思わぬ快晴の八ヶ岳
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- GPS
- 14:46
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,281m
- 下り
- 2,277m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 6:56
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 9:37
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
山行予定日まで2週間を切り、長期予報が目に入るようになってきた。
予報は...悪い。梅雨明け宣言は後日修正されるのではないかと思うくらい。
昨年の秋、朝出発して登山口に8時くらいについた時には、登山口の駐車場は満車、正確には満車の為に林道入り口が封鎖されていた。
調べてみると、何回か停めている、やまのこ村駐車場は予約を受け付けるようになっていたが、キャンセルの場合の(だけでなく日程がズレたときも)返金は不可とのこと。それなら前夜に出発して夜中のうちに入れば良いかと思ったら、5時までは封鎖とのこと。悩んだが予約実行。2000円が無駄になるかもしれないが、あそこまでの林道、往復2時間を歩くことを考えるとやむを得ない。
天気予報は好転し、少なくとも雨は無さそうで決行。
前夜発で八ヶ岳PAで仮眠し、5時前に林道ゲート着。しっかりと満車の看板が出ていたが、予約時に「予約している人は板をどけて入って良い」と聞いていたので、その通りに。気持ち良い。
5時過ぎに駐車場着。アブは居ない。予約時にアブのピークは過ぎたと聞いていたが、早朝だからかもしれない。
昨年の秋は赤岳鉱泉にテントを張ったが、今回は、初日に阿弥陀岳に登りたいと思い、行者小屋にテントを張った。
8時前だったが、既にメインのスペースにはそれなりに張られていて(これから帰る人もいそうだったが)、3張り分の(平らな)スペース確保は難しそう。同行者に林の中を探索したもらったところ3張り張れるスペースがあった。常に日陰だし、申し分ない。
一息ついてから阿弥陀岳へ。
今回の同行者は(確か)30歳の二人。少し手加減してもらいながらなんとか付いていく。 30年以上前の記憶にある阿弥陀岳は、ザレた急勾配の歩きにくい道。そして、ほぼ記憶の通りだった。人が多くて、いたるところで小さな落石が起きている(起こしていると言った方が妥当か)。一定の確率ではなんらかの事故が起きていそうだ。
期待した通り、阿弥陀岳から見る主稜線はカッコいい。
行者小屋に戻ってから生ビール&ラーメン。それぞれ1000円と、まあまあの値段だが、満足。 昼寝をしてから夕食&焼酎、そして就寝。
夜に少し雨が降った。2時くらいに星空をちょっと期待してテントを出たがまったく星は見えず。後で聞いたら22時くらいは満天の星空だったらしい。失敗した。せっかくクソ重い三脚を持ってきたのに。
行者小屋、天場も良かったし、ビールもラーメンも良かったが、トイレがちょっと残念。外トイレは2つ。夕方と早朝には行列。 2つしかないなら仕方がないが、冬季用と書かれたトイレが5基くらいあるけど封鎖されている。きっと理由があるんだろうが、何とかならないかと思ってしまったのが正直なところ。ちなみに誰かの2015年の山行記録に「トイレは2つしかなく、混雑時には行列ができていた。」と書かれていた。
2日目。文三郎道から赤岳に向かい、主稜線を硫黄岳まで巡って赤岳鉱泉を経由して行者小屋に戻る計画。天気予報は「曇り時々晴れ」。天気にはあまり期待しなかったが、驚くほど良い方向に期待がはずれた。最初はガスがかかっていてこんなもんかと思っていたが、赤岳頂上直下あたりから急激に青空が広がっていく。
赤岳頂上では快晴かつ雲海。雲海の上に富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスと浮かんでいる。素晴らしい。
アップダウンをいくつか超えて横岳へ。途中、お花畑と言えそうな場所が何か所かあったが、今回はN田さんがいないので、花の名前が良くわからない。
そして、硫黄岳山荘へ向かう下り斜面に現れるコマクサ大群落。圧巻。
硫黄岳山荘でトイレ(なんとウォシュレットだった)を借りて最後の(違った、稜線上では最後の)登りへ。
(既に定年退職されている)会社の人が硫黄岳神社?の宮司をされていると聞いていたので、神社?を探してみた。小さな、高さ50僂らいの祠があった。これのことだろうか?
硫黄岳山頂から八ヶ岳主稜線を振り返る。何度見ても、すばらしい。新調した広角レンズが大活躍!11mmだと、肉眼で見ているのに近い(もっと広いか?)感覚の画角で切り取れる。具体的には阿弥陀岳から硫黄岳山荘までが入る。今回、頑張ってレンズを3本(広角、標準ズーム、マクロ)持ってきたが、それぞれそれなりに活躍してくれて持ってきた甲斐があった。
硫黄岳を後にして、赤岳鉱泉へ下る。疲れは溜まってきていたが、下りなので順調。そして、本当の最後の登り。赤岳鉱泉から行者小屋への峠越え。覚悟はしていたが、たいした傾斜じゃないんだが、疲れが溜まった身にはキツい。大昔の(学生時代の)感覚だと、ここに登りがあった記憶は無いんだが...
行者小屋に帰着すると、テントがほとんどなくなっていた。4時半に出発して、それなりのペースで歩いてきたつもりなので、主稜線を1周する人は少ないってことか。テントを撤収して、やまのこ村の駐車場へ向かう。昨年の秋に赤岳鉱泉から下ったときは、あっという間に着いた感覚だったので、似たようなもんだろうと思っていたが、かなり長く感じた。赤岳鉱泉と行者小屋の標高差約100mと道の状態(赤岳鉱泉からの道は半分くらいが林道)の違いだと思われるが、疲れた。ほぼ体力の限界。
そして、アブ。駐車場に着いてもほとんどアブが居ない。予約時に聞いていた話は本当だった。ただし、まったくいないわけではなく、エンジンをかけると10匹近くが寄ってきた。なんとか車の中には入られずに済み、発車。
同行者に近くの温泉を調べてもらい、尖石温泉なるところがあるとのこと。前に行ったことがある温泉の名前の気がしたが、違った。
今回行ったのは「縄文天然温泉尖石の湯」。すごかった。林の中に萱で覆われたような空間の中に露天風呂。超濃いーい源泉かけ流し。湯掛場?はあるが、洗い場は無し。おもしろかった。ちなみに、行ったことがある温泉は「尖石温泉縄文の湯」だった。こちらは同じ源泉の公営施設らしい。
今回の同行者は会社の(確か)30歳の若者二人(男1&女1)。
阿弥陀岳頂上、赤岳頂上、行者小屋で、3人の写真を撮ってもらったが、阿弥陀岳では「お父さん、もう少し笑って」と言われ、行者小屋では「あ、3人一緒なんですね」と言われた。まあ、ほぼダブルスコアだからしかたない。
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