国師ヶ岳・天狗尾根〜周回ルート(日帰り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 857m
- 下り
- 842m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 8:34
天候 | 06/27(月)→はれ・強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス→中央自動車道勝沼IC〜車で約100分。 ■駐車台数→30台+路肩台(無雪期) ■トイレ→あり。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→あり(用紙・ペン→なし) ■24時間利用→可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■大弛峠駐車場(2,365m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 06月27日(月)の00時53分に到着して駐車台数は5台です。 長野県側は未舗装の悪路で四駆が推奨されているので、今回は山梨県側の舗装路を利用しました。 北奥千丈岳〜天狗尾根(登り)〜国師ヶ岳を周回するルートです。 ■大弛小屋(2,360m) 大弛峠駐車場から約5分で大弛小屋に到着です。 当日は小屋番さんが終日留守だったので利用できませんでした。 テント場も終日、利用者はいませんでした。 ■夢の庭園(2,459m) 大弛小屋から約15分で夢の庭園に到着です。 ガレ場と木製階段を登ると開けた場所になり、ベンチがあり休憩適地です。 好天時の場合は正面に金峰山〜鉄山〜朝日岳の稜線が見えて、五丈岩が一際目立ちます。 夢の庭園は周回できるルートになり、どちらも通行可能(確認済み)です。 ■前国師岳(2,570m) 夢の庭園から約30分で前国師岳に到着です。 好天時には北側に国師ヶ岳と南側に富士山が見えて、360度の大パノラマが見渡せます。 しかし登山としては距離が短くて物足りないので、奥秩父山塊・最高峰の北奥千丈岳までの稜線歩きがお勧めです。 別称→前国師ヶ岳と呼ばれています。 ■三繋平(みつぎだいら・2,459m) 前国師ヶ岳から約5分で三繋平に到着です。 三股の分岐点になり、ベンチがある北奥千丈岳側へ向かいます。 気持ちの良い稜線歩きになります。 ■北奥千丈岳(2,601m) 三繋平から約10分で北奥千丈岳に到着です。 気持ちの良い稜線歩きになり、360度の大パノラマが見渡せます。 大弛峠〜北奥千丈岳は往復2km・2時間もあれば登頂できるので物足りない人は金峰山側への往復も十分に可能です。 ここから先へ進むのはとても危険で大変です。 ■2,511mピーク(2,511m) 北奥千丈岳から約35分で2,511mピークに到着です。 北奥千丈岳からコケの生えた登山者を緩やかに下り、徐々に倒木が増えてきます。 道標もなく、おそらくピークと気付かずに通過する場所です。 2,511mピークを過ぎると1つ目の激しい倒木エリアになり、急激に下り奥千丈岳へ向かいます。 ■奥千丈岳(2,409m) 2,511mピークから約25分で奥千丈岳に到着です。 今回のルートで4つある山頂で唯一、樹林帯の中にあり眺望がありません。 大弛峠〜奥千丈岳は往復5.3km・4時間かかるので、大弛峠〜朝日岳 or 鉄山ルートがお勧めです。 ■白檜平(しらベだいら・2,154m) 奥千丈岳から約60分で白檜平に到着です。 標高を落とさず奥千丈岳〜2,381m地点まで2つ目の激しい倒木エリアになります。 2,361m地点から倒木が急激に減り、シラベ平に向けて緩やかに標高差207mを下ります。 鶏冠山林道(西線)を左側(東側)へ進んで天狗尾根登山口へ向かいます。 白檜平→シラビソ(針葉樹)・シラビ・シラベと様々な表記があります。 ■2,057mピーク(2,057m) 白檜平から約55分で2,057mピークに到着です。 黒金山林道(起点)の分岐点になり道迷いに注意が必要です。 徐々に落石や崩落地が多くなります(写真添付) ■天狗尾根登山口(1,993m) 2,057mピークから約35分で天狗尾根登山口に到着です。 京の沢二号橋(2,018m)から約400m区間が激しい落石エリアになり特に注意が必要です(茶色部分は常に落石している) 天狗尾根登山口の20m手前に西沢渓谷軌道跡の分岐点があり道迷いに注意、天狗尾根登山口を見落として鶏冠山林道(西線)を終点まで進まないように注意が必要です。 天狗尾根登山口〜岩場の取付き(2,342m)まで倒木・岩場・藪漕ぎの標高差223mの急登が続きます。 国師ヶ岳から南東に伸びた岩尾根が天狗尾根です。 ■天狗岩(2,461m) 天狗尾根登山口から約120分で天狗岩に到着です。 天狗岩直下には左側の岩場、正面の10mの岩壁、右側の藪漕ぎの迂回路の3つのルートがあります。 今回は右側(北東側)から藪漕ぎで真裏に回り込み、天狗岩の頂上には大嶽山那賀都神社(おおたけやまながとじんじゃ)が奉納した新しい宝剣があります。 台座は不安定なので乗らない・避雷針になるので注意、写真撮影で滑落しないように注意が必要です。 岩場の取付き〜天狗岩まで岩場と藪漕ぎの標高差119mの急登が続きます。 好天時の場合は、神々の庭と呼ばれた天狗岩から、360度の大パノラマと霊峰富士山が見えます。 ■大嶽山奥之院(2,445m) 天狗岩から約5分で大嶽山奥之院に到着です。 宝剣の台座の裏側の10m下部にある石室の中に、広さ2畳の大嶽山奥之院の祠が鎮座しています。 入口にはロープがあり、石室の上部には古い宝剣があり目印です。 別称→大嶽山那賀都神社奥宮と呼ばれています。 ■分岐点(2,565m) 大嶽山奥之院から約40分で分岐点に到着です。 大嶽山奥之院〜甲武信ヶ岳の分岐点まで岩場と藪漕ぎを標高差120mの急登を登ります。 天狗尾根の下降点にある青看板から、進入禁止の古いトラロープを越えると一般登山道の分岐点に合流します。 天狗尾根はイワカガミの群生地です。 ■国師ヶ岳(2,592m) 分岐点から約10分で国師ヶ岳に到着です。 快適な稜線歩きで国師ヶ岳に到着しますが、大量の虫が発生して長居できませんでした。 好天時には富士山が見えますが、午後になるとガスに覆われるので早い時間の登頂がお勧めです。 ■三繋平(みつぎだいら・2,459m) 国師ヶ岳から約5分で三繋平に到着です。 三繋平は本日2度目の通過になり、道迷いなく大弛峠駐車場へ向かいます。 ■前国師岳(2,570m) 三繋平から約5分で前国師岳に到着です。 前国師岳は本日2度目の通過になり、道迷いなく大弛峠駐車場へ向かいます。 別称→前国師ヶ岳と呼ばれています。 ■夢の庭園(2,459m) 前国師岳から約15分で大夢の庭園に到着です。 夢の庭園は本日2度目の通過になり、道迷いなく大弛峠駐車場へ向かいます。 夢の庭園は登山道から周回できるので、木製階段を登り(背後に金峰山)右側の奥に迂回路があります。 ■大弛小屋(2,360m) 夢の庭園から約10分で大弛小屋に到着です。 当日は小屋番さんが終日留守だったので山バッジの購入、利用はできませんでした。 ■大弛峠駐車場(2,365m) 大弛小屋から約8分で大弛峠駐車場に到着です。 ここで今回の山行は無事に終了です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 国師ヶ岳・天狗尾根ルートは標高差→約608m、距離→11.4km、コースタイム→06時間50分で日帰りが可能です(無雪期・好天時の場合) 山小屋を利用する場合は大弛小屋があります。 北奥千丈岳〜天狗尾根(登り)ルートを日帰りで登頂するには天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力と、高いルートファインディング能力が必要です。 ★登山ポスト 大弛峠駐車場の山梨県側と長野県側の中間点にある金峰山登山口の脇(駐車場の柵)に、金属製のポストが設置されています(登山計画書の用紙と筆記用具はなし) ★水場 地図では大弛小屋に(写真添付)水場が1つあります。 小屋の脇にある水場になり、小屋泊とテント泊以外の登山者は100円の有料です(水量に制限なし) 他にはシラベ平〜天狗尾根登山口の林道沿いに、複数の沢水の補給地点があります。 ★石楠花新道ルートについて 大弛峠〜北奥千丈岳は快適な稜線歩きになり、ここまでは登山者が多いです。 北奥千丈岳から先は荒れた登山道になり、距離があり眺望のない奥千丈岳までピストンする登山者は少ないです。 北奥千丈岳〜シラベ平まで倒木地獄が始まり、登山者が激減して水場がないスマホ圏外のエリアです。 シラベ平から林道に出て倒木地獄から解放されますが、今度は林道の落石地獄に突入します(写真添付) 天狗尾根は急登の岩場と藪漕ぎで狭い登山道になり熊の出没は低く、石楠花新道と水場が多い鶏冠山林道(西線)は熊が出没しやすく注意が必要です。 ★白檜平〜天狗尾根登山口ルートについて 落石と崩落地が多い距離4.14kmの舗装路を歩きます。 法面や落石防止ネットの崩落、ガードレールのない路肩の崩落地を天狗尾根登山口へ進みます。 今回のルートで大弛小屋以外の水場が、林道沿いに複数あるので沢水に抵抗がない人には重宝します(写真添付) 天狗尾根登山口までに黒金山林道と西沢渓谷軌道跡に続く2つの分岐点があるので道迷いに注意が必要です。 また天狗尾根登山口に気付かず鶏冠山林道(西線)の終点まで進まないように注意が必要です。 ★天狗尾根登山口〜天狗岩〜国師ヶ岳ルートについて 天狗尾根登山口〜岩場の取付きまで倒木・岩場・藪漕ぎの標高差349mの急登になります。 岩場の取付き〜甲武信ヶ岳の分岐点まで岩場と藪漕ぎの標高差223mの急登になります。 この区間の岩場はイワカガミの群生地です。 ★国師ヶ岳〜大弛峠駐車場ルートについて ここからは一般登山道に復帰して、快適な稜線歩きになり登山者が多くなります。 ★駐車場について 大弛峠駐車場は駐車台数が30台と小さく、駐車場の確保が最大の課題です(路上駐車が多い・物損事故に注意) 週末・連休以外の平日の午前中に駐車場がすぐに埋まります(登山者以外の観光客や金峰山の登山者が多い) また山梨県(山梨市)と長野県(川上村)から大弛峠に行けますが、長野県側の川上牧丘林道は未舗装の悪路で自動車は四駆が推奨され、頻繁に通行止になるので事前確認が必要です。 車中泊する場合は山梨県側は傾斜があるので、長野県側もしくは長野県と山梨県の中間が平坦地で快適です。 ★山小屋の営業について 国師ヶ岳には山小屋が1つあります(留守の場合あり) 大弛小屋→営業04/29(金)〜11月末 日帰りでも緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★落石・倒木について 登山者がとても少ない天狗尾根・周回ルート(国師ヶ岳からピストンする登山者が多い)は倒木・岩場・落石・崩落地・落枝・道迷い・崩落地がありとても荒れています。 倒木エリアは今までの登山で経験した事がないひどい状況で、今後の台風で更に悪化します(鶏冠山林道の落石も同様) 石楠花新道の倒木エリアは立ち枯れした木が多く、背の低いシラビソが生えてきて森林が生まれ変わる状況です。 立ち枯れした木や巨木を乗り越える時に乗ったり手を掛けるだけで折れる木も多く、立ち枯れした木に引っかかった巨木の下の通過には注意が必要です。 また当日は強風で標高の高い樹林帯の中でも風速10〜15mあり、首の皮1枚で繋がっていた枝が次々と落ちてきて北奥千丈岳〜シラベ平の区間はヘルメットの着用が必要です。 ★天候や服装について 梅雨の時期は交通規制や登山口までのルート・登山ルートに注意が必要です。 同時に大雨注意報・雷注意報・土砂災害警報にも注意が必要です。 当日は気温12℃〜25℃あり、平均気温は13〜19℃です。 通常ならば半袖シャツで問題ありませんが、当日は終日風速10〜15mあり寒さでウインドシェル(薄手)と手袋を着用しました(立ち止まると寒いので休憩は最小限に限る) 大弛峠〜北奥千丈岳の稜線と鶏冠山林道(西線)以外は樹林帯の岩場と藪漕ぎがあり、日の出後も寒く薄暗いです。 また北奥千丈岳から先は登山道が狭く藪漕ぎ・倒木・岩場が多く露出した肌は切れて、朝露で濡れた藪漕ぎと大量のアブがいる(防虫ネットとスプレーも必須)ので長袖が1枚あると重宝します。 天狗尾根・周回ルートは危険な場所が多い(写真を参考)ので、装備や服装に注意して登山の変更や中止を検討して下さい。 ★防虫対策について 当日は強風に限らず、鶏冠山林道(西線)以外では虫やアブが大量発生して勝手に口に入ってくる状況でした。 対策として頭から被る防虫ネット・マスク・防虫スプレー・長袖シャツが必要です。 天狗尾根から一般登山道に復帰しても状況は変わらず、国師ヶ岳にいた登山者も長居できませんでした。 更に驚いたのは大弛峠駐車場で着替えている時や、金峰山の眺めが良いアコウの土場で写真撮影の為に車から下車したら100匹以上のアブに囲まれて驚きました。 川上牧丘林道の走行は通常より低速になり、窓を開けたまま走行すると大量のアブが侵入してきます。 前泊で車中泊する場合は、換気で窓を開けたまま就寝すると危険です。 ★降雨・梅雨・地震について 梅雨の時期は天候が変化しやすく、雷注意報や大雨注意報が多く発令されます。 石楠花新道は倒木が多く、鶏冠山林道(西線)は落石と崩落地が多く、天狗尾根は急登の岩場になり注意が必要です。 また標高の高い大弛峠からの稜線歩きは強風と雷に特に注意が必要です。 ★マーキングについて 大弛峠〜北奥千丈岳は道標が多く安心・安全な区間です。 北奥千丈岳〜シラベ平までピンクテープが多い区間ですが、倒木と踏み跡が多く道迷いしやすいのでこまめにGPSで現在地を確認しましょう。 シラベ平〜天狗尾根登山口まで林道沿いで道迷いの心配がない区間です。 天狗尾根登山口〜天狗尾根の岩場の取付き(2,342m)まで樹林帯の岩場・倒木・踏み跡が多く道迷いしやすいのでこまめにGPSで現在地を確認しましょう。 天狗尾根の岩場の取付き〜国師ヶ岳は岩場・藪漕ぎが多いですが道迷いの心配がない区間です。 驚くほどピンクテープがありますが、古いテープが多く倒木が多い区間になり今後は更に枝ごとピンクテープが地面に落ちるので地図とルートファインディング能力が必要です。 多くの木製の道標は古く痛んでいて、処理した倒木の状況からすると石楠花新道と天狗尾根の整備はほとんどされていません。 ★大弛峠駐車場(山梨県側)まで県道219号線(クリスタルライン)と川上牧丘林道の自動車の運転は動物の飛び出し・落石・土砂崩落に注意が必要です。 また大雨による林道の崩落・通行止め・雨量規制・台風・地震による交通規制に注意しましょう。 梅雨の時期は雷注意報や増水に注意が必要です。 ★大弛峠〜奥千丈岳〜天狗尾根ルートでは、スマートフォンの電波が9割以上入りませんでした。 大弛峠駐車場でも電波が入ったり入らなかったりしました(時期・天候・機種による) 暑さや高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリーが必要です。 ★大弛峠〜奥千丈岳〜天狗尾根ルートでは、北奥千丈岳〜奥千丈岳で1人、国師ヶ岳〜大弛小屋で9人とすれ違いました。 稜線は風が強くて寒いので長袖(薄手)があると快適、雷に注意が必要です。 日照時間が長くなりましたが、装備と服装が重要です。 特に単独登山者の場合はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメットは全行程の往復で使用しました。 稜線は高低差が少なく、石楠花新道は倒木が多く、天狗尾根は急登の岩場なのでストックは不要です。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点・核心部など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★無雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。 ピンクテープや赤旗を目印にして道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則ですが、石楠花新道と天狗尾根は古いピンクテープが多すぎて迷いやすいです。 また大弛峠から天狗尾根の下降点までアクセスが良く、経験と装備が不十分な人や興味本位で立ち入ると危険です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルートや歩行時間は参考程度にして下さい。 ★コロナ禍なので、登山の前後には店舗に原則立ち寄らず、食事もテイクアウトや車内で済ませ限りなく人との接触を避けましょう。 マスク・除菌シート・除菌スプレーを携帯して健康第一に努めましょう。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。 こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落など危険回避に神経を使いましょう。 ★コロナ禍で多くの山小屋が閉鎖しています。 登頂できても山バッジの購入ができず困りますが、営業中の大弛小屋の小屋番さんが1日不在で販売の確認は出来ませんでした。 ★大弛峠〜奥千丈岳〜天狗尾根ルートではトイレが2つあります。 大弛峠駐車場(無料)と大弛小屋(有料)のトイレを過ぎると原則トイレはないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★緊急時の連絡先 〜難の場合→日下部警察署→0553-22-0110(代表) 大弛小屋→090-7605-8549(不在時あり) ★好天時には強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラスがあると便利です。 また虫の大量発生と藪漕ぎがあり衣類は長袖(上下)を着用、強風時(風速10m以上)は倒木と落枝があり手袋とヘルメットの着用を強く推奨します。 ★大弛峠駐車場→04時55分に気温13℃、天狗尾根登山口→09時41分に気温19℃、国師ヶ岳→12時39分に21℃、大弛峠駐車場→13時29分に気温25℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 また当日は終日、風速10〜15mあり出発時はウインドシェルと手袋を装着しました。 当日の日の出→04時21分、日の入り→19時17分と活動時間は長くなりましたが、緊急時に備えてヘッドライトが必要です。 ★今回のルートで落石が考えられる場所はシラベ平〜天狗尾根登山口の林道と天狗尾根です。今回は登りなので上部からの落石に注意が必要です。 単独行なので風の音・荒い呼吸しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★今回の山行の危険箇所 ‥袈虍根での地震・落石・滑落。 天狗岩からの滑落。 シラべ平〜林道(4km)の崩落・落石。 に民千丈岳〜シラベ平の倒木・落枝。 ★今回の山行 積雪期に登る計画をしていましたが川上牧丘林道の閉鎖期間が長く、山梨県と長野県どちらからも遠く無雪期の山行になりました。 大弛峠駐車場の争奪戦に勝利すれば、あとは高低差の少ない稜線を歩き4つの山頂を踏みます。 これだけでは物足りないので岩場の天狗尾根を登りで歩き、天狗岩と大嶽山奥之院に寄ります。 帰りに山梨市にある大嶽山那賀都(おおたけやまながと)神社で御朱印を頂く予定でしたが寄れず、乾徳山登山の帰りに寄りたいと思います。 また荒廃した西沢渓谷森林軌道跡から天狗尾根や、石塔尾根から国師ヶ岳を目指したいです。 ★大弛峠駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。 山梨市内からのアクセスは遠く交通事故・急病・怪我をした場合は救助にとても時間が掛かります。 また、場所によって車中泊の禁止や火気厳禁など禁止事項がありますので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で国師ヶ岳・天狗尾根を楽しんでください。 |
その他周辺情報 | ■増富の湯 ■営業時間→(平日・日曜日)10:00〜17:00 →(土曜日・祝日)10:00〜18:00 ■休館日→火曜日・水曜日 ■料金→大人(中学生以上)830円、小人(4歳以上)510円、4歳未満→0円。 ■マスクの着用義務あり。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
温度計
モバイルバッテリー10000mAh2ケ
風速計
手袋
半袖シャツ
インナーシャツ
靴下
ちり紙
携帯トイレ
地図
登山計画書(控)
ヘッドランプ
ザック18L
スマートフォン2台
筆記用具
プラティパス(水1L)
トレランシューズ
マスク
ゴミ袋
現金
腰コルセット
ココヘリGPS端末
帽子
熊除け銃(火薬)
おにぎり2ケ
ゼリー飲料
ドライフルーツ35g
熊鈴
サングラス
腕時計
ウインドシェル
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感想
【2022年/国師ヶ岳・天狗尾根〜周回ルート(日帰り)】
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■2022年06月26(日) はれ
※国師ヶ岳・天狗尾根〜周回ルート
実家 21:20 22℃ 1,000m
大弛峠駐車場 00:53 13℃ 2,365m
着替え・荷作り 05:53〜01:15 風5〜7m
消灯 01:15
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■2022年06月27(月) はれ
※国師ヶ岳・天狗尾根〜周回ルート(登り)
起床 04:30
着替え・荷作り・朝食 04:30〜04:55
大弛峠駐車場 04:55 13℃ 2,365m 風15m
大弛小屋 05:01 14℃ 2,360m
夢の庭園 05:16 12℃ 2,459m
前国師岳 05:47 12℃ 2,570m
三繋平 05:54 12℃ 2,459m
北奥千丈岳 06:01〜05 12℃ 2,601m
2,511mピーク 06:39 12℃ 2,511m
奥千丈岳 07:03 13℃ 2,409m
シラベ平 08:01〜11 19℃ 2,154m 風5m
2,057mピーク 09:07 21℃ 2,057m
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■2022年06月27(月) はれ
※国師ヶ岳・天狗尾根〜周回ルート(下り)
天狗尾根登山口 09:41 19℃ 1,993m
天狗岩 11:44〜48 16℃ 2,461m
大嶽山奥之院 11:53〜59 15℃ 2,445m
分岐点 12:28 19℃ 2,436m
国師ヶ岳 12:39〜46 21℃ 2,592m
三繋平 12:50 21℃ 2,459m
前国師岳 12:54 21℃ 2,570m
夢の庭園 13:10 21℃ 2,459m
大弛小屋 13:21 19℃ 2,360m
大弛峠駐車場 13:29 25℃ 2,365m
着替え 13:29〜13:33
実家 13:33〜16:13 27℃ 1,000m
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■出発地が2,365mと標高が高い大弛峠。
駐車場の争奪戦に勝ち天候に期待する。
昼から天候が下るので早く出発するが
夜中から風速10〜15mで稜線は寒い。
今回は稜線と4つの山頂は通過点になり
目指すは天狗尾根・天狗岩・大嶽山奥之院。
林道閉鎖と距離が長く積雪期は登りにくい。
予想外の倒木を乗り越え、潜り、迂回する。
そして強風で上空から落枝が降り注ぐ。
続けて逆ルートからの登山者にも驚いた。
無事に林道に復帰して気持ちが落ち着く。
4kmの林道は多くの落石と崩落地があり
スマホ圏外で誰も救助には来ない場所。
岩場と藪漕ぎの天狗尾根を登り切ると
背後に富士山を聳える宝剣と天狗岩。
強風・倒木・崩落地・岩場・藪漕ぎあり
色々な要素が含まれた面白いルート。
下山したら22日も早い梅雨明けで驚く。
いよいよ本格的な夏山シーズンへ突入する。
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■体重→61.0kg 荷物→3.7kg
日の出→04:21 日の入り→19:17
移動距離→12.2km
(登り→8.46km・下り→3.74km)
移動時間→08時間03(合計)
(登り→04時間46分・下り→03時間17分)
休憩時間→00時間31分
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