[山梨百名山]甲武信ヶ岳・破風山・雁坂嶺
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 21:05
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 2,204m
- 下り
- 2,305m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:38
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 3:30
- 合計
- 10:31
天候 | 曇り時々霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
グローブ
防寒着
雨具
着替え
サンダル
行動食
非常食
飲料
計画書
ヘッドランプ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ファーストエイドキット
ロールペーパー
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
感想
西三河に転勤して6年、ずっと懸案事項だった
テント泊装備を担いで甲武信ヶ岳から雁坂嶺を縦走することにした。
普通の頭の持ち主ならば初めてのコースをほぼ初めてのテント泊装備を担いで登るなどしないだろうが、体感しないと現実が理解出来ない辺りやはり持ち合わせの頭がウマシカなことを物語っている。
初めは雁坂峠から雁坂嶺だけクリアして雁坂小屋に一泊して雁峠に降りるコースを実施し、それが出来たら次は徳ちゃん新道から二泊三日で甲武信ヶ岳・雁坂嶺を縦走して雁坂峠から降る二段構えの構想だったのだが…
2,500m近い山に何度も分けて登るの大変だよなとあさってな方向に考えが向き、比較的マシだった構想は現実からドンドン離れて行き妄想としか言えないレベルにザックの重量同様に肥大化して行く。
西三河に転勤したせいで折角の山の日が台無しになり、更には台風まで直撃したことで新東名は通行止めになり、中央で行こうとしたらこちらも事故で通行止め。そうこうしている間に新東名の通行止めが解除になった。
が、甲府盆地に入った途端に大雨。恵林寺近くで天気待ち、回復がもう少し遅かったら中止していただろう。
道の駅みとみに移動し、昔は登山者駐車場とか書かれた看板があった気がしたが撤去されたのだろうか。
準備を整えて歩き出す。西沢渓谷の入口には山梨市区域の山々でよく見かけるキツネさんが出迎えてくれた。
ゲートを越えて登山届を投函し、徳ちゃん新道から登り始める。最初は緩やかな道も直ぐに急になり、エネルギー補給の小休止を取らないと
足が前に出ない。
8時に徳ちゃん新道から登り始めたのに稜線に出たのは15時を廻っていた。やっと苦痛から解放されたと思ったのも束の間、強風の甲武信小屋までの降りもキツかった。
晩飯もそこそこに一眠りし、気がつくと消灯間際の時間。と、他テント住民が花火が上がっていると大騒ぎ。時期的に神明の花火大会を思ったが、良く考えたら小屋は埼玉側なので山梨の花火が見える訳がない。あとで調べたらとっくに終了していた。
枕を忘れたのでザックを代用したが荷物をぶち撒けたお陰で脚も伸ばせない。
シングルウォールのため微妙に結露するし、お世辞にも良い住環境とは言えない。
外が明るくなったので甲武信ヶ岳に登る。
富士山や両神山を観れた。他にも有名所が見えていたのだろうがよく分からず。
小屋に降りて朝飯、テントを片付けてとモタモタしていたら出発は8時を廻っていた。
賽の河原から二つ目の破風山が見える。デカい。これから200m降ってまた200m登り返すことを考えるとゲンナリとなる。
破風山避難小屋で山ラーメン。確かに美味いけど、水がジャブジャブ流れている場所以外で大量消費すると後が心配になる。
やはり200mの登り返しはキツかった。
山梨百名山にしては珍しく見晴らしが良い訳でもなく、なぜこの山が選定されているのかよくわからない。
東破風山からの降りでも削られ、雁坂嶺を過ぎて雁坂峠が観えた時はホッとした。
雁坂小屋に着いてからふと考える。また微妙に眠れず、翌朝の片付けに苦労して出発が遅くなるのか?と
小屋主さんにダメ元で小屋泊させて頂けないか聞いてみた。快諾頂いた上で貸し切り状態なのでゆったりと使って良いと仰って下さった。
雁坂小屋から雁峠までCTが2時間30分、雁峠から新地平までCTが2時間10分。正確に分かっている訳ではないが、この2日間の経緯から休憩を含めて倍とみてよい。
亀田林業林道に出た辺りで薄暗いのはともかく、その前の渡渉地帯で暗くなるのは避けないとマズい。
6時に出たとして12時までに雁峠に着いていない場合、笠取小屋でもう一泊を考えないとイケない。
普通はこの程度のシミュレーションをしておくのが計画というものだろうが…残念なヤツだと、ついついなんとかなるんじゃない?と根拠のない希望的観測に針が振れる。
朝6時前に小屋主さんにお礼をして出発。
3日目となるとさすがにザックの重さにも慣れ、それなりの歩きが出来るようになって来た。
水晶山で休憩を取り、天気の具合から富士山や南アルプスの展望は望めないと判断し、古礼山はトラバース道でパスした。
燕山はトラバース分岐を見落として登ってしまったが、10時前までに雁峠が見えた時は胸を撫で下ろした。
雁峠で休憩後、降り始めてすぐに水音がし出す。20分ほどで渡渉地帯に入る。水溜まりレベルも含めて17ヶ所あり、中でも丸太橋がある14番目と最後にして最大の17番目が難関だった。
以降の林道歩きも長かった。亀田林業林道ゲートでは管理者がゲートを開けるシーンに遭遇した。絶妙なタイミングだった。
新地平から道の駅みとみまでも長かったが無事に行程を終えられた。
重量ザックを担げない体力不足もだが、コースを理解してからトライすべきだろう。しかし、西三河在住の私が山梨百名山の完登を目指している状況で何度も同じコースを登る余裕もない。が、完登するには小屋無しルートにトライしなければならないのも事実。頭の痛いところ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する