日本オートルート (立山室堂〜槍ヶ岳〜上高地 山スキー縦走)
- GPS
- 43:30
- 距離
- 74.7km
- 登り
- 5,091m
- 下り
- 5,982m
コースタイム
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 7:08
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 9:56
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 11:14
- 山行
- 12:13
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 14:47
天候 | 1日目 晴れ 2日目 曇り/雨 3日目 快晴 4日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
立山から太郎平小屋まではアップダウンの多い変化に富むコース。太郎平小屋から双六小屋までは山スキーの威力を存分に発揮できる楽しいコース。双六小屋から槍ヶ岳までの西鎌尾根はアルパイン的要素が加わる緊張感のあるコース。そして槍沢の豪快な大滑降で終わる。 難度、標高、スケール、体力、スキー技術、判断力、どれも山岳スキーの日本における最高レベルのツアーコースである。 |
写真
感想
山スキーを始めたのが24歳の時(27年前)でした。それ以来いつかはこのコースを踏破したいと思い続けていました。
毎年行こうとはするが仕事が入ったり天気が悪かったりで行けず、45歳を過ぎたあたりから年齢的に厳しくなり、もう無理なのかと諦めかけてもいました。
ただ、様々な山行を重ねているうちに、まだ自分は大丈夫かも知れない。体力は落ちたが経験値は確実に上がっているはずだ。ここで諦めたら一生後悔するだろう。と強く思うようになりました。「よし行こう!行ってやる!」「俺ならまだできるはずだ!」「待っていろよ槍ヶ岳!」と気持ちを奮い立たせ、実行することを決意しました。
日程や経験値などからこのルートに行ける所属山岳会のメンバーはいなかったのでソロ。当然、ソロとしてのリスクを伴うので、何度もルートや装備を調べ上げ慎重に準備を進めました。
そしていよいよ出発。不安が気持ちの大半を占めていましたが、今持っている自分の技術や経験を最大限に活かして一つ一つ難所をクリアしていきました。不安も徐々に無くなり、何より、20年以上思いを馳せてきた憧れのオートルートに、今挑戦しているんだという高揚感の方が強くなっていきました。槍ヶ岳の肩に向かう最後の雪壁の登りは辛かったですが、もう終わってしまうのかという寂しさも出てきて、ずっと登りが続けば良いなと思うほどでした。
それにしても北アルプスの景色は素晴らしいものでした。移動するたびに変わる白銀の峰々。徐々に近づいてくる槍ヶ岳。後ろを振り向くと、自分のトレースがついた稜線。空と雪と岩のコントラスト。360度どこをどうみても美しく神々しい。
東北にも素晴らしい山々がたくさんあり、その景色をみてはその都度感動をしてはいたが、やはり北アルプスはスケールや迫力が違いました。あの景色を実際に見れたのは一生の宝物です。
獅子岳からこれから歩く槍ヶ岳まで延々と続く稜線を見た時、黒部五郎岳の肩から見た絶景、長い行程を終え槍ヶ岳の山頂に立った時、何故か自然と涙が出てきました。この歳になっても涙を流す自分にちょっと驚きましたが、これもこの素晴らしい景色と、今まで頑張ってきた自分があったからこそだと思いました。行って良かったです。最高の4日間でした。
おめでとうございます!
お陰様でストックの骨折ぐらいで無事に踏破できました。皆さんとの山行の積み重ねが土台にあってからこそです。ありがとうございました。なお、4日間を通して転倒した回数は1回だけでした。
良いものを見させていただきました。ありがとうございます。
上手い言葉が見つかりませんが、コメントせずにはいられませんでした。
日本オートルート踏破おめでとうございます。
ありがとうございます!
やっと行ってこれました。長年の夢をやっと叶える事ができました。本当に嬉しいです。山で涙を流したのはマッターホルンに登った時以来でした。それに等しい感動がありました。
オートルートは今やクラシックルートになってしまいましたが、今でも色褪せない素晴らしいルートでした。
また、チャンスがあれば行きたいと思いました。
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