記録ID: 4563903
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
麦草、牙岩、木曽前、木曽駒、奇美世滝 ↑上松Bクラシック、↓上松B林道
2022年08月07日(日) [日帰り]
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 09:23
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,173m
- 下り
- 2,185m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 9:23
距離 19.3km
登り 2,189m
下り 2,188m
15:58
ゴール地点
・登山口の通行禁止の標識について
登山口には、上松Bコースは土砂崩落のため通行禁止と表示あり。
但し、木曽町のHPでは、上松Bコースを通過する場合は、登山計画書を提出すること、保険に入る努力をすることが明記されており、
https://www.town-kiso.com/chousei/kouhou/100280/100575/
さらに、指定登山道位置図には、今回のコースがきちんと明示されていること、
https://www.town-kiso.com/files/file/box/3e/3e889c1c61263787fe9796823e2663a8f62d08a9.pdf
から、登山自体は、遭難防止条例等、法的に規制されているものではないと思います。
多分、上松町の行政指導(つまりお願い)ということだと思います。こういった行政指導による場合、「通行禁止」→「通行を控えて」→「経験が浅い登山者、ハイカーは通行を控えること」などの標識があります。この場合、「通行禁止」という表現は、法的根拠がないのに登山者への命令となるので法律違反(違法)となるようです。そういった背景から、近年は、上記の→の順番で標識の見直しがなされている事例も増えているようです。
ただし、そういった標識があるということは、それなりの理由がるため、標識は尊重して、自信がない場合、装備が不足している場合、体調が良くない場合、経験不足の場合などは自主的に控えた方がよいと思います。それでも事故リスクは問題ない範囲と判断できる場合のみ、自己責任で入山するという判断が良いと思います。ただし、事故発生時は、通常よりも自己責任(社会的な協調圧力含め)は重くなると思った方がよいと思います。また、行政指導の区域で事故が多発するようになった場合は、遭難防止条例で通行禁止(命令)となる可能性があるかと思います。
なお、事故発生時には、遭難対策救助隊や捜索隊にきちんとした支払いができ、最低限の捜索で見つけてもらえるようにすることも大事だと思います。
そういう観点から、私は、コンパスで登山計画書提出だけでなく、JRO、ココヘリ、モンベル山岳保険にも入ってます。1泊ビバーク可能な装備も持参してスマホ(ドコモ)と予備モバイルバッテリー、予備GPS、予備バッテリーも持参しています。そういった事前準備も行ったうえで、初めて登山をする権利を享受できるものと思います。
・上松Bコースの荒廃状況について
1、2年前と比べてもコースの藪化が進んでいるように思う。季節的なものもあるかもしれない。
一応、参考として過去レコのURLを張り付けます。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3716164.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3615193.html
このコースは、近年、詳細なレコが上がっていないので、このレコは結構役に立つと思います。また、ヤマレコに地点名の登録が少なく、目標が分かり難いので、いくつか地点登録と写真登録をしておきました。登録した地点は、地図上に水色の正方形で表示されています。
登山口には、上松Bコースは土砂崩落のため通行禁止と表示あり。
但し、木曽町のHPでは、上松Bコースを通過する場合は、登山計画書を提出すること、保険に入る努力をすることが明記されており、
https://www.town-kiso.com/chousei/kouhou/100280/100575/
さらに、指定登山道位置図には、今回のコースがきちんと明示されていること、
https://www.town-kiso.com/files/file/box/3e/3e889c1c61263787fe9796823e2663a8f62d08a9.pdf
から、登山自体は、遭難防止条例等、法的に規制されているものではないと思います。
多分、上松町の行政指導(つまりお願い)ということだと思います。こういった行政指導による場合、「通行禁止」→「通行を控えて」→「経験が浅い登山者、ハイカーは通行を控えること」などの標識があります。この場合、「通行禁止」という表現は、法的根拠がないのに登山者への命令となるので法律違反(違法)となるようです。そういった背景から、近年は、上記の→の順番で標識の見直しがなされている事例も増えているようです。
ただし、そういった標識があるということは、それなりの理由がるため、標識は尊重して、自信がない場合、装備が不足している場合、体調が良くない場合、経験不足の場合などは自主的に控えた方がよいと思います。それでも事故リスクは問題ない範囲と判断できる場合のみ、自己責任で入山するという判断が良いと思います。ただし、事故発生時は、通常よりも自己責任(社会的な協調圧力含め)は重くなると思った方がよいと思います。また、行政指導の区域で事故が多発するようになった場合は、遭難防止条例で通行禁止(命令)となる可能性があるかと思います。
なお、事故発生時には、遭難対策救助隊や捜索隊にきちんとした支払いができ、最低限の捜索で見つけてもらえるようにすることも大事だと思います。
そういう観点から、私は、コンパスで登山計画書提出だけでなく、JRO、ココヘリ、モンベル山岳保険にも入ってます。1泊ビバーク可能な装備も持参してスマホ(ドコモ)と予備モバイルバッテリー、予備GPS、予備バッテリーも持参しています。そういった事前準備も行ったうえで、初めて登山をする権利を享受できるものと思います。
・上松Bコースの荒廃状況について
1、2年前と比べてもコースの藪化が進んでいるように思う。季節的なものもあるかもしれない。
一応、参考として過去レコのURLを張り付けます。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3716164.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3615193.html
このコースは、近年、詳細なレコが上がっていないので、このレコは結構役に立つと思います。また、ヤマレコに地点名の登録が少なく、目標が分かり難いので、いくつか地点登録と写真登録をしておきました。登録した地点は、地図上に水色の正方形で表示されています。
天候 | 曇り時々晴れ 気温15〜20℃、微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場〜林道終点:危険箇所無し。マウンテンバイクでも走れるだろう。 ・林道終点〜奇美世滝: 往路のクラシックルートは、林道終点をまっすぐ進む。奇美世滝の手前、約300mで復路の道と合流する。このクラシックルートは、ルーファイなど、なかなか楽しいが、ほとんど人が歩いていないようなので、数年後には廃道のようになる気がする。中小川登山道のような雰囲気がある。川沿いの踏み跡が不明瞭なコースで、ほぼバリエーションルートと思った方が良い。復路の林道コースより2回りくらいレベルは上がり、少し時間もかかるだろう。 復路の林道コースは、林道終点を左折、つまり北上する。すぐに下草が生えた藪っぽい道となるが、地面はそれなりに見えるので普通に歩けて走れるが、短パンだと傷だらけになりそう。往路のクラシックルートより2倍以上の速さで進める。 奇美世滝は、落差60mはあろうかと思われる素晴らしい滝。今回のコースでは、牙岩と並ぶ絶景ポイント。両脇に広がる断崖絶壁と、その真ん中から落ちてくる一本の滝。その美しさとスケールの大きさから圧倒される。ここは絶対に行くべきだろう。 ・奇美世滝〜麦草岳:前半は下草が多く踏み跡が少ない。この時期はバリエーションルートと思った方が良いかも知れない。所々道が無くなっている。前回来た時はもう少しわかりやすかった。草の多い季節ということもあるだろうが、少しずつ野に帰りつつあるように感じた。中盤からは広くて分かり易い登山道となる。後半の山頂手前300m位からはハイマツ藪で道が見つけにくい。かつての登山道の名残で地面からハイマツは生えていないが、登山道の両側からハイマツが覆いかぶさりトンネルのようになっていて、上から見ただけではすこし分かりにくい。いわゆるトトロの道だ。ルーファイ力が試される。ただしハイマツは脛から腿位までが多いので、藪慣れしている人はそれほど苦にはならないだろう。麦草岳の山頂標識があるピークは、偽ピークで、その少し先のピークが真の山頂。地図をよく見て確認すればわかる。 ・麦草岳〜玉ノ窪小屋:麦草岳から最初の目の前のコルまでは草つきのお花畑の急斜面をジグザグに降っていく。滑落注意。前回来た時より下草が増えて地面がしっかりしてきている。コルに出てからは、稜線の左、北側の樹林帯を巻いていく。 しばらく行くと稜線にでて、痩せ尾根や右手、南側が切れ落ちた稜線を進むと、アルミ梯子が2連ある。アルミ梯子の一つ目を登ると右手に草付き土場のステップがあるが、ワンミスで右手に滑落、おさらばになるので慎重に二つ目のアルミ梯子に取り付くこと。下りの時は草つきステップの崖と地面の区別が付きにくいのと、草で滑る可能性があるので特に注意すること。 アルミ梯子を過ぎると、5m程だが両側が切れ落ちた痩せ尾根があり、その上に腐った木の梯子と倒木があるので、注意して進むこと。 少し進むと再び稜線北側の樹林帯、草付きのトラバースとなるが、少し進むと牙岩の裏側、北側を通る道となる。牙岩を通過して下り斜面を降りてコルに出ると、牙岩の標識がある。振り返ると牙岩の勇姿が見える。 往路では、牙岩から木曽前岳を通過して玉ノ窪小屋へ進んだが、この区間は背の低い石楠花やハイマツの藪の中のトトロの道を進む。 復路では、北側の樹林帯のトラバースを利用して牙岩へとアクセスしたが、下草が多く、足下が見にくい。それでもトラバースの方が楽だろう。 ・玉ノ窪小屋〜木曽駒ヶ岳:一般道で良く整備されている。 全体的な感じとしては、前回の初冬の時と比べて、下草が増えたことから、ルーファイや足運びの難易度が高くなっているように感じた。また、薮化が進んでおり、このままだと5年後、10年後には、廃道のようになるような感じを受けた。 それでも、このコースはかなり魅力的だ!川沿いのクラシックルートの登山道の名残りを感じたり、ルーファイを楽しめる。奇美世滝や牙岩など見所もある。麦草付近から木曽前までのハイマツのプチ藪漕ぎやルーファイも適度に楽しめる。これからバリエーションを行こうと思っている人には、練習コースとしてうってつけだと思う。しかし通行禁止と書いてあるため、事故をして迷惑をかけるようなことは絶対にあってはならない。そういう面では、一般のコースよりも自己責任は相当に重い。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ウィックロンクールロング
モンベルクリフライトパンツ
トレぺ
予備コンタクト1式
温度計
サングラス
熊鈴大と小
115デジベルホイッスル
大門沢手ぬぐい
帽子
モンベルウィックロンジオサーマルロング
スピードクロス5GTX
非防寒テムレス
レインウェア上下
ザック(パーゴワークスrush28)
パン3個(消費1400kcal)
非常食(柿の種)6袋
ヘッドライト(レッドレンザーMH5を2個と予備電池2個)
GPS(ガーミンmap66sを1個と予備電池3セット)
スマホ(ドコモ)とモバイルバッテリー1個
ココヘリ
JROカード
お金クレジットカードなど
地図
防寒着(ダウン上)
ツェルト(juzaのEMシェルター)
お茶とBCAAドリンク合計2.0L(1.8L消費)
エマージェンシーグッズ1式
塩飴
シナノトレッキングポール
総重量約8kg
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コメント
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あの当時はまだアルミ梯子が無く、朽ちかけの木製梯子をドキドキで登った思い出が甦ります😨
確かに麦草からの危険地帯はああいった場所を歩き慣れていないとやばいですね…
上松クラシックルートも歩いてみたいと思いつつ、いつの間にか忘却の彼方へ…😅
藪歩きは涼しくなってからの方が良いなと、同日、島々谷を歩きながら思いました…
お疲れさまでした♪
アルミ梯子は、多分、3年位前の設置でしょうかね。あれがなければ、自分は行きません(;^_^A。
岩を掴んだらはがれそうだし、腐った木製梯子は怪しいので、滑落リスクが相当に高いですから。
おちたら絶対、死にますからね。死ななかったら、「長谷川ピーク」のように伝説になるレベルです。
今は、どなたかがちょっとづつトラロープ設置したりされているみたいで、歩く人もちょっとづつ増えているような気がします。牙岩あたりだけは踏み跡がしっかりしてきている気がしてますので。もしかしたら、木曽前岳からこられているのかもです。牙岩いるだけなら、福島Aとか木曽前岳からくる方が安全で楽早ですからね。
上松クラシックルートも結構楽しくて良かったですよ。中小川ほどではありませんが。
島々谷のレコ、待ってますよ(笑)!!楽しみにしています!!
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