槍・穂高モルゲンが凄かった！前穂高岳〜奥穂高岳・涸沢岳

2022年09月10日(土) ~ 2022年09月11日(日)

• GPS: 15:54
• 距離: 26.1km
• 登り: 2,114m
• 下り: 2,093m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:24
• 休憩: 1:35
• 合計: 8:59

6:00 上高地バスターミナル
6:03 6:04 無料トイレ
6:15 6:15 日本山岳会上高地山岳研究所
6:25 6:25 岳沢湿原・岳沢登山口
7:04 7:06 見晴台
8:03 8:20 岳沢小屋
10:52 11:13 紀美子平
11:41 12:05 前穂高岳
12:21 12:33 紀美子平
14:00 14:01 南稜の頭
14:12 14:29 穂高岳
14:59 穂高岳山荘

2日目

• 山行: 5:35
• 休憩: 1:19
• 合計: 6:54

4:45 穂高岳山荘
5:27 5:41 涸沢岳
5:50 5:59 穂高岳山荘
6:33 6:40 ザイテングラート
6:50 6:51 パノラマ分岐
7:13 7:38 涸沢小屋
7:41 7:42 涸沢
7:56 7:56 Sガレ
8:07 8:07 大崩落地
8:37 8:37 本谷橋
9:04 9:04 横尾岩小屋跡
9:17 9:31 横尾
10:05 10:05 新村橋
10:17 10:23 徳澤園
10:25 10:25 徳沢公衆トイレ
10:53 10:54 徳本口
11:00 11:00 明神館
11:27 11:27 小梨平
11:33 11:33 河童橋
11:38 11:39 上高地バスターミナル
11:39 ゴール地点

天候

10日：晴れ→稜線ではガス
11日：超快晴で無風の好天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

今年はあかんだな駐車場が24時間オープンしてるので前夜23:30に到着して仮眠。
始発5:20の始発バスで上高地BTへ

写真

9/10 4:50

去年までは4時開門だったので、さわんど駐車場に停めて仮眠してたけど今年は24時間出入り自由になったので、あかんだな駐車場で仮眠。5:20発のバスに乗車。

9/10 6:03

上高地に着くとまだガスが漂ってはいたが、天気は概ね良さそう。

9/10 6:05

ほとんどの登山者は横尾方面へ。

9/10 6:06

河童橋を渡る登山者はほぼいないなか、岳沢登山口に向けて出発。

9/10 6:10

おお〜ガスが取れて上高地の絶景がキター！

9/10 6:21

岳沢湿原もゆっくり散策してみたいけど、毎回そんな余裕はないのが現実（笑）

9/10 6:26

岳沢登山口。
初めてのルートにワクワク。

9/10 6:52

楽しみにしていた岳沢名物の天然クーラーだが、全然冷たい風吹いてこないやん。。。いきなり肩透かしを食らってしまった。

9/10 7:02

この岳沢ルートはスタートして1時間でこの絶景ですよ！西穂からジャンダルム、奥穂へと続く稜線が青空に映えるなあ〜

9/10 7:54

そして中央に岳沢小屋を捉えたー。

9/10 8:02

スタートして2時間で岳沢小屋に到着。

9/10 8:04

テラスからの眺望も抜群！
中央の赤い屋根は上高地帝国ホテルかな。右の焼岳にも登りたいけど日帰りはもったいないので上高地で余分に1泊して登頂しようかな。

9/10 8:06

登頂前だけど前穂の山バッチをゲット。
ここから重太郎新道となるのでヘルメットを装着。前穂岳まで2.5kmなのに標準CT3時間て。。。

9/10 8:22

枯れた岳沢を渡っていくといい感じのテン場があった。ここでテン泊もいいかもしれない。

9/10 8:53

どんどん急登が続き、長階段まできた。ガッチリ固定してありグラグラすることもなかった。

9/10 8:54

登り切ると岳沢小屋がもうあんなに小さく見える。

9/10 9:11

その後も手足をフルに使っての岩場もあり、最初は上りでよかったと思う。

9/10 9:13

カモシカの立場。

9/10 9:13

あの尖ったのが西穂高岳かな。それにしても急峻な山容だ。
まあ、西穂〜奥穂のルートを縦走することはさすがにないと思うけど。。。

9/10 9:19

ようやく先行者を発見。

9/10 9:44

岳沢パノラマからの絶景！
ああ…早くも雲が湧いてきた。

9/10 9:49

この辺りからは岩をよじ登る感じが続くけど上りは楽しいぞ。

9/10 10:24

逆層スラブ気味の雷鳥広場。
雨で濡れてたらいやらしい感じ。

9/10 10:29

とにかく丸印を見落とさないように。

9/10 10:45

岩が乾いているのでしっかりグリップするけど、雨の日の下りは絶対嫌や〜

9/10 10:48

後半は結構バテ気味のなか、約2時間40分で紀美子平についたー

9/10 10:53

みなさんここでザックをデポして前穂高岳へ登るようです。

9/10 11:01

11時ともなると稜線上にはガスが湧いてきた。
とりあえずパン食べる。

9/10 11:08

空身でいざ前穂高岳へ！

9/10 11:33

身軽とはいえ最後の登りは体力的にもキツい〜

9/10 11:46

そしてついに穂高連峰の記念すべき1座目、前穂高岳に初登頂！

9/10 11:47

槍ヶ岳が見えてるうちに撮ってもらった。

9/10 11:59

三角点にタッチ

9/10 11:59

上高地方面もガス包囲網が。。。
紀美子平へ下りねば。

9/10 12:16

あと少し

9/10 12:31

重太郎新道と前穂ピストンで結構体力削られて、しかもガスで眺望も消えたなかを吊尾根で奥穂高岳まで歩くのは辛いなあ。

9/10 12:34

奥穂からの登山者もやって来るのでタイミングによっては待ちも発生する。

9/10 12:49

しばらくすると前後に人の姿は見えなくなった。

9/10 13:10

涸沢カール側が見えた！

9/10 13:10

でも上部はガスガスで元気が出ない。。。

9/10 13:55

ボヤーっと奥穂山頂らしき形が見えたと思ったら違うやん！の連続。

9/10 14:02

南稜ノ頭の道標ということはもうすぐのはず！

9/10 14:10

今度こそ間違いない！あそこが山頂！

9/10 14:12

この時間帯なのでガスガスなのは仕方がない。

9/10 14:15

ついにこの瞬間がやってきた！

9/10 14:15

1年前に涸沢ヒュッテまで来てたのに、体力限界で早まって翌日の穂高岳山荘をキャンセルして敗退した悔しさを晴らしに登ってきたのだ。

9/10 14:16

奥穂高岳に初登頂したぞー！

9/10 14:21

周りが真っ白であろうがそんなことは関係ない。ちょうど居合わせた人に勝利のガッツポーズで撮ってもらいました。

9/10 14:26

奥穂高岳展望図は少し字が薄かった。

9/10 14:28

そろそろ穂高岳山荘へ向かうとしよう。

9/10 14:42

山頂からの下り序盤はこのような緩やかな斜面で歩きやすかった。

9/10 14:47

穂高岳山荘が見えた。正面が涸沢岳。

9/10 14:50

こうして見ると7月に泊まったキレット小屋のスケールをデカくした感じ。

9/10 14:53

最後は高度感のある鉄ハシゴ。最初が下りになるとは思ってなかったなあ。

9/10 14:57

しかし穂高岳山荘はデケーなあ。

9/10 14:59

上高地から9時間かかっての到着。
さらにここから下りて横尾経由で上高地へ1日で縦走する猛者もいてるけどきっと化け物に違いない（笑）

9/10 15:06

部屋は御岳。

9/10 15:06

結構キツキツなスペース。ザックは部屋の外に置かないと寝れない。このあと何度も頭を打つことに。

9/10 15:13

とりあえず勝利のコーラ！
一気飲みしたら一気に体が冷えて寒い〜

9/10 15:49

ソフトシェル着てまた外へ。
涸沢ヒュッテは見えるけど涸沢小屋は見えない。
あのトンガリが常念岳、そして蝶ヶ岳へと続いている。

9/10 16:14

ソフトシェルでも寒くてダウン着てまた外へ。
奥穂のガスは取れたっぽいけど今日はもうムリだ。

9/10 16:24

土曜日のわりにはテントが少ないような。
このあと夕食までひと眠り。

9/10 17:40

本日の夕食。
疲労のせいなのか、いつものようにガツガツ食べれなかった。（おかわりもなし）

9/10 17:55

夕食後、東の雲が赤く染まっていた。

9/10 17:56

明日の朝は涸沢岳に登るか、奥穂に再登頂するか悩むなあ。

9/10 18:05

テン場の上部エリアから奥穂方面。左に見えるのが前穂高。

9/10 18:05

右方向にはジャンダルム。

9/10 18:08

テン場は棚田のように段々になっている。

9/10 18:11

残念ながら西方向はずっと雲が湧いていて夕日は見れなかった。

9/11 4:07

翌朝は4時起床。
中秋の名月がめっちゃ明るくてヘッデンなしでもいけるくらい。

9/11 4:42

東の空はいい感じに染まり始めている。
今朝は涸沢岳で御来光を拝むことにした。

9/11 4:45

それでは涸沢岳に向けて出発。
おそらく日の出は5:15過ぎくらい。

9/11 4:47

西方向には雲海が広がっていてその上には中秋の名月。

9/11 5:04

昨日登っておこうと思ってた涸沢岳に初登頂！

9/11 5:05

そしてここからの眺めが素晴らしかった！槍ヶ岳から南岳、大キレット、北穂高岳そしてこの涸沢岳までの難関ルートが一望。

9/11 5:06

奥穂の山頂も見えるぞ。そしてジャンダルムも。

9/11 5:09

東方向には昨日は見えなかった笠ヶ岳と中秋の名月。

9/11 5:11

前穂高岳方面の眺めも抜群！

9/11 5:11

南アルプスの奥には富士山もくっきり！

9/11 5:21

涸沢岳山頂は平らなスペースはなく、不安定な岩場でみなさん待機している。

9/11 5:22

御来光の瞬間！

9/11 5:27

素晴らしい！

9/11 5:28

モルゲンロートが始まったー！
涸沢槍？でカメラを構えるカメラマンもかっけー

9/11 5:32

みなさんこの素晴らしい絶景に釘付けです。

9/11 5:33

奥穂高岳も見事なモルゲン！

9/11 5:33

ジャンダルムも赤く染まってカッコええ！

9/11 5:33

今日は涸沢岳を選択して大正解！

9/11 5:34

もう言葉も出ないほどの絶景ショータイム。

9/11 5:34

ただただ感動。

9/11 5:34

大キレットアップで！

9/11 5:41

そして笠ヶ岳にもモルゲンきたー！

9/11 5:41

中秋の名月とコラボなんて一生に一度しか見れない絶景。

9/11 5:41

下山開始。

9/11 5:58

こうして見ると槍ヶ岳の穂先のようだなあ。
クリアな奥穂山頂は次回の大キレット縦走時に持ち越して今日はおとなしく下山。

9/11 5:59

初めてのザイテングラートも下山が先となってしまった。

9/11 5:59

I'll be back!

9/11 6:04

初ザイテンが快晴無風でよかった。気持ちいい。

9/11 6:09

10分でだいぶ下ったなあ。

9/11 6:17

垂直ハシゴもあるのね。

9/11 6:18

涸沢カール上部はなかなかの傾斜やね。

9/11 6:18

鎖も出てきた。

9/11 6:19

下からも続々と登ってくる。

9/11 6:33

たしかにここだけポコっと膨れてる。

9/11 6:33

あっという間にザイテン終了。

9/11 6:44

紅葉の季節もすぐそこまで来てる感じ。

9/11 6:54

壮観な眺め。

9/11 6:58

ナナカマドの赤い実がきれい。

9/11 6:58

紅葉ピークも見てみたいなあ。

9/11 7:13

下山開始から1時間10分で涸沢小屋に到着。

9/11 7:14

大展望テラスで休憩しよ。

9/11 7:16

コーラが美味い！

9/11 7:20

朝食の代わりに穂高岳山荘の弁当を食べるのだ。

9/11 7:21

名物の朴葉すしはめちゃウマ！

9/11 7:38

さあ一気に下山だ〜

9/11 7:40

いい眺めやなあ〜

9/11 7:41

こんな日はテン泊最高やね。

9/11 7:42

来年はテント担いで来れるように体力維持せねば。

9/11 8:27

本谷橋で小休憩。
冷たい水で顔洗って最高です！

9/11 8:35

9/11 9:00

屏風岩はゴツいなあ。

9/11 9:15

涸沢小屋から約2時間で横尾大橋。

9/11 9:17

9/11 9:18

ポカリをぐいっと！

9/11 9:31

残るは上高地までの11km
トレーニングのつもりでペース上げて行こう。

9/11 9:47

今の時期は迂回ルートじゃないのね。

9/11 10:16

徳沢のソフトは外せない（笑）

9/11 10:57

明神は素通り。

9/11 11:04

だんだん雲が出てきたけど良い眺め。

9/11 11:32

河童橋

9/11 11:33

かろうじて穂高の稜線も見えていた。

9/11 11:34

上高地は観光客で賑わっていた。いつかは上高地をゆっくり観光したいけど、まだまだ先になりそう（笑）

9/11 11:38

横尾から上高地BTまで2時間7分で着いたー。自己ベスト更新や〜。でも疲れた〜

9/11 12:35

12時発のバスであかんだな駐車場に到着。
今回も最高の山行でした！

撮影機器：

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

chaos

今年は脚力・体力ともにわりと仕上がってると思うので、去年の4連続敗退の無念を晴らすべくチャンスを無駄にはしない決意をしてるので1年ぶりに上高地へ。

今回は奥穂高岳に狙いを定めて涸沢で1泊、穂高岳山荘で1泊するつもりだったが日程調整がつかず土日で完結しなければならなかった。
ということで上高地〜岳沢〜重太郎新道〜前穂〜奥穂〜涸沢〜横尾〜上高地の周回ルートで計画を立てた。

重太郎新道の途中までは快調に登れたが、後半から疲れが出始めて紀美子平に着いたときは前穂パスしようかと一瞬思った。
しかし今登らねばいつ登る？と思い直して無事に初登頂。
さらに吊尾根ルートではガスで眺望もなく、何度も奥穂山頂やと思って近づくと違っていて相当バテバテ状態のなかこれも無事に初登頂を果たして無念を晴れすことができた。

そして最大のご褒美は翌朝に待っていた。
涸沢岳山頂からの御来光、見事なモルゲンロートの絶景を体感することができて初日の辛かったことなどどこかへ吹っ飛んだ。

ソロ登山だとどうしても弱気になるときがあるけど、これまでの経験からホントにヤバいかどうかは自己判断できるようになってきたので今回のルートを2日間で縦走は充分できるはずだし、横尾からはいいトレーニングもできた。

今度の連休はビッグ山行を予定しているので、楽しみでしかない！

コメント

atomic

景色いいですね！山小屋泊とても憧れていて自分もいつかは経験したいです。モルゲンロートは山小屋泊の特権ですね。自分はこの日剱岳チャレンジしたけど、山頂ガスで何も見えませんした…。次はとても怖そうなカニのタテばいがある室堂からのルートを覚悟決めて登ってみようかと思いました。

chaos

atomicさん
この日のモルゲンロートはホントに凄かったです！
もともと計画してなかったんですが、たまたま穂高岳山荘に空きが出たので思わずポチッと予約してしまったのが結果的に大成功でした。
atomicさんも同じルートを日帰りで縦走したレコを事前に見ていましたが、凄いなあと思ってました。僕には絶対ムリです（笑）
小屋泊すると翌朝の山頂アタックでガスってない可能性が高くなるのでオススメです。
剱岳（別山尾根ルート）は高度感が大丈夫なら思ってるよりも楽しく登れると思いますので頑張ってください！