白山 砂防新道〜観光新道
- GPS
- 08:03
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,498m
- 下り
- 1,496m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 8:03
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
県道、登山道ともに危険個所はほとんどない。雪渓はだいぶん緩んで縮小しており危険はほぼ無いが、心配な方はチェーンアイゼンがあるとよい。 |
写真
感想
先週行きそこなった別当出合からの白山へ。一番メジャーな白山登山口である別当出合だが、初めての私にとっては解らないことだらけ。戒めのためにやらかしたドジをメモしておくことにする。これから初めて別当出合に向かわれる方の参考になれば…。「そんなことも知らんかったんか〜!」と呆れられそうだが、知らなかったんです(^^;
先週初めて駐車場へ下見に来たときはほどんど車が無く、いくら人気の白山といえどもハイシーズン前の平日はこんなものかとタカをくくっていた。が、当日朝、駐車場手前の路肩スペースはほぼ満車。てっきり駐車場が一杯ではみ出してきた車だと思い、不安になって歩いている方に「駐車場は満車でしたか?」聞いてみと、「いや…私、駐車場まで行ってないからわからない…」。「?」と思いつつ駐車場へ。上の段はもちろんのこと、下の段もかなりの車が止まっており一瞬焦る。が、まだ十分に止めるスペースは残っていた。平日の6時半で7割くらい。車を停め隣の方と挨拶をして「トイレは駐車場にありますよね?」と伺うと、「駐車場にはないけど上に行けばあるよ」との答え。よく分からないけど準備しスタートする。そして駐車場の全容がよく分かっていないので車道に出てしまう。すると先の方が慌ててあっちあっち!と手振りで教えてくれる方向を見ると、駐車場の奥に階段。初っ端からいろいろとやらかしているがまだこれは序の口。先日、駐車場の上の段で確認したと思っていた登山口は、本来の意味での白山登山口ではなく実は別当出合登山センターへ向かうまでの単なるアプローチだった。そこでやっと、路肩に駐車した方のことを理解する。駐車場へは県道からは一旦下る。そこから登山センターまで登り返すことになるのだ。それが嫌な方はアップダウンの少ない路肩から県道沿いにある登山センターへ直接アプローチ。でもハイシーズンになって規制が始まると、バスの運行に支障が出ないようにするため路肩の駐車はできなくなるそうだ。
登山センターでトイレを済ませて砂防新道へ向かう。帰路は観光新道を使うつもりだ。暑いし水は多めに持ち歩くことにしたが、砂防新道がこれほど水が豊富だとは!山と高原地図でちゃんと確認をしてくればよかったのに、地形図しか見てこなかったのが敗因だ。余分な荷物を持ち歩いてしまった。
そしていつも歩く平瀬道に比べて距離が短いので安易に考えてぶっ飛ばしてしまい、熱中症になりかけてバテてしまった。2ヶ月ほど満足に登山できなかったので体力が落ちており、早く回復させたいと気持ちばかり焦っていた。別当覗まで調子がよかったので休憩もとらず給水もそこそこに、甚之助避難小屋まで一気に歩こうと思ったのがそもそもの間違い。当日は猛暑。普通以上に気を付けなくてはならなかった。
避難小屋でゆっくり給水休息をとり、冷たい水で身体を冷やしたらそこそこ回復。でも腿には乳酸が直ぐに溜まって足が思うように前へ出ない。黒ボコ岩までゆっくり花の写真を取りながら歩く。
室堂について行動食を取ったら元気が出たが、足の疲れはあまり取れなかったので無理せず景色と花を楽しみながら歩く。池巡りでは雪渓を何度も渡るので、トレースがはっきりしない所ではコンパスで確認。自分が思う方向とコンパスが指し示す方向が異なることはけっこうある。自分の脳内コンパスがいかにお粗末なのかを思い知る。
帰路は観光新道を選択して大正解。限りなく美しい花畑と別山を見ながらの下山で前半の疲れがぶっ飛んだ。が!暑い!6月の白山でかつてこれほど暑い日があっただろうか?弥陀ヶ原を過ぎてから、登山者とのすれ違い挨拶は、「暑いですね!」の一択。殿ヶ池避難小屋で出会った2人パーティーのお嬢さんは懇願するような口調で開口一番「上に行けば涼しいですか?」。ウンザリ感が手に取るように分かったので「大丈夫!弥陀ヶ原から上は涼しい!」と答える(^^ もうね、どれくらい暑かったかっていうと、弥陀ヶ原から下部では雪渓渡りをしていても全く涼しくないのですよ。
いろいろあった初めての別当出合からの白山参りだったが、いつもと違う道を歩くのは楽しい。帰路ではベテランの金沢の方と一緒になり、加賀方面からの登山道についていろいろと教えてもらった。岐阜県側からの北縦走路も含め、距離は長いが歩いてみたいものだ。南竜テン場や避難小屋利用しながら、何日も白山を巡るのも楽しいだろう。涼しくなってからだけど…
ちなみに、この方に朝の顛末を話し、「路肩スペースに停める方が登山センターまでのアップダウンが少なくて楽なんですね?」と聞くと、「でも距離は長くなるから、それほど楽って訳でもないのよ。駐車場からの方がずっと近いから。」とのこと。聞いといてよかった(^^;
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