白峰三山+小太郎山+白峰南嶺(笹山まで)(広河原から奈良田)(2泊3日)
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- GPS
- 29:21
- 距離
- 33.2km
- 登り
- 3,227m
- 下り
- 3,956m
コースタイム
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 10:31
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 6:56
- 山行
- 10:49
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 12:23
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:晴れ 3日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
奈良田5:30→広河原6:15(7/16〜8/21の毎日・8/22〜11/3の土休日運行) 夜叉神峠〜広河原までの林道が9/8から通行止め、9/11早朝から解除されたが、登山者が奈良田駐車場に集まったため、駐車場は満杯、このため空いてるスペースに無理矢理停めた。 また、奈良田から広河原行きの第一便のバスは2台出たが、始発の第一駐車場バス停で満杯、途中の第二駐車場バス停等では乗れない人が多数いた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小太郎尾根分岐〜小太郎山: 細かいアップダウン有り、またテープ等の目印が少なく尾根通しか巻き道かの選択に迷う。このため、結構時間がかかった。 大門沢下降点〜笹山: ハイマツの刈払がされており、ペンキの目印多数有り。 天気が良ければ、ペンキの跡を追って迷うことなく歩ける。でも濃霧の日は大変かも。 笹山〜奈良田(笹山ダイレクト尾根): 急下降、登山道は良く踏まれている。下りは迷い道複数有り(いくつかはロープ等で通行止め等しているが。) 水場 広河原:広河原インフォメーションセンター1階 給水場 白根御池小屋:無料 北岳肩ノ小屋:1L200円。または往復30分の水場 北岳山荘:今年は無料です。 農鳥小屋:往復30分の水場。1L100円と書いてあるが、水場を推奨された。 笹山ダイレクト尾根:水場分岐から往復20分(未調査) |
その他周辺情報 | 奈良田の里温泉(女帝の湯)水曜定休日、9:00〜18:00(受付終了17:30) https://www.hayakawa-zaidan.net/ 西山温泉 湯島の湯 木曜定休日、10:00〜18:00 http://www.shokokai-yamanashi.or.jp/~hayakawa/kanko/yujimanoyu.htm |
写真
感想
3000m級の有名な山がないこと、山小屋がないことから人気のない白根南嶺。
南アルプスの主稜線で、早川尾根・仙塩尾根(両俣〜三峰岳)・白根南嶺が未踏。
笹山から奈良田へ降りる笹山ダイレクト尾根が最近使われるようになっているので、
今回、白根南嶺の一部を歩くこととした。39年前、北岳山荘で2泊(+広河原山荘で1泊+奈良田で1泊)するもののずっと雨の中で白峰三山を縦走したことの雪辱を兼ねて白峰三山+白根南嶺、併せて日本百高山+山梨百名山の小太郎山も入れて2泊3日の計画を行った。
7月〜8月にかけ、肩の小屋を2度予約するもの台風等でキャンセル。山行の前日(9/10)に晴れが長期期待できることから、肩の小屋を予約した。(芦安〜広河原の林道通行止めでキャンセルが出たらしい。)
奈良田方面へは車で4回目。行き毎に道路が良くなっている。前は奈良田温泉バス停の先に駐車場があったが、最近は手前に第一駐車場ができている。広河原行きのバスはこちらが始発。4時過ぎに着いてみると満杯。隙間をみつけなんとか駐車できた。
1番目のバスは2台きたが、始発の第一駐車場でほぽいっぱい。途中のバス停では乗れない人がいっぱいいた。
広河原に着いてみると、芦安からの林道も開通して、人が大勢。トイレも大渋滞。
大樺沢コース(広河原〜大樺沢二俣まで)は、今年通行止めのため、白根御池小屋経由の草すべりから。白根御池小屋の水はいつも冷たくて美味しい。
小太郎尾根分岐から小太郎山を目指す。細かいアップダウン有り、特に前小太郎山から小太郎山までは遠かった。またテープ等の目印が少なく尾根通しか巻き道かの選択に迷う。このため、結構時間がかかった。
北岳肩の小屋は改装中。人数は制限されており、一応パネルで寝床は仕切られていた。「豚肩ロースのステーキ」は相変わらず美味しい。
2日目は農鳥小屋までのコースタイム4時間なのでゆっくり出発。各山頂でもゆっくり出来た。北岳山荘は今年は小屋は営業中止、でもトイレ使えて飲み水は無料でした。
間ノ岳は広い。最初は雨で夜明け前だったので全然記憶無い。2回目は晴れていたはずだが、これも記憶無い。(三峰岳は記憶あるのだが。)
農鳥小屋は相も変わらず。おやじさんは元気。丸くなったけど。最近の登山者はコップ持ってこない、ラジオ持ってこない等の小言も聞けた。トイレは必見の価値あり。
水は売ってくれなかったので、水場まで汲みにいった。往復30分、冷たくて美味しかった。電気も無いのでポンプアップしていないようだ。(遅い到着時間や雨の時は売ってくれるとのこと。)ここの食事は始めてだが、昔の山小屋を思い出させてくれる。良い意味でこういう小屋もあったほうが良い。
3日目、大門沢下降点から楽しみな白根南嶺。稜線で水はないので、農鳥小屋の水場で3L用意した。広河内岳から大籠岳・白河内岳まではハイマツとガレ場と高山植物の素敵な稜線。結構尾根が広いので天気が悪いと道迷いしそう。ペンキ等の目印はしっかりしており、道を間違えなければハイマツ等刈払されており、快適に歩ける。
終点の笹山は双耳峰。原生林の中を歩く。北峰は山頂のみ開けている。南峰からは笹山ダイレクト尾根で下る。噂どおりの急下降。登山靴を張り替え修理に出したので、代わりに買った布製登山靴。ここまでは問題なかったが、この急下降の下りで足にマメを作ってしまった。大事をとってセーブしながらゆっくり歩く。水は半分ぐらいしか消費していなかったので、水場には立ち寄らず。最後の発電所設備からは更に急下降であった。奈良田湖に降りて、吊り橋で対岸へ。第一駐車場まではすぐであった。
今回、3日間とも晴れで天候にも恵まれ、白峰三山をゆっくり歩けたこと、白峰南嶺を一部歩けたこと、日本百高山を4座、山梨百名山を2座登れ、大満足であった。
いつか、転付峠から笊が岳まで白峰南嶺の続きを歩いてみたい。
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