槍ヶ岳〜大キレット〜北穂高岳
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- GPS
- 24:21
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 2,563m
- 下り
- 2,541m
コースタイム
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:47
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 2:27
- 合計
- 9:53
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:27
天候 | 9/11土 小雨のち曇り 9/12日 晴れのち曇り 9/13月 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
0400ごろ着で7割ぐらい埋まっていた印象、上段は満車に見えた 駐車場700円/day、バス券往復2300円カード不可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地〜槍ヶ岳〜南岳小屋:危険箇所なし、残雪なし 大キレット:難易度高い 北穂高山荘〜涸沢〜横尾:危険箇所なし、残雪なし |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
ウェットティッシュ
ベビーパウダー保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
-day1-
0400ごろ沢渡駐車場到着。30分寝る。
0440頃にバス券売り場に着いたが、すでに行列が出来ていた。
0500の始発バスに乗り込み、0530ごろ?上高地到着。小雨が降っている雰囲気。
準備を済ませて出発しようとすると少し強くなってきた、ヤマテンもwindyもハズレ。待機するほどでも無いので登山開始。
一年ぶりのテント泊なのでザックの重さが辛い。先は長いので膝に負荷をかけないように緩めのペースで歩いて行った。雨は横尾まで止むことはなかった。
横尾から本格的な登山が始まる。槍沢ロッジあたりでまた雨がぱらついていた。
ババ平を過ぎると雨は止んだが急登が始まった。テン泊装備には堪える急登だ。時折雲の隙間から見える西岳の存在感が印象的であった、槍は雲の中。
天狗原分岐を過ぎたあたりから風が出てきて寒くなってきた。レインウェアを装着しても肌寒いくらいだった。このあたりの急登もしんどい。
ゴールの槍ヶ岳山荘が見えてきてもラストスパートとはいかない、ペースが上がらない、何とか登りきって山荘に到着した。槍は雲の中。
受付してテント場に向かう。ここはサイト指定のテント場であった。指定された場所が縦に狭くてテントを満足に張れなかった、、、
テントを張り終えるとまずビールを飲みに向かった。
この日の槍ヶ岳は、たまに雲が切れるが、どうせ登っても何も見えないと思い明日の朝に賭けることにした。
夜中目覚めた際には晴れており満点の星空を眺めることができた、稜線テン泊の醍醐味だと思う。同時に明日への期待感が高まった。
-day2-
翌朝は山頂ご来光を狙いに4時ごろ起きた、空は快晴。テントを撤収して荷物を山荘前にデポし、山頂に向かった。この頃になると東の空が薄明るくなっていた。
好天の日曜朝だけあって、山頂では多くの人がご来光を待っていた。
山頂から眺める景色は素晴らしいものがあった。穂高・常念・立山・鷲羽など北アルプスの山々がとても美しかった。記憶に残る景色だった。
下りは渋滞、クリアラップ取れれば半分ぐらいの時間で下れたと思う。快晴の日曜朝なので仕方ない。
山荘前で朝食をとり出発した。大キレットに向かう緊張感と高揚感を感じていた。
南岳小屋までは難所もなく、正面に穂高連峰・右に笠ヶ岳をながめながらの気持ち良い稜線歩きだった。ただ風があり寒かった。
南岳小屋で暖かいお茶を沸かした、朝食時につくっておけば良かったと後悔。余計な時間を使ってしまった。
結果的に長めの休憩をとり、いよいよ大キレットに乗り込んでく。
南岳小屋を出ていきなり急坂、というより崖みたい。
他の一般登山道に比べて人工物が少ない印象を受けた、本当にヤバイところしか鎖や足場は無い。しかしそういったところに楽しさも感じた。
長谷川ピークあたりのナイフリッジには、ここまで緊張感のある登山道は初めてだった。剱岳でもここまでの場所は無かったように思える。だがHピークの場所を見落としたのが残念であった。飛騨なきは長谷川ピークに比べるとラクだと思う、カニのヨコバイぐらい。ただし焦らないことを肝に銘じながら進んでいった。
そして最後の北穂の登りを岩を這って登っていった。アドレナリンで疲れとかは感じていなかったように思える。ようやく登りきって小屋に到着した時は、形容し難い達成感を感じた。小屋の休憩場で大キレットを眺めながら飲むペプシは最高に美味しかった。
小屋で休憩してからは涸沢に向かった。前穂〜奥穂〜涸沢岳 の稜線が圧巻であった。涸沢は降り始めから見えるが、なかなか近づかない、ある意味大キレットよりきつい。やっとの思いで下りきって涸沢到着。テントを張って、名物のおでんを味わった。
-day3-
穂高岳のモルゲンロート狙いで5時ごろ起床、しかし涸沢は晴れていたが、東の空は曇っておりモルゲンロートを見ることは出来なかった。
朝食をとり横尾に向けて出発。樹林帯の中を下っていく、標高が下がってきたからなのか暑かった。本谷橋を越えるとフラットな道が続いていく。右手に見える屏風岩の迫力が印象的であった。
梓川にかかる横尾大橋を渡り、横尾到着。なんとなく安堵な気持ちを感じた。
その後徳沢園で名物のソフトクリームを食べた。
明神からは明神橋を渡りカモンジ小屋で休憩し、梓川右岸を歩いて上高地に向かった。右岸は左岸よりも梓川や明神岳の景色もよく気持ち良い歩きが楽しめた。
河童橋が近づくと、梓川の河畔から見える奥穂の景色がすばらしかった。次回上高地に来る際は、奥穂に行ってみたいと感じた。
フィジカルコンディションと天候のタイミングが上手く合わさったタイミングで大キレットに挑戦することができた。こう言うタイミングは突然降ってくるようだ。
3日間通して、槍穂高の素晴らしい景色や大キレットの緊張感ある道など、この2泊3日のテン泊縦走登山はとても楽しめた。テント泊の登山が自分には一番楽しめるスタイルだと強く思った。
登山の楽しさや奥深さを味わい、新たに登りたい山もできて、とても充実した印象に残る3日間となった。また行きたい。
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