赤岳〜横岳〜硫黄岳
- GPS
- 52:11
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,697m
- 下り
- 1,688m
コースタイム
0:00 自宅
バイク移動 R19→R20→県196 走行距離220Km 約6時間 燃費40Km/L
5:50 赤岳山荘 6:18
9:00 赤岳鉱泉
距離5.4Km 累積標高531M 所要時間2:42
9/22
6:30 赤岳鉱泉
7:00 行者小屋 7:25
7:36 阿弥陀岳分岐
8:27 文三郎尾根分岐 8:31
9:07 赤岳 9:26
9:55 赤岳展望荘 10:05
10:10 地蔵の頭
10:58 石尊峰
11:14 三叉峰
11:26 横岳
12:26 硫黄岳山荘
12:56 硫黄岳 13:03
13:27 赤岩の頭
14:30 赤岳鉱泉
距離9.9Km 累積標高1058M 所要時間8:00
9/23 帰宅
8:18 赤岳鉱泉
9:52 赤岳山荘 10:30
距離5.4Km 累積標高531M 所要時間1:34
バイク移動 県196→R152→R153 走行距離215Km 約6時間
16:30 自宅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤岳鉱泉 テント場利用1000円 テン泊者の風呂1000円 |
写真
感想
テン泊して山登りするのが私の目標だが、その時がやってきた。
実は予行練習でお盆に陣馬形山でテン泊はしたのだが、そこは頂上のテン場まで車で行けてしまう所でしたので、今回ザックでテント装備を担ぐのは初めてだ。
山域の選定が色々迷ったが、立山→上高地→八ヶ岳となった
【今回の目標および課題】
1.今あるテントはツーリング用に買ったものだが、それでも大丈夫か
2.山食に無洗米とアルファー米、餅、サラダスパ、餅、きな粉、海草サラダ、サラダスパ、パックのもつ煮、スパム、ラーメンなど、適当に詰め込んだが、どのくらい食べてどれが実用的か
3.飲料は、ビール1.4L、ワイン1L、カチ割り氷で3Kgほど
4.ザック総重量22Kgになったが歩荷は大丈夫か
【1日目】
土曜の0時、バイク125CCにザックをくくりつけていざ出発。
徹夜で走っていけば朝には着くだろう。
美濃戸口の八ヶ岳山荘に着いた。ここからは荒れたダートだ。前を走るプリウスから時々腹をこする音がしてくる。バイクはその点、道幅をフルに使ってジグザクに走れるので、有利だ。
まもなく赤岳山荘に着き駐輪。
さあ、ここから歩荷して歩き始めるが、お、重い。
あまりの牛歩で後ろから来る山ガールにも道を譲る有様。
皆が数グラムでも削ろうとする意味が身にしみてわかった。
早くザックを卸したいので、少しでも標高が低い赤岳鉱泉を目指す事にした。
2時間の道程を3時間近くかかってやっとバテバテで赤岳鉱泉に着く。
調べるとここまで標高差530Mあるんだよね。行者小屋から赤岳への標高差とそれほど変わらない。
原付で徹夜で走ってきたので、今日はもうゆっくりするつもり。
赤岳鉱泉でテン場の受付を済まし、お風呂の時間の確認。12時からだそうだ。
ここ赤岳鉱泉、水は無料ですしトイレは綺麗。洋式トイレの座椅子に暖房が入っていてペーパーも備え付けてある。
風もなく穏やかな日だが、風の影響の少なさそうな林間にマイホームを建てた。
そして、朝食にラーメン。お昼になったので、お風呂に入った。
お風呂は檜風呂ですが温泉ではなく、水を沸かしてます。
風呂出たらまだ14時ですが晩酌w。しかしここは涼しい。ビールをこんなに持ってくるんじゃなかった。その後は、明日の山行の計画を練りながらウトウトと夢の中へ。19時には寝たかな。
【2日目】
5時半に起き、ごそごそと朝食の用意。
サラダスパとオニオンスープと軽く済ませて、いよいよ八ヶ岳最高峰の赤岳に登る準備。前日の反省を踏まえ、ザックはなるべく軽く、クッカーやらバーナーなどはテントに置いていく。
コースは赤岳は外したくないので、左回りで最初に難関コースをとる事にした。
以下2パターンのコースを考えていた。
(源囲哉根を登り赤岳、そして地蔵尾根で下りてくる(予想所要時間4時間半)
∧源囲哉根を登り赤岳〜赤岳〜硫黄岳の縦走コース(予想所要時間6時間)
どちらにするかは、赤岳登頂後の時間と体力で決定することにする。
まずはここから標高にして100M程高い行者小屋まで。
谷道を行き峠を越えて、下ったところに行者小屋。
ここへきてお腹の具合が宜しくないので、行者小屋にてトイレ休憩。
今日のテン泊の候補のひとつの行者小屋の様子を見てみる。
水は無料ですが、お風呂がなさそうですし、トイレも綺麗とは言えないので、あえてここに引越しはないかな。
ここ行者小屋からは、間近に赤岳の迫力が感じられる。
せいぜいここからは500Mの標高差の筈なのだが、私が今まで登ってきた山とは全く違う岩山が垂直に切り立った迫力がドーンと迫ってくる感じなのだ。
本当に私がこれを登れるのかと、不安になっている自分がいる。
だけどこれを登ったらまた1つ山登りの自信がつく事は間違いがないだろうと思うと、わくわくもしてくる。
赤岳を右から登る文三郎尾根、急階段があり一気に標高を稼げる。
疲れるが見晴らしが良いので飽きはしない。天気もいいので危険はないが、雨が降ったりして下が濡れてる時は階段はすべるので注意が必要だろう。
子供を連れたファミリー、小学4年生ぐらいだろうか、泣き言も言わず頑張って登っている。いやいや私とさほどペースがかわらんぞ、おみそれしました。
稜線の文三郎尾根分岐まできた。
ここからの中岳、阿弥陀岳への稜線、素晴らしい眺めにあっちに行きたいという衝動を抑えつつ頭上を目指す。
すぐキレット分岐に到達。ここから先はストックは危険なのでしまって両手も使い登っていく。なんだかここへ来てガツガツと一気に登っていける野生児な自分がいる。楽しくてしょうがない。
そして360度展望の赤岳頂上。
行者小屋が眼下に小さく見える。登る前の赤岳の尊厳さにひれ伏してたものが自信に変わった。
よし、行ける!、硫黄岳まで縦走するぞ!。
赤岳天望荘まで下り、地蔵の尾根、横岳を目指します。
ここで人の騒ぎに気付き、富士山が見えるのに気付く。
何故今まで気付かなかったんだろう、隠れてたのかな。
当初、横岳はどれだろう?って感じでした。
ピークは沢山ある、しかもそのどのピークにも道があるわけではないので、いくつかカットしている。ギザギザと小ピークをいくつか乗り越えた最後に二八二九横岳の標識が立ったピークに到着。
この横岳から見た景色、通ってきた稜線とこれから向かう稜線は全く対照的だ。
赤岳方面の荒々しい稜線と硫黄岳方面のなだらかな丸みを帯びた稜線。
ここから見るとこの横岳さえ下りたら後は歩きやすい稜線で楽勝のように思えた。
しかし硫黄岳までの道のりはきつい傾斜はないが、岩がゴロゴロとしていて滑りやすいのでなんだか歩きにくい。それにここにきて高山病の症状の頭痛が少々きている。
ガスってきて今まで見えていた美しい稜線も見えなくなってきた。
硫黄岳山荘あたりからショートカットして赤岳山荘に下りれるルートがあったら迷わず下りていたろう。休憩も多くなってきて行動食を意識して摂るようにした。
コルにある硫黄岳山荘から硫黄岳までの微妙な登りがしんどい。
硫黄岳の山頂はとっても広い。
残念ながらガスで眺望もあまりないので爆裂火口も下まで見えない。
またここからの横岳−赤岳−阿弥陀岳の稜線の写真を収めれれば最高の1枚になっただろうに。
長居は無用と、もうここからは下りのみだ。
赤岩の頭から樹林帯をジグザグに下って1時間弱、やっと赤岳鉱泉。
今日の山行を振り返って、横岳を下ってからの後半が長かったなぁと感じました。
時間も想定内ではあるが予想時間を2時間ぐらい上回っているし。
今日もテン泊するつもりだが本沢温泉に行きたかったが、赤岳温泉からは硫黄岳を越えなければ行けない。今日下りてきた道のりを考えるともう無理と判定。
そう、缶ビールとワインいう重い荷物がまだ沢山残っている全荷物を担いで登りたくないのだ(汗。
と言う事で、沢山残ってる重い荷物を今日飲み干してから明日の朝に下山しようと決めた。
風呂はいって、早めの晩餐でこの日も日が落ちる前に就寝してたなぁ。
【3日目】
テント撤収し、行き来た道を赤岳山荘まで下る。
下りはザックが軽くなった分随分と楽だった。
バイクで6時間もかかるのだから、帰りもまた1つのイベントだ。
帰りの道中、南アルプスやら中央アルプスやらまだ知らない山が沢山見える。
妄想してしまうのでしたw。
【課題に対する結論】
テント泊の目的はベースキャンプと言うよりも私は縦走でテントを背負って山域を横断するイメージなのだ。そう考えるとテントはもちろんの事、他荷物もウルトラライト方向で揃えて行きたいと思った。
となると、食事も無洗米よりもおいしく頂けたアルファー米中心でドライフーズにする。酒類はワインまでかな、量のかさむビールは現地調達にする。
歩荷15Kgぐらいにして、あとは乗り切れる体力をつけたいものだ。
こんにちは、HizaSinさん。
美濃戸まで、バイクで下道走って6時間。
そこから、22kgのザックを背負って歩くのも大変だった
でしょうね。赤岳鉱泉までだったら、22kgでもOKでしょうが、
縦走となったら、いわれている通り、15kgまでに押さえた
方がいいと思います。
でも、美濃戸口から美濃戸までの荒れた林道をバイクだったら
確かに色々なコース取りができて有利でしょうね。
それにしても、アルコール類が半端じゃない量ですね
コメントありがとうございます。
今回のテン泊はある意味実験みたいなものでして、酒類の持ちすぎは反省点でありました。
しかも下山までに全て飲みきれず、お持ち帰りしてたり。
kameさんはもう何度も八ヶ岳行かれてるようで、レコ拝見させていただきました。
美濃戸口の下から歩かれ、御小屋山〜阿弥陀岳〜中岳〜赤岳を日帰りで歩かれるなんて、さすがの健脚ぶりです。今度はいつになるかわからないのですが、阿弥陀岳登る際の参考ルートとさせて頂きます。
こんにちはー^^
わくわく感 伝わってきました!
テント泊だけでも凄いと思いました
これからの山行も楽しみにしてます。
こんばんはー。
写真(写真21,22)ではなかなか伝わらないですが、行者小屋から見た赤岳は、見上げる位置に岩山が合って迫力満点。
でもデータで見ると、標高差500mそこそこなのでちょうど猿投山ぐらいなんです。時間もそこからだと1時間半ぐらいです。
違いをもう少し詳細にデータにすると、、
猿投山(猿投神社から) 距離4.5Km 標高差470M 最大傾斜28度
赤岳(行者小屋から) 距離1.5Km 標高差530M 最大傾斜70度
なんとなくこのデータを見ると迫力がわかってもらえるでしょうか。おもしろそうでしょw。
因みに、歩荷した駐車場からテン場まで
赤岳山荘〜赤岳鉱泉 距離5.0Km 標高差530M 最大傾斜29度
うーん、こちらが猿投山のデータに近いと言う事は、猿投山で歩荷訓練すればいい訳だ・・なるほど納得・・。
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