南アルプス縦走(夜叉神〜滑落により寸又川左岸林道まで)


- GPS
- 118:00
- 距離
- 124km
- 登り
- 12,890m
- 下り
- 13,049m
コースタイム
二日目(07.18) 早川尾根→アサヨ峰→栗沢山→北沢峠
三日目(07.19) 北沢峠→仙丈ヶ岳→両俣小屋
四日目(07.20) 両俣小屋→三峰岳→間ノ岳→北岳→間ノ岳→三峰岳→熊の平小屋
五日目(07.21) 熊の平小屋→北俣岳→塩見岳→三伏峠小屋
六日目(07.22) 三伏峠小屋→高山裏小屋→荒川前岳→荒川中岳→荒川小屋
七日目(07.23) 荒川小屋→赤石岳→百聞洞山の家
八日目(07.24) 百聞洞山の家→大沢岳→兎岳→聖岳→聖平→茶臼小屋
九日目(07.25) 茶臼小屋→茶臼岳→仁田岳→イザルヶ岳→光小屋→光岳→光岩→光小屋
十日目(07.26) 光小屋→百俣沢の頭→信濃俣→椹沢山→滑落→樺沢ノ頭→大根沢山→テント
十一日目(07.27) テント→アザミ沢のコル→小根沢山→三方嶺→三方窪→樺沢コル→寸又左岸林道(樺沢)=>本川根診療所=>島田市民病院
過去天気図(気象庁) | 2004年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
2年前から挑戦していてまだ達成出来ていない、夜叉神〜太平洋までの縦走の3回目の挑戦だったが、途中滑落によるけがのため寸又川左岸林道までとなってしまい、そこからは林道工事中の柳○組の方に本川根診療所まで送ってもらいそこから救急車で島田市民病院に向かい5日間入院してから帰宅した。
本川根診療所まで送って頂いた柳○組の方有り難うございました。(翌年、4度目の挑戦中、寸又川左岸林道を歩いているときに偶然お会いできて直接お礼を言えました)
また、入院中に嫁さんと父親に病院まで来てもらいいろいろしてもらい助かりました。有り難うございます。
11日目(7月26日)
光岳(4:30) --- 百俣沢の頭(5:15) --- 信濃俣(8:30) --- さわら沢山(9:00) --- 滑落(9:30-10:30?) --- 樺沢ノ頭(12:00) --- 1913m(13:45) --- ブナ沢のコル(14:30)--- 大根沢山(17:00) --- テント(17:30)
朝起きると雨が降っていて、明るくなるまで待ってから出発しました。百俣沢の頭で雨も降っていたので、このまま林道に降りようかと思い ましたが、信濃俣方面に行ってしまいました。信濃俣の取り付きまで は、道も比較的わかりやすく問題有りませんでした。信濃俣の登りで 途中から道をはずしてしまった様ですが上をめざしていき信濃俣まで いけました。さわら沢山からの下りがよく判らず少し迷いましたがテント適地から着いていたテープの方向を注意しながら行くと道にのりました。ここからしばらく行ったところで、木の根に足を乗せたときにすべって、重たい荷物に引っ張られて、間がガレている岩と岩の間(止まったところから見たらそうなっていました)を回転しながら墜ちてしまいました。止まった時は、リックがまだ肩に引っかかった状態でした。はじめ頭からの出血で右目が見えず焦りましたが、血をふき取って、少し離れたところにあったテントのポールを回収して、墜ちたところの隣のザレている箇所を登り墜ちたところの先の登山道に上がりました。レインウエアを着ていたためこの時点では、多少腕も痛かったのですが、擦り傷程度だと思っていて、頭の出血と手と顔の擦り傷しか気になりませんでした。頭と顔を水筒のみずで荒い、少し落ち着いてから光に戻ろうか先に進もうか迷いましたが、信濃又の下りが判りづらいと思い、又頭の出血も止まりかけていたので道を先に進みました。樺沢ノ頭くらいで休憩したときに腕も水筒の水で洗っておこうとおもい、レインウエアの袖をあげてびっくり、右手の下腕の外側の肉が一部めくれて白い腱が見えていました。さすがに慌ててタオルを巻きましたが、不思議と痛さもなく血も止まっていました。ここで携帯をかけようと思いましたが電波が入りませんでした。この時点で光にもどってもよかったのですが、どうせ霧がでていたので、ヘリで降りても次の日と思い、そのまま先に進むことにしました。ここから、大根沢山の取り付きまでも、判りづらい箇所はなかっと思いますが、ブナ沢のコルがどこだったかはっきり判りませんでした。大根沢山の登りも信濃又同様途中から道をはずしてしまったようですが、上をめざして上っていき登り切ったところで、平坦な道を少し行くと突然テープがいっぱい現れ、テープ沿いに行くと頂上の標識のある箇所までいけました。頂上付近にもテント適地が有りましたが、まだ明るかったので、アザミ沢のコルまで行こうと思い先に進みましたが途中でテントがはれそうな箇所があり、水もまだあったので、今日はここまでとしてテントを張りました。お昼も食べていませんでしたが、夜もご飯を作る気力が無く水分だけとってコンロで暖をとりながら、血の付いたタオルを絞り、熊や蛭が来ないかと心配になりましたが、すぐに寝てしまいました。
12日目(7月27日)
テント(5:30) --- アザミ沢のコル --- 小根沢山 --- 三方嶺 --- 鹿の土俵場 --- 樺沢コル --- 寸又峡左岸林道(14:30)
朝、鹿の鳴き声と足音(人が通ったと思いましたが誰もいませんでした)で4時くらいに目が覚めました。蒟蒻畑を2個ほど食べて水分を補給してテントをたたんで出発しました。この時点でポカリが1リットルくらいと水が0.5リットルくらい残っていたので、今日一日水は持ちそうだったので水場にはよらずに下山できると思いました。アザミ沢のコルの水場下降点ははっきり判りませんでしたが、あまり真剣に確認している余裕が有りませんでした。小根沢山、三方嶺までは道は比較的わかりやすかっと思います。三方嶺からの下りは、笹が膝くらいまで有り道がわかりずらくなっていましたが、テープを確認しながら下降していきました。三方窪へ降りる箇所は途中からテープを見失い少し北よりに降りてしまいましたが、南よりにあった標識を見つけることが出来修正できました。三方窪から鹿の土俵場までは、ほぼ水平の巻き道で問題有りませんでした。鹿の土俵場あたりは、平坦で細い道が何本かあり少し迷いましたが、樺沢ガレの横を通り笹道を、下るようにしていけばコースに戻れました。朝日岳方面への道ははっきりとは判りませんでしたが、樺沢コルと大樺沢の分岐手前に尾根ずたいに上に行けそうな箇所があったのでたぶんそこを行けば、いけるような気がしました。(いけないようならば今回の様に林道に直接降りてしまえばいいと思いました)樺沢コルと大樺沢の分岐の箇所に標識が有りましたが、間違えて樺沢コル側に降りて行ってしまい、樺沢コルまでは少し判りづらかったですが、所々木に薄い赤ペンキがついていました。樺沢コルからは一気の下りで、最後の方は道が無くなりかけていましたが、林道にでられました。今回は、頭と腕のけがの出血も止まり、痛みもほとんど無く、足を痛 めずに自力で降りてこれ、また大樺沢橋に降りているつもりでいましたが、樺沢のコル経由で工事現場の場所に降りたおかげで、残りの林道は歩かずに工事の方に車で送ってもらうことが出来、早く医者に診てもらうことが出来、非常に幸運だったと思います。
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