17:20三俣蓮華岳キャンプ場
■8/14（水）
5:15三俣蓮華岳キャンプ場-5:50黒部源流碑-7:20日本庭園-8:05祖父岳分岐-9:00雲ノ平キャンプ場（テント設営）-9:23雲ノ平山荘（テント泊受付）-10:00雲ノ平キャンプ場（テント設営）-10:20雲ノ平キャンプ場-10:34スイス庭園-11:18祖父岳分岐-11:52祖父岳頂上-13:10祖父岳〜岩苔乗越の途中-14:57雲ノ平山荘-15:30雲ノ平キャンプ場
■8/15（木）
5:20雲ノ平キャンプ場-6:10雲ノ平山荘-6:54アラスカ庭園-9:15薬師沢小屋-10:10薬師沢小屋-11:30左俣出合-13:00太郎平小屋（昼食）-13:50太郎平小屋-15:32三角点（1870.6）-17:09折立ヒュッテ

天候

8/10〜8/12：快晴、8/13〜14：晴れのち曇り、8/15：晴れのちにわか雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

8/10の夕方（15：30頃）折立キャンプ場着。路駐の車がずらっと並んでいてヒヤヒヤしながら向うも、下山の方が去った後の空きスペース（登山道・キャンプ場の近くの駐車場）に停められました。

コース状況／危険箇所等

コース上で危険だと感じた箇所は『雲ノ平〜薬師沢小屋』の苔むした岩の階段です。すべての岩が均等に苔むしているのでかなりツルツルです。
私達は下りで利用したのですが、登りに使ってもツライ道だと感じます。実際に登りの方が滑って登れなくて足掻いている姿を見てゾッとしました。私も気をつけていても足を滑らせて尻もちをついていました。太郎平小屋常駐の警備隊の方に事前に教えてもらって注意していましたが、それでも想像以上に怖い道でした。けが人もよく出るそうです。本当にヘルメットかぶっててもいいぐらいだ！と思いながら慎重に歩きました。
ある意味大キレットよりも怖いかも!?
・・・う〜ん、やっぱり怖さの種類がちょっと違うか＾＾；

写真

8/10 16:54

折立駐車場（有峰林道終点）

8/10 16:54

折立キャンプ場付近

8/10 16:56

折立キャンプ場

8/10 16:44

本日の我が家

8/10 17:41

登山口を下見（徒歩1分）

8/16 8:36

登山口の大木

8/10 17:42

折立ヒュッテ

8/16 8:38

大木に「行ってきます！」

8/11 7:39

1870.6三角点と思われる場所��

8/11 7:51

1870.6三角点と思われる場所��

8/11 8:14

よく整備された道��

8/11 8:22

太郎平小屋をめざす！

8/16 8:38

よく整備された道��

8/11 9:57

五光岩ベンチ付近からの薬師岳方面

8/11 11:07

よく整備された道��

8/11 11:13

太郎平小屋にて昼食！

8/11 11:31

太郎平小屋外観

8/11 11:32

太郎平小屋前の広場

8/11 11:48

薬師峠キャンプ場へ

8/11 12:25

本日の我が家

8/11 13:56

薬師平下付近にまだ残雪あり

8/11 14:04

薬師平��

8/11 14:04

薬師平��

8/11 14:54

薬師岳山荘

8/11 15:03

少し登って山荘方面を振り返る

8/11 15:19

薬師岳ピークかと思っていたら違った…

8/11 15:55

本物のピーク。奥には間違えてたピーク^^;

8/11 15:57

みなさん景色を楽しんでます

8/11 16:49

明日の目的地「黒部五郎岳」・・・遠い

8/11 16:49

左端に水晶岳、右端に黒部五郎岳

8/11 16:50

名残惜しいが下山

8/11 16:52

空と太陽と稜線と有峰湖に感動！

8/11 17:41

やっぱ、黒部五郎遠いなぁ・・・

8/12 5:47

翌日、早起き失敗(-o-;)
朝日を浴びる太郎山

8/12 6:17

薬師沢方面との分岐

8/12 8:24

稜線はお花畑

8/12 8:25

可憐なハクサンイチゲ

8/12 8:49

槍ヶ岳方面がクッキリ^^

8/12 8:49

木道で整備されている登山道

8/12 8:50

神岡新道分岐

8/12 9:01

北ノ俣岳山頂��

8/12 9:02

少しずつ近づく黒部五郎岳

8/12 9:03

北ノ俣岳山頂��

8/12 10:11

赤木岳・・・らしい

8/12 12:53

やっと黒部五郎に取り付く

8/12 13:39

黒部五郎岳山頂から��
手前にカール、奥に槍ヶ岳

8/12 13:56

黒部五郎岳山頂から��
槍ヶ岳・穂高連峰

8/12 13:56

黒部五郎岳山頂から��
笠ヶ岳・乗鞍・御岳

8/12 14:00

黒部五郎岳山頂から��
山頂の様子と奥に薬師岳

8/12 14:00

黒部五郎岳山頂から��
憧れの五郎のカール!!

8/12 14:06

黒部五郎岳山頂から��

8/12 14:06

黒部五郎岳山頂から��
必死にビデオ撮影してます

8/12 14:39

今からカールを下ります

8/12 14:47

ウサギギク

8/12 14:51

カールから山頂を仰ぐ

8/12 14:56

コバイケイソウの花畑を歩く

8/12 14:57

カールの絶景��

8/12 15:10

カールの絶景��

8/12 15:10

カールの絶景��

8/12 16:36

黒部五郎小屋に到着

8/12 16:44

黒部五郎キャンプ場へ

8/12 16:48

なんとか場所を確保^^;

8/12 16:48

すごい人です

8/13 7:57

翌朝のテン場��

8/13 7:57

翌朝のテン場��

8/13 8:00

翌朝のテン場��

8/13 8:01

翌朝のテン場��

8/13 8:01

朝露に濡れるチングルマ

8/13 8:02

キャンプ場からの小屋

8/13 8:12

黒部五郎からの恵みの水

8/13 9:32

三俣蓮華岳へ向う

8/13 9:33

三俣蓮華岳と笠ヶ岳

8/13 9:53

黒部五郎、北ノ俣、薬師岳

8/13 11:02

三俣蓮華岳山頂��

8/16 8:41

三俣蓮華から鷲羽岳

8/13 11:03

三俣蓮華から鷲羽岳・ワリモ岳・水晶岳

8/13 11:07

三俣蓮華岳山頂��

8/13 11:07

三俣蓮華岳山頂��

8/13 13:35

本日のお宿、三俣蓮華岳キャンプ場

8/13 14:25

明日歩く雲ノ平までの道・・・

8/13 15:31

山頂に着いたらガスった

8/13 15:43

粘ってワリモ岳チラ見

8/13 16:43

本日の我が家へ帰ります

8/13 19:07

三俣蓮華岳キャンプ場の夜

8/13 19:30

三俣山荘の明かり

8/14 5:45

黒部源流を目指す

8/14 5:58

黒部源流を渡る��

8/14 5:59

黒部源流を渡る��

8/14 7:02

三俣山荘と槍ヶ岳

8/14 7:45

朝日に輝くチングルマ

8/14 7:46

五郎さん、おはよう！

8/14 8:05

水晶岳、登りたいな

8/14 8:06

本日の目的地雲ノ平キャンプ場
奥には雲ノ平山荘、薬師岳

8/14 9:23

雲ノ平山荘にてテント泊受付

8/14 9:23

独特の外観の雲ノ平山荘

8/14 9:24

山荘〜テン場への木道��

8/14 9:26

山荘〜テン場への木道��

8/14 9:26

山荘〜テン場への木道��

8/14 9:30

山荘〜テン場への木道��

8/14 9:31

コバイケイソウ越しの山荘��

8/16 8:42

コバイケイソウ越しの山荘��

8/14 10:16

本日のお宿完成

8/14 10:27

ダメ元で水晶岳を目指す

8/14 10:27

キャンプ場との分岐

8/14 10:27

まずはスイス庭園を目指す

8/14 10:34

スイス庭園より高天原方面

8/14 10:35

スイス・・・？庭園

8/14 11:18

祖父岳分岐

8/14 11:18

目指す祖父岳

8/14 11:53

祖父岳山頂より黒部五郎岳

8/14 11:55

祖父岳山頂より水晶岳

8/14 11:56

祖父岳山頂よりワリモ岳、鷲羽岳、奥に槍ヶ岳

8/14 13:13

岩苔乗越手前で雷鳥に遭遇（ズームができず、わかりにくい・・・ToT）

8/14 13:13

雷鳥のヒナ（ズームができず、わかりにくい・・・ToT）

8/14 18:20

夕日に染まる雲ノ平

8/14 18:20

夕暮れのコバイケイソウ

8/14 18:26

コバイケイソウが疲れた体を癒します

8/14 18:30

夕暮れの雲ノ平山荘

8/14 18:41

みんな夕焼けを楽しんでます

8/14 19:29

キャンプ場の夜

8/14 19:31

お月様と黒部五郎のシルエット

8/15 5:38

朝もやの雲ノ平

8/16 8:43

岩に張り付くチングルマ

8/16 8:43

ふわふわのチングルマ

8/15 6:54

アラスカ庭園

8/15 9:19

薬師沢に到着

8/15 9:20

薬師沢小屋

8/16 8:43

吊り橋

撮影機器：

NIKON D90 NIKON CORPORATION

装備

個人装備

ヘッドランプ

1

ガイド地図

1

笛

1

筆記具

1

ライター

1

ナイフ

1

保険証

1

飲料

2

ティッシュ

1

三角巾

バンドエイド

1

タオル

2

携帯電話

1

計画書

1

雨具

1

防寒着

1

スパッツ

1

手袋

1

ストック

1

ビニール袋

5

替え衣類

8

入浴道具

1

シュラフ

1

シュラフカバー

1

ザックカバー

1

クマよけ鈴

1

食器

1

水筒

時計

1

日焼け止め

1

非常食

1

共同装備

テント

1

ﾓﾝﾍﾞﾙ（ｽﾃﾗﾘｯｼﾞﾃﾝﾄ2）

テントマット

2

ｻｰﾏﾚｽﾄ（女性用）

ツェルト

ランタン・マントル

コンロ

2

ﾌﾟﾘﾑｽ

ガスカートリッジ

2

ﾌﾟﾘﾑｽ

コンロ台

コッヘル（鍋）

1

MSR

ローソク

ファーストエイドキット

1

医薬品

1

鎮痛剤等

ラジオ

トランシーバ（使用帯）

カメラ

1

ﾆｺﾝD90（一眼ﾚﾌ）

ビデオカメラ

1

ﾊﾟﾅｿﾆｯｸSD9

ポリタンク

2

ﾌﾟﾗﾃｨﾊﾟｽ

天気図用紙

車

1

ｽﾊﾞﾙ ﾌｫﾚｽﾀｰ

感想

kazumin

今回のお盆休みは、入社して初めての長期連休になり、定年退職後でないと行けないだろうと思っていた雲ノ平方面の周遊が叶いました。

正直な感想を申しますと、雲ノ平キャンプ場より薬師峠キャンプ場や黒部五郎キャンプ場、三俣蓮華岳キャンプ場の方が気持ち良かったです。
雲ノ平キャンプ場では蚊の大群に悩まされ、蚊と戦いを繰り広げながらの晩御飯やテント生活は本当に予想外でした。

ま、でもこのコースの素晴らしいところは、景色の美しさは勿論の事、どこのテン場でも水が豊富にあるところですね。

今年は残雪が多かったようで、7月下旬の花がまだ咲いていたみたいです。今年はコバイケイソウの当たり年だったのかな？私はこのエリアは初めてで、例年の様子はわかりませんが、通りすがりの方がそんなようなことを教えてくれました。
私もまさかのチングルマやコバイケイソウの花畑で写真撮影に夢中になり、コースタイムを大幅に遅らせてしまったりしました。山では危険かと思いますのでほどほどを心がけます。

花といえば、黒部五郎岳のカールは本当に綺麗でした。お花畑に小川のせせらぎ、まるで彫刻のような（笑）岩・・・まさに楽園といった風情でした。しかし、カールの下りは足腰にはかなり負担で、ヒザを壊さないよう注意しながらゆっくり歩いていたら、1時間40分のコースタイムを2時間30分くらいかかってしまい、我ながら驚きました・・・。テント場も埋まっていて空きが無く、斜めの通路になんとか張りました。テン場を上から見ると所々空きがある様に見えていたのですが、実は岩がゴツゴツしていてテントが張れない場所が開いているように見えてたのです。
常々もっと広いテントにしたいな、と思うのですが、こういう時には小さいテント（モンベル2人用）で本当によかったと思います。

実は、（私には）危険すぎて写真が一切撮れなかったアラスカ庭園〜薬師沢小屋の苔むす岩の階段で危うく大怪我をしそうになりました。
警備隊の方からの助言ですごく危険だという認識はありましたから、かなり慎重にゆっくり下っていましたが、それでも1、2回滑って尻餅・・・着く前にザックがクッションになってくれて助かっていました。
3回目は苔で足が滑り、前方に倒れそうになったところにゲイターが木の根に引っかかり、足も動かせずに前方に頭から落ちそうになりましたが、ゲイターが破れてくれたおかげで片足を前方に置くことができ、転倒せずにすみました。
流石にこの時は脳裏に「死」という言葉が思い浮かびましたが、右足のゲイターが身代わりになってくれて感謝しました。

本当にあの道はヘルメット着用して歩いても全然おかしくないと思います。
ただ、20代前半の若者がヒョイヒョイと岩を飛ぶように軽々と登ってきたときには羨ましく思ったものです^^;
昔、高校生の時に近所のおばさんに言われた「若いってだけで素晴らしい」という言葉を実感するようになりました（笑）



最後に、主人には私の体力不足で高天原の温泉や水晶岳登頂を断念させてしまったのが申し訳なく思っていますが、山は逃げませんので、また来年の目標にしたいと思います。


折立〜薬師峠キャンプ場〜薬師岳




薬師峠キャンプ場〜黒部五郎キャンプ場




黒部五郎キャンプ場〜三俣蓮華岳キャンプ場




三俣蓮華岳キャンプ場〜雲ノ平キャンプ場




雲ノ平キャンプ場〜太郎平小屋

コメント

つかぽん56

凝ってるね〜
こんばんは。
周回縦走(_´Д｀)ﾉ~~ｵﾂｶﾚｰ
一ちゃんのザックでかい。
後ろから見ると本人写ってないし(・∀・)
セッキービデオ編集、相変わらず凄いね〜
ナレーションと字幕？作り込みが凄いよ。
(((゜Д゜；)))

kazumin

tsuka-pon、コメントありがとう
タイムリーにアップできなかったけど見に来ててくれてありがとう。

この時は間違いなく人生初の大荷物になったよ。
この縦走のために大型のザックを買いました。大きな買い物はボーナス頼みですなぁ・・・

大変だったけど、時間が許せばまた行きたいエリアでした。来年は絶対に心残りの水晶岳を目指すぞ！