穂高岳槍縦走【ジャンダルム・大キレット】
- GPS
- 29:01
- 距離
- 43.1km
- 登り
- 3,891m
- 下り
- 3,897m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:25
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 7:31
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:06
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:35
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
<8/5 大阪〜上高地>
予定していた富山行バスが運休となった為、急遽上高地行きに変更。
<8/6 上高地〜西穂山荘> 晴れ時々曇り
焼岳が、活動レベル1となったので登る。上高地側からの登山者は少なく、中の湯からが主だった。新穂高からは通行禁止。焼岳小屋から西穂高小屋への道は、眺望もなく、悪路(泥・木の根)続きで辟易したし、思いの外疲れた。焼岳は意外にいい山だった。焼岳から登り始めるなら、帝国ホテルBSでバス下車。
<8/7 西穂山荘〜穂高岳山荘> 曇り時々晴れ
経験がある西穂高までは、雪山を想像しながら歩くが、アイゼン特訓が必要だと実感。それ以降は、尾根道が中心。岩場と鎖場が要所にあるが、高度感は言うまでもないが、グレードは高くない。ポイントは3点。
1. ガレ場や浮石の巣で、落石せず歩く。
2. ルート間違いの際、早く察知して、上手くリカバー(基本戻る)。
3. 要所のペンキ表示が薄くなっているので、慎重に進む。
<8/8 穂高山荘〜槍ヶ岳山荘> 曇り時々晴れ
名高い大キレットよりは、涸沢岳から北穂高間の朝露にびっしょり濡れた鎖の方が神経を使った。大キレットでのポイントは、やはり落石。あと、南岳以降では、広めの稜線歩きとなり、道間違いの可能性がある。南岳小屋の食事は、メニュー看板を見ただけだが、とても魅力的だった。
<8/9 槍ヶ岳山荘〜平湯温泉> 曇り
北鎌尾根への分岐点・水俣乗越を目指して、東鎌尾根を進む。基本、岩尾根筋を進み、中盤以降はアップダウンの繰り返し。乗越からの下山は、急斜面。下り一辺倒の通常ルートよりは、30分程度加わるが足にはやさしいかも。
<行程について>
穂高〜槍縦走がメインであれば、焼岳に登る必要はない。テント泊もお勧めしない。もしするなら、水・食糧以外で10坩米癲M彌蠅任離┘好院璽廛襦璽函δ簑攵貊蝓Υ霆犹間を明確に設定して、悪天候及び時間超過した場合の対策を事前準備が必須。穂高・槍縦走には4時出発が好ましい。
<装備について>
テント泊装備で、出発時のザック重量は、水なしで11kg。食糧は、アルファ米食3食・乾麺3食を朝食・行動食として準備。それ以外の食事は、小屋で調達。水は、山行時2ℓを携行するが、曇り気味のお天気のお陰で半分程度の使用で済んだ。更なる重量低減には、暇つぶしの書籍、火器・食器、軽アイゼン、が候補。快晴時のテント生活はサウナ状態、うちわが役立った。ロープの携行について、救助面(30ⅿ程度で救助できるのか、安全な確保支点、2次災害の可能性)、サポート面(確保しなければ進行できないような人は行くべきではない)で装備としては過剰かもしれない。指切り皮手袋は有効。
<体調について>
初日の焼岳下山後に足がつり、西穂山荘到着まで難儀した。その後は柔軟体操を、山行途中、テン場到着後に1時間、起床時に15分、入念に行った。また、飲酒を控えた(17時までに麦酒2杯)。疲労感のピークは8/7で、行程の完登を危ぶんだが、8/8以降は筋肉疲労を感じながらも、ごまかしながら、後半戦のことも考える余裕を持ち、予想外に順調に進めた。
<総括>
青空を背景とした好景には恵まれなかったが、山容・ルートは十分確認できた。浮石・落石に十分注意すれば、クライミング経験者・高度に耐性があれば進行できる。ただ、いつ重大事故が発生するか分からない山域。特に、落石の被弾、浮石による転倒。ルートファインディングは、急がず慎重に進めば難易度は高くない。“おかしいな”と感じた瞬間に周囲を見渡すことで道迷いは防げる、と思う(事前情報収集、読図、察知能力を高めるしかないか)。ガス・雨天時は中止にすべき。次回は、北鎌尾根から槍・穂高縦走を計画したい。
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