白馬三山(猿倉〜白馬岳〜杓子岳〜鑓ヶ岳〜温泉小屋)テント泊
- GPS
- 16:35
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 2,145m
- 下り
- 2,173m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 9:06
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 4:13
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 7:02
白馬鑓温泉到着後ログ取得中のまま。(約70分温泉プラス休憩)
天候 | 霧、雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
白馬町〜宿 タクシー1240 宿〜猿倉 タクシー4440 猿倉〜八方 タクシー3640 八方〜バスタ新宿 高速バス昼便4900 タクシーは迎車料金200円含む |
コース状況/ 危険箇所等 |
終始ガスで時々雨風と20m先は視界不良、稜線はガス、頂上付近は雨風強し。 |
その他周辺情報 | au 白馬三山各頂上は良好。その他は不安定か圏外。 白馬頂上山荘前の入口テラス付近は良好。テンバでは圏外。 天狗山荘テンバ、鑓ヶ岳温泉小屋は良好でした。 |
写真
装備
個人装備 |
日よけ帽子
着替え
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
携帯
サングラス
ストック
テント
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
チェーンアイゼン
ゴアテックス雨具
|
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感想
今年の夏の天候は山屋泣かせだよ。まあ本当に大変なのは突発避難の山小屋か山岳救助隊なんだろう。しかしちょっと天候悪くても登山者はいるものでやっぱり強行してしまうんだろうか。まあお気をつけてなんだけど。
さて白馬岳から不帰嶮の縦走を計画して適した容量のザック、この時期に必須なゴアテックスの雨具など購入して体制を整えまして、なんとか1週間予備日と作っての計画。てんきとくらすって本当にあてにならんよね。コロコロかわるし、稜線上では全く天候が異なる。そんなこんなでやはりうまくいきませんでした。
日曜の昼便でバスタ新宿から白馬町へ。その日は夜到着で宿に泊まります。朝食付き5000円って安くねか。本当はバス停から2キロ位だったので歩くつもりがそこは街灯も乏しい田舎道。バスで通ったら辺りは真っ暗。これは無理だろう。おまけに雨降ってるし。やむなくタクシーを呼ぶ。まあ安いけどね。タクシー呼ぶはいいが地理感じのない所だから場所がはっきりしないと伝われないのがめんどくさい。
宿到着で風呂入って明日の準備とシュミレーション。まあ早めに出発したいがその日は時間に余裕があったので朝食食べてからタクシー呼んで猿倉へ。もうこの週から土日しか猿倉行きのバス出てませんので。猿倉は閑散としていた。タクシーが客待ち待機していたのは驚いた。でも帰りは待機してなかった。
登山道へ入って出発。淡々と歩いてまずは白馬尻小屋へ。まあそこまで登りはあったけど。ようこそ大雪渓じゃねえよ。よくよく詳細に調べてなかったからわからなかったけど、大雪渓はずっと先じゃねえか。チェーンつけちゃった。まあいいか。木道なり岩石道あっていつになったら雪渓着くんだよ思って頭に来たが、まあ霧雨っぽいので早速購入したストームクルーザも着たんだけど。
雪渓に着いたらいよいよ。でも赤い目印の粉とか全くなくなってどこをいけばいいのか。黒いところを行くしかないんだけど。上へ行くほど岩だらけでみな落ちてきたものだろうと、そう思うと怖いよね。2回程左崖のほうで落石雪崩のような音が聞こえたけど。チェーンは歩きやすいがやっぱり爪が深いほうがグリップがいいので8本爪以上推奨かも。
冷たい風が吹いたと思ったら時折上から服下ろす風が生暖かった。視界不良で大雪渓の全容は見えなかったので慎重に登って進みましたよ。今回ここを含めて稜線上ではずっと着用していたゴアテックスの雨具が大活躍した。やっぱり透湿性がいいですから。
なんとか大雪渓の終わり近くでロープが張られて右岸へトラバースして上陸。そこからはそれほど苦ではないとタカをくくっていたがそれがとんでもなかった。大雪渓の倍以上は難儀したよ。岩ゴロゴロの雪渓の沢沿いを登り、木橋はかけられていたが滝のような沢を渡渉し、それでもまままだ登りは続いた。途中さすがにへばってる人がいたほど。ようやく避難小屋に付いてプチ休憩。ここまでも長かった。
そしてまだまだ続く登りをすすんでようやく目指す小屋がみえた。もともとガスってるので視界不良で先がみえないもどかしさ、というのがあって疲労したのかもしれないけど。小屋が見えてからも急登で難儀した。やっと到着して一息。受付すませて牛丼食べました。お腹空いちゃってたから。ここまでチョコだの梅干ししか食べてませんでしたから。
テンバは小屋裏手。食料はまだ補給せずとも大丈夫と幕営して準備してアタックザックで白馬岳へ。ガスっていたので景色は期待できませんがもし明日の早朝天気が回復すれば再度登頂をと思っていました。結局朝もガスガスで裏切られましたが。
白馬山荘はすぐ、大きな小屋で大きなレストラン。売店はなぜかお菓子おつまみ程度だけだった。もっと腹が膨れるもの売っていて欲しいものだ。そしてランチはもう終わっていた。全く山小屋ってのはそういうところが不便なんだどね。
すぐに白馬岳山頂を目指す。やはりすぐ山頂とはいえ風がちょっと強くなった。山頂到着しても当然景色は拝めず。残念。最近は完全にただのピークハンターになった。まあまたの機会あるし無事に済めば十分なんですけど。唯一小蓮華方面はわずかな時間に視界が開けました。うろうろして電波も良好なのでしばしネットして休憩してすぐ頂上宿舎まで下山。
テントに戻ったら軽く食べて持参したウイスキーを口に含みました。疲れた体にはいいクスリではあったんだけど、ちょっと暑くなって一時期気分わるくなっちゃいましたけど。まあ夜は長いのでなんとか回復してのんびりしてました。小屋の直前まで行かないと電波が通じないので何度か小屋前までいってネットしてました。テンバでは圏外。まあ非常時とかで通じるポイントあれば十分ですけどね。
夜は雨がふったりしてました。朝方は昨日よりガスガス。うーん残念だがその日は天狗荘までで時間に余裕があたのでのんびりしてました。気が付いたらみな撤収して出発していました。帰路につくのか縦走するのかは知りませんでしたが。
昨日の大雪渓以降といいちょっと舐めていたのかその日の天狗荘までの縦走も予想よりかなり難儀しました。まずは杓子岳への登り。砕石の道をつづら折りに結構な労力を使用。山頂は雨風がちょっと強かった。視界不良で稜線なので慎重にそのまま鑓ケ岳方面へ下ります。先ほどの道へ合流し次は鑓を目指します。ここでもけっこうなアップダウンと鑓山頂への登りはちょっと岩もあって難儀する。山頂も風が強かった。終始視界不良なので先がみえないとおもしろみもないのだろう。これが天気よかったら気持ちのいい稜線歩きと頂上での景色で気分も爽快になるんだろうけど。
鑓ヶ岳山頂で電波が通じるのでしばし考えた。やはり唐松岳へ縦走は無謀かもしれない初めて行く不帰嶮は雨風はともかく視界不良では危険すぎますから。天狗荘では電波が通じない情報があったのでここでwebで唐松岳荘のテント予約はキャンセルしました。もし天候回復でいけたら嫌味を言われるかわからないが割り増しにはなるが未予約でテント泊も可能と考えたので。まあ余計な金かかりますが。
鑓からプチアップダウンして天狗荘へ。ハイマツ帯では雷鳥に会いました。まあ杓子岳直前でもみたんですけど。今回考えると初めての雷鳥だったのでそれだけでも天候悪くてもいいお土産ができましたね。やっと天狗荘に到着、ここまでも距離は少ないが通常よりも疲労しました。
これで白馬三山縦走の目的は達成したんだけど。ここでもまだランチ営業やっていたので牛丼を。あとはカレーとおでんしかないので。ここの売店はカップ麺とパン売ってました。値段も白馬山荘より安い。あそこは本当に異常だった。まあ利用しなかったけど。コーヒーも注文してしばし安らぎを。テンバは小屋直下の斜面に。自分だけとおもったが朝一張あったようで。驚いたのはテント内でも電波が良好だったこと。のんびり暇つぶしもできました。
夜はまた雨風が時折つよくなって、特に風は背中で風が吹きつける側を抑えてたくらい。テントの設置方向を変えようかと思ったくらいで。まあ僅かな時間だったので大事には至らなかったですけど。雨が昨日より強く降った気がしました。これも僅かな時間でしたが。
そして5時前に起きて外を確認。昨日よりひどいガスガス。まあ朝だからですが、購入したどん兵衛を食し、撤収にかかります。昨日おとといの教訓から、下りとはいってもアップダウンはあるし、クサリ場ありで全体では結構な距離を行くので気合入れていくことに。その日の夕方のバスを予約してましたから途中温泉小屋で休憩することも考慮して早めに出発。
まずは昨日の分岐まで戻り、下山に。急坂なザレ場をつづら折りに下ってさらにひたすら下ります。毎度のことながら下りの急坂は膝にきますので慎重に。どんどん進んでクサリ場突入。ストックは畳みました。クサリ場はとにかく岩が濡れているのですべりやすく注意が必要。この天候で濡れているのとあちこちで雪解け水が流れているので濡れているのでしょう。慎重にいってさあ白馬鑓温泉小屋へとうちゃこ。ここまでの標高差が大きいので登り下りとも難儀するのを次回以降は覚悟していきたいと思います。
温泉小屋は1000円払って露天風呂へ。混浴ですが女性が水着を着るか夜間は女性専用時間帯に入るんだろうと思う。自分は気にせずタオルでかくしてはいますが誰もいなかったので貸切状態でのんびりさせて頂きました。まあこれからまた下るので湯あたりしないようにそれほどのんびり浸かれませんけど。着替えとザックの整理のほうが時間っかかったような気が。
この露天風呂直下がテンバになっており、テンバには足湯もあります。次回はここを利用するとおもいます。湯上りに売店でCCレモンを買って一服したら出発します。
雪渓を横にみながら下ります。何度か沢を渡ります。木橋がかかてますが落石注意な感じでした。雪渓をトラバースするとの情報がありましたがそれは残雪時のようですね。大きな沢を渡ったりした以外にそれほど危険な所はありませでした。途中拓けたところはお花畑になっていたり緑の拓けた道を進んだり天気がよければずっと気持ちのいい歩きになってるかもしれません。登りもそれほどきつくはないです。
そして小日向のコル直前で最後の登り、以降は下るのみです。おもしろかったのは一本道のような緩い下りの道ですね。地図上では距離はありますが緩い道です。分岐近くでまたちょっと急な下りになりますが僅かな距離で猿倉荘への分岐に到着。あとはすぐに猿倉荘に出てとうちゃくおしまいです。
タクシーを呼んで八方の湯へ。昨日おとといと比べて甘く考えずに行動したためか大幅な時間的余裕ができて時間つぶしに困ったくらい。湯上り後は軽食したかったですが八方の湯はランチ終了。バスターミナルも喫茶しかないので近くのコンビニにて食べました。周囲に店もないし田舎はこれだから困る。そもそもバスターミナル内も食事は遠慮してくれとか最近本当にそのような表示や制約があって困りますね。まあ汚されるからだと思うんだけど。コーヒーだけ喫茶で頼んであとは時間つぶしてました。
今回最大の挑戦はできませんでしたがまあある程度予測してましたし、白馬三山縦走、雷鳥みれたり山の中の温泉入れたということと、やはり無事な山行となったのでそれで十分でしょう。次回は北岳〜南アルプス縦走か、前穂高〜奥穂など考えてます。仕事も忙しくなるかもしれないので冬までに行けるかわかりませんけど。
すべてiPhoneSE2で撮影。撮影しやすいようにUlanziのBluetoothホルダーを利用してますが、雨で濡れてTouchIDが反応せず、パスコードによる液晶部分のクリックも反応しづらく、撮影にいちいち手間取って余計な時間がかかってしまった。ロック解除を完全オフにすることはできず、ロック解除の時間設定もよくわからなかったので最後まで面倒なことになってしまったw。帰宅後は設定できました。
花の名前などの勘違いあって更新訂正、写真の追加などありですw。
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