御嶽山（黒沢口）〜継子岳

2021年09月19日(日) ~ 2021年09月20日(月)

• GPS: 13:36
• 距離: 17.5km
• 登り: 1,669m
• 下り: 1,681m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:00
• 休憩: 1:11
• 合計: 5:11

10:24 飯森高原駅
10:33 10:33 黒沢口七合目・行場山荘
11:20 11:26 黒沢口八合目・女人堂
12:21 12:34 石室山荘
12:41 12:42 覚明堂休泊所
12:46 12:47 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
13:05 13:39 御嶽頂上避難シェルター
13:52 13:52 黒沢十字路
14:01 14:01 二ノ池山荘
14:17 14:18 賽ノ河原
14:30 14:37 白竜教会避難小屋
14:45 14:45 賽ノ河原
14:58 15:02 二の池ヒュッテ
15:06 15:07 二ノ池山荘
15:19 15:20 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
15:24 15:26 覚明堂休泊所
15:35 石室山荘

2日目

• 山行: 6:45
• 休憩: 1:36
• 合計: 8:21

4:11 石室山荘
4:18 4:23 覚明堂休泊所
4:24 4:25 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
6:24 6:36 御嶽頂上避難シェルター
6:47 6:47 黒沢十字路
6:52 6:53 二ノ池山荘
7:15 7:15 賽ノ河原
7:25 7:28 白竜教会避難小屋
7:29 7:29 三ノ池乗越分岐
7:40 7:40 摩利支天乗越展望台
7:53 8:02 摩利支天山
8:11 8:12 摩利支天乗越展望台
8:15 8:17 摩利支天乗越
8:33 8:33 五の池小屋
9:05 9:20 継子岳
9:46 10:11 飛騨頂上
10:18 10:18 巻道の三ノ池分岐
10:32 10:32 白竜教会避難小屋
10:38 10:38 賽ノ河原
10:54 10:58 二ノ池山荘
11:02 11:03 二ノ池・頂上・黒沢口分岐
11:11 11:11 石室山荘
11:39 11:48 黒沢口八合目・女人堂
12:18 12:26 黒沢口七合目・行場山荘
12:32 飯森高原駅

天候

9月19日（日）　快晴
気温は山頂で15度ぐらい。午後から多少雲が出て来たが概ね眺望は良かった。風は穏やかで過ごしやすい。

9月20日（月）　晴れるも雲多め
気温は早朝で4度ぐらい。防寒着必須。日の出から1時間ぐらいは360度の眺望が拝めた。風は穏やかで過ごしやすい。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【行き】
新大阪駅6:00発の新幹線のぞみ200号に乗り、6:48名古屋駅着。運賃は自由席で5,940円。

名古屋駅7:00発の特急しなの1号に乗り、8:29木曽福島駅着。運賃は自由席で4,170円。

木曽福島駅8:40発のおんたけ交通バス御岳ロープウェイ線に乗り、9:32御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅着。運賃は往復2,500円。運行日、時刻表は要確認。

御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅からはロープウェイが随時運行。10:10御岳ロープウェイ飯盛高原駅着。飯盛高原駅までは約15分。運賃は往復で2,600円。

【帰り】
御岳ロープウェイ飯盛高原駅からロープウェイに乗り、12:50御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅着。

御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅13:15発のおんたけ交通バス御岳ロープウェイ線に乗り、14:08木曽福島駅着。

木曽福島駅14:33発の特急しなの14号に乗り、16:06名古屋駅着。運賃は自由席で4,170円。

名古屋駅16:19発の新幹線ひかり647号に乗り、17:27新大阪駅着。運賃は自由席で5,940円。

コース状況／危険箇所等

特に危険箇所は無いが、全体的にガレ場が多く浮石だらけなので転倒や落石を起こさないよう注意。

また、火口から概ね1kmの範囲は立入禁止の登山道が多いので事前に確認しておくこと。

御嶽山の噴火警戒レベルは1であるが、ヘルメットの装着が呼び掛けられているので必ず持参すること。

写真

9/19 8:34

今日は木曽福島駅にやって参りました。駅の向かいのチケット売り場でバスの往復券を購入します。

9/19 9:36

約1時間で御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅に到着。

9/19 9:55

ロープウェイの往復券を購入したら建物の外へ。お花畑の向こうに御嶽山が見えます。

9/19 9:56

ロープウェイ乗り場。ゴンドラはグループごとの乗車なので単独客は1人で乗ります。

9/19 10:06

約12分で飯盛高原駅へ。景色最高ですね〜

9/19 10:23

飯盛高原駅に到着。この景色を見ながらレストランで食事するだけでも満足出来そう。

9/19 10:12

北には雄大な乗鞍岳。その右奥には槍穂が見えてますよ。

9/19 10:25

東を見ると画面左に八ヶ岳連峰。右には中央アルプス。一番高い所が木曽駒ヶ岳ですね。

9/19 10:27

行場山荘手前まではよく整備された遊歩道歩き。木片チップがふかふかで歩きやすい。

9/19 10:32

程なく行場山荘に到着。名物力餅か。帰りに時間があれば食べたいな。

9/19 10:57

ここからは結構登ります。樹木の背が低くなって来ました。

9/19 11:13

1時間程で女人堂に到着。

9/19 11:16

女人堂の奥には御嶽神社中社があるので参拝しました。

9/19 11:31

少し登って女人堂を上から。乗鞍岳や槍穂がよく見えてますね。

9/19 11:34

金剛童子。女人堂周辺は阿波ヶ嶽と呼ばれ、沢山の霊神碑があります。

9/19 11:34

富士山、立山、白山とはちょっと違った雰囲気。大峰山に近いような気がします。

9/19 11:41

三笠山刀利天。女人堂から森林限界を超えてハイマツ帯に入りました。

9/19 11:47

明治不動。皆さん鐘を鳴らして行くので私も鳴らしました。

9/19 11:52

茂みからガサガサ音がするので見てみるとなんと雷鳥です。さすがの保護色でよく見ないと分からない。

9/19 12:04

ハイマツ帯を過ぎて岩稜帯に入りました。石室山荘と覚明堂が見えます。

9/19 12:22

今宵の宿、石室山荘に到着。受付を済ませて荷物もいくつか預かって頂きました。

9/19 12:24

小屋の中が登山道になってます（巻き道もあります）

9/19 12:42

覚明堂。山小屋ですが現在は廃業して閉鎖されているようです。

9/19 12:42

覚明堂のすぐ隣に覚明行者の霊場があります。

9/19 12:44

覚明行者は黒沢口登山道を開いた行者で、登山道改修中に二ノ池畔で病に倒れここに埋葬されたそうです。

9/19 12:48

二ノ池方面への分岐から剣ヶ峰を望む。

9/19 12:53

福仙菩薩。最後の登りです。

9/19 13:04

いよいよ山頂。小型の重機があります。

9/19 13:05

山頂直下には3基のシェルターがあります。

9/19 13:05

シェルターの隣りには慰霊碑があります。

9/19 13:06

この階段を登れば山頂です。

9/19 13:07

生々しい災害の痕跡が今でも至る所に…

9/19 13:20

山頂に到着。作務所、シェルター、そして御嶽神社奥宮があります。

9/19 13:26

御嶽神社奥宮に参拝しました。

9/19 13:25

こちらが御嶽山の山頂標識。標高3067m。素晴らしい眺望です。

9/19 13:19

山頂標識の奥には槍ヶ岳、奥穂、前穂がクッキリ見えてます。

9/19 13:22

八ヶ岳連峰。ちょっと雲が掛かってますがこちらも絶景ですねー

9/19 13:22

中央アルプスにも雲が掛かっていますが素晴らしい眺め。

9/19 13:32

何か建設中のようです。ここには御嶽頂上山荘と御嶽剣ヶ峰山荘があったので再建しているのでしょうか？

9/19 13:51

日本の最高所の湖沼二ノ池は殆ど火山灰に埋まっています。噴火前は綺麗な池だったそうですが…見てみたかったなあ。

9/19 13:54

覚明上人立往生の地。先ほどの覚明行者が病に倒れた所です。

9/19 14:05

二ノ池山荘を振り返って撮影。

9/19 14:06

賽の河原へ下る分岐。どちらを選んでも大差ないですがここは右を選択。

9/19 14:17

賽の河原。無数の石塔が立ち並び正に賽の河原のイメージそのまんまです。

9/19 14:19

分岐の終点にもかわいい看板が。帰りに寄ってみましょう。

9/19 14:26

白竜教会避難小屋に到着。時間的に今日はここまでにしておきます。

9/19 14:27

ここから三ノ池が見えます。こちらは豊富な水を湛えた美しい池です。

9/19 14:28

振り返ると二ノ池山荘と二ノ池ヒュッテ。

9/19 14:58

二ノ池ヒュッテに到着。せっかく来たのにカフェの時間に間に合わなかった…残念。

9/19 15:01

入り口の看板もかわいい。

9/19 15:05

二ノ池に残った僅かな水面が反射して綺麗。

9/19 15:19

二ノ池山荘を過ぎて覚明堂へ。めっちゃ眺めがいい。

9/19 15:19

さっきは雲に隠れてた木曽駒ヶ岳と宝剣岳の山頂が見えてます。

9/19 15:23

覚明行者の霊場。行者姿の方がおられました。

9/19 15:30

石室山荘が見えて来ました。

9/19 15:43

私の寝床はここ。2階の8畳の部屋に3人で寝ます。例によってシュラフカバー持参です。

9/19 15:43

部屋の窓からは乗鞍岳と槍穂が見えます。部屋で横になっていたら17時過ぎに震度1程度の揺れを感じ噴火かと一瞬焦りました。北アは大変なことになっているようですね…

9/19 17:48

小屋の前から眺める夕焼け。月も綺麗に見えてます。

9/19 17:40

夕食の準備が出来たようです。

9/19 17:54

本日の夕食は盛り沢山。特にこの生姜の効いた汁物が美味しかった。郷土料理なんだろうか？　聞いておけばよかった…

9/19 17:58

お蕎麦も出ました。こちらも美味しかったです。

9/19 19:17

月明かりに照らされた雲海。ちょっと雲が多くて星空撮影は無理か。

9/20 4:02

翌朝は星が見えてました。もっと早起きするんだった…

9/20 4:12

ご来光を拝みに山頂へ出発します。

9/20 4:58

50分程で山頂へ。ガスってて殆ど何も見えません。

9/20 5:20

20分後、ガスが晴れてきました。なんとかご来光が見れるかも。

9/20 5:35

更に15分後、ガスが完全に晴れぬままご来光を迎えました。

9/20 5:36

流れるガスが朝日に染まりながら形を変えていきます。

9/20 5:39

日差しを浴びてか目の前のガスが次第に消滅…

9/20 5:45

ガスが完全に消えてご来光が姿を現しました。なんという美しさよ…

9/20 5:48

右手には雲に覆われた乗鞍岳。その隣りに槍ヶ岳、奥穂、前穂、常念岳、蝶ヶ岳。

9/20 5:57

朝日に照らされた雲海。その向こうには八ヶ岳連峰。

9/20 6:06

南側には王滝口頂上奥宮から王滝奥の院へ続く稜線。その手前は地獄谷の噴火口。

9/20 6:16

山頂の北側には一ノ池。

9/20 6:26

その右手には二ノ池。背後には乗鞍岳と槍穂。

9/20 6:30

鳥居の先に雲海とご来光。

9/20 6:34

雲海の先に中央アルプス。その奥に頭を出しているのは北岳と間ノ岳かな。

9/20 6:34

富士山も見えました。富士山見えると嬉しいですよねー

9/20 6:36

名残惜しいですが下山します。

9/20 6:35

慰霊碑の側面に刻まれた記録。犠牲者58名。未だ5名の方が見つかっていません。

9/20 6:36

3基のシェルター。昨日はお昼ご飯を食べてる人達で賑わっていましたがこの時間は誰もいません。

9/20 6:46

二ノ池の背後に摩利支天山の稜線がくっきり見えています。

9/20 6:53

二ノ池山荘を通過。

9/20 7:44

摩利支天乗越から摩利支天山頂へ。中々楽しそうな道です。

9/20 7:57

摩利支天山頂に到着。残念ながらガスってて眺望は良くありません。

9/20 7:57

お約束の何も見えない山頂写真を撮ったんですが家で見直したらブロッケン現象が写ってるじゃないですか。初ブロッケンなのに全く気付いてませんでした…

9/20 8:13

摩利支天乗越に戻ると眼下には五ノ池と継子岳が見えます。

9/20 8:26

下って行くと三ノ池が見えて来ました。空が映り込んで美しい。

9/20 8:31

五の池小屋に到着。小屋の前が登山道です。

9/20 8:35

小屋の裏手に飛騨頂上神社があるので参拝します。

9/20 8:42

西側の眺望。いい眺めですねー　白山が見えるはずなんですが雲が多くて無理みたい。

9/20 8:44

これから進む道。最高に気持ちいい稜線歩きです。

9/20 8:44

継子岳から継子二峰へ続く稜線。

9/20 8:48

四ノ池。行ってみたいけどちょっと時間が無いなあ。

9/20 8:52

ほんと気持ちいいですね。人も少ないし最高。

9/20 9:00

なんか凄い所に来ました。地図を見ると針の山と書いてあった。文字通りですな。

9/20 9:05

継子岳山頂に到着。山頂はなだらかで広々としています。

9/20 9:08

御嶽山方面はかなり雲が多め。

9/20 9:09

山頂には石像や鐘なんかもありますが結構荒れた感じですね。

9/20 9:12

ここで朝食にします。石室山荘のお弁当はおにぎり。手作りのおにぎりに海苔を湿気から守るフィルムを巻いてありました。

9/20 9:40

下山します。登る時に撮り忘れた岩のトンネル。ここを潜り抜けます。

9/20 9:51

五の池山荘に戻って来ました。オープンテラスがお洒落ですね。

9/20 9:53

五の池小屋内のカフェぱんだ屋。薪ストーブで焼くケーキやピザが人気です。

9/20 9:58

くるみとチョコのケーキとアップルパイ、コーヒーを注文。標高2800mの山小屋でこんな贅沢が出来るとは…　焼き立てでめちゃ美味しい！　至福のひと時です。

9/20 10:18

帰りは摩利支天乗越を通らず三ノ池方面の巻き道を通ります。

9/20 10:44

二ノ池山荘と二ノ池ヒュッテが見えて来ました。曇ってるけど剣ヶ峰も見えてますね。

9/20 11:11

石室山荘に戻って山荘の方にご挨拶。お世話になりました。

9/20 11:40

一気に下山して女人堂に到着。

9/20 11:42

ラムネが名物だそうなので買ってみました。久々に飲んだけど美味しかったー　

9/20 12:18

更に下って行場山荘に到着。

9/20 12:21

名物の力餅を頂きました。個包装のお菓子みたいなのを想像してたらこういうのだった。甘いきな粉餅を渋いお茶で頂くのが最高に美味しい。

9/20 12:33

飯森高原駅に到着。下界は結構晴れてるみたいですね。

9/20 12:34

振り返って御嶽山を眺めるとこの通り雲に覆われています。

9/20 12:35

13:15のバスに乗りたいのでレストランはスルー。残念…

9/20 12:50

鹿ノ瀬駅に到着。こちらにはキッチンカーが出てます。少し時間あったから何か買えばよかった…

9/20 14:34

木曾福島駅から特急しなのに乗って帰ります。お疲れ様でした。

今回はあまり花探ししてないので控えめに。イワギキョウ（岩桔梗）

シラタマノキ（白玉ノ木）またはシロモノ（白物）の実。

イワツメクサ（岩爪草）

トウヤクリンドウ（当薬竜胆）はあちこちで見かけました。

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M3 SONY

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

tomozo113

御嶽山山頂から360度の眺望（58秒）




今回は御嶽山に行って参りました。

日本三大霊山の富士山、白山、立山に登ったので次はやはり御嶽山かなと思い、一番メジャーと思われる黒沢口登山道を選んでみました。

ロープウェイで7合目まで行くのだから楽勝コースかと思ったのですが、これが中々の急登で7合目からでも充分に登り応えのあるコースでした。

山頂に近づくに連れて2014年の噴火の痕跡が至る所に見られ、当時テレビ等で報道された映像の記憶が蘇って来ました。

当時はまさか自分がそこに行くことになるとは夢にも思っていませんでしたが…

幸いにも天候に恵まれたお陰で素晴らしい絶景を眺めることが出来て信仰の歴史を感じつつ山小屋で美味しいものを頂いて、言う事なしの山行でした。