立山スキー
- GPS
- 19:48
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 2,781m
- 下り
- 3,528m
コースタイム
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 3:28
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 6:57
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:07
天候 | 前日晴れ、特に初日と最終日は快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山崎カールのエントリーについて。 山崎カールは社務所の裏、雄山谷と山崎カールの間の尾根に乗ってからドロップするが、この"社務所裏"への回り方がキモ。社務所南側(一の越側)から、雄山谷の最上部をトラバースするように回り込むのが正解。社務所の北側(雄山頂上側)から入ろうとすると雪付きの悪い急斜面をおっかなびっくり下ることになる。自分らの前のパーティーがこの急斜面下りをやっていて怖そうだった。 一の越~雄山間はアイゼンを使った。真砂頂上付近は地面露出+アイスだが、クトーのみで十分だった。 |
その他周辺情報 | 夕食 : 地鶏直売食堂 花 鶏レバーと親子丼が美味かった。 |
写真
装備
備考 | 防寒着はもう少し多くてもよかった。 ネックウォーマーをフェイスガード代わりにする戦法は大成功。日焼け荒れ0で調子がいい。 |
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感想
恒例の立山でシーズンイン。今年は雪が多く、最高のコンディションで遊びつくせた。有休を使って予備日を火曜までとっていたため、日曜以降の最高の天気を堪能できた。雪は期待通りに膝~腰パウ。日射で一部重かったものの、全体的に粉雪の中を飛んだり跳ねたりして楽しめた。
また様々な理由(寒さに萎えた、Fの忘れ物、平日なので予約なしで泊まれそう、komonomonoが泊まってみたかった(これがメイン))のために2泊目は立山高原ホテルとしたが、これがとても良かった。暖かい部屋に豪勢な夕食がついてこの値段は安い。
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初日 :
扇沢は例によって行列。室堂に着くと予想以上に天候が回復していた。ターミナル前にテントがたくさん張ってあったので、適当に居抜きでテントを張る。
初日は足慣らしということで浄土山北東ボウルへ。適度な斜度に軽い雪で幸先が良い。竜王カールという選択肢もあったが、目の前の斜面がおいしそうだったのでそのまま浄土沢まで落とす。後から見返すと、浄土山の山体ギリギリをトラバースする方向にも面白そうな斜面があった。今回は先の見えなさにしり込みしてしまい、おとなしく祓い堂経由で下ったものの、次回覚えていればこっちに回り込んでもよいかも。おかわり滑走は室堂山荘下。ボウル中心は滑りつくされてギタギタだったので少し北の尾根ルートを滑る。斜度も緩めで短いので、思いっきり飛ばして楽しめる。
テントに戻ってくると、「ここは幕営指定地ではないのでテントを移動せよ」とのお達しが。道理で妙に近かったわけだ。どうやら昨晩ここに張っていたのは例外ということだろうか。あらかた、テントの数が多くて溢れたとか、夜中の悪天候を考慮してとか、そういった理由だろう。テントを神輿のように担いで移動。夕日がきれいな夜だった。
ここで、寒さやら食事の米が不足してるやらで、2泊目はホテルでいいんじゃないかという話になる。ホテルのカウンターに聞くと一泊食事つき1.5万ということだったので、翌日はホテル泊決定。この時は色々理由を挙げていたが、今にして思えば結局komonomonoが泊まってみたかっただけなんじゃないか?
二日目 :
ホテルのフロントにデポ品を預けてから山崎カールへ向けて出発。早朝はカール上部が凍り付いているだろうということで、少しゆっくりめに登る。案の定、出だしの10mくらいは凍っていたものの、それ以降はパウダーがたまっている部分を選んで滑れば快適。ただ雪が深すぎるのか若干足に纏わりつく感覚がある。ここまで深いとセンター110mmとかのパウダー用板の方が楽しめるかもしれない。ローソク岩以下は斜面が広くなり快適。大汝寄りの斜面は特に広々としていて楽しかった。あっという間に下山して登りかえし。この日のお代わり滑走は室堂山。一日中日陰の場所なのか、この斜面の雪質が今山行中一番だったかもしれない。
ホテルに戻って温泉につかる。夕食がこれまた豪勢で、すし刺身に始まり海鮮に肉に山菜にと、まるで正月料理か何かのよう。あまりに美味いのでついつい食べ過ぎる。あたたかなベッドで就寝。
三日目 :
最終日は内蔵助カールへ。部屋で朝食のお弁当を食べたのち、室堂山荘下から浄土沢へ滑り込む。ここの雪もよく冷えて軽い。大走りの登りは前日までのトレースを使ってラクをする。上部は強烈な南風で地吹雪の様相だが、真砂山頂に着くころにはだいぶ風速も落ち着いていた。山頂付近の雪庇の弱点からドロップ。日射の影響があるのかやはり若干重い。この時期は富士の折立側から入った方が日陰で良かったのかもしれない。もっともypaypaypakoにとっては結構快適な雪質だったそうなので、気分の問題だったかも。内蔵助カールは広く、カール内からは鹿島槍方面の眺めがとても美しかった。春先はこの先、黒部川まで滑って行けるそうなので、その時期に来ても楽しそうだ。
大走り尾根の滑走は、上部はシュカブラっぽい凹凸があってなかなか難儀。しかし2630m以降は雪質のいい広々としたオープンバーンで気持ちよく滑れる。この斜面は標高差350m程とかなり長く、一息で滑るのはムリ。途中休憩もはさみつつ最後の滑走を楽しんだ。あとはゆっくり室堂ターミナルへ登り返し、アルペンラインを乗り継いで帰着。帰りのダムからみた黒部源流の山々はすべての山頂から雪煙を挙げていて壮観だった。
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